森沢明夫のレビュー一覧
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泣いちゃったけど、ちょっとウザかったかなぁ。
立花明海は厚紙加工会社に勤めている。猫のペロを亡くしたばかりだ。先輩の弥生さんと飲みに行く。古本屋で買った本に名刺が挟んであって、メールを送ってみる。返信があった。間違って売ってしまった本なので買い戻したいという。会うことになる。
本の持ち主の大滝あかねと会った後、デートすることになった。車でふなばし三番瀬海浜公園に行く。敬語をやめることにする。名前も下の名前で呼ぶ。釣り堀で鯉とか鮒を釣る。帰りに飲みに行く。小松菜ハイボールがオススメらしい。あかねさんの彼の裕二さんが入院中らしい。明海はショックを受ける。そして余命宣告を受けているらしい。裕二さんはもうすぐらしいとあかねさんはいう。
明海は裕二さんと会う。
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時代を超えて人の想いが繋がる、恋と家族の物語です。
青森県弘前市にあるとある食堂は、今年開業百年目。三代目の子である陽一は、弘前を離れ東京で一人暮らしていた。元々は実家の食堂を継ぐために外で修行をしていたが、修行先でのトラブルから、現在は特技のバルーンアートを活かしたピエロとして細々と仕事をしている。ある日、訪れたスタジオで出会った女性とひょんなことから意気投合し、お互いが弘前出身で、しかも同じ高校に通っていた先輩後輩だと知る。彼女は弘前のりんご農家の一人娘。少しずつ日々を積み重ねていくうちに、お互いの将来のことを考えていくようになるのだが。
食堂の初代である曽祖父世代の恋の物語と、曾孫の陽一たちの物語が時々交錯するようにリンクしていくのが面白く、キャラクターも魅力的な恋の物語でした。久しぶりに恋愛物を読んだので、ときめきとかもどかしさとか、恋する二人のドキドキやもどかしさをどこか新鮮に味わうことができました。心に沁みる心理描写で、青森の美しい桜と心象風景が重なるのが素敵です。
終章近くの、初代の開店祝いのシーン、とても素敵でした。よっちゃんの言葉にじんわりとして、涙腺が緩みました。こんな粋な贈り物、できるのも、もらえるのも素晴らしいことです。これからは次期四代目にも頑張ってもらわないと、ですね。
大部分とても楽しかったのですが、どうしても気になってしまったのは、救急車を呼んだ時のコール対応と救急隊員さんの対応の場面でしょうか。あまりにも…いえ、もしかしたら作者の方は何かそういう嫌な思いをしたことがあるのかもしれませんね…。
行ったことがなく、見たことがない弘前の景色ですが、とても鮮やかで美しい描写でした。いつか行ってみたい場所が増えてしまいました。
近頃はなかなか春が短く、桜の開花も予想がつきにくいこの頃ですが、いつか春の弘前公園に行ってみたいものです。
人と人の心のつながりと家族とのつながりを感じさせてくれる一冊でした。 -
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人は24時間365日を生きているけれど、その大部分を他人は知らない。
一緒に過ごしたり、話を聞いたり、SNSを見たりしても、それはその人のほんの一部でしかなく、その裏には誰にも見せない苦しみや悲しみ、迷いやずるさがある。
この物語は、そんな人には見えない部分を「ゴンママ」という存在を通して、とても丁寧に描いているように感じました。誰かに相談し、何気ない一言をもらうことで、その人の誰にも知られていない時間や気持ちが少しずつ変わっていく。
楽しそうに見える人にも、きっといろいろなことがある。親子、兄弟、仕事、恋愛、結婚。朝昼晩、春夏秋冬、それぞれの人がそれぞれの時間と気持ちを抱えて生きている。
そんな当たり前だけれど忘れがちなことに、改めて気づかせてもらえた一冊でした。物語も面白く、心に残る言葉も多い、とても好きな作品です。 -
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最高です!
久しぶりの森沢作品!やっぱり良いです、森沢さん!
本作にも生きる術…というか生きるヒント的な言葉や文章が満載で(^^)
読んでいてじわじわ刺さってくる!
そしていつもの通り他の小説との繋がりも垣間見え(^^)嬉しさも倍増
気になるところに付箋を貼ったり、角を折ったり…気になる言葉は鉛筆で線を引いたり…一冊読み終わるとチェックだらけになる森沢さんの本!
読後、見た目が様変わりした文庫を眺めるのもなんだか嬉しい
森沢マニアの友人が森沢小説の相関図を使ってくれた!それを片手にふむふむ…次はなにを読むべし…他の小説との繋がりを見落とさぬように…また逆に他の小説へと繋がりそうなものを見落とさぬように…これからも森沢小説を楽しもう♪
こんな相関図もらったら全作読み直しだなぁ(^^)
嬉しい悲鳴! -
Posted by ブクログ
2026/09/01
岬の先端にポツンとある一軒の喫茶店に集まってくる色々な人の人生についての短編的な物語。
不運なバイクのガス欠に見舞われて迷い込むかのように喫茶店へたどり着いた青年に始まり、この店に泥棒に入ろうとする男の人や、岬の喫茶店の近くに建物を建てようとしているおじさんやら色々な人が登場します、
どの人たちもこの喫茶店を営んでいる悦子さんの不思議なオーラに飲み込まれて、ついつい自分の心の奥底を話したり、自分の境遇を知ってもらおうとしてしまったりしてしまう。
それぞれの人たちに合う音楽を選曲する悦子さんの人を見る目は本当に確かですごいものだとこの小説を通して感じることができる。
どのエピソードもしんみりするものもあれば、感動するものもあり、何となく心にジーンと沁みてくるようないい話で構成されています。 -
Posted by ブクログ
星5じゃ足りない
森沢先生の作品のなかでTOP3に入る作品です
(No.1は私が森沢先生のファンになるきっかけになったさやかの寿司です こちらもおすすめなのでぜひ)
帯を見ると少し重い話なのかなと思っていたのですが、それ以上にキラキラしてました(語彙力がなくてすいません)
本当に文章が、本のページがキラキラして見えるんですよ!!
本当に紙面がハレーションしてるんですよ!!
初めて知った言葉なので使い方があってなかったらすいません
森沢先生の言葉選びがさすがすぎて、時間経過を表すだけでこの表現をするかー、海を表すだけでなんでこんなにもいろいろな言葉が出てくるのー、大事なことは言わないのに伝わってる感をだしてくるのかー(それがまたわざとらしくないんですよ)
発売してから結構経ってますが、本当におすすめです!!
今読まないと後悔しますよ!!