森沢明夫のレビュー一覧

  • 桜が散っても

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    ネタバレ

    ある事故をきっかけに、離ればなれになった家族の物語。

    プロローグの衝撃的な場面から、いったい着地点はどうなるのか・・と思いながら、ずっと心が重たい状態で読み進めました。
    特に自分と同性同世代の「松下麻美」の章は、苦しかったー・・離婚歴もあるし、どっぷりと共感。
    決断が正しいか間違っているかなんて分かりはしない。そうするしかなかったのでしょう。

    自分の心に正直に生きた夫の忠彦も、結局、そうするしかなかったんだと思う。

    そんな父の行動、母の決断、どちらも子供たちにとっては受け入れられないものだったのでしょうが、
    里奈も建斗も、桑畑村を訪れ、生前の父を憶うきっかけと共に変わっていきます。

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    2026年05月21日
  • ハレーション

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    心に傷を抱えて故郷の子泣き島を離れ都会で暮らしていた拓海が、幼なじみの風太とばったり出会い風太の勢いに負けて帰郷する。鬱屈していたけど最期は若者らしい爽やかさが戻って再生の物語だった。
    劇的な何かがあった訳じゃなく自然に行き直す切欠ができる、というのがよいなと思った。

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    2026年05月21日
  • エミリの小さな包丁

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    すごく温かかった
    都会の生きづらさから逃げてきたエミリ
    おじいちゃんや龍浦の人と接して
    前を向いていく話
    話の中に凛と風鈴のなる描写があり
    心なしが本当に風鈴の音が聞こえた気がした
    エミリもまいこも親子なんだなと感じた

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    2026年05月19日
  • ハレーション

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    スラスラ読める元気な物語でした。卓も涼子もみんな島に残って欲しかったなー!そして、新たなドラマを展開してくれたら、どんなに楽しいことでしょう?続編に期待したい。

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    2026年05月08日
  • キッチン風見鶏

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    最後の最後にまるっと繋がるあの瞬間がたまらない

    現実で起こりそうで起こらない、このギリギリのラインを攻める描写に心が躍る。やはり、暮らしぶりや料理、登場人物の雰囲気、などに想像力を働かせる時間がわたしは好きだな〜と。

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    2026年05月07日
  • 桜が散っても

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    タイトルの伏線回収が見事。忠彦が失声症を患ってからの様子は家族目線でしか語られないが、トラウマを抱えた忠彦自身もきっと辛かっただろう。

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    2026年05月05日
  • プロだけが知っている 小説の書き方

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    小説を書く側になりたい、だなんて大層なことは考えていないが、大好きな小説がどうやって作り出されているのか気になっていた。
    そしてなんとなく買って読んでみたが面白い。
    なるほどなるほど。
    やっぱり私は読む側だけの人間だなと再確認。

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    2026年05月04日
  • さやかの寿司

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    読み終え、温かい気持ちになっていることに気付きました。海辺の小さな街の寿司屋。夕凪のような穏やかな街の空気が伝わってきます。
    優しい雰囲気なのに、実はそれぞれが重いものを抱え、それが人と人との関係で心が軽くなるような。支えられていると感じ取れるような、家族になるという素敵な言葉を感じさせてもらいました。
    第3章が、特に良かったです。
    人生のなかで、自分のmustを減らす。手放したら生きやすくなる。

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    2026年05月03日
  • ハレーション

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    良いお話でした。この世界観好きです。
    私は真面目で面白みがないから、風太くんのような少しちゃらんぽらんな明るい性格に憧れる。拓海くん、風太くん、涼子さんの優しくて繊細な気持ちが、読んでいて気持ちが良かった。

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    2026年05月03日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    登場人物の個性が際立ち、どんどん読み進められる。人間にはたくさんの居場所があることが何より大切なのだ、と、感じる一冊

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    2026年05月01日
  • エミリの小さな包丁

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    数々の魚料理の描写が美味しそうでときめく。基本的に登場人物があたたかくやさしい。読後感もあたたかい。だから、完全なる悪い染みのような人物が、あくまでも物語の転となるトリガーとしての役割としか感じられない部分に少しだけ物足りなさを感じた。
    父と娘、母と子、祖父と孫。それぞれのかかわりが胸に染み入る。釣りが好きだった亡き父のことを思い出してしまった。
    こんな素敵なスーパーおじいちゃん、いいなぁ。キャストを真剣に考えてしまった。映画化できそう。

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    2026年04月30日
  • ゆうぞらビール 〈新装版〉

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    森沢さんのエッセイは3冊目なのでわかってはいましたが、ホントあの泣かせる小説を書いてる作家さんとは思えない(あ、失礼しました)すごいギャップです(笑)

    最初から笑いっぱなしで、どうしてこんな面白い人たちに遭遇してしまうんだろう?て森沢さんの引き寄せの力にビックリ!

    森沢青年は青春を謳歌してましたね。旅先で目にした美しい景色は小説に生かされているし、出会った人たちもヒントになっているのかしら?と思いました。

    新鮮な鮎は食べたくなったけど、あのラーメンは絶対無理〜。サッポロ1番食べると思い出してしまいそう。

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    2026年04月28日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    マッチョなオカマのゴンママを中心に、心に傷のあるそれぞれの登場人物が、少しずつ癒されていく心温まるオムニバス作品。
    それぞれちょっと難がある個性豊かな面々だが、共感できる部分も多く好感が持てる。
    作品の中で歯科医の話は自然に涙が出てくる良い話だった。
    心が癒されるとても良い作品だった。

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    2026年04月28日
  • おいしくて泣くとき

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     幼く淡い恋と、奇跡のような再会の物語です。

     主人公は中学生の心也、夕花、そして夫婦でカフェレストランを営むゆり子の三人。心也は小学生の頃に母を亡くして、大衆食堂を営んでいる父と二人暮らしをしている。その食堂では子ども食堂の活動をしていて、家庭などに事情のある子どもたちが時々食事を食べにくる。幼馴染の夕花もその一人で、心也は彼女に淡い恋をしていた。けれど、夏休みのある日、夕花の家庭の状況を知ってしまう。義理の父に暴力を振るわれボロボロになった夕花を連れて逃げた心也は、夕花に遠くへ行きたいと言われて海へ連れて行くのだが。

     複雑な家庭事情と、全くの子どもではないのに大人にはとても届かない中

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    2026年04月28日
  • 虹の岬の喫茶店

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    喫茶店を通して人とのつながりが描かれていて、ほっとする作品だった。
    やさしい雰囲気で安心して読める。

    最後はまた新しい始まりを感じるような終わり方で、前向きな気持ちになれた。

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    2026年04月27日
  • おいしくて泣くとき

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    ネタバレ

    最後に涙が自然と出てくる作品で
    読後良かったねぇと声をかけたくなりました
    読んだ後もう一度プロローグを読み返して
    繋がるお話が胸を熱くしました。
    心也から始まる物語
    途中、突然ゆり子さんが出てきて違和感を感じつつ
    読み進めるうちにマスターが心也くんになっている事に気がつく
    桜の木
    お母さんが守ってくれたのだなぁとしみじみ
    映画も観てみようと思います

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    2026年04月26日
  • ハレーション

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    最初はあまり文章が合わないかもと、読む手が進まなかったけど、最終章では思わず涙ぐんでいた。

    自分が助けを求めたのがきっかけで、友人の父親が亡くなったら、責任を感じてトラウマになるのも無理はないと思う。

    言葉にすることの大切さや、過去と向き合う勇気など大事なことを、改めて考えさせられた優しい作品。

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    2026年04月22日
  • ヒカルの卵

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    森沢氏らしい、ほっこりするお話。
    さよならドビュッシー、護られなかった者たちへ、と少し苦しくなるお話を続けて読んだので、ほっこり系を求めてヒカルの卵。

    舞台は超ど田舎のどこかの集落。方言がなんとなく親戚のおじさんみたいでさらにほっこり。「〜すっど。」みたいな笑 あとがきに兵庫県但馬市のどこかがモデルって書いてあったから本当に近そう。

    ムーさんのように平和ボケではあるけど、集落のみんなの幸せを願って人生をかけて行動できる人がいて、その無謀さを笑いながらもしっかり裏で支える親友たちがいて、とても素敵な人間関係。羨ましかった。
    儲かってきて、村の人の妬みとかが出てきた時、どうなることかと思ったけ

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    2026年04月17日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    森沢さんの小説はいつも大事な言葉を伝えてくれる。
    本書にも心に響く言葉が小声で(大声で?笑)たくさんささやかれています。
    ちょっと登場人物達のキャラに圧倒されたけど!

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    2026年04月17日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    「身長2メートル越のマッチョなオカマ・ゴンママ」
    このフレーズに惹かれて手にした1冊。
    職種や境遇の異なる人々がゴンママを囲み、ゴンママの紡ぐ暖かくも力強い言葉に勇気づけられる物語。
    人は誰しも苦悩と出会うが、そんな時、ゴンママが私に優しく語りかけてくれている様な、大丈夫だと背中を押してくれている様な、不思議な錯覚に陥った。

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    2026年04月17日