乃南アサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
実生活では馴染みのないあるいはほとんど関わり合いのない職業や仕事に出会えるのが、小説を読む楽しみのひとつといえる。
この小説の家裁調査官についてもそうだし、ほとんどの人は関わったことのない職業だろう。
シリーズ2作目は、主人公の庵原かのんは横浜家裁川崎中央支部に転勤となり、栗林と結婚生活を送っている。
家裁での担当は、「家事事件」となり、離婚やそれに伴う面会交流、慰謝料問題、相続等々、「少年事件」以上の雑多な事件が、かのんに押し寄せる。
それらを、逃げずに正面から立ち向かい、真剣に取り組んでいて、彼女の「人間力」に魅了される。
収められている七事件のそれぞれ冒頭に、家事審判申立書が掲載され、読 -
Posted by ブクログ
女性関係のイヤ〜な部分が凝縮されている感じで結構ドロドロ。なんとなく昼ドラ感あるなあと思ったけと解説によるとこちらの作品は火曜サスペンスで映像化されたこともあるらしい。
わたしの感想として思い浮かんだキーワードは
「ドッペルゲンガー」だった。
主人公である人形使いの志穂子はかつて女優を目指していたものの、先にアイドルとして人気を博したマリ子と瓜二つ故に思うような活躍が出来ず影の存在として生きてきた。
終盤にマリ子と対峙した場面が"死の前兆"を強く感じさせる展開だったから、「ドッペルゲンガーに会うと死ぬ」という伝承を思い出した。
しかしお互いの存在を知らない方が幸せだっ