森沢明夫のレビュー一覧
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餞別
連作短編集
各編はスポーツジムの会員たちが主人公
思春期の高校生の娘との関係に悩むサラリーマン
ジムに通い体を絞ることで得た心境の変化とは?
人気漫画家の美鈴
人気すぎてしばらく実家には帰れてない
学校にも家庭にも居場所がなく
屈折している男子高校生のシュン
事務局には通うもののダラダラとトレーニング
が、ある人物とジムで出会ったことから
本気てトレーニングに取り組むことに
マシンガントークが特徴の歯医者だが
実は無言恐怖症で、その理由が徐々に明かされる
セロテープで本のカバーの補修をしてはいけない
零細企業の社長、妻を亡くすもまだまだ現役
69歳
ゆとり世代の社員との距離を感じるが
意外にも、、、
自身に重ねて読んでしまった
最後は5人の登場人物にそれぞれ関わる、
個性的なキャラクター
身長2メートル筋骨隆々の権田ママ、略してゴンママ
ゲイ
全ての作品は彼女の経営するスナック
彼女の胸の内に秘められている孤独感
それを癒す言葉
どの作品にもカクテルとそれを意味する言葉が登場
気持ちを花言葉に例えて花を贈るように
カクテル言葉をうまく小道具に使っている -
Posted by ブクログ
他人の為に何かしてあげたいと思って、実際に腰を上げられる人が少ないなかで、たまちゃんの行動力がすごいと思った。
そしてシャーリーンとの微妙なヤキモキもリアルで、ちの繋がった家族でさえ気になる部分は多かれ少なかれある中、他人と、そして異国の人と暮らしたら許せない部分はあるよなぁなんて思った。
何よりお父さんの存在が周りを暖かくしているんだなと思う。
決して強くは言わないが、分からせるという気持ちもなく人の心にスっと染み込むような言葉選びが上手な方だと思った。
個人的には、お母さんの事故の言及があった時、たまちゃんは内容よりも、周りが自分に黙っていたことがショックだったんだと思った。
それもわかった上での「背負う」という選択は、すごい説得力があるなと思った。
静子おばあちゃんが朗らかで、ずっと自分の祖母と重ねる部分があったので涙が止まらない部分があったが、静子おばあちゃんが悲しいという表現を使ってなかったのを見てハッとした。
自分の父も苦しかったとは思うが、こういう風に思っていたらいいなと思った。 -
Posted by ブクログ
脱!雨宿りの人生を
わたしは、生きていてあ〜これ正解だったなと思えるようにわたしらしく、かつ自由に生きたいね。今は、淡々と時間が過ぎて、面白味も、わたしらしさもない。早く起きて、ご飯を食べて、家を出て、働いて、家に帰って、ご飯を食べて、寝る、淡々としすぎている。そんな合間合間にわたしらしさをぎゅっと詰め込んでゆきたい。まだ23だし、まだまだこれからだし、最近、わたしの夢を応援されたばかりだし♩ちょっとずつ脱!雨宿りをしていこう。脱!真面目すぎるわたし!
森沢明夫さんの今までの小説もこれからの小説もまるでひとつの小説のように感じられる。出てくる人たちが、あっ、この小説にも、、出てくるものたちが、あっ、こっちの小説にも、と繋がりがじわじわとあり、読み進めていてきらっとする瞬間が多々ある。(顔にも出ていると思う、にやっと) -
Posted by ブクログ
格闘家ならぬ「書く闘家」森沢さんの、26年にもなるジム&筋トレライフで実際にあった笑える事件の数々を綴ったエッセイ。
ジムで出逢ったおかしな人々、筋トレをめぐるエピソード、森沢さんを襲ったトホホな出来事など、思わずプッと吹き出してしまうような話が、森沢流の軽快な語り口で紹介されている。
森沢さんの爆笑エッセイ「あおぞらビール」「ゆうぞらビール」と同様、何か人生において大切なことを学べる、ということはない(笑)
が、こういう風に肩の力を抜いて気楽に楽しく読める本も、人生において大切。
普段は宅トレ派だが、久々にジム通ってみたくなったかも。 -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。昼はジムで鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物には悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。
いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。
笑って泣ける人情小説。
こんなこと書いて大丈夫なのか?と思うほどガッツリな下ネタも交えて展開されるゴンママと愉快な仲間たちの日々。
森沢明夫さんはこんな作品も書くのか!と少し驚きました。
笑えて泣ける、とは正にこの作品の良さを言い得ているなと思いました。
【ゴンママ名言】
①
言葉ってのはね、大事なことほど小声でささやくものなの。その方が相手の心の奥にまでしっかり届くんだから。
②
あなたが生きられるのは、いまこの瞬間だけなのよ。過去と未来を思い煩っても、それは無駄なだけ。
やり直すことのできない過去を悲しんでいたら、せっかく生きている「いま」が不幸になっちゃうだけでしょ?
それにね、まだ来てもいない未来を不安がっても仕方ないじゃない。
大切な「いま」をつまらなくするだけだわ。
いまこの瞬間だけをしっかり味わっていきなさい。
「スナックひばり」のような、自分が自分らしくいられる素敵な場所が自分にもあったらいいなと思いました。
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Posted by ブクログ
第1話 喫茶店昭和堂は入ってすぐの入口に神棚と賽銭箱がおいてある。そして美味しい飲み物を入れられない霧子さんが癒し屋を営んでいる。百合子さんはお姑さんと相性が悪かったが、夫が亡くなってからさらに拗れた。
第2話 キャバ嬢のキララちゃんはストーカーに狙われている。ある日ストーカーを呼び出して懲らしめることに。
第3話 お母さんが万引きしている少年が来る。喫茶店の面々は後をつけて見たぞと脅し、もうやらないように約束させたが、その後もやっているらしい。
第4話 耕平さんはリストラされたが、再就職せずにロックンローラーを目指そうかななんて言っている。しかし就職の面接には全落ち。
第5話 笑窪の可愛い親友の千香ちゃんが、結婚詐欺で300万円取られた。霧子さんの親衛隊に殺害予告の相談をする。殺害予告日は霧子さんの誕生日だった。
第6話 実は照美はDV夫から逃げ出して匿ってもらっている。離婚届が送られてきて、昭和堂で最後の面会をすることになった。
第7話 殺害予告日がきた。霧子は涼くんの母のカウンセリングをしていた。だが自殺してしまったのだ。