乃南アサのレビュー一覧

  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    単行本は、4cmくらいの厚さで、読む前にちょっとびびる。
    気に入っている、音道貴子のシリーズ。
    銀行から2億円を引き出す二人組み、拘束され、空ろな状態の音道、という場面からはじまり、あれよあれよという間に、引き込まれていく4cm!!
    いつも相方に悩まされる音道。女性であること故に余分なエネルギーを使わなくてはならない。今回の相方は、星野という年下の男。女であり刑事であることをすんなり受け止めているように見えたが、最悪の相方だった。
    そして、ついに一人にされた音道は犯人に拉致されてしまう。
    何故、拉致されたのかわからない音道。犯人のその行動のおかげで、殺人と架空口座引き出しの犯罪がリン

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    2015年02月03日
  • 地のはてから(下)

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    奉公から戻ったとわは、初恋の相手と再会するも嫁に行くことになる。
    自分の気持ちも殺し、親の言うままに生きていかなくてはならない辛さや寂しさが伝わってきて切なくなる。
    やがて母となり、更に強く強くなるとわ。
    地のはてまでやってきた幼子の頃から母になるまでの壮絶な人生は、涙なしでは読み進むことが難しかった。

    2015.2.2

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    2015年02月02日
  • 地のはてから(上)

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    父親の作った借金のため、生まれた土地から逃げるように北海道の果てへ移住することになった家族。
    その地での開拓民としての生活は厳しく、幾度となく不幸に見舞われた。
    家族のため、娘のとわが奉公へ出ることに。
    貧しく辛くても家族が生きていくために、ただひたすらに働く女性を描く。

    2015.2.1

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    2015年02月01日
  • 風紋 上 新装版

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    描写が丁寧なので、情景が目に浮かび、登場人物の気持ちが胸に迫ります。作品自体は20年前に出版されているようですがまったく古びていません。新装版に出会えて良かったです。

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    2014年11月06日
  • パラダイス・サーティー(下)

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    学生時代からの友人であるおなべの菜摘とノンケの栗子。30歳を目前とした二人の、それぞれの恋愛の話。
    恋愛ものはあまり好きではないが、さすが乃南アサ、面白かった。

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    2014年10月27日
  • 紫蘭の花嫁

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    乃南アサの『紫欄の花嫁』を読んだ。
    面白かったね~前回読んだ「凍える牙」より好きだな。
    小説ならではのミステリーで、推理しようとする読者を弄ぶように話が展開される。もう、頭の中が謎でぐるぐるになってしまう(笑) あっという間に読破してしまったよ(^^)/

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    2014年11月12日
  • すれ違う背中を

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    ムショあがりの女性二人を綴った三部作、二作目。

    やっと自転車がうまくこぎ出せた感じ。
    でもやはり大きな事件は特にない。

    このまま何事もなく日常を送って欲しい、
    そう願い続け一気読み。

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    2014年09月14日
  • 地のはてから(下)

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    下巻も引き続き、
    不運が続く。

    ただ主人公が大人になってきたので、
    子供のときのような周りに振り回されるだけではないから、ちょっと穏やかに感じる。

    個人的にはアイヌの男性との恋物語が
    気になったが、結末はなくても良かったような。想い出はそのままキレイであってほしい、私の願望か(苦笑)。

    いい後味が残る大作でした。

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    2014年08月31日
  • 地のはてから(上)

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    北海道開拓団の一家族の物語。
    もう悪いことが起きないでと願ってしまうほど、
    いろんな「!?」と息をのむ不運が
    続く、続く。

    辛く、苦しいが、
    「生き抜く」というその強さから
    目が離せない。

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    2014年08月31日
  • 不発弾

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    相変わらずの乃南さん。
    「かくし味」はなにかのアンソロジーで読んだけど、血の気が引いちゃうような最後が気に入っている作品。
    あとは…「福の神」が、まさかの感動展開だったのには驚いた。
    個人的には「夕立」はもう少し説明がほしいところ。ただただかわいそうな教頭と少し悪い女子高生の話、というだけの印象になってしまった。。

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    2014年08月22日
  • 涙(下)

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    萄子がこれだけ世間知らずで、頑固で、甘ったれたお嬢さんなのは、これはやはり乃南アサの作戦なのであって…。こんな娘さんだからこそ、川崎や熱海や九州の炭鉱町や、そして宮古島までも勝を追いかけて行くし、そこですっかり浮いてしまって自己嫌悪にも陥る。いく先々で出会う女性たちや、のぶ子とも、そして再会した勝とも違う人生を生きていくしかないことを、はっきり分からせる人物設定なのだと思った。読者である私は「こんなにまでして勝を追いかけて。周りに迷惑をかけて。淳を傷つけて。私ならこんなことはしない。」と思いながらも、結局はこの世界に引き込まれていくのだ。

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    2014年07月31日
  • 涙(上)

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    乃南アサさんの小説を読んでいると、刑事も被害者も、ただストーリーの為だけに存在するのではなく、生きて、汗をかき、笑い、涙し…そして、関係ないことを考えたり、時代に流されたりする、普通の人間であることを実感できる。謎が解ければ終わり、という、安いミステリーではない。

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    2014年07月31日
  • 自白 刑事・土門功太朗

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    土門刑事が、静かに着実に容疑者を追い詰める。
    派手なアクションやトリックはなし。
    70年代80年代のざわざわした雰囲気をしっかり描写できる地の文の力と、土門刑事の骨太のキャラクターで、独特の読みごたえになっている。
    乃南アサ、女を描いても、男を描いても、うまい。
    やはり侮れない…

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    2014年07月18日
  • ボクの町

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    巡査見習いの聖大は、あまちゃんでガキで、読んでいてイライラすることもある。
    だけどなぜイライラするか考えてみると、自分も聖大みたいだからなんだなぁ。
    仕事が自分に向いてるのかわからないし、報われない感じもするし、なら生活のためだからと割りきろうとしても、そういう訳にもいかない。
    使命感とか天職なんていう言葉を追いかけたい葛藤…
    ヒーローが出てこないから、この小説は魅力的なんだ。

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    2014年07月13日
  • 夜離れ

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    女の怖ーい面にフォーカスした短編集。どれも結婚が絡んでいる。どれも面白いが特に「祝辞」の驚きのエンディングと、ストーカー女の登場する「青い夜の底で」は素晴らしかった。表題作「夜離れ」の主人公だけが少し違った感じで、この作品で終わっているのがなんともニクい構成。

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    2014年04月17日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    ネタバレ

    音道貴子がかっこいい。
    よくある、結果をぼやけさせたまま終わるような話ではなく、明確にきっちりと終わらせてくれてよかった。
    事件の流れも常にこちらとあちらが分かりやすく進行して、長いお話なのにどんどん読めた。
    ただ、立てこもり中のテレビで「捜査中の音道が拉致された」と報道されたときに「休暇中だったんじゃないのか!」ともう一悶着あるのかと期待してしまったのにスルーされたのが残念だった。

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    2014年04月11日
  • 地のはてから(下)

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    大正の初期に知床の地に入植した一家の娘「とわ」を主人公にした一代記。「おしん」のオンエアは見ていないが、さながら知床版「おしん」と言った感じの苦難の歴史。
    これが私の父と10歳程度しか違わない世代の物語とは到底思えない。
    「生きること」を真摯に問う長編小説。

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    2014年04月07日
  • 花盗人

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    名前には見覚えがあって、でも初めて読んだ作家さんの短編集だった。直木賞作家さんでした。テーマと切り口が斬新で、10編それぞれに「えっ」と思わせる意外性があり、面白かった。受賞作も読んでみようと思う。

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    2014年03月01日
  • 地のはてから(下)

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    26.02.2014
    上巻の一家の移動が想像しようとしてもしきれないほど気の遠くなるもので、読み終わった今も思い出す。荷車、汽車、船、そんなに昔じゃないのに途方もない移動をしていたのかと思うと胸が苦しくなるほど。
    とわの生き方は強くて逞しくて、いつか幸せにと願ってしまう。きっとこんな女性がいたのだろう。
    重いけど、読み応えのあるいい小説。

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    2014年02月27日
  • 死んでも忘れない

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    社会派ドラマな小説でした。
    見た目は幸せな本当の家族に見える一家が、いろんな災難にあい、ぶつかっていき、最後に本当の家族になれた。というストーリー。

    実際、こんなに災難が一気にくるわけないのだろうけど、災難が災難を呼び、チェーンリアクションのように崩壊していく様を読んでると、ホント一人一人の登場人物に同情しちゃう。
    してもいないことの濡れ衣をきされて、でもそれに立ち向かって負けない姿をよむことに救われた気がした。

    結局、「話さなかった」ということが事態を悪くして、信頼も信用もお互いできなくなったんだよね。

    友樹くんが現れて、この家族が救われてよかった。
    人がヒステリックにお互いを憎しみ合

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    2014年02月16日