【感想・ネタバレ】冷たい誘惑のレビュー

あらすじ

一丁の拳銃が人々の人生を変えていく!
名手が描く練達の連作短編集。

私は拳銃を構える。
恐怖にひきつった顔を思い描くだけで、胸のもやもやが晴れていく――。
久しぶりの同窓会で六本木から新宿・歌舞伎町に流れてきたものの、
泥酔して友人たちとはぐれた主婦・織江。家出少女から一万円と引き換えに
渡された包みの中身は一丁の拳銃だった!
主婦も家出少女も、カラスに悩まされる新入社員や
妻に逃げられた元警察官も――。
平凡な日常に倦んだ人々を魅了し狂わせるコルトの魔力とは?

※この電子書籍は、1998年4月に文藝春秋刊の単行本『引金の履歴』を、
2001年4月に『冷たい誘惑』と改題、文庫化された作品の
新装版を底本としています。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

拳銃とは縁遠いような生活をしていてもひょんなことから手に入れ、それは妙な支えとなって、その人の考えが前向きになってしまう。重松清だったか、「おれはナイフを持っている」というお話もあった。共通するところがあるようだ。もちろん人に向けて使うことはないだろうけれど、そういうものなのかもしれないと思う。
南さんが書く、人間の弱さ、強さが好き。

0
2025年11月28日

Posted by ブクログ

母の秘密/野良猫/なかないで/塵箒/置きみやげ

それぞれの手元にやってきたのはコルト。本物?と思うのは皆同じ。対応は様々だけれどなぜだか魅せられる人たち。
もしも手元にコルトがやってきたら??ドキドキして、何をするかなぁ

0
2023年03月07日

Posted by ブクログ

一つの小型拳銃にまつわる5つの短編小説、最初の主婦から話が遡っていくあたりがなるほどなと感心しながら読みすすめられて面白かったです

0
2023年02月21日

「小説」ランキング