森沢明夫のレビュー一覧
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ネタバレあっ、祖父×孫ものだ…と分かった瞬間、たじろいだ。
老人が出てくる系の話に私はめちゃくちゃ弱い。
大体は人間的にすごく尊敬できるキャラクターが多く、素敵だなぁと思うのだけど物語の中で病気になったり死すことが多いからだ。悲しいのだ。
でもこの物語に出てくる大三おじいちゃんは最後まで元気でよかった。
悲しい物語では決してないと思うのだが、感情移入しすぎたのか後半はボロボロ泣いてしまった。
サヤが来た辺りからエミリに感情移入し、大三さんに救われ、心平に恋しそうだった。
エミリのように、どんな人でも人生って結構間違えることがある。でも信頼できる人の支えと、大きな自然があればまた立ち上がれると元気をも -
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「プロだけが知っている小説の書き方」著者の小説。
小説を書いてみたいなぁと思いながら書籍を調べていたら
森沢明夫さんに出会い、まずは彼の小説を読んでみようと
思い立ったのがきっかけでした。
そしたら冒頭から引き込まれました。
読み終わった後に、また冒頭を読み返したくなる。
ストーリーを楽しんでいる間は涙腺管理が大変でした。
電車内で泣くわけにいかないと必死でした。
悲痛な思いをする場面もありますが、全体的に暖かい温度で楽しめました。
人の温かさというより、ぬくもりが伝わるといった方が
適切だと思う作品でした。
他の森沢明夫さんの作品も読みたいと思いました。 -
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ネタバレブックデザイナーの青山哲也さんはこの業界では
大御所 と呼ばれる存在です。
仕事は万事順調でしたが65歳を迎えて余生は
大好きな景色の見える別荘で妻と二人で穏やかに
過ごしたいなぁと考えていました。
ある時身体の不調を感じて病院にいき精密検査を
うけます。結果、肺癌と全身への転移があり
余命半年から一年との医師の見解。
てっちゃん、しーちゃんと呼び合う仲良し夫婦の
お互いを思い遣る気持ちが凄く切なくて切なくて
涙がとまりませんでした。
小説家 涼元マサミさんは離婚して
元妻と暮らしている
娘の真衣さんとの月に一度の時間は何よりも大切です。
家族の為にと思い書き続けたミステリー小説は全て
ヒッ -
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バイクのエンジン音
竹林から吹く優しい風
軒下の錆びた風鈴の音
ホタルブクロに入れた蛍の幻想的な光
ぬるま湯みたいな夏の雨
夏の雨後の強い木漏れ日
早起きの蝉たちの合唱
パイナップル色に染まる夕陽の空
たんぽぽと恵三。
登場する人物達の暖かくて優しい物語が「光」「蛍」「夏」「涙」「心」「願」「命」「凛」こうした言葉達に込められていて、見た事も行ったこともないその景色達が胸の奥にしみわたる。
途中何度も物語の中へ吸い込まれ、優しい言葉たちに何度も何度も涙が浮かんでいた。
心温まるストーリーと胸に響く読後感でした。
たくさんの人に読んで欲しいと思います。
おすすめです。 -
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青森3部作の2作目、舞台は1作目の弘前から青森に移る。題名の付け方に私は興味がある。そして、このドロップキッカーズって、プロレス?・・・。表紙絵を見ればわかるのだが・・・。読み終えるとこの題名がピッタリだと納得できた。
主な登場人物は、いじめられっ子の中3受験生宏海、中途半端な不良で宏海の同級生雄大、再起をはかるアスリート姉妹の姉柚香、明るいアスリート姉妹の妹陽香。スポーツでもなんでも、学びを定着させるのは自信をつけることが大事だと思う。自己成長の変化が見えるとやる気が出るものだ。そして、基本が大事だと思うのである。岡島さんの「天才」という口癖が印象深い。そこには必ず理由が付け加えられている -
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やっぱり、泣きました。森沢さんの作品は、いつもそうですが、温かい気持ちになって涙を流して、心が浄化されていきます☺
本作品で印象に残った言葉が『自由』と『MUSTをなくす』です。僕もそうですが、世の中の多くの人は、〜すべきとか、〜しなければいけない、と色々なことに縛られながら生きているのかもしれません 。
こうでなければいけない 、といったたくさんのしがらみを誰かや世の中の影響を受けてだけではなく、自分でも作り出して、あたかも檻の中で生きているようなものかもしれません。そして、時々 檻の外を見て、羨ましいなと感じることもあるかもしれない。
でも、本来、人は自由なのである。このことに気づく -
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ネタバレうわぁいい本に出会った!!
美味しい料理、素敵な人たち、美しい風景、胸が熱くなる展開、どこをとっても「うわぁ、いい!」しか浮かんでこない。
プロローグの秘密とか店の名前の秘密とか常連客の秘密とか、随所にある仕掛けにも全部気持ちよく引っかかったな笑
特に勉さんは「え!そういうこと!?」ってかなりびっくりして。。。
あーだから強い霊同士は同じ場に出られないって何度も強調して…!!
あれは全く予想してなかった。
物語の軸にいるのがちょっと生き方を迷って模索中の人たちだからか、至るところで前向きにやってみようかなと勇気もらえる素敵な言葉に出会えたのもとても良かった。
最近個人的に停滞してるなぁと -
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ネタバレかたつむり
が
やってくる
葉山珠美さんのお父さんは背骨にできた
腫瘍を切除して
代わりに人工骨を入れる手術をしています。
無事手術が終わるのを、珠美さんと義母の
シャーリーンが心配しながら待っていました。
二人共凄く心配していますが、珠美さんはシャーリーンのちょっとした言葉遣いや声の事が気になってしまいます。
手術は無事成功しました!!
珠美さんのお母さんは事故で亡くなっていて、お父さんとシャーリーンは三年前に結婚しました。
シャーリーンはフィリピンの人でシャーリーンの家族もまた17歳の時に事故で亡くなっていて、そのあとは 養護施設で生活して、26歳で日本に出稼ぎの女性 -
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恋する失恋バスツアー 本のタイトルを見て
深く考えないで失恋した人のバスツアーのお話かな?
と思い読み進めましたが、まてよ恋する?
との疑問が、、。
この失恋バスツアーはこの会社でも人気のツアーです!
企画発案者で添乗員の天草龍太郎さんの案内で、
ツアーは進行していきます。
しかし龍太郎さんは3日前に失恋したばかり、しかも
失恋のお相手が、バスツアーに同行される
カウンセラーの小泉小雪さんです。
それでも龍太郎さんは頑張っていつも通りの仕事をしようとしています。沢山のハプニングや個性豊かなツアー参加者達にふりまわされながらも涙あり笑いあり
そして心温まる事盛りだくさんの物語です!
物語の -
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森沢明夫さんの幻のデビュー作を読んだ。
「運転手の親子に深く愛されたことで、バスに『意識』が生じ、そのバスが『命を宿したモノ』として喜びと葛藤を抱えながら出会いと別れを繰り返していくファンタジー」が人気を呼んで映画化の話まで持ち上がったのに出版社が倒産。そんなマイナスな出来事があったのに、大きなプラスを生み出してきた森沢さん。
この小説には森沢さんの魅力がギュッと詰まっていた。凛という心地よい余韻を残しながら。
山古志村。復旧、復興をマスコミは報道したけれど、当事者にとって復興なんて言葉は使ってほしくないだろうな。生き延びたとしても、大切な物や大切な人との別れを余儀なくされた家族がたくさんあっ -
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ほぅ···
時間かけて読みました。
心えぐられる感覚になりながら。
誰でも生きていれば
人になかなか言えないような
過去のひとつやふたつはあるはず。
蓋をしていた過去の記憶が
もぞりと動き出すような
思わず息をひそめたくなるような
ドキリとするような箇所が
あちこちに散りばめられていて。
なんというか、ものすごく、生々しい。
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生死
家族
職場
あらゆる状況や人間関係で心揺れるのは
現実でもよくあること。
どっぷり物語の世界観に浸りました。
生きるって、
理不尽なことと向き合うことだったり
やるせない気持ちになることもあるし
消せない過去がつきまとったりもするけど
ぜーんぶ抱