森沢明夫のレビュー一覧
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ネタバレ大森哲夫
古びた食堂「大森食堂」を営む。六十四歳。
大森明子
哲夫の妻。
フキ
哲夫の母。
桃子
哲夫の長女。高校卒業と同時に東京に出てきて、デザインの専門学校に入った。その後、小さな編集プロダクションに就職し、数年後に東京出身のサラリーマンと結婚。電撃離婚し弘前市街で一人暮らしをしている。
大森陽一
哲夫の長男。東京で一人奮闘している。二十八歳。フリーター。特技はバルーンアート。プロダクション「東京産芸社」所属。
先代
哲夫の父。酔っ払って車に轢かれて死んだ。
先々代
大森食堂の初代。
大森賢治
生まれた時から右足に指がない。とろ。
トヨ
行商の娘。行商を辞め、実家の仕事を手伝う。
後藤
陽一のバイトの後輩。大学四年生で、大手証券会社に就職が決まっている。
田中
アメリカ資本の大型玩具店トイスターの本社の広報室長。
門田清二
馬喰を生業とする風来坊。
渡辺義夫
津軽塗の職人。賢治と同級生。法螺吹きよっちゃん。
筒井七海
斉藤写真事務所のアシスタント。弘前出身。陽一と同じ高校の三つ後輩。
七海の師匠
昔はわりと有名な風景カメラマンだった。
沼田沙織
ボランティア団体の担当者。
藤川千鶴子
大森食堂のはす向かいにある藤川薬局のご主人の奥さん。
藤川美月
陽一の同級生で陸上部のマネージャーだった。薬剤師。
藤川光太郎
藤川薬局の主人。
宮沢政宗
陽一の高校時代の陸上部の仲間。たこ焼きのテキ屋をやっている。
宮沢健
政宗の息子。
七海の父
七海の母
青木
七海の見合い相手。保険会社勤務。
アキラ
政宗の舎弟。
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ネタバレプロローグ
風間心也
小学校三年生の一人息子。
心也の母
四十路を迎えたばかり。
耕平
夫。心也の父。
谷口
心也の担任。
附田
クラスの問題児。
第一章 夏のトンボ
風間心也
中学生。三年B組。学級新聞のクラス代表を引き受ける。怪我でサッカー部を辞めた。
矢島
担任。ヤジさん。四十代なかばの小柄で痩せっぽちなオッサン。音楽教室。
辻村
男子バレー部。
江南
成績のいい女子バスケ部。
西田
野球部で万年補欠。
青井
サッカー部のお調子者。
新井夕花
学級新聞のクラス代表を押し付けられる。心也とは小学生の頃によく遊んだ幼馴染。二年生のときにテニス部を辞めた。こども飯を利用している。
心也の父
『大衆食堂かざま』を営んでいる。貧困家庭の子どもたちに無料で食後を提供するサービス「こども飯」をしている。
心也の母
心也が小学三年生の頃に亡くなった。
景子
店の配膳係として働いてくれている。もうすぐ還暦。
ミキちゃん
小学四年生くらいの痩せた女の子。
石村蓮二
隣のクラスの問題児。こども飯を利用している。
幸太
夕花の血のつながらない弟。小学四年生。
夕花のおばあちゃん
二年前の転倒でほとんど寝たきりになった。
夕花の母
昼間の派遣の仕事と「夜のお仕事」を掛け持ちしている。
夕花の義父
定職に就かず、家事もしない。
内藤
『カフェレストラン・ミナミ』の常連客。ネイチャー系に強いフリーライター。五十二歳。
みゆ
小学二年生。
ゆり子
マスター
『カフェレストラン・ミナミ』のマスター。「子ども食堂」サービスをしている。
第二章 台風がくる
心也
高山
バスケ部。
石村蓮二
川田
四六時中、石村とつるんでいる。
夕花
青井
岡田
体育の先生。
矢島
恩田ひとみ
美術の先生。
陽平
サッカー部。
高梨
タカナシ工務店。
第三章 孤独のライオン
矢島
心也
飯山
先生。
青井
高山
戸塚
サッカー部の副顧問。
石村
夕花
幸太
夕花の義父
小出
老舗和菓子屋の親父。
ゆり子
高梨萌香
タカナシ工務店。二十六歳。
阿久津
中年の大工。
反町
大工。
みゆ
彩音
子ども食堂に食べにくる子。みゆのひとつ上の小学三年生。
第四章 わたしのヒーロー
ゆり子
萌香
心也
夕花
江南恵美子
幸太
石村
修介
小学四年生。
千紗
小学五年生。
隼人
中学二年生。
第五章 さよなら、そして・・・
心也
夕花
耕平
夕花の母
警官
矢島
青井
ゆり子
萌香
阿久津
反町
マスター
タカナシ工務店代表取締役社長
エピローグ
萌香
夕花
南
心也の母。
心也
幸太
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ネタバレある事故をきっかけに、離ればなれになった家族の物語。
プロローグの衝撃的な場面から、いったい着地点はどうなるのか・・と思いながら、ずっと心が重たい状態で読み進めました。
特に自分と同性同世代の「松下麻美」の章は、苦しかったー・・離婚歴もあるし、どっぷりと共感。
決断が正しいか間違っているかなんて分かりはしない。そうするしかなかったのでしょう。
自分の心に正直に生きた夫の忠彦も、結局、そうするしかなかったんだと思う。
そんな父の行動、母の決断、どちらも子供たちにとっては受け入れられないものだったのでしょうが、
里奈も建斗も、桑畑村を訪れ、生前の父を憶うきっかけと共に変わっていきます。
建斗の「許せないけど、嫌いじゃない」という感情が、矛盾ではなく、一括りとして存在する感情であることの気付きは、なるほどそうかも・・と思いました。
一括りの存在する感情を認め受け入れ、前を向くことができるのかもしれません。
重たいストーリーでしたが、読書後の後味は悪くなく、一筋の柔らかな光と、新鮮な空気を含んだ風を感じれる後味でした。