乃南アサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
実生活では馴染みのないあるいはほとんど関わり合いのない職業や仕事に出会えるのが、小説を読む楽しみのひとつといえる。
この小説の家裁調査官についてもそうだし、ほとんどの人は関わったことのない職業だろう。
シリーズ2作目は、主人公の庵原かのんは横浜家裁川崎中央支部に転勤となり、栗林と結婚生活を送っている。
家裁での担当は、「家事事件」となり、離婚やそれに伴う面会交流、慰謝料問題、相続等々、「少年事件」以上の雑多な事件が、かのんに押し寄せる。
それらを、逃げずに正面から立ち向かい、真剣に取り組んでいて、彼女の「人間力」に魅了される。
収められている七事件のそれぞれ冒頭に、家事審判申立書が掲載され、読 -
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女性関係のイヤ〜な部分が凝縮されている感じで結構ドロドロ。なんとなく昼ドラ感あるなあと思ったけと解説によるとこちらの作品は火曜サスペンスで映像化されたこともあるらしい。
わたしの感想として思い浮かんだキーワードは
「ドッペルゲンガー」だった。
主人公である人形使いの志穂子はかつて女優を目指していたものの、先にアイドルとして人気を博したマリ子と瓜二つ故に思うような活躍が出来ず影の存在として生きてきた。
終盤にマリ子と対峙した場面が"死の前兆"を強く感じさせる展開だったから、「ドッペルゲンガーに会うと死ぬ」という伝承を思い出した。
しかしお互いの存在を知らない方が幸せだっ -
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北海道開拓に挑んだ明治の若者たちを、実話より描いた作品。
子供を産み、ますます逞しくなるカネ。
何もない、作物も育たないのは当たり前の日々を、休むまもなく働きながら過ごす。
娯楽もなければ、医者もいない。
なんとも、寂しく心細いことか…
それでも、あれこれと工夫しながら日々を過ごし、やって来る人たちをもてなすカネは、本当に凄いとしか言いようがない。
酒を飲んでは暴れ、豹変する夫の勝はホトホト情けないし、読んでいて腹が立つ。
まだまだ男女の差が激しい時代。
思うことも言えず、学んだことも活かせず、悶々と過ごすしかないカネが可哀想でならなかった。
確かに北海道の歴史にこうして触れると興味深いものが -
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不倫、離婚、失踪、虐待……
家庭の秘密。
それを調べるのが
私の仕事!
乃南ミステリー
大人気シリーズ!
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これ、第一弾を読んだ時は、
家裁調査官ができることの限界と、
美味しそうな食べ物の描写が
印象に残ってたのですが。
今回は食べ物もそこまで多くなくて、
さらに各話の終わりも決着というか
結末を見せてくれるものもあり。
少し印象が変わりました。
7話入っていますが、
待ちわびてとキツネが嫌な感じで残ってて、
はなむけは普通に泣きました。苦笑
こ -
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「バツイチ刑事の孤独な闘い」って帯にあるんだけどね。まあ、たしかに主人公の音道貴子は警視庁機動捜査隊っていう男の職場?のなかで孤立しているように見えますね。そこが読者の共感を呼ぶってのは、それだけこの世に男の職場、いや正確にいうならば女性を締め出している職場が多いってことかねえ。難儀なことです。しかし、お互いにわかりあうことを拒否するという態度はどうかと思うんだが……。
だから、この物語のなかで誰にいちばん共感できたかといえば、それは疾風なんだな。このようにこそ生きてみたいですね。信じるもののためにこそ生き、信じるもののためにこそ死ぬ。それが美しいかどうかはべつにして、やはり潔いと思うよ。人間 -
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ネタバレ四人の親友同士の女性。
その中で一番出来が悪いと思われていた人物が、
なんの因果なのか一番の出世頭になったうえ、
自覚もなしに周囲に悪意の種を巻いていく。
それに振り回される残りの三人はというと……というお話。
こういう女性同士のドロドロした話は緊張感があっていいですね~。タイトルのとおり殺人という行為には流石に及んでいないのだけど、それくらいの悪意があるということはひしひしと伝わってくる。
でも自分のこれまでの人生を考えてきても、こういう成功して華やかな生活を送っていることをアピールして他人を見下し、あまつさえ害するようなことを自覚なく言う人って少なからずいたような気がする。それでいて周