乃南アサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作いつか陽の当たる場所での続編です。前作ではひたすら前科を知られないように身をひそめて生きて行く重さが有ったのですが、今回はそこを少しづつ抜け出して陽の当たる場所を歩き始めています。
今回はもっと気楽に、彼女たちの小さな幸せを一緒に楽しむ事が出来ます。
それでもやはり、小さな幸せを噛みしめながらもいつも付きまとう過去の罪の影が付いて回り、人のちょっとした動向も、自分の過去を云々しているのではないかという思い怯える。分かる気がします。
前科は困るけれどこんなに心通う友達がいるのはうらやましいな。ここまで分かり合える友を持っている人ってどれくらいいるんでしょうね。 -
Posted by ブクログ
少しの間、日本を離れていたから、何かを感じることが出来そうに思い、購入。
その旅で添乗してくれた女性が、紅山雪夫とこの乃南アサをよく読むと言っていた気がする。
ケニア、ミャンマー、中国、タスマニア。
旅行記のような、けれど小説的な作品。ただし、オビ買いには注意。
印象に残ったのは、「笑顔」というキーワード。
ケニアではこちらが微笑みかけても無表情なマサイ族が描かれる。
ミャンマーでは人懐こい笑顔であったり、御礼を頑なに嫌がる困惑であったり。
そうか。笑う、という表現は共通であっても、どんなことで「笑う」かはそれぞれに違う。
そのことがなんだか、不思議で、面白かった。
「もしも、もとの -
Posted by ブクログ
単行本は、4cmくらいの厚さで、読む前にちょっとびびる。
気に入っている、音道貴子のシリーズ。
銀行から2億円を引き出す二人組み、拘束され、空ろな状態の音道、という場面からはじまり、あれよあれよという間に、引き込まれていく4cm!!
いつも相方に悩まされる音道。女性であること故に余分なエネルギーを使わなくてはならない。今回の相方は、星野という年下の男。女であり刑事であることをすんなり受け止めているように見えたが、最悪の相方だった。
そして、ついに一人にされた音道は犯人に拉致されてしまう。
何故、拉致されたのかわからない音道。犯人のその行動のおかげで、殺人と架空口座引き出しの犯罪がリン