乃南アサのレビュー一覧

  • 地のはてから(下)

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    必死に生きる。とにかく生きる。生きていくために丁稚奉公に行かされ、親の決めた顔も知らない相手と結婚する。そんな生活がたった100年前のこの日本にも確かにあったなんて信じられないくらい時代は変化してきた。自分の欲を出せるような状況が何一つなく、常に大自然の厳しい寒さと戦い続けなければならかった時代に生きたとわ。それでも私は、とわは幸せだったと思う。

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    2013年07月13日
  • 団欒

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    短編集だったけどすっごくおもしろかった。
    一時期はまった乃南アサさん・・・
    またいろいろ読んでみようかなって思った。

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    2013年06月16日
  • ニサッタ、ニサッタ(上)

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    何をやってもうまくいかない。自分が完ぺきじゃないなんて知ってるけど。でも一応がんばってるつもり…失敗して学ぶ。そうやっていくつになっても生きてく。不器用だけどそれが自分との真剣なつきあい方。

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    2013年04月20日
  • 自白 刑事・土門功太朗

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    乃南アサの刑事モノは面白い。大好き。
    この「自白」は警視庁の刑事、土門功太朗が容疑者を巧みに落とす様が面白い。
    そしてその時代設定が絶妙。
    4作の短編から成る連作ですが1作目「アメリカ淵」は1981年初夏が舞台、出て来る時代ワードはダイアナ妃、藤田巨人、マッチ、聖子チャン。
    そして土門の2人の娘が中2と小5、今のウチと同じ。
    2作目「渋うちわ」は83年春。時代ワードはテレホンカード、ディズニーランド。
    3作目「また逢う日まで」は1970年から71年にかけて。時代ワードはよど号、三島由紀夫、万博、走れコータロー、そしてタイトルからも分かるとおり尾崎紀世彦。
    この作品では土門は30歳そこそこで彼の

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    2013年04月09日
  • 地のはてから(下)

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    3月30日~4月4日

    小樽での子守奉公で初めて都会の暮らしに触れたとわは知床に戻り、森のなかでアイヌの青年と偶然再会する。しかし彼への恋心は胸に秘めたまま嫁ぎ、母となる。やがて戦争の足音が…。まだ遠くない時代に、厳しくも美しい自然とともに生きてきた人の営みを鮮烈に描き出した感動巨編。中央公論文芸賞受賞作。

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    2013年04月04日
  • 地のはてから(上)

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    3月21日~29日

    物心ついたとき、少女はここで暮らしていた。アイヌ語で、「地のはて」を意味するというこの土地で。おがちゃの背中と、あんにゃの手に、必死にしがみつくようにして。北海道知床で生きた女性の生涯を、丹念に描き、深い感動を呼び起こす。構想十年―書き下ろし長編小説。

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    2013年03月29日
  • ニサッタ、ニサッタ(下)

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    自分の中に常にある没落や貧乏とは言えないまでもお金に苦労したくない深層心理を見つめ直す機会になった。もう少し自分が不器用なら、主人公・耕平のようになりかねないな。社員と非正規雇用の差異、中央と地方の差異、標準的な容姿を持つか持たないか。明日より今日という感覚、色々考えながら一気読み。

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    2013年01月13日
  • ニサッタ、ニサッタ(下)

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    ネタバレ

    乃南さんの作品とはとても思えない、異色な純文学?社会小説?だった。

    でも、上巻から暗い。。暗いというか、ダメすぎて、一瞬でも同じようなダメ人生を味わったことがある人がこれを読むと、ちょっとそのときのことを思い出して、たぶんイヤな気持ちになるかも。

    でも、主人公が少しずつどん底から上がってくる期待感もあって、下巻に突入!またここで、どん底に突き落とされる。

    生きるのがつらいなら、明日のことは考えずとりあえず今日だけのことを考えなさいっていう、おばあちゃんの言葉が最高によかった。
    明日のことなんてわからない。希望になるか、脅威になるか、それはそのときのその人の気持ち次第。
    ほんと、そうだなー

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    2013年04月25日
  • 5年目の魔女

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    父に借りた本だったけど、最後息着く暇もないくらいの展開に一気に読んでしまった。そして「怖い」ただただ「怖い」。いったいどっちが魔女で魔性の女だったのか…

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    2012年10月22日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

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    凍える牙からの乃南アサ2作目。音道・滝沢コンビの息がピッタリになっていく様子や、2人の掛け合いが良く、上下巻だがテンポ良く読め、何とも登場人物たちが生き生きと描かれていて、感情移入できた。

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    2012年10月14日
  • 涙(下)

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    泣きました。
    上巻では見えなかった、登場人物の側面が見えてきて、萄子の奥田探しの旅も大スペクタクルとなり、一気に読んでしまいました。
    なんで、現代から始まったのかな?と思いましたが、現代で締めくくられ、実は、昭和の事件だけでもかなりの小説だったのに、そこにある現代がまた涙をさそう。
    今まで読んだ、乃南作品で一番良かった。

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    2012年09月23日
  • 涙(下)

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    情景描写、心理描写、内容、すべてが萄子、韮山、関係する人達の気持ちを強烈に感じさせ涙腺崩壊を何度も我慢しながら読み進めたが最後の章はこらえきれない。
    押し殺すことも納得することもできない気持ちをエネルギーに萄子は勝の姿を追い続ける、同じように勝を追っていた韮山は見えていなかった事実に気づく、それぞれの気持ちの揺れは読んでいるこちらの気持ちも最後まで揺り動かされ続けまさに「涙」。
    読後は穏やかな気持ちになれる、しばらく間をおいて再読しようと思う。

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    2012年09月04日
  • 火のみち(下)

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    下巻
    次郎、君子それぞれに手にした、いびつではありながらも安住を手にしながら次郎は汝窯に魅せられてしまい歪んでいく周囲との関係。
    青磁や汝窯に関する専門的な記述は上巻の入り込み易さからするとへこたれそうになったが、全ては最後への助走。
    途中読んでいて次郎は何を求めているのか分からず、日本が敗戦から顔を上げわき目もふらずがむしゃらに復興していく様やそこからくる歪みなどの時代背景と君子の生き方が重なってそこから物語に入っている方がずっと読みやすかった。
    しかし最後に家族を守るために殺人まで犯した次郎が逃れられなかった孤独を救ったのは次郎を狂わせさらに孤独に追い込んだと思っていた汝窯。
    しばらく余韻

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    2012年08月22日
  • 火のみち(上)

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    戦後から復興期を生きる君子の心、その君子を守るために入ることになった刑務所の中で備前焼に出会い変化していく次郎の心。
    時代背景と共に自然に引き込まれる内容。

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    2012年08月18日
  • 死んでも忘れない

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    痴漢疑惑、いじめ…人との関わり合いの深さ、本当の絆とは?
    人との関係の悪さは、結局、人との触れ合いでしか解決できないものなんだろう。

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    2012年08月09日
  • 犯意

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    小説+法解説というちょっと新しいスタイルの一冊。
    作者によると、裁判員制度の開始により当事者でなくても犯罪と関わることになるかもしれないから、ある程度の知識と心の準備をしておくことが必要だと。
    移動中の暇つぶしとして持って行きましたが、おもしろくて往復の移動中に読み終わりました。
    法解説のために書かれたような話もあったけれど、さすが乃南アサでぐいぐい引き込み読ませてくれました。
    「あいつの正体」「その日にかぎって」あたりがよかった。
    法解説もわかりやすく、興味深く読めた。心理状況も裁くポイントになるということで、小説というスタイルがとてもマッチしていたと思う。もっと続編希望。

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    2012年07月22日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

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    音道貴子シリーズはやっぱり最高!今回滝沢刑事との関係に、微妙にいい変化が現れているのが微笑ましい(なのにやはり小競り合いが起きてしまうところもw)。このシリーズの長編をもっと書いて欲しい。

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    2012年07月16日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    強すぎず弱すぎず、現実的な主人公設定。
    頑張れば周りに味方もできるはず…、と信じたい。

    あっけない感じの暴力が逆にこわいのかもしれない。

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    2012年06月10日
  • あなた(上)

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    読んでいて、これほど自身の心理をことごとく言い当てられた気にさせられることはまず無い!という、“男”であれば誰でも痛感する感想が、この作品への評価として筆頭に挙げられますw
    余り女性には読んで欲しくないな~、と…ww  というのも、男って生き物の心理っちゅうか、心の奥底にあるものが、こうもあからさまに赤裸々に描写されていると、そんな気にもなってしまうというものw それが、女性作家の手によるものとくれば尚更にw
    断じて、自分はこの主人公のような女ったらしではないんだけど、それでもこれだけ身につまされてしまう、ということは、実際に女をとっかえひっかえしてるような男がこれを読んだら、絶対にカノジョの

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    2012年05月16日
  • 火のみち(下)

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    下巻では、中国の汝窯に取り付かれてしまった
    主人公の兄の話しを中心に展開される。
    中国の陶器の歴史も詳しく描かれ、中国の
    青磁を実際に見に行きたくなった。
    また、終わり方も、納得のいくカタチで終わって
    乃南アサらしかった。

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    2012年02月19日