乃南アサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまだまだ警察組織でも
男尊女卑は根強いのか?
これってどの会社でも同じだけど・・・
とは思いながら
やけに女だから舐められる
女だから馬鹿にされている
が強調され過ぎで主人公も意識しすぎ。
もっともココを強調しているから
後々強面の女嫌いの相棒の
ふとした際の優しさに
「よかったじゃん」と思えるのだろうが・・・・
さて、色々な犯人がいるが
今回はオオカミ犬。
あまりに忠実で
あまりに気高く
あまりに哀しい最後に
犬好きとしては
腹立たしい思いで読み終えた感がある。
こんな事に犬使うな!
(すっかり話に入り込んでいる証拠だが・・・)
しかも、大火事出した犯人の動機が
身勝手過ぎてあきれかえっ -
Posted by ブクログ
出たのを知って、文庫化されるまで待とうと思いつつ結局ハードカバー買ってしまった作品。台湾紀行だと思ってたが、中身は作者の台湾認識について、という方が正しかったかも。
作者も含めて改めて多くの日本人が台湾のことを全く理解してないことを認識。その点においては、彼女のようなそれなりに影響力ある人がこういうものを表すのは、理解を含めるのにとても良い。一方で個人的期待感から言えばハードカバー買うほどではなかった。自分の中では既に身をもって体験したことの追認だったし、作者の視点が(敢えてなのかもしれないけど)限定的過ぎる気がする。理解することは大事だけど、これもまた偏った理解のひとつに過ぎないのと思う。そ -
Posted by ブクログ
ハイスピードで読み終えました。
辛い辛い毎日。ずーっと辛いばっかりで苦しいストーリーです。
昔、まだ成人していない頃、好きだった人の住んでいるところにはるばる訪ねていったらすでに婚約者と一緒に暮らしてたという場面を思い出して本格的に息苦しくなりました。
また、石垣で本格的な台風にあい、1日延泊してコテージに隔離された事、翌朝に軽トラックが仰向けになっていた事など思い出しました。
この物語は結局、想像できないほど辛くても生きるという事を訴えたいのでしょうか。
でも最初から最後まで辛いばっかりなんて、それじゃああんまりなので、なんとか楽しくなる様に頑張ろうと思います。