乃南アサのレビュー一覧

  • 美麗島紀行

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    台湾についての旅行記かと思った。
    それだけではない。台湾の歴史がけっこう垣間見ることができる。
    知らないことが多すぎる。
    まず、一国家として存在していることがないこと。
    次に世代で通じる言語が異なること。
    1987年まで世界でも類をみないほどの厳しい戒厳令があること。
    また行きたいなあ。今度は深く見ることができるかも。

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    2016年04月17日
  • 最後の花束―乃南アサ短編傑作選―

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     ぶっちゃけた話、売れている作家とは言い難い乃南アサさんだが、知る人ぞ知る短編の名手なのである。しかも、後味が悪い…。本書は、過去の単行本から傑作短編を選りすぐった再編集版であり、男女関係のもつれを描いた作品で統一されている。

     唯一の初収録作品「くらわんか」。最初はお互い、割り切った関係のつもりが、徐々に深入りし…という話は、現実にも掃いて捨てるほどありそうだ。こんな器用な二重生活は、僕には無理だな…。初読時に怖えぇぇぇぇぇ! と思った「祝辞」は、再読してもやっぱり怖えぇぇぇぇぇ! この後、2人はどうなったんでしょうかねえ…。

     「留守番電話」。固定電話を引かない人も多い現在、時代を感じ

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    2015年11月18日
  • 晩鐘〈下〉 新装版

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    まさにたった今読み終わりました。今はただ呆然としているのみ。風紋の続編とは知らずに手に取りましたが、またすごい小説に出会ってしまいました。最も可哀想な運命だったのは怖しげな子どもだったとは。最後の3つのありがとうがあまりに悲しすぎる。もう一方の明るい兆しも全て吹き飛ばし、凍りつかせてしまうようなこの結末。しばらくは呆然としているしかない感じです。

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    2015年10月20日
  • 地のはてから(下)

    購入済み

    最後まで

    北海道の開拓者たちの苦労をほんの少しでも知る機会ができて良かった。一気に最後まで読んでしまった。

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    2015年07月09日
  • すれ違う背中を

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    シリーズ第二弾。今回も色々なことに巻き込まれるけど健気に頑張ってる姿に応援したくなります。次の巻でラストとのこと。ふたりとも幸せになってほしいです。

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    2015年06月29日
  • あなた(下)

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    再読。
    何回となく読んだ作品だが、細部は忘れているものだ。
    謎の生き物の正体はある程度のところでわかってくるが、それでも予想外の展開もある。
    とても面白かった。

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    2015年05月03日
  • あなた(上)

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    再読。何回となく読んだ話。
    携帯小説だったとのこと、一文は短めでメールでのやりとりが随所に。
    謎の生き物の視点で「あなた」が語られる構成。
    「あなた」は、ちょっとお気楽な2浪中の秀明、女子大生の彼女もいて無駄なメールをやりとりしている。
    そんな中、急激な身体の不調など不思議なことが起き始める。
    謎の生き物が、秀明を常に見つめ、独り言のような語り口がとても面白く、上手いなと思う。

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    2015年05月02日
  • ボクの町

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    シリーズあるなら読みたい!読んでると途中で「これって坂本司だったっけ?」って思うことしばしばだったけど。良い世界でした!

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    2015年04月26日
  • 火のみち(下)

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    ネタバレ

    戦後を必死に生き抜いてきた兄妹が晩年が描かれている。

    取り付かれたように汝窯の研究に没頭する兄と、経済的にも大きな負担を背負わざるを得なかった妹。
    痛々しいくらい展開だったが、決して消えることにない罪と向かい合いながらも、お互いを支え合ってきた兄妹であることの見えない力を感じる最後でした。

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    2015年03月08日
  • 火のみち(上)

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    ネタバレ

    大きく変わっていく戦後の昭和を舞台に、過酷な人生を強いられた兄妹の話がすすんでいく。
    殺人という重い罪を背負ったのは兄だけではなく妹も同じだった。赦しを請うが如く陶芸に命を注ぎ込む兄。兄と世間に公表できなくても、陰ながら支える妹。
    兄妹同士、時には理不尽なことがあっても、やっぱり大切な存在であり生きる支えであることが伝わってくる。

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    2015年03月08日
  • 団欒

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    乃南アサの作品の中では、とてもユーモアがあり、
    ブラックでありながら、軽快で読みやすい。

    家族の奇妙さ、危うさをテーマとしていて、
    「え、こんな家族いる?」と思うような、
    ちょっと変わった家族を描いている。

    解説にあるように、
    夫婦はお互いに好意を持ち、結婚して家族になることを選んでいるけど、
    子どもは生まれた瞬間から家族の一員になる。
    気づけば親や兄弟に囲まれている。
    血の繋がりがあるというだけで。

    家族は不思議な関係だと改めて思わされる作品。

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    2014年09月05日
  • 駆けこみ交番

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    聖大、偉い!大人になってる!
    真面目に真っ正面から町の人々の人生を考える大人になってるじゃないか!
    それもこれも「とどろきセブン」のような、人生の先輩がいるからかもしれない。

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    2014年07月16日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    ネタバレ

    音道貴子刑事シリーズ
    読んだのは文庫じゃなくて、大きい版。
    ぶ厚さに、躊躇したけど、一気に読めました。
    ラストの方で、タイトルの「鎖」ってこういう使われかた?
    と一人笑う。突入の時の合言葉にも。

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    2014年07月09日
  • ウツボカズラの夢

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    ウツボカズラは誰なのか?という問いに色々と考えさせられてしまったお話。やはり主人公のミフユが上手くやったなーと思った。面白かった!

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    2014年06月08日
  • 結婚詐欺師(下)

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    人が(ほぼ)死なないサスペンス。
    騙される女性には申し訳ないけど、騙し方…騙されてく過程も面白いし、逮捕劇も面白かった。

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    2014年03月07日
  • 結婚詐欺師(上)

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    面白い~!結婚詐欺師という自分的には新しいタイプのミステリー。年齢層もタイプも異なる女性たちが騙されていく。
    相変わらず描写が上手いから?なんだかリアルでハマるんだよね。
    続きが気になって、読む手止まらず一気読み。
    急いで下巻へ行きますー。

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    2014年02月22日
  • ライン

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    再読。
    1990年刊行「パソコン通信殺人事件」から改題。
    チャットにハマっている浪人生の周りで起こる殺人事件の話。
    電話代が何万円もかかったり、パソコンがまだ特別のものだったりした
    時代の話だが、今読んでも充分面白い。

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    2013年10月18日
  • ボクの町

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    交番の警察官だったのかな?!と思うほど、警察官の仕事や内面の感情について丁寧に書かれた本です(^^)
    刑事ものばかりでなく、たまにはこんなのもいいですね

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    2013年09月23日
  • ニサッタ、ニサッタ(下)

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    故郷の北海道・知床に帰り、
    母と祖母との暮らしを始める片貝耕平。
    そこに東京の新聞販売店で同じ仕事をしていた杏菜が
    話したいことがあるからとやってきた。
    荷物をすべて持って・・・

    スーパーのアルバイトで正社員目指して頑張ろうとする耕平は
    東京にいる頃よりも成長したかのように見えたけれど、
    やはり、甘いのだ。
    飲酒運転で事故を起こし、将来は絶たれる。


    どこまで転落するのだと思わせるが、
    人間はどこからでもやり直せると、
    希望の見える明るい終わり方でホッとした。
    主人公にはまったく共感もできないけれど、
    彼を支える祖母と杏菜には泣かされた。

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    2013年08月23日
  • 地のはてから(上)

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    自分の力ではどうにもならない運命、でも生きていくしかない。そんなとわの生き様に心打たれた。
    にわかには受け入れられないことばかりが次々と起こる人生。読み進めていくうちに『こんな人生が本当にあるんだろうか』と、主人公のとわと同様、思わずにはいられなかった。
    これまでに2度、訪れたことのある知床の風景を思い浮かべながら、『あの土地でこんな風に生きた女性がいたのか』と思うと、あらためて知床を訪ねてこの作品の風景と重ねてみたいと思った。

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    2013年08月10日