森沢明夫のレビュー一覧

  • 青森ドロップキッカーズ

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    いじめられていた中学生の宏海が、カーリングと出会って、学校以外の居場所を見つけられた時、本当にホッとした。
    やはり自分の居場所を複数持っていた方が、人は強くなれるし、幸せになれるんだなと思った。
    ひとつの場所の水が合わなくても、別の場所がある。それだけで心が軽くなる。
    宏海の強さは、自分で新しい場所を探そうとしたところ。
    そしてそれをずっと見ていた雄大も、実は心の優しい子なんだと分かる。

    偶然だが、ちょうど原田マハさんの『板上に咲く』を読んだばかりで、棟方志功の人生を追った記憶が新しく、本書でも棟方志功の遺した言葉が印象的な場面で出てきたので、なんだか巡り合わせを感じてしまった。

    『津軽百

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    2024年08月21日
  • キッチン風見鶏

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    森沢明夫さんの描く世界は、描写が細かく、頭の中で想像しやすいです。キッチン風見鶏も、きっとこんな感じかなと想像しながら読み進めていきました。霊能者である主人公の周りに起こる出来事が繋がっていき、時を超えてもまた繋がっている感じがとても良かったです。

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    2024年08月16日
  • あなたへ

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    ネタバレ

    倉島英二
    刑務作業をする受刑者たちに木工を教える指導員。定年後に嘱託として再雇用される。洋子の散骨のため、キャンピングカーで長崎へ向かう。

    倉島洋子
    英二の妻。悪性リンパ腫。余命六ヶ月を宣言され、亡くなる。元歌手で、刑務所慰問をしていた時に英二と知り合う。

    杉野輝夫
    キャンピング仕様に改造した紺色のハイエースワゴンに乗る車上荒らし。元女子高の国語教師。

    田宮裕司
    北海道の物産展で「イカめし」を出店するため日本を回っている。自宅で妻が浮気をしているのを目撃する。

    美和
    田宮の妻。

    南原慎一
    年齢は上だが田宮の部下。過去に何かを抱えている。倉島に船が見つからなかったら、大浦吾郎に相談しろ

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    2024年08月15日
  • プロだけが知っている 小説の書き方

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    ずっと趣味で小説を書いているものの完全に自己流なので勉強してみようと手に取った一冊。

    意外に思ったのは、小説を書くにあたって作家自身の情動的な部分も重視しているのだなーと(あくまでも森沢さんの書き方の場合だが)。


    読むための時間は、読者にとっては限られた寿命の一部、つまり「命の一部」と同じ。
    読者からお金こそとらないけれどそれはアマチュアだって同じ。
    はっとさせられた。
    貴重な時間をいただくのだから一筆入魂、全力で書かなきゃだめだよなーと考えさせられた。



    内容自体も、もちろん参考になるが読んでいて創作に対するモチベーションが上がったのが何より良かった。

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    2024年08月12日
  • 癒し屋キリコの約束

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    私が好きになる本はいつも好きな登場人物がいる時にだけど、
    今回の本はこの人好きだなって思う人がいないのに、惹き込まれていった作品でした

    長所で尊敬されて、短所で愛される

    と言う言葉がよかった


    キリコさんの雰囲気が自分の中で作り上げられてて、すごくイメージしやすかった

    ドラマ化とかしてほしいって思いました

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    2024年08月02日
  • きらきら眼鏡

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    きらきら眼鏡でポジティブに生きよう!

    展開自体は暗そうなのに柔らかくて優しい雰囲気がずっと漂っていた作品だった。

    優しい気持ちになれそう

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    2024年07月31日
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

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    田舎の老人を救うための移動販売のおつかい便。

    たまちゃんは大学を辞めて、一念発起して、お使い便を始める。

    ポジティブなお父さんと義母であるフィリピン人のシャーリーン、優しいおばあちゃんに支えられておつかい便に励む。

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    2024年07月31日
  • ごきげんな散歩道

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    森沢さんの小説があんなに温かいのは、森沢さん御自身が温かくて綺麗な心の方なんだと、この本を読んで改めて思いました。
    いろいろなところを散歩したくなります。^_^

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    2024年07月24日
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

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    読んでいてこんなにイライラするのは初めてかも。
    主人公は大学を辞めて田舎で移動販売を始める。
    家族、移動販売で関わる老人、友人達との日々にイライラしっぱなしの主人公にこちらもイラっとしてしまう。始めはあまりこの主人公好きではないかも…なんて思いながら読み進めていましたが。
    途中からイラっとするのは主人公の気持ちが分かるからだ。私もきっと同じ事でイライラするはず、と。

    人が死んでいくという事がどういう事なのかも納得出来て死への恐怖も薄らぎました。
    最初から最後まで心が揺さぶられっぱなしのお話でした。

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    2024年07月20日
  • ヒカルの卵

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    誰も傷つかない。ただ、ただ、ほっこりとした田舎の農村に住む田舎の人達の温かいお話。
    ありがちな話ではあるんですが、丁寧に書かれた文章が心地よくて、世界観にとっぷりと浸かってハマってしまいました。

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    2024年06月25日
  • プロだけが知っている 小説の書き方

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    キャラクターに長所、短所をつくるとよい、そして短所こそが愛されポイント
    という話が印象に残った。
    きっと人間もそうなんだろうなと。

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    2024年06月22日
  • ライアの祈り

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    会社の先輩に貸して頂いた一冊。

    森沢先生と言えば、心温まるような素敵な人情物語というイメージだったのだが、先輩からは、
    『森沢さんだけど、これはファンタジーっぽいから(^^;;』
    と予め教えて頂いていた。

    先輩はファンタジー好き。
    私はファンタジー嫌い^^;
    先輩は私のファンタジー嫌いは知っておられるので、これファンタジーっぽいけど読んでみる??と必ず断りを入れてから貸して下さる。

    しかし、先輩のおかげで最近は少しずつファンタジーも読めるようになってきたo(^▽^)o

    このお話は、現代、青森県八戸市に赴任してきたバツイチ、35歳の桃子と、時は移り変わり縄文時代、猪とたった3本の弓で対峙

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    2024年06月21日
  • 雨上がりの川

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    ☆4

    森沢明夫さんの作品と言えば、ぽかぽか心が温まる優しい世界観という印象があったのですが…今作では序盤から不穏な空気が漂っており、いつもの森沢作品とはまた違った印象を受けました。
    家族の崩壊と再生が描かれた物語ということで、いつもと違った森沢作品を読んでみたいという方には是非手に取って頂きたいと思いました!


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    2024年06月04日
  • エミリの小さな包丁

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    この街に行きたい、大三さんに会いたい。大三さんの人望の厚さがよく伝わる。目の前に情景がはっきりと現れる。美味しそうなご飯の描写、大三さんのウィットに富んだ語り、面白かったというより…ごちそうさま。

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    2025年10月18日
  • 津軽百年食堂

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    森沢明夫さんの作品はどれを読んでもただただ楽しかったです。
    弘前の食堂を舞台にした四世代の物語です。
    二代目がちょっと問題のある人のようでしたが、それは何故なのかももう少しお話が書かれていたらもっと面白かったのではと個人的には思いました。
    こんなに引き込まれるように読み終えてしまうのは、目の前で登場人物を見ているような気持になるからでしょうか。
    やっぱり森沢明夫さんの作品は好きです。

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    2024年04月19日
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

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    この話にはモデルさんがいたんですね。「かたつむり」が来るところには、たくさんの笑顔が集まってくる。いい話だった。

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    2024年04月09日
  • 津軽百年食堂

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     森沢作品は、悪人が登場せず、先も見通しやすいので「安定・安心の〜」などと云われますね。本作も同様、人物描写が優しく、温かい気持ちになりました。

     百年受け継がれた大衆食堂の人・味・歴史を描く人間ドラマです。明治時代の黎明期パートを挟みながら、平成の現代パートで故郷を離れ都会で暮らす若い2人の恋愛物語が展開します。
     弘前を中心とした津軽地方の気候風土、伝統文化、言葉などをふんだんに散りばめ、食の味だけでなく物語の上でもよい味を出しています。

     そもそも「百年食堂」には、「三代四代と受け継がれ、町民に慣れ親しまれたメニューがあり、生活に溶け込み愛されている」などと、種々定義があるようです。

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    2024年04月07日
  • 東京タワーが消えるまで

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    森沢さんのわりと初期の作品だと思う。だけどもうこの頃には素敵なキラキラワードがたくさん散りばめられて『さすが!』と思わせてくれました。

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    2024年04月04日
  • 青い孤島

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    ☆4.5

    主人公・佑と一緒に、私も小鬼ヶ島を訪れた気持ちで読み進めました。
    森沢明夫さんの作品は、過去の作品に登場した人物や場所が再び登場することも多いので、そちらもいつも楽しみにしているのですが、今作では「恋する失恋バスツアー」に登場したるいるいさんにまた会えたのが嬉しかったです❁⃘*.゚
    それにしても…思っていた以上にるいるいさんは、とてつもなくすごい人でした!!!
    500ページ近い長編でしたが、読後はほっこり温かい気持ちになれました(*´˘`*)

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    2024年03月29日
  • 恋する失恋バスツアー

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    数年前に「失恋バスツアー」というタイトルが本屋さんで目にとまって、なんとなく気になっていた本。
    ふと思い出して読んでみた。

    個性的で濃いキャラクターたちは、見た目は奇抜でも中身は人を思いやる心を持つ優しい人たち。
    どんなに辛い思いをしても、きっと必ず味方となり支えてくれる人はいるんだなって思えた。

    失恋がテーマのはずなのになぜか心が温かくなる。そんな小説でした!

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    2024年03月26日