森沢明夫のレビュー一覧

  • 癒し屋キリコの約束

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    癒しというワードとはほど遠い霧子さんのキャラが際立つストーリー。それぞれのキャラクターがそれぞれに確立されていて、心に分かりやすく入ってくる小説だった。

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    2026年06月05日
  • ハレーション

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    過去のトラウマ、友人や家族たちの秘密や、隠された想いが"ふるさと"を舞台に描かれます。人生の難しさを描きつつも、人の温かさが伝わってくるようでした。夏のギラギラとした海、ハレーションを起こす視界。そんな風景も浮かぶようでした。いつも行き詰ってばかりに見える人生の背中を、どっしりと温かい言葉で背中を押してくれる本だと思います。

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    2026年05月31日
  • 水曜日の手紙

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    水曜日の出来事を書く。
    まったく知らない誰かへ。
    それぞれが行き詰まっていた人生。
    余裕がなくうまく行っていない時は誰かと比べて妬んでしまう。読みながら自分にも言われているような気になってしまった。手紙をきっかけに行き詰まった人生が少しずつ動き出して心が晴れていく感じが爽快だった。前向きな気持ちになれる一冊。

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    2026年05月30日
  • あなたへ

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    亡くなった奥さんの手紙を受け取るためにキャンピングカーで旅に出るお話。

    キャンピングカーに興味なかったのに、この本を読んでから私もいつか欲しいと思うようになりました。
    旅での出逢い、いいですね。

    それに倉橋夫妻はとても素敵な夫婦で、心温まるお話でした。

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    2026年05月30日
  • エミリの小さな包丁

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    田舎のおじいちゃんの、心の広さ、穏やかさに癒された。多くは語らないがどんと構えて味方でいてくれる安心感。幸せよりも満足が大事。自分が居心地がよい場所に、機嫌が良くなる場所にいればよい。良い本でした。

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    2026年05月29日
  • おいしくて泣くとき

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    ネタバレ

    プロローグ
    風間心也
    小学校三年生の一人息子。

    心也の母
    四十路を迎えたばかり。

    耕平
    夫。心也の父。

    谷口
    心也の担任。

    附田
    クラスの問題児。


    第一章 夏のトンボ
    風間心也
    中学生。三年B組。学級新聞のクラス代表を引き受ける。怪我でサッカー部を辞めた。

    矢島
    担任。ヤジさん。四十代なかばの小柄で痩せっぽちなオッサン。音楽教室。

    辻村
    男子バレー部。

    江南
    成績のいい女子バスケ部。

    西田
    野球部で万年補欠。

    青井
    サッカー部のお調子者。

    新井夕花
    学級新聞のクラス代表を押し付けられる。心也とは小学生の頃によく遊んだ幼馴染。二年生のときにテニス部を辞めた。こども飯を利用している。

    心也の父
    『大衆食堂かざま』を営んでいる。貧困家庭の子どもたちに無料で食後を提供するサービス「こども飯」をしている。

    心也の母
    心也が小学三年生の頃に亡くなった。

    景子
    店の配膳係として働いてくれている。もうすぐ還暦。

    ミキちゃん
    小学四年生くらいの痩せた女の子。

    石村蓮二
    隣のクラスの問題児。こども飯を利用している。

    幸太
    夕花の血のつながらない弟。小学四年生。

    夕花のおばあちゃん
    二年前の転倒でほとんど寝たきりになった。

    夕花の母
    昼間の派遣の仕事と「夜のお仕事」を掛け持ちしている。

    夕花の義父
    定職に就かず、家事もしない。

    内藤
    『カフェレストラン・ミナミ』の常連客。ネイチャー系に強いフリーライター。五十二歳。

    みゆ
    小学二年生。

    ゆり子

    マスター
    『カフェレストラン・ミナミ』のマスター。「子ども食堂」サービスをしている。


    第二章 台風がくる
    心也

    高山
    バスケ部。

    石村蓮二

    川田
    四六時中、石村とつるんでいる。

    夕花

    青井

    岡田
    体育の先生。

    矢島

    恩田ひとみ
    美術の先生。

    陽平
    サッカー部。

    高梨
    タカナシ工務店。


    第三章 孤独のライオン
    矢島

    心也

    飯山
    先生。

    青井

    高山

    戸塚
    サッカー部の副顧問。

    石村

    夕花

    幸太

    夕花の義父

    小出
    老舗和菓子屋の親父。

    ゆり子

    高梨萌香
    タカナシ工務店。二十六歳。

    阿久津
    中年の大工。

    反町
    大工。

    みゆ

    彩音
    子ども食堂に食べにくる子。みゆのひとつ上の小学三年生。


    第四章 わたしのヒーロー
    ゆり子

    萌香

    心也

    夕花

    江南恵美子

    幸太

    石村

    修介
    小学四年生。

    千紗
    小学五年生。

    隼人
    中学二年生。


    第五章 さよなら、そして・・・
    心也

    夕花

    耕平

    夕花の母

    警官

    矢島

    青井

    ゆり子

    萌香

    阿久津

    反町

    マスター

    タカナシ工務店代表取締役社長


    エピローグ
    萌香

    夕花

    南
    心也の母。

    心也

    幸太



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    2026年05月27日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    サクッと読める心があったかくなる人情小説。
    短編的に登場人物にフォーカスした話が続き、色々な年代、性別、状態の人に感じるものがあると思った。

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    2026年05月24日
  • 桜が散っても

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    ネタバレ

    ある事故をきっかけに、離ればなれになった家族の物語。

    プロローグの衝撃的な場面から、いったい着地点はどうなるのか・・と思いながら、ずっと心が重たい状態で読み進めました。
    特に自分と同性同世代の「松下麻美」の章は、苦しかったー・・離婚歴もあるし、どっぷりと共感。
    決断が正しいか間違っているかなんて分かりはしない。そうするしかなかったのでしょう。

    自分の心に正直に生きた夫の忠彦も、結局、そうするしかなかったんだと思う。

    そんな父の行動、母の決断、どちらも子供たちにとっては受け入れられないものだったのでしょうが、
    里奈も建斗も、桑畑村を訪れ、生前の父を憶うきっかけと共に変わっていきます。

    建斗の「許せないけど、嫌いじゃない」という感情が、矛盾ではなく、一括りとして存在する感情であることの気付きは、なるほどそうかも・・と思いました。
    一括りの存在する感情を認め受け入れ、前を向くことができるのかもしれません。

    重たいストーリーでしたが、読書後の後味は悪くなく、一筋の柔らかな光と、新鮮な空気を含んだ風を感じれる後味でした。

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    2026年05月21日
  • ハレーション

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    心に傷を抱えて故郷の子泣き島を離れ都会で暮らしていた拓海が、幼なじみの風太とばったり出会い風太の勢いに負けて帰郷する。鬱屈していたけど最期は若者らしい爽やかさが戻って再生の物語だった。
    劇的な何かがあった訳じゃなく自然に行き直す切欠ができる、というのがよいなと思った。

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    2026年05月21日
  • エミリの小さな包丁

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    すごく温かかった
    都会の生きづらさから逃げてきたエミリ
    おじいちゃんや龍浦の人と接して
    前を向いていく話
    話の中に凛と風鈴のなる描写があり
    心なしが本当に風鈴の音が聞こえた気がした
    エミリもまいこも親子なんだなと感じた

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    2026年05月19日
  • ハレーション

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    スラスラ読める元気な物語でした。卓も涼子もみんな島に残って欲しかったなー!そして、新たなドラマを展開してくれたら、どんなに楽しいことでしょう?続編に期待したい。

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    2026年05月08日
  • キッチン風見鶏

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    最後の最後にまるっと繋がるあの瞬間がたまらない

    現実で起こりそうで起こらない、このギリギリのラインを攻める描写に心が躍る。やはり、暮らしぶりや料理、登場人物の雰囲気、などに想像力を働かせる時間がわたしは好きだな〜と。

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    2026年05月07日
  • 桜が散っても

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    タイトルの伏線回収が見事。忠彦が失声症を患ってからの様子は家族目線でしか語られないが、トラウマを抱えた忠彦自身もきっと辛かっただろう。

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    2026年05月05日
  • プロだけが知っている 小説の書き方

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    小説を書く側になりたい、だなんて大層なことは考えていないが、大好きな小説がどうやって作り出されているのか気になっていた。
    そしてなんとなく買って読んでみたが面白い。
    なるほどなるほど。
    やっぱり私は読む側だけの人間だなと再確認。

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    2026年05月04日
  • さやかの寿司

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    読み終え、温かい気持ちになっていることに気付きました。海辺の小さな街の寿司屋。夕凪のような穏やかな街の空気が伝わってきます。
    優しい雰囲気なのに、実はそれぞれが重いものを抱え、それが人と人との関係で心が軽くなるような。支えられていると感じ取れるような、家族になるという素敵な言葉を感じさせてもらいました。
    第3章が、特に良かったです。
    人生のなかで、自分のmustを減らす。手放したら生きやすくなる。

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    2026年05月03日
  • ハレーション

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    良いお話でした。この世界観好きです。
    私は真面目で面白みがないから、風太くんのような少しちゃらんぽらんな明るい性格に憧れる。拓海くん、風太くん、涼子さんの優しくて繊細な気持ちが、読んでいて気持ちが良かった。

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    2026年05月03日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    登場人物の個性が際立ち、どんどん読み進められる。人間にはたくさんの居場所があることが何より大切なのだ、と、感じる一冊

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    2026年05月01日
  • エミリの小さな包丁

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    数々の魚料理の描写が美味しそうでときめく。基本的に登場人物があたたかくやさしい。読後感もあたたかい。だから、完全なる悪い染みのような人物が、あくまでも物語の転となるトリガーとしての役割としか感じられない部分に少しだけ物足りなさを感じた。
    父と娘、母と子、祖父と孫。それぞれのかかわりが胸に染み入る。釣りが好きだった亡き父のことを思い出してしまった。
    こんな素敵なスーパーおじいちゃん、いいなぁ。キャストを真剣に考えてしまった。映画化できそう。

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    2026年04月30日
  • ゆうぞらビール 〈新装版〉

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    森沢さんのエッセイは3冊目なのでわかってはいましたが、ホントあの泣かせる小説を書いてる作家さんとは思えない(あ、失礼しました)すごいギャップです(笑)

    最初から笑いっぱなしで、どうしてこんな面白い人たちに遭遇してしまうんだろう?て森沢さんの引き寄せの力にビックリ!

    森沢青年は青春を謳歌してましたね。旅先で目にした美しい景色は小説に生かされているし、出会った人たちもヒントになっているのかしら?と思いました。

    新鮮な鮎は食べたくなったけど、あのラーメンは絶対無理〜。サッポロ1番食べると思い出してしまいそう。

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    2026年04月28日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    マッチョなオカマのゴンママを中心に、心に傷のあるそれぞれの登場人物が、少しずつ癒されていく心温まるオムニバス作品。
    それぞれちょっと難がある個性豊かな面々だが、共感できる部分も多く好感が持てる。
    作品の中で歯科医の話は自然に涙が出てくる良い話だった。
    心が癒されるとても良い作品だった。

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    2026年04月28日