あらすじ
高校の仲良し女子4人組。10年後――阿季子はアイドルとして活躍したあと玉の輿に乗って主婦に、由記はタウン誌編集長に、はるなは地方局アナウンサーに、玲子はぬいぐるみ劇団の団員になっていた。そして阿季子の芸能界復帰が決まると差出人不明の「贈り物」が次々と送られてくる。穴だらけの写真、ガラス片……その先に待っていたのは!? 心の闇を描く傑作サスペンス。『微笑みがえし』改題。(解説・細谷正充)
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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて買ってみたら、まさかの平成初期作品。
30年以上前の今とは異なる日常風景もありながら、女性たちの恨みや憎しみは、今でもあるよねと納得できてしまう変わり映えのなさ。
いつの時代も女性3人集まれば、何かしらトラブルが起きてしまうものだなとしみじみ感じた。
元アイドルの阿季子は、こういう女性いるよねって嫌悪されがちな典型的なタイプ。
自分が良ければなんでも思ったことを口から出しちゃえる軽く毒を吐ける人間である。
毒が蓄積されていった3人の殺意はない憎悪が凄まじかった。
まさに、毒をもって毒を制す。
殺意はないけど、痛い目に見てほしい。
でも、本人が痛い目だと思ってないと意味ないよね。
なんとも言えない現実的なモヤモヤが残った。
Posted by ブクログ
仲良しグループの中で、それぞれが静かに恨みを持って、静かに陥れていく。
殺意はないけど。
あるある、殺意はないけど、どうにかして不幸になってほしいってこと。
女子のグループなんて、こんな執念が渦巻いてるよね。