森沢明夫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
母は「娘の不登校を治したい」と強く願うあまり、怪しい霊能者に心酔していく。その過程は一見、大袈裟にも思えるが、妙にリアルで、どこか切なさを感じさせる。不登校児の親の苦悩や迷走が、生々しく描かれていた。
本の最後には、お笑い芸人・髭男爵の山田ルイ53世さんによる解説がある。自身の引きこもり経験をもとに語られた言葉の中で、特に「主人公の春香が最後に『転校』という選択をとったことに納得感があった」という一文が心に残った。
私自身、高校生のときに不登校になり、うつ病になり、山田さんと同様に引きこもり、逃げるように転校した。そのため、周囲から「甘え」や「今後も同じように現実から逃げる」と言われ、自分を責めてきた過去がある。だからこそ、この言葉には特別な重みを感じた。「納得感があった」という表現は、決して直接的な励ましの言葉ではない。しかし、不登校を経験した山田さんだからこそ持ち得る深い共感がにじんでいて、どんな慰めの言葉よりもじんわりと胸に沁みた。
春香の選択は単なる「逃げ」ではなく、彼女なりの生きるための一歩だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ凄く 凄く 素敵な物語でした!
物語は ミーコとナベちゃんから始まります。
2人とも 大切な事を守る為にひたむきに
生活をしています。
なかなかのプレイをされる2人ですが 涙が溢れて
心が切なくて胸が痛かったです。
暖かい色の 泣き笑いの時間でした。
神原泰三とシリウス
ここも 涙で上手く読めない事の繰り返し、、、、
ミーコちゃんが 生きて行く中で大切な宝箱に
小さな宝物をみつける 方法と
ありがとうの手にしなさい という願い、、、、
泰三さんとおばあちゃんの 優しさに心をうたれて
ミーコちゃんの健気さに涙が溢れての時間でした。
下山久美とビー玉
ミーコちゃんも久美ちゃんも 心に孤独を抱えていて
久美ちゃんは 何時も家来のように
ミーコちゃんを従えています。
それでも ミーコちゃんは優しくて 寒い時は
手袋やマフラーを貸してあげます。
学校の帰り道に 小さな宝物を探したりしながら
2人は 本当の友達になります。
久美ちゃんが ミーコちゃんに
ごめんね
と言った時 私の視界もゆらゆら揺れていました。
井川奈々とアロマポット
中学生の頃のミーコさんと養護教諭の奈々さん
との 日常の暖かい物語です。
2人で 交換日記をしていく中で お互いの
大切な思いを優しく包みあいながらの生活です。
心にフタをして なかったことにしちゃう得意技も
ミーコさんの優しい言葉をもらい
本当は大切に想われていると気づく事ができます。
手紙を 書けて本当に良かったね。
浅利文也とマフラー
孤独でいつも悶々としている 文也さんが
ある事から ミーコさんの所に行く様になります。
ミーコさんとの 恋愛ごっこのところは
ミーコさんも 文也さんも凄く傷つきながらの時間で
宝箱が壊れちゃった時は苦しくて苦しくて
涙がとまりませんでした。
それでも ミーコさんは 文也さんを優しく
包み込みます、、、、。
クリスマスイブの お墓の散歩、、、
文也さんに 自分の事を話せて きいてもらいながら
ミーコさんも 少しずつ救われたのかなぁと
思いました。
想い出を振り返れば 楽しい事もあったし
覚えてくれていた人もいましたね。
お墓をみて
独りに、なっちゃった、わたし・・・・
でもね 文也さんが宝箱を直して
格好悪いところから再スタートしましたよ!
私も同じように 一番星を想いながら
2人の幸せを願う時間でした。
黒木竜介とハンチング
お店の経営者の竜介さんとそこで働く
29歳のミーコさんのお話です。
お互い 惹かれあっていますが 思い遣りが
交差しながらの優しい時間です。
娘のチーコちゃんも凄く懐いていて
本当の家族になれるのに 今ではないという
もどかしさでした。
チーコちゃんからの可愛いお願いメールをもらい
一緒に過ごしたクリスマス・・・
海に行く約束は 胸が痛くて痛くて、、、、
宝物を見つける目 幸せなモノの見方をきいて
3人の暖かい時間を心に響かせて
竜介さんは竜になると決意します。
大切な人を思い遣る気持ちは本当に何時も
心に響いて前を向く勇気をもらえます!!
チーコと工芸茶
チーコさんが 26歳になり 明日の日曜日
ホテルで結婚式を挙げます!
ミーコさんも51歳になりました。
今日はクリスマスイブです!
2人の人生を振り返っての時間、、、
ありがとね、チーコ。生きててくれて
のところは涙で時間が止まってしまいました。
人間の心は 傷つけたくても 傷つかないように
できている 凄く痛くても そのおかげでいま
ぴかぴかに磨かれた心があるよ とチーコさんに
ミーコさんが教えてあげた時も涙が溢れて
ティッシュが沢山なくなってしまいました。
宝箱の鏡の意味もきっとそうですよね!
思い遣る気持ちが溢れて 厳しくなってしまった
おばあちゃんの気持ちも このイブの夜に
本当の意味で 心にストンとおちたんではないですか。
メリークリスマス
26年間、本当に・・・・
本当に、ありがとうねぇぇええ〜ん
ありがとうの手でシャッターを押しました。
私の心根に深く響いて
優しさや思い遣りを沢山もらって
生きる力になる本当に大切な物語です!!
今年のクリスマスイブは
お汁粉を食べようかなぁ・・
-
Posted by ブクログ
MRさんのおすすめレビューを見て、これは読まなくちゃ!と手に取った。
新しい年が始まったタイミングで読めて、本当によかった!
元々「潮」で「小さな幸せ探検隊」という名前で連載されていたエッセイなのだそう。このタイトルに全てが凝縮されているなと思う。
日々の暮らしでの心の持ち様、幸せの見つけ方…気負わずとも自然に気持ちが楽になってしまうような文章がたくさん。
読めば読むほど人生がハッピーになるエッセイ集という言葉通り、今とてもハッピーな気持ちになっています!
こんな人柄の大先生だから、数々の心温まる物語が生み出せるのだなと妙に納得してしまった。
森沢作品が読みたくなってきたぞ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終えて 森沢さんの作品で 初めての
感じの読後感でした。
物語は 川合淳さんが 三階のベランダから見える
景色 見上げると空 見下ろす空
からはじまります。
この始まりの景色の描写が淡く優しく包まれていて
直ぐに物語の中に深く入りました。
娘の春香さんは いじめ が原因で不登校に
なってしまいます。
父親の淳さんは 学校へ抗議に行きますが
最悪の対応でした。
家庭では むしろ家に居てくれた方が
安心との思いでした。
娘を心配して 思い悩み日々葛藤する両親。
そんな日々を過ごしていく中 母親の杏子さん
の様子に違和感を感じる淳さんと春香さん。
そんな両親の姿を見て 春香さんが懸命に
頑張ります。
淳さんも もちろん頑張りますが、、、、
解決には 沢山の偶然や必然 ひたむきな努力や
近くで支えてくれる人がいて
無事に 家族が立ちなおり 前を向いて
歩いていけるお話でした。
読んでいく中で この物語 感想書けないかも?
と思っていましたが やはり駄目でした。
何故だか わかりませんが無理な心の感じです。
素敵な 言葉も 沢山あったのに、、、、。
でも一つだけ
感想として
良かったなぁと思ったのは
春香さんが 紫音さんを 穏やかな声で
好きだから
と言ってくれた事
それでも、わたしのね、、、、、、、
お友達、だから、、、、、、
愛すべきたれ目から、
しずくがぼろぼろこぼれ落ちた
ことです。
-
Posted by ブクログ
★10位付けたい!!!! 位森沢先生の素敵なエッセイ
でした。普段は男性作家さんのエッセイは
どことなく哲学的だったり無機質に感じて
敬遠しがちなのですが、ユーモラス(一部声出して笑いました)で、愛情溢れる方なのだなぁ。と思わずにいられない事が文章からハッキリと伝わりました
だからこその、先生の作品なのだと再確認出来ましたし、来年2025年は森沢明夫先生の作品を
網羅するぞ!と目標も出来ました!
(めちゃくちゃ高い目標です)
ひとつ残念なことにこちらの著書、新品購入が
どんどん難しくなってるようで私も必死に探して運良く文庫を手に入れる事が出来ました。
中古本でも中々高値になっていますので
お探しの方はお急ぎを。。
今年も終わりに近くなってこんな良書に
巡り会えるなんて。ココロもポカポカです
オススメです! -
購入済み
いい人しか出てこなくて自分の心まで綺麗になったみたい。実話に基づいてるというのがいい。田舎でみんなで遊んだり生活した過去があるから恵三さんもヤスばあちゃんも亡くなったの悲しすぎた。でもラストでまた感動。愛にあふれたお話だった。
-
Posted by ブクログ
家族の温かさ、人と人の繋がりが森沢さんの人間味溢れる文章で描かれている。
文中から
運がいいのは神様に愛されてるってこと。笑って愉快にやってれば、神様たちも楽しいのが好きだから自然と集まってくる。結局神様が集まるとここそ運が開けてくる。
人間は生まれ落ちた瞬間から、既に余命を生きていて、あの世に行く瞬間まで命と言う名の持ち時間をすり減らし続けている。命=自分の持ち時間。
人生にはみんなが通った後にできる轍はあっても、レールは無い。だから、自分の心を羅針盤にして、自分だけの道を歩いていけばいい。それこそが唯一後悔をしないで、死ぬための方法なのだ。
人は人にありがとうと言ってもらえた時にこそ1番ピュアな幸福感を味わえる。
寿命とは命を寿ぐ。命が最後を迎えると言う事はおめでたいことなのだ。この世と言う奇跡に満ち溢れた、素敵な旅先からあの世へ帰るのだ。 -
Posted by ブクログ
★5.5
最高です!是非おすすめです
この本を読んで森沢明夫さんの本を全部読みたくなりました
すっかり森沢明夫さんの人柄にファンになってしまいました
今回この本を旅のお供にして、11月末に旅行に行きました
しかし!!子供が体調不良になり、計画していた事がほぼできない、ご当地グルメもほとんど味わえず、、、という状態でした。
もちろん仕方ないのです
でも、残念だったなという思いも消えず、、、
そんな帰りの飛行機で、この本を読んで森沢明夫さんの「小さな幸せ」を見つける才能や、前向きな考え方にすっかり魅了されました
知ってました??
森沢明夫さんの作品に常に「仕掛け」があって、「多層構造」になってるんですって!!
素敵なお話だなーと表面しかわかっていない私。恥ずかしい、、
稀にスーパー読者が現れるそうです!!
これを読んで、スーパーまでなれなくても読み手のプロになれるくらい、森沢明夫さんの本を読み込んでみたい!と思いました。
この本のおかげで、元気で健康なら旅行はまた行けるから、今回の旅行もあとでまた良い思い出になるなと思えたのでした -
Posted by ブクログ
きらきら眼鏡 というタイトルできっと
優しい色の物語だろうなぁと思い読みはじめました。
読後感は凄く良かったです!
明海さん、あかねさん、祐二さん、弥生さん、
みんな一生懸命頑張っていて、相手を思い遣る
言葉が素敵なのに、自分の言葉に傷ついて、
自分の想いに傷ついて、それでも大切な人を
懸命に思い遣ること、、、
そういう事を経験しながら沢山傷ついて
沢山優しくなっていく物語の人達が大好きです。
凄く悲しいのに泣けない、
まわりの人達は沢山泣いているのを自分は
その様子を俯瞰しているような感じでいる。
そういう時って辛すぎて辛さを感じられない
きらきら眼鏡、、、、、
何も無い坦々とした日々を
穏やかな日々に感じ
過不足が無いことをそれだけで奇跡と思える
物語を読み進めていく中で私自身の出来事と
物語の出来事とが混ざり合って、
私がどうしたか、しなかったかを思いながらの
時間でした。
クローバーの花言葉をきらきら眼鏡で読めて
本当に嬉しかったです。
本当に良かったです! -
Posted by ブクログ
物語の始めも最後も涙。でも、悲しみだけの涙ではなくて、美しいものに対する涙も。
「ありがとう」
この話を読み終わって、この言葉が特に心に響いています。
「ありがとう」
感謝を伝える言葉だけど、時には哀しみを含むこともある。でも、本当に美しい言葉で。
そして、それは奇跡に繋がりもする。そんなことをこの本を読んで思いました。
妻の洋子を病で失った倉島。その洋子の遺書にあるとおり、彼女の故郷へと向かう。その道中での出会いを通して、倉島自身が変えられていく。
「もしかすると、この世のすべての事象は『自分がソレのどこを見るか』だけで、がらりと変わってしまうのかも知れない。」と倉島の言葉にそれは表れている。
どこを見るか、何を見るか。見ようとする時に、見落としていることにも気づくだろう。そこに至るのには、哀しみの道を通ることもあるだろう。向き合っていくしかないんです。でも、一人じゃない。そこに至る道に、きっと誰かいる。
森沢明夫さんの小説は本当に読後感がいいですね。そして、読み始めたら止まらない。 -
Posted by ブクログ
あ~面白かった(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
夏の爽やかな景色の表紙デザインに一目惚れして読みました♬.*゚
想像してた癒し方と少し違って面白かった☆
大好きな喫茶店で美味しそうなアイスコーヒーやアイスティーが頻繁に登場するのも心地よい♪
1ページ目を読んでる途中に前に読んだ感覚があって「?これってもしかして…?」と思ったら私の大好きな本「エミリと小さな包丁」と同じ作者さんだった... ∑(°口°๑)
はいっこの本面白いの確定。
そこからはもう一気に読んじゃった。森沢明夫さんの書き方ってすごい。
私この作家さん大好きだわ…♡♡♡
ちょっとミステリーもあるしほっこりするし読後感最高でした♪
色んな立場の人に刺さる悩みとキリコさんの言葉できっと元気になれる♡
おすすめの優しい1冊です。