森沢明夫のレビュー一覧

  • プロだけが知っている 小説の書き方

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    2、3年前から、小説を書き始めました。
    そろそろ自己満足ではなく、ひとに楽しんでもらう作品が書きたいと思って探したところ、この本を見つけました。
    勉強になることがたくさん書いてあり、このブグログのメモのところへ入力しました。

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    2025年09月11日
  • おいしくて泣くとき

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    感動しました。
    後半の畳みかけがすごくて、読む手が止まらなくて、夜更かししてしまいました。笑

    同時進行する2つのお話が繋がったとき、涙が溢れました。
    わたしが想像した、というか、望んだ結末ではなかったけど、ちゃんとハッピーエンドで、しっかり驚かされて満足でした。

    辛い子供時代を経験したとしても、想ってくれる人、気にかけてくれる人がいることで、強さに変えられるのかな。
    こども食堂の活動の意義がわかったような気がしました。

    そして、エミリの小さな包丁の舞台の龍浦が出てきて、作品を跨いだ繋がりもあってよかったです。

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    2025年09月11日
  • ゆうぞらビール 〈新装版〉

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    「後々ネタになりそうなリスキーな状況におちいったときこそ逆に楽しんでしまおう、という図太さが、長いこと野宿の旅を繰り返してきたぼくらのなかには育まれているのである。」若いときの輝き。そして旅先での出会いで価値観が違ってもいい。「みんなちがって、みんないい。」金子みすゞの一節を引用しているのもいい。

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    2025年09月10日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    流石にうまく繋がり過ぎている感は否めないけど、ひとつの物ができあがるということは、関係者のいろんな思いが紡がれているんだなと。
    流石にここまで揃ってくると「奇跡」になるんだろうけど、それぞれの短編の読み応えも抜群!

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    2025年09月09日
  • さやかの寿司

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    お寿司屋さんに関わる人がみんないい人で
    過去はいろいろあるけど、今は幸せでふわっと優しい気持ちになれる本です 芯のあるふわふわなさやかさんが握るお寿司、食べてみたいなぁ

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    2025年09月07日
  • 夏美のホタル

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    夏の終わりの夜に読むにはうってつけの本だと読みながらに思った。今の日本ではめっきり見る機会が減った懐かしさ・郷愁をひしひしと感じられた。実際に体験したことはないけど、記憶の奥底からこの本の描写が呼び覚まされる。
    登場人物に全く無駄がないから、とても読みやすく、縁や交流の温かさに存分に触れることができた。

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    2025年09月06日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    5章からなる連作短編。森沢氏らしいハートウォーミングな話です。ただ第3章の夫婦には奇跡が起こらないのかなあ。死別ストーリーは悲しいです。

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    2025年08月25日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    明るい登場人物が、実はみんなそれぞれが悩みを抱えていてそれを1話ずつで紹介されます。
    え!じゃああの登場人物も悩みが?と言う思考が片隅で働いてきたところで、最後はみんなのキーマンのゴンママ。ゴンママには幸せになってほしいと願いながら読んでしまいました。

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    2025年08月23日
  • 夏美のホタル

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    夏の終わりにぴったりな一冊。自然の美しさ、季節の移ろい、人の温かさまでもが言葉で感じられた。キラキラした日常から、生きていると必ずしも通る悲しみ別れ。そして新たな出会い。物語でありながらも自分自身の生き方を見直すきっかけにもなりそう。涙なしでは読めないし、大好きな一冊になったけれどもしばらくは読み返したくない、そんな気持ち。しばらく本から離れていたけれど、(読書)の良さを思い出させてくれました。とっても素敵な一冊に感謝。

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    2025年08月23日
  • おいしくて泣くとき

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    ネタバレ

    プロローグ、まだ幼い心也を残してこの世を去ることになる母親の想い。実現の難しさをわかりつつも結んでしまう心也との約束は、非常に切なく泣きそうになった。

    本編は、「子ども食堂」をテーマにした2つのエピソードで展開される。
    15歳になった心也と、幼馴染の夕花。
    ただの甘酸っぱい中学生の恋愛話ではなく、貧困、虐待、いじめなど重く苦しいテーマが2人や、同級生のヤンキー石村くんの人生を妨げる。
    たった一夏の話だったが、青春の煌めきも社会の苦しみも入り混じった中身の濃い物語。
    できることが限られる年齢ながら、必死に逃亡した最後の夜の描写がとても美しかった。

    心也の父親の優しい言葉はどれも愛に満ちていて

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    2025年08月20日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    楽しくてサクサク読めた。キャラクターが魅力的で自分がその中に加わってる気分になります。
    登場人物皆それぞれの生活で悩みがあり、それらにオカママッチョのゴンママが向き合う心温まる話。

    ストーリーは気に入ったのですが、一個だけ気になった点が。今時美人でスタイルの良い女子が胸元あらわなウェアでジムで筋トレして、男連中と仲良くなるのは思えないんですが…

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    2025年08月18日
  • あなたへ

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    「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
    私も言葉が達者ではないし、内に引きこもったらどんどん沼っていってしまいそうだから、この物語とこの言葉を読んで、前向きになれた。
    私も洋子さんのような、少しお茶目で、あたたかい言葉を持てる人でありたい。
    登場人物、全員があたたかい心の持ち主。

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    2025年08月18日
  • 虹の岬の喫茶店

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    辺鄙な場所に喫茶店を構える店主。そしてそこに訪れる様々な人たち。
    年齢関係なく、ときめいても良いし、また変化をしていくものだと肯定的に捉えられた。
    人は人との出会いでしか変わることが出来ないのではないかと、脆さと人生の儚さを同時に感じられる温まる小説。

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    2025年08月17日
  • 虹の岬の喫茶店

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    森沢さんの作品を読んでいると、やっぱり心がほっこりして、意図せずニコニコしてしまう。私もえつこさんのようなおばあちゃんになりたいなぁと思って、この岬でコーヒーを飲みたいと思って終始読んだ。

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    2025年08月16日
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

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     歳を取って思うように買い物ができなくなった人たちのために移動販売を始めたたまちゃん。
     友人や周りの人々に支えられながら前向きに仕事をしていくが、父親の再婚相手のシャーリーンとはいまいちウマが合わずストレスもマックスに。
     物語の中盤からは、いい言葉がたくさん出てきて私自身の指針にもなった。
     静子ばあちゃんの死は幻想的で厳かで、美しささえ感じた。
     やがてシャーリーンの心の内を知ったたまちゃんは、「人生の冒険」のステップを踏み出していく。

     「人生は一度きりの遊びのチャンス」
    これは森沢さんのエッセイ「森沢カフェ」で森沢さん自身が語っていた言葉だ。
     また、終盤で「あなたへ」で山頭火の句

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    2025年08月15日
  • さやかの寿司

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    「MUSTは、いらない。」
    幼い頃は、みんな自由で生き生きとしていたのに、入学して学校で就職して会社で、ルールに縛られていくんですね?そして、澄んでいた目も輝くを失いあげくは濁っていく。さらに社会人も中堅になれば、todoリストなんてものを自分で作って自分を縛っていくですね?そんなことを感じながら読ませていただきました心洗われる作品でした。

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    2025年08月14日
  • 虹の岬の喫茶店

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    こんなカフェがあったら行ってみたい…
    まず思ったのはそれでした。
    普通の人と、人が繋がる物語。
    それぞれが悲しかったり、悩んだり、泣きたかったりする気持ちをさり気なく、優しく
    支える気持ち。

    悦子さんという初老の女性。不思議なオーラを
    纏いつつ自身も悲しみを秘めているけれど
    他人を思う温かさで向き合う。

    4章では、ほろっとしてしまった。

    優しさに溢れる物語です。

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    2025年08月13日
  • おいしくて泣くとき

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    これは本当に、おいしくて泣く。
    『貧困』という暗いテーマだけど、暗くなりすぎず、あったかくて心が救われる感じ物語。

    森沢さんの書く物語は、すーっと引き込まれて、あっという間に読み終えてしまいました。

    石村くんはその後、どうしてるのかな?気になります。

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    2025年08月10日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    あったかいなあ〜〜
    エミリとか虹の岬が絡んでくるの激アツやったなあ
    最近ちょっと疲れてるし架空の場所やけど龍浦、行ってみたいなあ

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    2025年08月09日
  • エミリの小さな包丁

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    私の浅はかな予想を、いい意味で裏切った展開をしてくれてよかった。

    じんわり心が癒やされるお話。

    あっという間に読み終えてしまったけど、ふとした瞬間にあのおじいちゃんに会いたくなって、また読み返すと思う

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    2025年08月04日