森沢明夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレフォローさせていただいている方の本棚に並んでいて、手に取ってみたくなりました。
みなさんの本棚は、本当に宝の山のようで、いつもワクワクしながら覗きに行っています(*´꒳`*)
読書歴が浅いので、初めましての作家さんが多く、森沢さんもその一人でした。
短くて、ゆるくて、人生が明るくなるハッピーの花束みたいなエッセイ本。
印象に残ったのは、
☆自分を変えたいときの秘訣 「真面目ニンゲン脱出法」☆
自分の行動パターンにはないような世界に一歩踏み出す。行動の繰り返し。
自分は生真面目すぎる性格なので、とても参考になった。
☆叶わなくてもいい夢☆
夢を持っているだけで、小さな幸せを感じる。
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Posted by ブクログ
小さな南の島に住んでいる小学5年生の拓海は、釣りに出かけた海で幼馴染の涼子が飼っている猫が海で溺れてしまったのを見かけ、近くにいた親友風太の父親、亮平に助けを頼む。荒海に飛び込んだ亮平は、拓海の目の前で溺死する。その姿を見た拓海は心に傷を負ってしまい…。
重い話がメインのはずなのに、爽やかな夏の南の島が眩しくて、さらっと読めた。
大人になり再会した拓海と風太。辛い状況の拓海の心に無理矢理入り込んだ風太。親の都合で嫌な思いをしたはずなのに、風太がいい奴なのは南の島でのびのび育ったせいなのか、父親のDNAか。
しかし、拓海の父親は全然父親らしくなかったなぁ。
幼馴染の3人の未来が明るくなる -
Posted by ブクログ
森沢明夫さん、ずっとずっとあったかい作品です
今までに出てきた人もちらほらと出てきて、思わず笑みがこぼれながら読みました
ふるさと、帰れる場所があるってやっぱり良いものだよなぁ……
読みながら沖縄の海を思い出し、ばしゃーん!なんて飛び込みたくなるようなそんな気持ちに
と同時に、幼なじみの関係性とか、嘘をついたことへの罪悪感というか後ろめたさというか
そんな感情に切なくなりつつ
でもそこは森沢さん
あったかい気持ちで読めるんですよね
読み始めて、あぁ、これはきっとこういう場面があるからそこで私はきっと泣くな、という予感は見事に的中
わかっていても、泣けました
心が温かくなる作品です -
Posted by ブクログ
大好きな森沢さんのお話
やっぱりいいですね。
温かくてロマンがたっぷり。
今回は縄文時代と現代が舞台になっていて、縄文時代にさほど興味を持っていなかった私としては、
最初キョトンって感じだったのですが、
いやー。奥が深く興味深くすぐに
夢中になってしまいました。
昔昔の縄文時代と前世からつながりのある二人。
素敵なくまごろうさんと桃ちゃん…
こういう運命の出逢いはロマンチックですね。
それから
くまごろうさんの温かい言葉は
本当にキュンとしてしまいます。
なんだか、土偶とか化石とか
そういう古代のロマンに少し
興味を持ってしまいました。
三部作ということを最後に知ったのですがまた機会があれば是 -
Posted by ブクログ
真夏に読みたかったー!
自分がきっかけで親友の父親を亡くした拓海とその親友・風太、ばったり再会した二人の絆の物語。
島の情景や海の描写が美しくて、南の方の島に行きたくなる。主人公たちの抱える事情がかなり重たいのだが、島の雰囲気や登場人物の朗らかさがあって、安心して読める。
みんながみんな、いろいろな事情を抱えている。どんなに近くにいても、語られなければわからないことばかりだ。でもそれを嘆くのではなくて、「それはもう、しかたない!」と割り切って、それでもわかろうとする努力を忘れない姿勢を大切にしたい。
終わり方もすがすがしくて、台風一過のような作品だと思った。
そして物語中盤に、まだ読んだ