森沢明夫のレビュー一覧

  • おいしくて泣くとき

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    ネタバレ

    プロローグ、まだ幼い心也を残してこの世を去ることになる母親の想い。実現の難しさをわかりつつも結んでしまう心也との約束は、非常に切なく泣きそうになった。

    本編は、「子ども食堂」をテーマにした2つのエピソードで展開される。
    15歳になった心也と、幼馴染の夕花。
    ただの甘酸っぱい中学生の恋愛話ではなく、貧困、虐待、いじめなど重く苦しいテーマが2人や、同級生のヤンキー石村くんの人生を妨げる。
    たった一夏の話だったが、青春の煌めきも社会の苦しみも入り混じった中身の濃い物語。
    できることが限られる年齢ながら、必死に逃亡した最後の夜の描写がとても美しかった。

    心也の父親の優しい言葉はどれも愛に満ちていて

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    2025年08月20日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    楽しくてサクサク読めた。キャラクターが魅力的で自分がその中に加わってる気分になります。
    登場人物皆それぞれの生活で悩みがあり、それらにオカママッチョのゴンママが向き合う心温まる話。

    ストーリーは気に入ったのですが、一個だけ気になった点が。今時美人でスタイルの良い女子が胸元あらわなウェアでジムで筋トレして、男連中と仲良くなるのは思えないんですが…

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    2025年08月18日
  • あなたへ

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    「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
    私も言葉が達者ではないし、内に引きこもったらどんどん沼っていってしまいそうだから、この物語とこの言葉を読んで、前向きになれた。
    私も洋子さんのような、少しお茶目で、あたたかい言葉を持てる人でありたい。
    登場人物、全員があたたかい心の持ち主。

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    2025年08月18日
  • 虹の岬の喫茶店

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    辺鄙な場所に喫茶店を構える店主。そしてそこに訪れる様々な人たち。
    年齢関係なく、ときめいても良いし、また変化をしていくものだと肯定的に捉えられた。
    人は人との出会いでしか変わることが出来ないのではないかと、脆さと人生の儚さを同時に感じられる温まる小説。

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    2025年08月17日
  • 虹の岬の喫茶店

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    森沢さんの作品を読んでいると、やっぱり心がほっこりして、意図せずニコニコしてしまう。私もえつこさんのようなおばあちゃんになりたいなぁと思って、この岬でコーヒーを飲みたいと思って終始読んだ。

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    2025年08月16日
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

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     歳を取って思うように買い物ができなくなった人たちのために移動販売を始めたたまちゃん。
     友人や周りの人々に支えられながら前向きに仕事をしていくが、父親の再婚相手のシャーリーンとはいまいちウマが合わずストレスもマックスに。
     物語の中盤からは、いい言葉がたくさん出てきて私自身の指針にもなった。
     静子ばあちゃんの死は幻想的で厳かで、美しささえ感じた。
     やがてシャーリーンの心の内を知ったたまちゃんは、「人生の冒険」のステップを踏み出していく。

     「人生は一度きりの遊びのチャンス」
    これは森沢さんのエッセイ「森沢カフェ」で森沢さん自身が語っていた言葉だ。
     また、終盤で「あなたへ」で山頭火の句

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    2025年08月15日
  • さやかの寿司

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    「MUSTは、いらない。」
    幼い頃は、みんな自由で生き生きとしていたのに、入学して学校で就職して会社で、ルールに縛られていくんですね?そして、澄んでいた目も輝くを失いあげくは濁っていく。さらに社会人も中堅になれば、todoリストなんてものを自分で作って自分を縛っていくですね?そんなことを感じながら読ませていただきました心洗われる作品でした。

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    2025年08月14日
  • 虹の岬の喫茶店

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    こんなカフェがあったら行ってみたい…
    まず思ったのはそれでした。
    普通の人と、人が繋がる物語。
    それぞれが悲しかったり、悩んだり、泣きたかったりする気持ちをさり気なく、優しく
    支える気持ち。

    悦子さんという初老の女性。不思議なオーラを
    纏いつつ自身も悲しみを秘めているけれど
    他人を思う温かさで向き合う。

    4章では、ほろっとしてしまった。

    優しさに溢れる物語です。

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    2025年08月13日
  • おいしくて泣くとき

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    これは本当に、おいしくて泣く。
    『貧困』という暗いテーマだけど、暗くなりすぎず、あったかくて心が救われる感じ物語。

    森沢さんの書く物語は、すーっと引き込まれて、あっという間に読み終えてしまいました。

    石村くんはその後、どうしてるのかな?気になります。

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    2025年08月10日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    あったかいなあ〜〜
    エミリとか虹の岬が絡んでくるの激アツやったなあ
    最近ちょっと疲れてるし架空の場所やけど龍浦、行ってみたいなあ

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    2025年08月09日
  • エミリの小さな包丁

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    私の浅はかな予想を、いい意味で裏切った展開をしてくれてよかった。

    じんわり心が癒やされるお話。

    あっという間に読み終えてしまったけど、ふとした瞬間にあのおじいちゃんに会いたくなって、また読み返すと思う

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    2025年08月04日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    400ページ超を一気読み!津山奈緒の情熱、涼元マサミの再起、青山哲也の本懐、白川心美の至福、唐田一成の新章。『さよならドグマ』が気になる。てっちゃんとしーちゃんに泣き、心美の幸せを願う。本が人と人を繋ぐ、温かい奇跡の物語。読めてよかった!

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    2025年08月04日
  • 雨上がりの川

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     編集者をしている川井淳は奥さんと、中学生の娘春香の3人家族。
     春香のひきこもりをきっかけに、奥さんは怪しい霊能者にのめり込み、家族はおかしな方向へ迷走し始める。

     自称霊能者の紫音、ネタを提供していた瑠美、春香をいじめていた人達。
     「人を傷つけた」「人を騙していた」と言ってしまえばそれまでだけど、裏に隠された純粋な気持ちまでは裁けない。
     もちろん、傷つけた事を許すことはできない。

     春香の賢さや寛容さによって、家族も周りの人も救われたのではないかな。
     千太郎先生の
    「人は誰でもそれぞれ事情を抱えているもので、そういう事情を抱えながら右往左往して生きてきた結果、いまのその人がある」

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    2025年08月03日
  • 桜が散っても

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    森沢明夫の桜が散ってもを読んだ。
    前半は一寸話しに無理があるような気がした。
    リゾート開発が反対の友人に言われて、上司に一サラリーマンが工事の中止をお願いするなんてことはまず無いだろう。
    土砂崩れに合い心を壊してしまう。
    そう云う私も会社に勤めて一ヶ月で8キロ痩せた時がある。
    ストレスで食事が喉を通らなく70のパンツもベルトをしないと落ちてしまうくらいだった。
    先日昔のベルトが出てきたのだが45年経った今は13キロ太りベルトの端までも届かなかった。^^;
    話は戻るが、家族を置いて移住というのも無理があるように思う。
    起承転結で最後はタイトルの桜の花が散ってもの意味が分かる内容だった。
    この物語

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    2025年07月31日
  • 癒し屋キリコの約束

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     銀杏商店街の古い純喫茶「昭和堂」で、半ば強引に雇われ店長として働くカッキー。
     ぶっきらぼうで、いつもビール片手に酔っ払っているオーナーの霧子さんは若干とっつきにくい印象ではあったが、章が進むにつれどんどん惹かれていった。

    「相手の欠点を探すのをやめたとき、相手の長所が見つかりはじめるのかも知れない。それが、お互いの幸せのはじまりなんだ。」
     
    「幸せってね、なるものじゃなくて、気づくものなのよ。」

     「人の役に立って、喜んでもらえたときは、その人の使命が果たせてるわけ。んで、その使命が果たせたとき、人は自動的に幸せになっちゃうわけ〜。」

     「才能っていうのはね、成功するまで絶対に努力

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    2025年07月30日
  • 桜が散っても

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     森沢明夫さんも大好きな小説家。なので、物語の出だしはびっくり。森沢明夫さんの本だよね?と一瞬不安になりました。始まりが不穏過ぎて・・・。

     一言で言うと、切なかった。

     ある瞬間を目撃し、忠彦が失語症になるほどのショックを受けた。でも、それは彼の責任ではなく、会社の責任。それを忠彦は指摘もしていたんだし。
     でも、それが彼には重くのしかかり、うつ病になり、結局は会社を辞める。彼を最初のうちは支えていた妻も、彼のある提案で見限り、離婚を突きつける。そして、2人の子どもと妻と別れて出て行く忠彦。そこがどうしてももどかしくて、納得いかなくて。

     そしてある日、息子の建斗に父が亡くなったからお

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    2025年07月29日
  • 水曜日の手紙

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    実在するプロジェクトを題材にした物語。
    5章からなる連作だが、やはり最も印象に残るのは、父と娘のぎこちなくも温かい3章かな。
    再三取り上げられる3行の言葉が本書の肝か。
    「・自分の心に嘘をつかない ・よかれと思うことはどんどんやる ・他人を喜ばせて自分も喜ぶ」

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    2025年07月29日
  • ゆうぞらビール 〈新装版〉

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    旅で出会う人たちとの交流は本当に楽しいけれど、森沢さんはスケールが違う!知り合ったおじいさんが親切心でわけてくれた鮎を2日で30匹?一生懸命平らげたエピソードには笑ってしまいました。森沢さんの本はどれも愛情に溢れているけど、ほんと優しい方なんだなぁと思いました。
    人前で読んではいけないとのことでしたが、通勤中にいつも本を読んでいるので心配しながら読みました。くすくす笑ってしまいましたが、みなさんスマホに夢中のため、大丈夫でした(^^)

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    2025年07月27日
  • キッチン風見鶏

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    一人一人の登場人物が魅力的で、面白かった。守護霊と話せるというエピソードで、一気にファンタジー感が増して、入り込めるか不安だったけど、それと同時に各キャラクターの魅力を感じたので、スッと入れた。
    最後の店名の由来の話も良かった。

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    2025年07月23日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    巨大なマッチョなオカマ、ゴンママは昼はジムで体を鍛え夜はジム仲間が通うスナックを営む。ママが提供するカクテルには励ましの言葉が添えられその言葉から常連さんたちはまた新たな一歩を進み始めるオムニバス小説。どれもとても良い話で心が温かくなった。

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    2025年07月22日