森沢明夫のレビュー一覧
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ネタバレ冒頭、小学3年生の息子・心也を残して病で亡くなる母親の想いが綴られていて、その時点で、もう涙腺が崩壊しそうでした。
自分の命が尽きることを受け入れながら、幼い我が子の未来を思って言葉を残す
その深い愛情が、胸に刺さりました。
物語が進むにつれて、心也が中学生になり、母親の遺した日記を読むシーンが出てきます。
個人的にはここがもう少し丁寧に描かれていたら、号泣だったと思います。
母の言葉と、成長した心也の感情が交差するような描写があれば、より深く彼の心に寄り添え涙涙の作品にもっとなってたよなぁ。
心也の家では「子ども食堂」を営んでいて、それが周囲の目や偏見の的になったり、彼自身もそのことで苦 -
Posted by ブクログ
今回の主人公は女性三人となっている。
三人の共通点として、過去に何らかの傷を抱えながら生きてきた。
舞台は小さな港町である風波町に暖簾を張る「江戸前夕凪寿司」。
若い女大将の「さやか」が腕を振るう地元民に人気のある寿司屋さんだ。
常連客たちとのやりとりが賑やかに繰り広げられる物語となっている。
⚫︎女大将の「さやか」
「江戸前夕凪寿司」の大将は、寿司職人として研鑽を続ける努力家、言い換えれば極端な寿司オタクだった。
⚫︎住み込みで働く「未來」
テキパキと動き、常連客にもズバズバと思いの丈を言葉にし、客あしらいに長けたおかっぱ頭の女性だ。
高校時代に柔道で鍛え上げたこともあり、絶えず強気の性 -
Posted by ブクログ
プロローグでの鶏舎小屋の中の出来事は、なにを意味するのだろうかと思いつつ、読み進めていった。題名から卵の意味も興味深い。
自称・ツイてる養鶏農家のムーさんこと村田二郎が、村おこしに立ち上がった。限界集落の森の中で、卵かけご飯専門店を開くという。食事代は無料、あまりにも無謀で村人からは大反対にあう。しかしムーさんは大勝負に出る。果たして・・・。
ステキなフレーズが散りばめられている作品だった。最も印象に残ったのは、「人の心は決して傷つかない。人生いろいろは全てヤスリだ。擦ると痛い。でもずっと擦り続けると磨かれてピカピカになる」という内容のフレーズだ。気持ちの持ち方によってポジティブな思考にな