森沢明夫のレビュー一覧
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いじめられていた中学生の宏海が、カーリングと出会って、学校以外の居場所を見つけられた時、本当にホッとした。
やはり自分の居場所を複数持っていた方が、人は強くなれるし、幸せになれるんだなと思った。
ひとつの場所の水が合わなくても、別の場所がある。それだけで心が軽くなる。
宏海の強さは、自分で新しい場所を探そうとしたところ。
そしてそれをずっと見ていた雄大も、実は心の優しい子なんだと分かる。
偶然だが、ちょうど原田マハさんの『板上に咲く』を読んだばかりで、棟方志功の人生を追った記憶が新しく、本書でも棟方志功の遺した言葉が印象的な場面で出てきたので、なんだか巡り合わせを感じてしまった。
『津軽百 -
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ネタバレ倉島英二
刑務作業をする受刑者たちに木工を教える指導員。定年後に嘱託として再雇用される。洋子の散骨のため、キャンピングカーで長崎へ向かう。
倉島洋子
英二の妻。悪性リンパ腫。余命六ヶ月を宣言され、亡くなる。元歌手で、刑務所慰問をしていた時に英二と知り合う。
杉野輝夫
キャンピング仕様に改造した紺色のハイエースワゴンに乗る車上荒らし。元女子高の国語教師。
田宮裕司
北海道の物産展で「イカめし」を出店するため日本を回っている。自宅で妻が浮気をしているのを目撃する。
美和
田宮の妻。
南原慎一
年齢は上だが田宮の部下。過去に何かを抱えている。倉島に船が見つからなかったら、大浦吾郎に相談しろ -
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ずっと趣味で小説を書いているものの完全に自己流なので勉強してみようと手に取った一冊。
意外に思ったのは、小説を書くにあたって作家自身の情動的な部分も重視しているのだなーと(あくまでも森沢さんの書き方の場合だが)。
読むための時間は、読者にとっては限られた寿命の一部、つまり「命の一部」と同じ。
読者からお金こそとらないけれどそれはアマチュアだって同じ。
はっとさせられた。
貴重な時間をいただくのだから一筆入魂、全力で書かなきゃだめだよなーと考えさせられた。
内容自体も、もちろん参考になるが読んでいて創作に対するモチベーションが上がったのが何より良かった。 -
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会社の先輩に貸して頂いた一冊。
森沢先生と言えば、心温まるような素敵な人情物語というイメージだったのだが、先輩からは、
『森沢さんだけど、これはファンタジーっぽいから(^^;;』
と予め教えて頂いていた。
先輩はファンタジー好き。
私はファンタジー嫌い^^;
先輩は私のファンタジー嫌いは知っておられるので、これファンタジーっぽいけど読んでみる??と必ず断りを入れてから貸して下さる。
しかし、先輩のおかげで最近は少しずつファンタジーも読めるようになってきたo(^▽^)o
このお話は、現代、青森県八戸市に赴任してきたバツイチ、35歳の桃子と、時は移り変わり縄文時代、猪とたった3本の弓で対峙 -
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森沢作品は、悪人が登場せず、先も見通しやすいので「安定・安心の〜」などと云われますね。本作も同様、人物描写が優しく、温かい気持ちになりました。
百年受け継がれた大衆食堂の人・味・歴史を描く人間ドラマです。明治時代の黎明期パートを挟みながら、平成の現代パートで故郷を離れ都会で暮らす若い2人の恋愛物語が展開します。
弘前を中心とした津軽地方の気候風土、伝統文化、言葉などをふんだんに散りばめ、食の味だけでなく物語の上でもよい味を出しています。
そもそも「百年食堂」には、「三代四代と受け継がれ、町民に慣れ親しまれたメニューがあり、生活に溶け込み愛されている」などと、種々定義があるようです。