森沢明夫のレビュー一覧
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物語に登場する恵三さん(渾名は地蔵さん)の名前には、三つの恩恵があるようにという意味が込められている。
最初のひとつは、この世に生まれてくる喜び。
ふたつ目は、親に愛される喜び。
三つ目は、伴侶と一緒に子供の幸せな姿を見る喜びだそうだ。
恵三さんが言うには、人間は、何かと何かを比べたときに、いつも錯覚を起こす。だから、自分と他人をあまり比べない方が良い。他人と比べると、自分に足りないものばかりに目がいっちゃって満ち足りているもののことを忘れてしまうのだそうだ。
この物語の中で、「憶う」という表現がよく出てくる。「思う」でもなく「 想う」でもない。誰かを憶いだすとか追想する意味あいで使われて -
購入済み
いい人しか出てこなくて自分の心まで綺麗になったみたい。実話に基づいてるというのがいい。田舎でみんなで遊んだり生活した過去があるから恵三さんもヤスばあちゃんも亡くなったの悲しすぎた。でもラストでまた感動。愛にあふれたお話だった。
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家族の温かさ、人と人の繋がりが森沢さんの人間味溢れる文章で描かれている。
文中から
運がいいのは神様に愛されてるってこと。笑って愉快にやってれば、神様たちも楽しいのが好きだから自然と集まってくる。結局神様が集まるとここそ運が開けてくる。
人間は生まれ落ちた瞬間から、既に余命を生きていて、あの世に行く瞬間まで命と言う名の持ち時間をすり減らし続けている。命=自分の持ち時間。
人生にはみんなが通った後にできる轍はあっても、レールは無い。だから、自分の心を羅針盤にして、自分だけの道を歩いていけばいい。それこそが唯一後悔をしないで、死ぬための方法なのだ。
人は人にありがとうと言ってもらえた時にこそ1番ピ -
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★5.5
最高です!是非おすすめです
この本を読んで森沢明夫さんの本を全部読みたくなりました
すっかり森沢明夫さんの人柄にファンになってしまいました
今回この本を旅のお供にして、11月末に旅行に行きました
しかし!!子供が体調不良になり、計画していた事がほぼできない、ご当地グルメもほとんど味わえず、、、という状態でした。
もちろん仕方ないのです
でも、残念だったなという思いも消えず、、、
そんな帰りの飛行機で、この本を読んで森沢明夫さんの「小さな幸せ」を見つける才能や、前向きな考え方にすっかり魅了されました
知ってました??
森沢明夫さんの作品に常に「仕掛け」があって、「多層構造」になっ -
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きらきら眼鏡 というタイトルできっと
優しい色の物語だろうなぁと思い読みはじめました。
読後感は凄く良かったです!
明海さん、あかねさん、祐二さん、弥生さん、
みんな一生懸命頑張っていて、相手を思い遣る
言葉が素敵なのに、自分の言葉に傷ついて、
自分の想いに傷ついて、それでも大切な人を
懸命に思い遣ること、、、
そういう事を経験しながら沢山傷ついて
沢山優しくなっていく物語の人達が大好きです。
凄く悲しいのに泣けない、
まわりの人達は沢山泣いているのを自分は
その様子を俯瞰しているような感じでいる。
そういう時って辛すぎて辛さを感じられない
きらきら眼鏡、、、、、
何も無い坦々とした日々 -
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物語の始めも最後も涙。でも、悲しみだけの涙ではなくて、美しいものに対する涙も。
「ありがとう」
この話を読み終わって、この言葉が特に心に響いています。
「ありがとう」
感謝を伝える言葉だけど、時には哀しみを含むこともある。でも、本当に美しい言葉で。
そして、それは奇跡に繋がりもする。そんなことをこの本を読んで思いました。
妻の洋子を病で失った倉島。その洋子の遺書にあるとおり、彼女の故郷へと向かう。その道中での出会いを通して、倉島自身が変えられていく。
「もしかすると、この世のすべての事象は『自分がソレのどこを見るか』だけで、がらりと変わってしまうのかも知れない。」と倉島の言葉 -
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あ~面白かった(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
夏の爽やかな景色の表紙デザインに一目惚れして読みました♬.*゚
想像してた癒し方と少し違って面白かった☆
大好きな喫茶店で美味しそうなアイスコーヒーやアイスティーが頻繁に登場するのも心地よい♪
1ページ目を読んでる途中に前に読んだ感覚があって「?これってもしかして…?」と思ったら私の大好きな本「エミリと小さな包丁」と同じ作者さんだった... ∑(°口°๑)
はいっこの本面白いの確定。
そこからはもう一気に読んじゃった。森沢明夫さんの書き方ってすごい。
私この作家さん大好きだわ…♡♡♡
ちょっとミステリーもあるしほっこりするし読後感最高でし -
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たまたまかかっていた
KOKIAさんの名曲
『ありがとう』♫
聴きながら洋子さんの
二通目の手紙を読んで
いたら思い出した。
先日書類の整理をして
いたら父からの手紙が
ポロッと。
生前ときどき送られて
きていたうちの一通。
当時ほとんど流し読み
していたので、
なにが書かれていたか
思い出せず。
そそくさ開いてみれば
朴訥とした筆跡で、
センスも捻りもなにも
ない、
「体に気をつけろ」と
ただそれだけの手紙。
なんだか急に目の前が
曇った。
うん、体に気をつけて
頑張るよ、父さん。
今ごろは見晴しのいい
遥かな海辺でポツンと、
大好きだった釣りでも
しているのかしら。 -
Posted by ブクログ
ちょっと軽いノリなお話だけど、小さな世界で、些細なことで対立して、人と人との繋がりを弱いものにしているのって、この日本中いや世界中にあることなのかもしれない、って読み終わった後に、考えてみた。しかも、その対立の原因は、なんの根拠も実態もない、同調圧力に過ぎない。
コロナ禍で、誰もが感じたのが『同調圧力』じゃないのかな。何か疑問があっても、言葉や行動にしちゃいけない。言葉にしたり行動に現したら、白い目で見られたり、非難されたりもする。だから、本音を隠さなきゃってなって…そして、少しずつ人と人の繋がりが希薄になり、分断されそうになる…
実は、僕たちの人生もロールプレイングゲームみたいなものなの -
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森沢明夫さんの青森三部作、
ラストを締めくくるのが本作
『ライアの祈り』
『青森ドロップキッカーズ』と
『津軽百年食堂』がとっても素敵な作品だったので、ラスト3部作目を早く読みたいような、大事にお楽しみにとっておきたいような・・・
ハアァ〜とうとう読んでしまった。
脱力・・・笑
ラストに相応しくとっても感動的な作品だった。
今回の主人公は、シリーズで大事な脇役を務めていたバツイチ35歳の大森桃子。この桃子ちゃんが、本当に良いキャラで、姉御肌の人情派!
そんな桃子に惹かれる職場の後輩 桜ちゃんも、これまた最高にチャーミング!
更に合コンで知り合ったクマゴロウこと佐久間吾朗も、イケメンじゃない -
Posted by ブクログ
大学を中退し、過疎地の地元で「買い物弱者」を救うために移動販売をはじめた主人公のたまちゃん
フィリピン人の義母との関係や色々な問題、トラブルがありながらも、人との繋がりに支え、支えられ、幸せに気づいていく物語
幸せの極意は『いつもいい気分でいること』と主人公を優しく見守る、静子ばあちゃんの言葉があります。
そして、いい気分を作り出すのは自分自身でもあるのだろうな、と思います。
人生に起こる出来事に意味はなく、意味付けをするのは自分自身であり、自分の捉え方で何とでも解釈することができます。
また、『無い』ものを探すのではなく、『有る』ことに気づくことも大切なことです。日常の様々なシーンには