森沢明夫のレビュー一覧

  • プロだけが知っている 小説の書き方

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    小説でなくても文書をわかりやすく目の前に絵が広がるような書き方をする、っていう点のティップスがたくさんあったな

    2024.12.20
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    2024年12月20日
  • ライアの祈り

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    縄文時代が一万年も続いていたなんて、知らなかった。一万年も続くってことは、幸せな時代だったということ、というクマゴロウさんの解釈に、なるほどと思った。
    人間同士で争うことを知らない時代。他人の幸福を祈ることが当たり前の世界。

    ライア視点のパートでは、縄文時代の木々に囲まれた自然豊かな風景の鮮やかさ、静謐さに感動した。
    桃子視点のパートでは、朴訥とした考古学者のクマゴロウさんとの関係の深め方が微笑ましく、そして大森家の家族の愛にも、心が暖かくなった。

    裕福でなくても、幸福でいることはできる。
    耳を塞ぎたくなるような痛ましい事件や事故が毎日のように起こる現代だけど、縄文時代の人たちのように、み

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    2024年11月28日
  • きらきら眼鏡

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    『人生の価値を決めるのは、その人に起こった事象ではなくて、その人が抱いた感情なのだ。』
    このフレーズが心に残りました。

    『わたしの視界に入ったものすべてを、きらきら輝いたものにしてくれる眼鏡』をかけること。
    私の人生の価値を決めるのは私なのだと、あかねに教えてもらいました。

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    2024年11月20日
  • キッチン風見鶏

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    ほっこりする内容(*´꒳`*)

    戦争を共に生き抜いた2人の友人の成仏大作戦が1番好きだったな〜

    エミリの小さな包丁を読んだ時も思ったけど、森沢明夫さんの本は優しい気持ちになれますね。

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    2024年11月18日
  • 青い孤島

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    ネタバレ

    森沢作品らしく、清々しい風景の描写や光や風や匂いまで伝わってくるような表現力により、作品全体がホッコリするというか、のんびりとした雰囲気が漂ってくる内容だった。
    実際に読んでいてこの雄大な自然の島に行ってみたくなったし、のんびりと島時間を過ごしたいなと思った。
    内容自体はあまり大きな展開がないこともあってか、少し間延びするというか、文書が長く感じられた。
    結局は、主人公の佑ではなくるいるいさんが救世主だったのかな…。

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    2024年11月16日
  • ごきげんな散歩道

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    幸せかどうかは、自分自身が幸せを感じることができるかどうかなんだと思う。日常にある何気ないことの中に、どれだけ幸せを見つけられるか。小さな幸せをたくさん見つける毎日を過ごしたいと思う。きっと森沢さんは、幸せを見つける感性が豊かな方なんだと思う。

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    2024年11月13日
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~

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    ネタバレ

    ・人が、なにかを心で思うだろ。そしたら思ったことを言葉にして言う。それを言い続けていれば、いつかは現実に成ってしまう。それが、思う、言う、成る、だ。

    わたしはぬいぐるみが好きで、ぬいぐるみにも魂が宿っていると思っているので「物には魂が宿っている」と言う考えは共感出来た。

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    2024年11月13日
  • あなたへ

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    ネタバレ

    いずれ夫婦のうちのどちらかが先にこの世を去ってしまう。
    先立つ側が何を残し、遺された側が何を受け取るか。
    別れの悲しさの中に、倉島夫妻のお互いを想う気持ちがぎゅっと込められていて、胸が苦しくなったり温かくなったりと、情緒が揺さぶられる。

    私の何となくの理想は散骨だったけれど、遺族の負担は結構大きいのだと知った。(亡くなった人の骨を砕いて粉々にしなければならないという心理的な負担と、船を出して海に撒かなければならない身体的・時間的な負担)

    でもその旅を通して、最初の章では点でしかなかった色んな人たちの人生が、線になって繋がっていく様子は、洋子が遺した奇跡なのだと感動した。

    最後に倉島さんが

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    2024年10月27日
  • 恋する失恋バスツアー

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    恋する失恋バスツアー=失恋バスは謎だらけ
    先が読めまくってしまうのだが、個性あふれる登場人物と作者の作風から悪いことにはならないだろうと予想できる安心感で読み進められた物語

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    2024年10月15日
  • 雨上がりの川

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    不登校の娘、霊能者に嵌っていく母親、家族の再生の物語。
    これは、ほんわか、すっきり、そして最後は優しくなれる物語でした。

    中学生の娘の春香はいじめをきっかけに不登校に..
    父親の川合は学校に乗りこむも、学校はいじめを認めず..
    転校させようと考えていた矢先、妻の杏子は霊能者に嵌っていきます。

    全てを言い当てる霊能者。
    洗脳から妻を解き放つことができるのか?
    近所の釣り好きの心理学者に相談するも、状況は変わらず、さらに悪化..
    そんな中、娘の春香も霊能者のもとに通い始めます。
    家族はどうなる?
    という展開ですが、おおよそ展開が読めてしまいます(笑)

    父親、母親、娘、霊能者、心理学者、それぞ

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    2024年10月14日
  • 水曜日の手紙

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    隣の芝生が青く見えたり、我慢してしまったり。人生ままならないと思う時、見知らぬ人の手紙にしたためられた「日常」の中に、そっと背中を押してくれる何かを見付けることができるのかも。今日よりも良い明日を送りたい

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    2024年10月05日
  • 雨上がりの川

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    我が家の娘がこのところ登校できない日があるため、他人事ではなく読み始めたが、ん?霊能者の話?と想像したストーリーと全然違う方向へ。
    春香と千太郎、淳のそれぞれの関わり方が面白かった。

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    2024年10月02日
  • 水曜日の手紙

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    ネタバレ

    ・言葉は、ときに人の心を傷つける。

    ・自分の心に噓をつかない。

    ・よかれと思うことはどんどんやる。

    ・他人を喜ばせて自分も喜ぶ。

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    2024年09月17日
  • 青い孤島

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    終わりよければ全てよしな感じは否めないけど、最後は全て伏線が回収されてスッキリ。相変わらず描写がお上手で、はっきりと目の前に情景が浮かぶ。自然や離島の良さを感じたい時◎。

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    2024年09月15日
  • 青い孤島

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    感動は心の食べ物・・・
    さりげない日常の中から
    心の栄養を摂り続けていくことが
    これからの生き方かな・・・

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    2024年09月08日
  • キッチン風見鶏

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    老舗洋食屋キッチン風見鶏で働く人達とお客さんの話。個々の人達がどんどん交わっていく様がよくどう進んでいくのか先に希望が持てる。まぁけど良い人達ばっかりで、夢物語かなって。それはそれでほっこりしたい時に読みたいやつってなるんやけどほっこりとも言えやん感。擦れてしまったのかな悲しみ。あと守護霊ね、私にもいるんかなどんな人かな、見えやんからこそ興味あるけど見えやんからこそ言われても信じられなさそう。

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    2024年08月14日
  • 東京タワーが消えるまで

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    ネタバレ

    大手レコード会社を辞めて、ひとりでレコード会社を立ち上げたパワフルな女性起業家、すみれが主人公。会社といっても従業員は自分だけ。
    寝る間もなく仕事に駆け回り、知らないうちに道路に倒れて寝てしまうくらいの多忙っぷり。
    そんな仕事に夢中なすみれなので、恋人の亮ともすれ違うことが多く、読んでいる側からしたらヒヤヒヤしてしまう。

    所属していたバンドが、辞めた大手レコード会社に引き抜かれてしまったり、亮から別れのメールが来たりと、悪いことは重なり、すみれは失意のどん底に落ちる。
    けれど、ここからどうやってすみれが挽回していくのか、立ち上がっていくのかが、このお話の見どころ。
    周りの人を頼って巻き込んで

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    2024年08月07日
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~

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    『海を抱いたビー玉』森沢明夫

    古いものには、魂がある––––そう迷信めいた言い伝えを親から聞かされて育った。特に、人形には必要以上に可愛がってはいけない、と教わった。この物語は、愛されたお陰で魂を宿したバスの物語であり、バスを通して生まれる縁が描かれた群衆劇だ。

    大三島での熟れてない蜜柑の甘酸っぱい味がしそうな青春物語、新潟震災を舞台にしたサバイバル物語、広島での心温まる職人物語、悪代官コンビのドタバタ物語など、多様なエピソードが織り交ぜられており、読者を飽きさせない。
    物語のテーマは、一貫して「出会いと別れ」である。

    「ぜんぶ、思い出に、するの、嫌じゃ……」

    本作の第一話で、別れを前

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    2024年08月03日
  • 東京タワーが消えるまで

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    音楽アーティストを応援する佐倉すみれの奮闘記。

    最初のバンドに見放される下りと失恋の下りが小説っぽい。サクセスストーリー

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    2024年08月01日
  • あなたへ

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    寡黙な刑務技官の倉島英二が妻の散骨のために長崎に行く道中で様々な奇跡の出会いをする。

    その旅は妻からのプレゼントだった。

    心温まる物語。

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    2024年07月31日