森沢明夫のレビュー一覧

  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

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    2023年45冊目
    森沢明夫さん/かたつむりがやってくる
    ~たまちゃんのおつかい便~
    高齢化が進む町で「買い物弱者」を救うため、大学を中退し移動販売を始めた主人公。お仕事は軌道に乗るものの、継母との微妙な関係や大切な人との別れ…
    目頭も心も熱くなるお話。

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    2023年06月04日
  • あなたへ

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    主人公のまっすぐで飾らない、控えめで優しい性格に惹きつけられるように、色々な過去を背負った人たちが登場する。
    こう繋がっていくのか〜。こんな縁があったんだ!と、どんどん次の展開を知りたくなり、あっという間に読み終えてしまった。

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    2023年05月28日
  • 雨上がりの川

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    かなりハードな状況だけど、
    この作者さんだったら、重くなりすぎないんだろうなと思って読んでみたら、確かにそうだった。

    なにか酷いことをした人にも、そうせざるを得ない事情や誰かへの愛情があったというふうに捉える平和な世界。
    世界への信頼感がベースにあるんだろうなと思った。

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    2023年05月22日
  • 森沢カフェ

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    私はかなり良かった。幸せの本質について考えさせられ、共感できた。
    今仕事が多忙で日曜日の午後2時間しか読書できないけど、心が解放されて良かった。

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    2023年05月14日
  • ライアの祈り

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    青森三部作、ついに完結。
    青森出身者としては、青森市、弘前市、八戸市と馴染み深い地名と、地元なのに知らなかったことなどもあり楽しく読めた。

    今回の「ライアの祈り」を読んで、初めて八戸に縄文時代の遺跡があることを知った。三内丸山遺跡とも繋がっていることにも驚いた。
    縄文時代は歴史の授業で何度も何度も習うのに、土器くらいの知識しかなくて、その当時の生活様式や暮らし、食文化などそこまで発展していたことに驚き。弥生時代になって、なぜ縄文時代の時のように生きられなかったのか、それは現代を生きる私達の課題でもあるのではと考えさせられた。
    今回の主人公桃子さんもクマゴロウさんというかけがえのない人に出会え

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    2023年05月14日
  • 癒し屋キリコの約束

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    この恵子姉さん、映像化したら誰がいいんだろうなんてことを考えながら読んでました。妖艶な40手前の女優さんて誰ですかね。

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    2023年04月30日
  • 津軽百年食堂

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    なんか、読み終わった後、えもいわれぬ優しさに満たされる本です。
    作者誰だっけなー?と(ジャケ買いに近かったのですぃません 笑)見たら、森沢明夫さん。なんか納得しました。
    心がデトックスされました。

    あとがきで、本当に青森には、百年食堂を認定する制度があるんだと知り...当たり前だけどいろいろあるはずの人情ドラマに今さら想いを馳せ。少しそういう食堂に行きたくなるという。
    あまり普段気に留めてこなかったな、と気づかされます。

    青森ドロップキッカーズと、それを含めた第三作目がその2冊をつなぐ1冊になっている、という文庫版解説があったので...読んでみたいかも~。

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    2023年04月11日
  • ライアの祈り

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    ネタバレ

    青森三部作のラストというのを知らないで読んでしまった。弥生時代は稲作がもたらされたから豊かになったというふうに教科書で習った時は思っていたのだが、欲が出てきて不幸になっていった。縄文時代は争いがなかったから続いたのだという説は目から鱗だった。「他者に喜ばれることを自分の喜びと感じられるのは人間だけだ」縄文時代のライアが族長に教えられてきた言葉は身に沁みた。ミサンガはちょっとファンタジーだったが、自分が幸せだと思える人が幸せな人だという根本的なことは変わらない。起こることは全て小さなこと。へいちゃらだね。

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    2023年04月02日
  • ヒカルの卵

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    読み終わった後幸せな気分になる
    余りにも上手く行くから何処かで落ちるとこあるんじゃないかとヒヤヒヤしてたけど ずーっとツイテル

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    2023年03月12日
  • ライアの祈り

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    41/100
    バツイチ、35歳で恋に臆病になっている桃子が人数合わせで呼ばれた合コンで出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。
    彼の誘いで遺跡発掘にめざめた!
    古代の人々の豊かで人間愛に満ちた暮らしを知るうちに、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていく。不器用な2人の思いは…
    縄文と現代、時を隔てながらも進んでゆく二つの感動物語。
    「津軽百年食堂」「青森ドロップキッカーズ」に続く青森三部作!
    三つ読んで完了となる。

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    2023年03月06日
  • 癒し屋キリコの約束

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    癒やされました。
    主人公?のキリコさんはちょっとなんだかなというあまり好感の持てるタイプではないかも…と思いながら読み進めていましたが。
    癒やしの方法の斬新さと優しさに、あぁ~この人は人が大好きな人なんだな、と。
    ちょっと誤解されてしまいそうな立ち居振る舞いだけど。
    彼女の言葉は深く入りこみます。ちょっと意地悪な感じで話しますが言葉の中身はとても深くて温かです。
    その言葉は書き留めておきたくなるような、生きていく支えになるような。
    確かに癒やされました。

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    2023年02月12日
  • 津軽百年食堂

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    桜舞う津軽の地で百年の刻を超え、受け継がれていく美しい心の奇跡と感動の物語

    心暖かくなる「森沢ワールド」にもう少し引き込まれていきそうだ!
    先ずは、青森三部作を…

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    2023年02月08日
  • ヒカルの卵

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    ネタバレ

    自称ツイてるムーさんが、自分の養鶏場を担保に限界集落の吊り橋を渡った先の森の中に卵かけご飯専門店を作った。天真爛漫で無欲の人は周りがほっておかない、特に田舎は。幼馴染の大吉と直子の大がかりな仕掛けは痛快。陶芸家のワカメくんに関してはなんとなく想像ついたけど、チンピラは考えてもみなかった。居酒屋トミ子の料理、柳生のジジイの野菜はおいしそうだし、源さんのプロ意識もよかった。イタチの生態にはびっくりした。自分では傷ついたと思ってもそれは磨かれてるだけ。顔をいまより五度上向けて歩こう。誰かを笑顔に幸せにするために

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    2023年01月31日
  • ごきげんな散歩道

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     森沢さんが散歩をしながら思い感じたことが綴られています。その道中、スマートフォンで撮影した写真も一緒に。
     散歩をしながら、こんなに色んな事を感じたり考えたりできるなんて、いいなって思います。毎日ウォーキングはしていても、脇目も振らず歩いているだけ。森沢さんのように、楽しみながら、のんびり散歩をして、いろんないいことを見つけたくなりました。

     本の中で、「脳」の世界的な権威の先生が「生まれてから3歳ぐらいまでに自然とたくさんふれあわせると、その後の脳の発達がよくなる」というようなことをおっしゃったと書かれていました。このくだりを読んで、この本をそういう年代のお子さんを育てているお母さん達に

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    2023年01月15日
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

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    物語を通して優しさと愛が溢れた作品でした。
    特に心に響いた言葉はこちらの2つ。

    ①人生の小さな冒険に出られない人は「勇気」が足りないんじゃなくて「遊び心」がちょっぴり足りない」だけなんだって。

    ②愛している人の死を「背負う」ってことは、その人が味わうはずだった「楽しいことや幸せを丸ごと背負う」ってこと。だから残された人は、太く、長く、人生を楽しまなきゃいけないってこと。

    主大学を中退して故郷に戻り、なかなか買い物にいけない高齢者のために移動販売をはじめた主人公のたまちゃん、父親の正太郎、亡き母の後妻となった正太郎の妻でフィリピン人のシャーリーン。
    この家族とそれに関わる素敵な人たちの物語

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    2023年01月14日
  • 癒し屋キリコの約束

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    ミステリー要素ありの人間模様がやさしく描かれていて、この方の書く作品はいつも優しい世界で読んでいて安心します。

    誰しもほのぐらい部分を持っていて、それと向き合ったり向き合えなかったりしながら人生が進んでいくんだよなぁ。

    ずっと1人で抱え込んでいたいのに、全て曝け出して消え去りたい気分になったり、何度も過去の後悔を思い出しては自分を責めたり。

    でもそんな人たちみんなをまるっとキリコさんが癒していく。
    読んでる自分も浄化された気分になりました。

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    2023年11月05日
  • ヒカルの卵

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    「どの作品が一番好き?」そう聞かれたとき
    森沢さんほど返答に困る作家さんはいない。
    この作品も、またすぐに読み返したいほど
    大切な一冊になった。



    村人たちをはじめ、関わるみんなの視点で交互に描かれているから
    それぞれが抱える思いや諦め、希望がわかるだけに
    やきもきしたり、一緒に悩んだりしながら
    これがどんな風につながっていくんだろう
    どうなっていくんだろう…って思わず先を急いで読んでしまう。


    同じ経験はしてなくても、人知れず不安や悲しみを抱えていた直子にはとっても共感したし
    母、富美子との関係性や2人の雰囲気は
    いまのわたしには眩しすぎて、羨ましい。


    そして

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    2023年01月08日
  • きらきら眼鏡

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    明海くんも、あかねさんも、弥生さんも好きだなぁ。
    キャラクターがみんな優しくて良い。

    普通のことを当たり前と思わず
    幸せを感じられたら良いね。

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    2022年12月18日
  • 青森ドロップキッカーズ

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    ☆4

    「青森三部作」の2作目。
    カーリングがテーマの青春小説ということで、とても楽しめました❁⃘*.゚
    スポーツがテーマの小説は、試合の場面では結果が気になってハラハラドキドキしてしまい、続きが気になり過ぎてページを捲る手が止まらず一気読みしてしまうという…。

    人との繋がりや、仲間の大切さを改めて実感出来た作品でした(*´˘`*)

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    2022年12月11日
  • きらきら眼鏡

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    森沢明夫さんの優しい言葉遣いに引かれて3作目。
    情景が読み手にすーっと入ってくる感覚がたまらない。

    世界をプラスに変換できる素敵な眼鏡がタイトル
    心の有り様は自らが選択する
    感情は物事に対する後付けという点が気付きになった

    本書に出てくる"死を輝かせる生き方"という本
    この作品はこの言葉に尽きると思う

    『自分の人生を愛せないと嘆くなら、愛せるように自分が生きるしかない。他に何ができる?』

    自分を卑下してしまう、好きになれない方に届いて欲しい一冊です。

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    2022年12月11日