森沢明夫のレビュー一覧

  • おいしくて泣くとき

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    ネタバレ

    私も15歳の時は本当に色んなことに悩んで早く大人になりたいと何度も願ったことがあるから、2人の、今は自分の力ではどうすることもできないもどかしさに当時を思い出して苦しくなった。
    それでも心也のように優しく見守ってくれて、助け出してくれる友達がいて本当に夕花は救われたと思う。

    そんな2人が37年後に再会して、笑い合っている姿を想像しただけで嬉しくて胸がいっぱいになる。夕花が幸せそうで本当に良かった。心也がお父さんが始めた子ども食堂を続けてくれていて良かった。

    甘酸っぱくて切なくて、でもどこか心が温まるそんなお話だった。

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    2025年07月06日
  • 青森ドロップキッカーズ

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    ど真ん中王道青春ストーリー。さくさく読めた。
    ちょっとうまくいきすぎな感じもするけど、スッキリした。
    青森に行くのが楽しみになった。

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    2025年07月06日
  • ぷくぷく

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    森沢さーーん!!いつもありがとうございます!!
    毎回読み終わってから温かい気持ちになる。
    嫌なことあっても、私の印として前向きに頑張ろうと思えた!
    辛い現実から目を背けたくて本を読んでるけど、毎回森沢さんには助けられるなあ

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    2025年07月04日
  • さやかの寿司

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    今回の主人公は女性三人となっている。
    三人の共通点として、過去に何らかの傷を抱えながら生きてきた。
    舞台は小さな港町である風波町に暖簾を張る「江戸前夕凪寿司」。
    若い女大将の「さやか」が腕を振るう地元民に人気のある寿司屋さんだ。
    常連客たちとのやりとりが賑やかに繰り広げられる物語となっている。

    ⚫︎女大将の「さやか」
    「江戸前夕凪寿司」の大将は、寿司職人として研鑽を続ける努力家、言い換えれば極端な寿司オタクだった。

    ⚫︎住み込みで働く「未來」
    テキパキと動き、常連客にもズバズバと思いの丈を言葉にし、客あしらいに長けたおかっぱ頭の女性だ。
    高校時代に柔道で鍛え上げたこともあり、絶えず強気の性

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    2025年07月03日
  • ロールキャベツ

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    青春!!いいなあ。
    悩みながらも前に進む姿。
    忘れてた若い時の葛藤とか、それを乗り越えてきたことを思い出せた。

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    2025年07月03日
  • 桜が散っても

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    ネタバレ

    離婚を選び、一人で過ごすこととなってもずっと家族を思い続け、行動してきたことを、桜が散ったあとに知ることができる。素敵な伏線回収だなぁと思いました。人が亡くなる描写もあるのですが、読後感のよい本でした。

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    2025年07月02日
  • さやかの寿司

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    女性の寿司職人って確かに少ないかもとこの本を通して気づかされました。それゆえにたくさんの苦労があることも知りました。
    常連のみんなで成金ウメちゃんをぎゃふんと言わせる場面で私もとってもスッキリしました。

    美味しそうなお寿司がたくさん出てきたのと表紙のお寿司が美味しそうで、余計にお寿司が食べたくなります、、笑

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    2025年07月01日
  • あなたへ

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    亡き妻の「憶い」を受け取るため、富山から長崎まで自作のキャンピングカーで旅をする夫。森沢さん作品おなじみの「凜」、そして種田山頭火の句が出てくるたびに静かな温かさを感じました。

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    2025年06月29日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    一つひとつのお話がどれも本当に温かくて、目頭が熱くなるのを止められずに、出先で何度も涙を溢しそうになってしまった。
    みんな違った悩みを抱えていて、ゴンママを介してちょっぴり彼らの人生に変化が生まれ、そのゴンママも繋がりに救われる瞬間がある。
    とても素敵な物語だった。

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    2025年06月29日
  • ロールキャベツ

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    大学生の5人の物語。将来への不安や悩みを抱えていたり、叶えたい夢をもっていたり、仲間と力を合わせ新しいことに挑戦したり、青春がギュッと詰まっています。
    5人のキャラがそれぞれ個性的で、いい意味のおせっかいが満載で、相手を思いやれる仲間って素敵だなと思いました。

    「過去から見たらいちばん人生経験豊富で、未来から見たらいちばん若い」
    「生まれ変わるなら生きてるうちに」

    この本の大学生たちは若いけど、新しいことはいくつになってもできる!前向きな気持ちになりました。

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    2025年06月28日
  • ヒカルの卵

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    プロローグでの鶏舎小屋の中の出来事は、なにを意味するのだろうかと思いつつ、読み進めていった。題名から卵の意味も興味深い。

    自称・ツイてる養鶏農家のムーさんこと村田二郎が、村おこしに立ち上がった。限界集落の森の中で、卵かけご飯専門店を開くという。食事代は無料、あまりにも無謀で村人からは大反対にあう。しかしムーさんは大勝負に出る。果たして・・・。

    ステキなフレーズが散りばめられている作品だった。最も印象に残ったのは、「人の心は決して傷つかない。人生いろいろは全てヤスリだ。擦ると痛い。でもずっと擦り続けると磨かれてピカピカになる」という内容のフレーズだ。気持ちの持ち方によってポジティブな思考にな

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    2025年06月26日
  • ヒカルの卵

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    過疎地で養鶏場を営む主人公が村おこしで卵かけご飯専門店を開く…
    都会とは違う自然のキラキラした風景が見えてくるようでした。人のあたたかさが感じられて、幼なじみの優しいつながりに気持ちがほっこり。ツイていてもここまで順風満帆にはいかないよな、と思いながらも、ハッピーエンドでいいじゃないか!と。
    裕福と幸福は別もの。ほんと、その通り。

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    2025年06月24日
  • 夏美のホタル

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    ネタバレ

    「夏」っていう雰囲気を感じられる良い本だった。
    出てくる人物全員が暖かい人で安心して読めた。

    自分の名前がそんなに好きじゃないので余計に「名前は親から貰った形見」っていうのが特に心に刺さった。
    増田貴久のhanamiもそんなこと言ってたな。

    雰囲気の描写から匂いや色を鮮明に感じられる、いい風を常に浴びているような気持ちのいい本。

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    2025年06月23日
  • あおぞらビール 〈新装版〉

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    プッシュ!!
    グビグビ。。。
    グッハー!!!!!!
    めちゃくちゃ炎天下の下
    キンキンに冷えたビールを飲みたくなる!!

    あおぞらビール

    きっと男子には『わかる!!わかる!!』
    ってなるだろう!!
    そして女子には『。。。ふーん そーなのね。。。』
    ときっとなる!?

    が!!

    私は。。。
    フフフ。。。
    ほうほう。。。
    フムフム。。。
    となり、なかなか面白かった。

    さてさて下巻は。。。
    ビール片手に
    下巻にて感想を!!
    まずは。。。。。乾杯!!

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    2025年06月23日
  • きらきら眼鏡

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    心温まる森沢さんワールド♪
    優しさは染み渡っているし、
    よくある手法の落として上げるは良いのだけど、フィクションの世界なのだから落としすぎないで…
    手放しでスッキリした終わり方にしてほしい

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    2025年06月22日
  • キッチン風見鶏

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    2018年出版。レストランが舞台の人情劇かな?と思いつつ読み進めたが...。そんな単純なモノで無いことは当然で。特異な能力を持つが故に生き辛さに苦しむ男女を軸の一つとして。単純なハッピー展開ではなく、エンドでも無いが、悔いなく応分の幸せに生きると云う、結構普通そうで難しいコトが、どうすれば出来るのか?みたいなお話。予定調和的な結末でない、絶妙なエンド。上手く読者の読みを外す部分を、面白いと感じるか?、何それ?と感じるかで評価が別れるかも。

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    2025年06月19日
  • おいしくて泣くとき

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    察しのわるい私は、最後までそれぞれの話や主人公がどう結びつくのか、全く想像がつかず、素直にそういうこと!?って、驚きがありました。めちゃめちゃ楽しい話ではないけど、心穏やかになる人たちのお話。

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    2025年06月14日
  • 虹の岬の喫茶店

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    昔は嫌いだった短編集だが、記憶力の衰えと共に短いストーリーが心地よい。連作で最初の方は思い出せなくても、ちょいちょい思い出させてくれるのが良い。
    一つ一つは小さく、なんてことない話なんだけど、なんだか実感があるというか訴えかけてくるものがある

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    2025年06月13日
  • おいしくて泣くとき

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    良いね❗️いつのまにかタイムスリップして37年が経ってた…それがまた泣かせる…ブルートパーズ!良いね。

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    2025年06月13日
  • エミリの小さな包丁

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     恋人だと思っていた相手が既婚者だった。
     職場の同僚に悪い噂をばらまかれ、自分を見失ってしまったエミリ。
     龍浦漁港の大三おじいちゃんの所へ半ば逃げ込むように訪れ、おじいちゃんとの生活が始まる。
     おじいちゃんに教えてもらいながら作る新鮮な魚料理。
     大自然の中、風や雨や太陽や海を全身で受け止めながら自分自身を取り戻していく。

    おじいちゃんの
     「自分の存在価値と、自分の人生の価値は他人に判断させちゃだめだよ」の言葉に私も思わず涙がこぼれてしまった。
     「心=裏=浦=美しいもの」にも納得。

     龍浦漁港や、直斗がサーフィンをしている海の近くの喫茶店、心平と乗ったブランコ、他の森沢作品で出て

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    2025年06月11日