森沢明夫のレビュー一覧

  • 津軽百年食堂

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    ネタバレ

    一言で言うと綺麗な物語でした。
    物語の主人公というべき人たちは皆不器用で、予期せぬ出来事にも狼狽えながら、それでも最善の選択をしようともがき、落ち着くべきところに落ち着く――陽一や七海の人生を追体験できて、とても面白かったです。

    不快を感じることなく物語が進み、最後はふわっとしたような優しい読後感を味わえました。
    続編にあたる作品もあるとのこと。そちらも気になります。

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    2026年01月27日
  • 新装版 虹の森のミミっち

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    目の前の人を助けること、「ありがとう」、勇気、助け合い。

    深いというよりはかわいくて読みやすいという印象の絵本ですが、白黒ウサギの主人公の傷ついた様子の白の汚れ感が思いの外リアルで、子ども向けの絵、簡単に見える絵でも決して手抜きがないことを感じました。

    作者たちのプロフィールの華麗さにびっくり。

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    2026年01月25日
  • ぷくぷく

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    ぷくぷく

    心って、傷つかないんだって。ただ磨かれるだけ。やすりがけと一緒で、磨かれてるときは削られて痛むけど、でも、ごしごしやっているうちに最後はぴかぴかに光るでしょ?

    …

    イズミの親友のことば。
    そんな風に考えられたらいいね。
    私の心はつるつるぴかぴかよ。

    …

    今日は、残業なしで頼むよ
    電車のなかでも走ってきて

    …

    太陽くんのことば。
    急いで帰ってきて!てお願いするのにこういう言葉使ってもらったら出かけるときすごく心が潤うわ。
    いいねー。
    いいフレーズ。

    キリキリした本を読んでたので小休止にちょうどいい。
    ぷくぷくってタイトルもかわいいし、
    表紙のイラストもかわいいね。
    ちょこっと涙、ちょっとほっこり。

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    2026年01月11日
  • きらきら眼鏡

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    ちと繊細すぎて共感出来ず。
    まぁ、恋愛モノとは知らずに手に取ったから仕方ないけど年齢的にこんなにピュアな恋愛はもうすでにファンタジー。
    私はあかねより弥生がいいな。

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    2026年01月03日
  • 夏美のホタル

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    『エミリの包丁』の作品の雰囲気が良かったので、こちらも読んでみました。
    登場人物が皆優しく、田舎の風景の描写も美しく、読んでいて癒される作品だなと思います。

    ただ、登場人物に感情移入できない話がいくつか…
    特に病院での拍手のシーンは違和感しかなかったです…え、そんな事ある…?と思ってしまいました。
    地蔵さんの過去の話や、ラストの部分もちょこちょこ引っかかるところが個人的にはあって、少し冷めてしまったかなぁ

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    2026年01月02日
  • 青い孤島

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    ネタバレ

    住民たちが東西に分かれて、いがみ合う閉鎖的な孤島に若い男性主人公がやってくる。
    そこから騒動が巻き起こるが、主人公や仲間たちが取ったロールプレイングゲームのような作戦が、島民を一つにまとめ、危機を救うというストーリー。
    社会的背景も理論や理屈もなく、単純にストーリーを楽しむエンタメ小説。

    広告やイベントの制作会社社員の小島佑は社長から無能呼ばわりされ、「島を活性化させるアイデアが出るまで戻るな」と僻地の孤島・小鬼ケ島に派遣される。
    島でいろいろな人物と知り合いになるが、島民はなぜか東西で対立、険悪な雰囲気が漂っていた。
    西側の住民で村長を務める西森の息子・翔は東側の商店「よしだや」の娘・菜々と付き合っていた。
    翔と菜々はいわばロミオとジュリエットのような禁断の恋仲の関係。
    翔と気心が通じ合うようになった佑は、島に来る際のフェリー内で知り合った絶世の金髪美女・るいるいの立てた作戦で、同調圧力で分断を余儀なくされている島民の関係の打破に乗り出す。
    小鬼ケ島神社の椿姫と称される老婆、西側の人物で島の実力者である西森大樹、西側の居酒屋「一徹」、るいるいが働く東側の居酒屋「もじゃもじゃ」など、ユニークな登場人物や店が物語を彩るが、なんといっても、るいるいの存在が強烈だ。 
    本土からやってきたるいるいは、椿姫から救世主と称された佑とともに、島に風雲をもたらす役どころだ。
    るいるいの立てた作戦が進行される終盤は、シナリオとの食い違いに佑が戸惑うという一波乱のある展開。
    最後まで、読者を楽しませる遊び心が感じられたが、漫画チックな結末であることには違いない。
    まあ、それでも、一気に読めるエンタメ小説であり、たまには、こんな骨休め読書もいいかなと自分に言い聞かせた。

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    2025年12月28日
  • キッチン風見鶏

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    森沢明夫さんらしい、優しく温かい作品。安心して読めます。
    ただ、女性が笑う時の「うふふ」表記が多くていちいち気になってしまった。。他の作品もこんなだったっけ?

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    2025年12月13日
  • 桜が散っても

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    いつもと違って、人が死んでるところから始まる不穏な出だし。幸せな家族に良くないことが起きるのが目に見える序盤。最後は大団円らしい雰囲気だけど、彼・山川さんはそれで救われたことになるだろうか?檜山さんも救いがなく?どうでしょう。靄っとした読後感ではありますね。

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    2025年12月08日
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~

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    読み終わった後、モノを大切にしようと言う気持ちになった。個人的には第一章の清親子とボンネットバスの話が1番好きだった。

    最初のプロローグの清がボンネットバスを見つけるところが見たかったし、最後バスの声が聴きたかったなぁ...

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    2025年11月24日
  • あおぞらビール 〈新装版〉

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    エッセイとは知らず読んで、本当におバカな珍事件の創作だなと思ってしまいました。まさか実話とは。
    登場人物の悪友たちが今は立派な社会人になっていることにも驚き。
    基本的に放浪生活の話の中でお酒が出てきて(それも尋常じゃない量)野外で飲んだくれる日々を綴っていた。しかも二日酔い確率多し。
    こうして身一つで旅に出る経験値を若いころに蓄えておくと老後になった時思い出話にも一層深みが湧きそう。
    今の所、野宿どころかキャンプすらしたことない人からすればちょっと羨ましい。

    0
    2025年11月16日
  • あおぞらビール 〈新装版〉

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    森沢明夫さんの青春時代の面白い珍事件を
    集めたエッセイ本。

    どこからどこまで本当やら・・・
    少なくとも1.5倍くらいは盛ってるだろうな。笑
    肩の力を抜いてとことん
    森沢さん節を楽しむには、もってこいの一冊。

    最後まで気になったのが
    幻のミツコ103歳。
    ミステリーのような謎解きが無いので
    最後までオチがなくて逆に怖かった。

    下品な表現がそこかしこに出てくるので、
    独特な言い回しも含めて、正直なところ
    好き嫌いが分かれそうな内容だとも思う。

    まぁ、ビール好きな私には、
    共鳴ポイントも多かったんですが・・・

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    2025年11月10日
  • 新装版 虹の森のミミっち

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     ボロボロになりながらも、目の前の困っている人のために行動したミミっち。おばあちゃんの「ありがとう」の魔法を信じて良かったね!

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    2025年11月09日
  • ゆうぞらビール 〈新装版〉

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    あおぞらビールに続く森沢さんのエッセイ第二弾。

    気分爽快!The青春って感じでいいなぁ。

    バイクで走りたい時に走り
    ビールを飲みたい時に飲み
    本を読みたい時に読み
    遊びたい時には思いっきり遊び
    食べたい時に食べ
    寝たい時に寝て

    エッセイのなかの森沢さんと、小説を書く森沢さんのイメージが違いすぎます。

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    2025年11月05日
  • あおぞらビール 〈新装版〉

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    森沢さんの青春時代のエッセイ集。

    もう本当にこんなことあったの、と言えるほどのはちゃめちゃな事件。

    若気の至りというものなのか、でも極貧旅行やアウトドア遊びなど、バカで楽しい思い出ばかり。

    103歳のお婆ちゃんがどうなったのか知らないけど気になります。

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    2025年11月03日
  • 東京タワーが消えるまで

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    ネタバレ

    テンポよくコミカルな感じで、夢に向かって突き進む若者たちの物語が描かれていました。

    すみれの父が、不器用なメールで何気にすみれの心を癒し背中を押していたのが、面白かったし素敵でした。

    ライブでのトシちゃんとミッチーのサプライズや、恋人の亮とのことは、なんとなく予想がついた話運びだったのですが、琴線に触れる文章で読んでて泣けたし面白かったです。

    夢を追いかけている人にお勧めの一冊。

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    2025年10月26日
  • あおぞらビール 〈新装版〉

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    あおぞらビール <新装版>
    著:森沢明夫

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    **あらすじ**
    数々のベストセラーを生み出してきた森沢明夫の伝説的名作が帰ってきた。
    抱腹絶倒の青春エッセイの金字塔、待望の新装版が登場!

    海、川、山……アウトドアや日本各地の放浪旅で、著者と悪友たちが遭遇した、バカバカしくも楽しい出来事の数々。
    笑い転げてしまうエピソード満載で、「電車の中では絶対に読まないで!」と言われるほどの青春野遊びエッセイ集。
    ページをめくる手が止まらない、爽快で元気が出る一冊。

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    **感想**
    森沢明夫さんの作品を読むのは初めてでしたが、初めての作品がエッセイということもあり、著者の人柄や空気感がじんわり伝わってくるようでした。

    一つひとつのエピソードを読むたびに、「これ本当にあったの?」と思うような出来事が次々と登場します。けれど、その“話を盛ってる感”すらも笑いに変える筆致が見事で、読んでいて自然と顔がほころびます。

    作家さんや芸人さんのように、日常の出来事を「どうやって面白く伝えるか」という視点を常に持っている人ならではの語り口で、読む人を飽きさせません。
    青年男子のちょっとしたバカさ加減や、仲間との無邪気なやりとりが絶妙に描かれていて、男性なら共感できるシーンも多いはず。

    全体的に、朝井リョウさんのエッセイに少し似た雰囲気があり、ユーモアと爽快感に満ちた一冊でした。疲れた時に読むと、自然と笑顔になれる本です。

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    2025年10月07日
  • 水曜日の手紙

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    第二章までは良かったが、最後の方のテーマが思ったよりありきたりで陳腐に思えてしまった。第3章で出てくる学生のように、私が若いからそう思ってしまうのかもしれない。歳を取ったらまた読んでみたい

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    2025年09月30日
  • 桜が散っても

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    森沢さんの話は、最近どれも似た感じ?かなぁと思っていたところ、これは時間が20年経った家族の話だったのでスムーズに読めた。最後はお決まりのハッピーエンドだったけれど・・・ま、普通かな。なので2.5~3の間くらい。

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    2025年09月18日
  • 雨上がりの川

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    少しサスペンス的要素の入ったストーリーで、ドンドンとページが進みました。が、読み終えて、特に無くてもいいようなエピソードが結構あったと感じてしまいました。
    ま、サスペンス要素があるということは、そういうことなのでしょうか・・

    私は「嘘」というのが、必ずしも「悪」「いけないこと」とは思っていなくて、相手のことを想ってこその嘘だったり、また自身も心傷つきながらの思いやりだったりすることもあるのではと思っています。
    千恵子さん(紫音さん)の人物像だったら、嘘が暴かれなかったとしても、きっと春香ちゃんが良い方向への進むよう導いてくれていたのではないかと思ったりします。
    いっそのこと金もうけ主義の人を騙すことを何とも思っていないどうしようもない人物像の方が、面白かったような気がします。森沢明夫氏の本は、あまり悪者が出てきませんが、今回はそうして欲しかった。
    千恵子さんとお母さまが、ちょっと不憫に感じました。

    ただ春香ちゃんは、騙されるカラクリと、上手に騙される優しさ・・を学んだのかもしれません。

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    2025年09月15日
  • 青森ドロップキッカーズ

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    感想
    カーリングの状況を文字で表現するのは難しい。

    最後の山場をどこに持ってくるのか疑問だったけど、高校の全国大会かー。最初のイメージでは姉妹と高校生が組むのかと思ったけど、ちょっぴり最後の盛り上がりには欠けた部分があったかも。


    あらすじ
    青森を舞台としたカーリングの物語。青森のカーリング界で有望な柚果と陽香の姉妹は、協会が長野から招聘した二人と組むことになり、これまでのチームの二人に断らないといけないことを気に病んでいた。

    中学生の宏海はいじめられており、自分を変えるためにカーリングの教室に参加する。宏海はカーリングが楽しくなり、トレーニングをしていたが、いじめっ子に見つかり、やられる。そんなところをいじめっ子グループにいた幼馴染みの雄大に救われる。

    その頃、柚香と陽香は長野から来た金城と金山に鍛えられ、実力を伸ばしていたが、カナダ帰りの新しいメンバーに追い出され、所属チームを失う。やる気を失っていた柚香の心を溶かしたのは二人の中学生だった。宏海と雄大は柚香と陽香を誘い、市民大会に出ることに。姉妹に鍛えられ、二人は実力を伸ばす。

    市民大会は負けたものの、二人は高校でカーリング部に入り、1年生からレギュラーになり、全国大会の決勝まで辿り着く。最後は勝ったかのように思われたが、雄大がストーンにタッチして負ける。

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    2025年09月14日