乃南アサのレビュー一覧

  • 犯意

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    乃南アサが書く12話の犯罪短編に、法の専門家が解説を加えるという本。
    ストーカー、安楽死、強姦致傷、DVなどなど、様々な犯罪について書かれています。
    乃南アサのこわい所は、「本当にありそう」と思わせる能力。解説がついているので余計なのかもしれませんが、この人の書く人間は普通で怖い。

    基本的には加害者目線の話が多かったのですが、DVを受けている妻が身代わりに娘を差し出して娘が殺された話では、最終的にざまあみろ的な気持に自分もさせられました。
    感情移入が容易にできてしまう怖さがこの本にはあります。

    ただ迷惑行為の判例なのかただの例なのか、「キャバクラに牛の臓物を持ち込んでテーブルで焼

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    2015年12月11日
  • 最後の花束―乃南アサ短編傑作選―

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    同じ短編集でも、乃南アサさんのは濃厚。
    読み応えがある。
    これは、過去の作品から恋愛ミステリーを集めた短編集。
    ほとんどの作品、読んでるはずなのに
    「はなの便り」を読んで、初めて
    あ!これ、読んだことある!!と気づく。
    これは、特に印象に残ってた。
    だって乃南アサさんだもの、いったい、この先に
    何が起きるのか!!!
    その結末のすごさったら。
    だから「はなの便り」なのだ。

    あとは、ほとんど覚えていなくて、あらたな印象で感動もらって読めたので
    すごく良かった。

    乃南アサ恋愛ミステリーは、視点が違うからね。
    え~~~!!!そ、そこいくんだ!!!って感じ。

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    2015年12月10日
  • 最後の花束―乃南アサ短編傑作選―

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    読み終わりがゾクゾクするお話ばかりなので、ひとつだけホンワカするお話にも実は続きがあってホントはゾクゾクする事態が起きるんじゃないかと…… いえいえ素直にホッと息継ぎしときます。

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    2015年11月09日
  • 最後の花束―乃南アサ短編傑作選―

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    くらわんか / 祝辞 / 留守番電話 / 青空 / はなの便り / 薬缶 / 髪 / おし津提灯 / 枕香 / ハイビスカスの森 / 最後の花束

    「くわらんか」は文庫初収録、他の既読。
    今風に言えば、いやミス短編集。
    「祝辞」のラストが爽快、「髪」もなかなか凄い。
    面白かった。

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    2015年11月08日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    ネタバレ

     「凍える牙」で音道貴子に愛着を持っていたので、最初からぐいぐい引き込まれました。
    死と隣り合わせの状態で拘束されているのが心配で、下巻が気になってたまりません。
    一気読みしてしまいそうです。

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    2015年11月07日
  • 晩鐘〈中〉 新装版

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    変わらず暗い世界が続くが、ほんの僅かだが変化のきざしも。それでもそれはかなり危なっかしいもの。そしてもしそれが壊れたら、より深い闇へ落ちていきそう。嫌な子どもは怖ろしさが増していく。

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    2015年10月18日
  • 火のみち(上)

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    ネタバレ

    上巻は面白くて引き込まれます。
    時代に巻き込まれ離れ離れになった兄弟。罪まで犯してしまうことになってしまうが、心のよりどころとなるのはやっぱり兄弟。
    時代の移り代わりによる妹の葛藤・・時代に取り残された兄の葛藤・・
    その中で二人がみつけたそれぞれのみち
    ぐんぐん読めてしまいました。
    下巻につづく

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    2015年10月03日
  • 涙(下)

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    ネタバレ

    一本筋の通った主人公と婚約者。
    昭和の時代を感じます。
    人生ハプニングがあっても、自分の芯をきちんと持っていれば、ふと気がづいたとき助けてくれる人がそばにいてくれて、それなりに幸せに暮らしていいける。
    切ないけれど、希望も感じるお話でした。
    奥田の最後は悲しかったけど、それまでは幸せだったと思いたい。

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    2015年09月29日
  • 旅の闇にとける

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    乃南さんが行った旅先の風景とか現地の人の様子が伝わってきて楽しかったです。ミャンマーの回で「それでも時が流れた」という一文が心に響きました。
    表紙も良かったです、ホントにある場所かなぁ。

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    2015年09月27日
  • すれ違う背中を

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    前作いつか陽の当たる場所での続編です。前作ではひたすら前科を知られないように身をひそめて生きて行く重さが有ったのですが、今回はそこを少しづつ抜け出して陽の当たる場所を歩き始めています。
    今回はもっと気楽に、彼女たちの小さな幸せを一緒に楽しむ事が出来ます。
    それでもやはり、小さな幸せを噛みしめながらもいつも付きまとう過去の罪の影が付いて回り、人のちょっとした動向も、自分の過去を云々しているのではないかという思い怯える。分かる気がします。
    前科は困るけれどこんなに心通う友達がいるのはうらやましいな。ここまで分かり合える友を持っている人ってどれくらいいるんでしょうね。

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    2015年09月21日
  • すれ違う背中を

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    これを飛ばして第三弾を読んでしまって、まあそれでも話はわかったからよかったのですが、やっぱり真ん中が気になって購入。

    芭子はきっと、「マエモチ」の人の中でも恵まれてる方なんだろうな。
    縁を切られても、まとまったお金と家を与えられてるってだけで全然違うと思う。
    読んでると、この人
    ホントにホストにはまった過去があったの?と疑わしくなるほど地味ーな人って感じする。

    絶対に入りたくないけど、刑務所の中で洋裁を学んだってのはうらやましい。

    綾香さんは確かに軽々しいところあるので、気を付けた方がいいよ(笑)

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    2015年08月10日
  • すれ違う背中を

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    2015/07/28
    シリーズ第2弾
    平和な日々。
    でもいつもどこかで、
    今が崩れないか、壊れないか
    ドキドキしながら生きてる2人。

    そんな中、芭子にもとうとう
    やりたい事が見つかって良かった!

    少しずつ前に進んでるはず。

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    2015年07月28日
  • 幸せになりたい

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    幸せになりそこねた人たちの人間模様をまとめた短編集。後味の悪さが残り考えさせられることが多かった。
    おもしろい。特に背中と楽しい我が家が好き。
    あとがきを読むとこの本の意図が読み取れてさらに理解度が増すので最初に読むことをおすすめする。

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    2015年07月01日
  • 風紋 下 新装版

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    ずいぶんあっさり犯人が逮捕されたなと思ったけど、そこからが本番だったんですね。裁判が進むにつれ真実は揺れ動き、被害者家族、加害者家族は人格から崩壊させられていく。真実はどうなのか、残された彼女たちはどうなってしまうのか… その心理描写はさすがですね。後半は一気読みでした。

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    2015年06月29日
  • 風紋 上 新装版

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    殺人事件の当事者となった家族の苦悩が、じっとりと伝わってくる大作ですね。一人ひとりの心理描写が細かくなされていて、読み手の心に響いてきます。

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    2015年06月22日
  • 夜離れ

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    だいぶ前に読んだ小説。
    この作品で短篇集がすごく好きになったかもしれない。あと小説ってすごいなあって思った。

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    2015年06月16日
  • 風紋 下 新装版

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    今まで読んでいた事件ものとは違い
    犯人以外の心の描写に
    思わず一気読みしてしまった

    普段通りが一番の幸せなんやね

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    2015年06月05日
  • すれ違う背中を

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    淡々と時は流れる。時々のワクワクやドキドキを浮かべながら。ここまでウマが合う相手に出会えたのは奇跡? 単なる偶然? マエ持ちで無かったら出会ってもここまで親しくなれるかしらん?と思ってしまうのは素直じゃない私。

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    2015年05月22日
  • 禁猟区

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    警察官を捜査する警務部人事課。
    警官といえども人の子。
    悪い道に手を染めてしまう者もいる。
    ただ全てが凶悪なもので構成されているわけでないのが、また人情味溢れる。
    そんな警察官に立ち向かう女性監察官を描く。

    2015.5.16

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    2015年05月16日
  • 禁猟区

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    様々な警察官の人生が垣間見える短編集。

    警察官は犯罪を追っているため、常に犯罪の誘惑にさらされているのだなと感じた。

    また彼らには権力があるため、驕りがあり、道を踏み外しやすいのかなと思った。

    女性の警察官同士の会話が妙にリアルで興味深かった。

    最後は主人公自身がストーカーに狙われてしまうが、上手く対処することができず、ストーカーの恐怖を感じた。

    新しいリアルを感じたい方はぜひ。

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    2015年02月18日