感情タグBEST3
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プロローグが戦慄で、『癒し屋だよね』と一瞬とまどってしまいました。
ストーリーはとてもほんわかで癒しで読んでて心に残ったフレーズ、考えさせられるフレーズがたくさんでした♡⃝
後半はプロローグの内容の隠された過去の内容という構成で話に引き込まれあっという間に読めてしまいました。
心がほっ、とする本で何回も読み返したくなる作品でした。
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とても面白くてテンポが良くていつもの倍くらいのスピードで読み終わった。コメディ的なところもありつつ、ハッとさせられるような言葉が出てきたり。心にふわーーっと染み込む物語だった。
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初めは、タイトルの通り、喫茶店の優しいお姉さんがお客さんの悩みに寄り添い癒してくれるお話なのかなーと想像しており、いざ読んでみると、予想と違って、キリコさんはぐうたらな方で、癒し系な雰囲気ではなく強い系の女の方でびっくりしましたが、そこが面白かったです。
一見自分だったらクレームつけたくなるような発言があるキリコさんですが、そのキャラクターと喫茶店の仲間たちのキャラも濃くてすきです。登場人物の抱えている秘密も読み進めないと知ることが出来ないので、この本を読む楽しみの1つです。
依頼人の悩みを自分の想像の斜め上をいく方法で解決しているところも読み応えあり、ちょっとミステリーな部分が意外にあって、なかなか他にないタイプの本で面白いです。分厚い本ですが、内容が本当に面白いのですらすら読めます。
自分の抱えている悩みは、
きっと自分が想像つかないような、
他人の目線で思いもよらないことが起きて、
解決したりするんだ、と感じました。
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各章の冒頭にある昭和歌謡の歌詞の一節と事件の解決がリンクしている。
物語の最後の方に出てくる以下のセリフが印象に残った。
「人ってさ、長所で尊敬されて、短所で愛されるんだよ。だから、どっちも大事なんだよ」
「ありがとうって言葉はさ(略)本質的な部分には、さらに大きな意味があるんだよ」「わたしは、私の過去を受け入れました。そういう意味」
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(なるほど、こういう風に問題解決できるのか…)と、酔っ払いキリコさんの一見突飛な手腕に、妙に感心しながら読み進めていた。人との繋がりが温かくかかれた本が好きな方にオススメ。
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とても心が暖かくなる本だった。
人によりけり、お話によりけり、
人それぞれ感想を持つと思いますが、
最後にはホッと、心が暖かくなります。
素敵な言葉が沢山あって背中を押された気がします。
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サブタイトルとなるリリックとストーリーの絡め方が、とても良かった。
特記すべきは巻末の小川志津子さん。
短いながらもさながら秀逸した解説書のようでした。
最後の1ページまで堪能出来た1冊。
表の意味で…ありがとうを送りたい。
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銀杏商店街にある純喫茶「昭和堂」の店主 霧子は
妖艶で美人でミステリアス
彼女の裏の顔「癒し屋」は、近頃ちょっとした評判になりつつある。その裏稼業に秘められた秘密と彼女を取り巻く面々の全7章からなる物語
物語は、主に雇われ店長のカッキー目線で進む。
各章にはストーリーの鍵となる昭和歌謡のワンフレーズが引用されサブタイトルになっている。
戦慄のプロローグが衝撃的で、頭の片隅に大きなしこりを残したまま各章が始まる・・・
あれ?『癒し屋キリコの約束』だよね?
癒し要素、皆無なんですけど〜っ!
とプロローグを読んだ後で叫びたくなった笑
序盤は、ろくに働かずカッキーにお店を任せて、ビールを浴びるように飲み、御賽銭と御礼参りだけには抜け目なく欲深い霧子に、全く好感が持てず何度も失速してしまった。
この人無理だわ〜と何度も思った。
中盤、裏稼業の霧子の働きぶりに触れているうちに、ジワジワと何だか憎めない感じになってきた。
しかも、たまに結構いい事言うし。
実はもの凄く了見が広い人なのか?
でも何処までが計算なんだろう?
出たとこ勝負感も否ない。
終盤、店長のカッキーと、霧子自身の秘密が明らかになる頃には、すっかり虜になってしまう。
いつの間にかラストのネタバレでは目頭が熱くなる程だった。
いやぁ〜何とも追い上げ感の凄い作品だった。
何だか心の中が、欽ちゃんの仮装大賞のパネルみたいになった。←通じる人には通じるはず!
おまけに大好きなゴンママも出て来るし♪
昭和歌謡とのコラボ?も良かった。
懐かしい楽曲の世界観とも重なって趣深い。
読み終えれば、やっぱり森沢明夫ワールド全開で、優しくて温かい作品だった。
これから読まれる方へ
前半で投げ出さず是非最後まで読んでください。
視界が開けて肩の荷がおりた様な清々しさと、温かな余韻に包まれます。
以下、特に印象的だったフレーズを幾つか
「幸せってね、なるものじゃなくて、気づくものなのよ。もしも自分のことを不幸だと思ったら、そのときは自分の身体の値段を思い出して、ついでに身のまわりのモノを片っ端から値段に置き換えてみるといいわ。もちろん、家族の値段も含めてね。そうしたら、いかに自分は恵まれていて、幸せかってことを思い出せるから」
「才能ってのはね、成功するまで絶対に努力を止めないって、自分自身を説得し続ける能力のことを言うのよ
夢が叶うまで、折れずに、ひたすらベストを尽くし続けることー、それができる人を、夢を叶える才能がある人って言うの」
「そもそも人生には、生きる意味なんて何ひとつないんだよ。何もないまっさらなところでいろんな経験をしてさ、その経験にたいして、自分なりに意味付けをして、それを味わうのが人生じゃん。」
「人間てのは、他人に「ありがとう」って言われるために生まれてきてんの。だから、人の役に立って、喜んでもらえたときは、その人の使命が果たせてるわけ。使命が果たせたとき、人は自動的に幸せになっちゃうわけ。」
「人ってさ、長所で尊敬されて、短所で愛されるんだよ。だから、どっちも大事なんだよ。」
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人を癒すことのできる人は人の悲しみがわかる人。
すなわち自身も悲しみを抱えている人なんだと改めて思った。
すごくハッとするフレーズが森沢先生の著書にはあるのだけれど「人は長所で尊敬され、短所で愛される」っていう言葉に、すごくグッときました。
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「人間ってさ、真剣に何かに迷っているときは、他人の言葉に安易に従うよりも、とことん迷いに迷ってでも、自分で答えを出して、その答えのとおりに行動した方がいいんだよ。だって、それが、成功しても失敗しても、心をすっきりさせる唯一の方法なんだから」そうだよね!と納得できるフレーズにこの本の魅力を感じた。
ちょっと弱気になってしまった時に読みたい本。
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癒やされました。
主人公?のキリコさんはちょっとなんだかなというあまり好感の持てるタイプではないかも…と思いながら読み進めていましたが。
癒やしの方法の斬新さと優しさに、あぁ~この人は人が大好きな人なんだな、と。
ちょっと誤解されてしまいそうな立ち居振る舞いだけど。
彼女の言葉は深く入りこみます。ちょっと意地悪な感じで話しますが言葉の中身はとても深くて温かです。
その言葉は書き留めておきたくなるような、生きていく支えになるような。
確かに癒やされました。
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“癒し屋”と聞いて、ほっこり系かと思いきや、冒頭から思ってた“癒やし”とちょっと違った。“癒し方”が予想のナナメ上をいくキリコさんだった。
キリコさんのアンニュイ且つ艶っぽい口調がちょっと苦手かもと思い、第一章を読んだあとしばらく寝かす。一章ずつ読み進めて、後半は一気に。
“癒し屋”はキリコさんだけど、私はカッキーの言葉も好き。
「たとえ人生に笑えないことが起きたとしても、人はこんなにくだらない会話で笑い合えるし、きっと笑った方がいいんだと、わたしはしみじみ思う。」
「他人の不幸を願いながら生きていくなんて、ちっとも素敵じゃない。」
森沢明夫さんの作品ははじめまして。
カッキーは、同じく森沢明夫さん作の「虹の岬の喫茶店」で珈琲の淹れ方を教わったらしい。こちらも読んでみたい。
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ミステリー要素ありの人間模様がやさしく描かれていて、この方の書く作品はいつも優しい世界で読んでいて安心します。
誰しもほのぐらい部分を持っていて、それと向き合ったり向き合えなかったりしながら人生が進んでいくんだよなぁ。
ずっと1人で抱え込んでいたいのに、全て曝け出して消え去りたい気分になったり、何度も過去の後悔を思い出しては自分を責めたり。
でもそんな人たちみんなをまるっとキリコさんが癒していく。
読んでる自分も浄化された気分になりました。
Posted by ブクログ
自分が思ってた【癒し】とは全然違った笑
というのもタイトルにあるキリコさんがわたしの思う癒しのイメージとかけ離れてたから笑
キリコさんのキャラ?がわたしにはあまり馴染めないというか…現実味がなくて【これは小説なんだな】と実感させられてしまうような感じが少し残念だったけど、それでも内容はすごくよかった。
生きていくことに対して背中を押してくれる沢山の言葉にすごく感動した。
これが【癒し】ってものだったのかな…笑
各章で出てくる懐かしい昭和の曲のワンフレーズもとてもよかった。懐かしい〜!
お店に来る悩める人の話がずっと続くわけでもなく"東京太郎"の正体とか、先が気になるドキドキハラハラ感もあってとてもよかった。
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読みやすい一冊でした。
喫茶店の店主霧子は呑んだくれで、コーヒーも残念なくらいまずい。代わりに店長を任せられたカッキーは霧子の奔放な性格に振り回されながら、常連さん達と楽しく仕事をしている。
2人は暗い過去があるよう。
短編の連作。重たい内容も混じっているのに全体的に楽しく読める1冊でした。
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キリコさんの話し方、金にがめついところ、人んちのビールを勝手に飲むところ、ぜんぜん受け付けられない。
5章くらいからおもしろくなってきて、やっと物語が楽しめた。5章の結婚詐欺男、キリコさんがとっちめてくれたらもっとスッキリ、スカッとしたんだけどなー。
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キリコの喫茶店に集まる人たちの個性の強いことと言ったら…笑
まずキリコの独特な喋り方に少しだけ苦手意識を感じましたが、少しミステリーな展開にドキドキハラハラしました。
森沢明夫さんの作品には、どこかに他作品のキャラクターが潜んでいて、それも楽しみのひとつです。
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ちょっとコミックよりですね。
あんまり登場人物に存在感が無いかなと。
何となく関連性が有りながらも基本的に一話完結で、最終的にみんなハッピーなので構えることなく読めるのは良いと思います。
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友人から送ってもらいました
「虹の岬の喫茶店」以来です
やはりほんわかとさせてもらいました
最初、キリコのキャラに馴染めなかったのですが
ふむふむ そうかァ
登場人物が(ひとくせあるんだけれど)みんな素敵だね
全ての章に「響く言葉」がちりばめられていました
≪ 幸せは もらうのではなく 気づくもの ≫
Posted by ブクログ
森沢さんの作品らしく、ミステリーちっくではじまったかと思ったけれど、最後にはホロリとさせられて、物語の途中で「気づき」を与えてくれる話の構成はさすがだなと思います。
はじめから、読みやすい物語展開なので、あっという間に読み終えてしまいます。
少しずつ、登場人物の隠された姿や過去が暴かれていき、どこかで誰かが繋がっている伏線はさすがです。
Posted by ブクログ
10月-15。3.5点。
喫茶店を経営する霧子、主人公はその喫茶店で雇われ店主をする女性。個性豊かな常連客たちと、いろんな問題を解決し「癒やし」ていく。。。
面白かった。460頁一気読み。ホロリとさせる物語は、上手い。
Posted by ブクログ
2年前位?から森沢明夫さんの本を読み始め、好きな作家さんなんですが、この本はあれ?あまり好きじゃない、、と何度も感じました。読んでて眠くなるんですよね、、。でも最後まで読もうと決めて何日もにかけて読みました。
そしたら最後がすごく良くて!すごく良いセリフに出会えたんです。
これ読めただけで、この本を読んだ価値があると思いました。人それぞれだとは思いますが、私は読んで良かったと思いました。
Posted by ブクログ
昭和歌謡を流す純喫茶「昭和堂」の裏稼業は、町の
人々の悩みを解決する「癒し屋」。四十路の美人
オーナー霧子は働かず、雇われ店長カッキーと、
愉快な常連客達が店を支えている。そんなある日、
霧子への殺人予告が届き…。
Posted by ブクログ
エミリの小さな包丁から森沢さんの温かみのある作品を読み始めましたが、こちらの本はキリコさんが独特で癒しと言うよりは解決に近いお話で、半分まで読んで挫折してしまいました。出てくる人物はみんな個性的で面白いです。