森沢明夫のレビュー一覧

  • 水曜日の手紙

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    森沢明夫さんは、いつも心温かくしてくれます。
    水曜日の出来事を手紙で送ると、見知らぬ誰かに届けてくれる「水曜日の手紙」
    自分の心に嘘をつかないで生きていたい、と思う人は多いだろうけど、
    実際に、嘘をつかずに生きている人は少ないのかもしれないな、と思う。

    だって、現実が…という思考になり、自分らしく生きようとしている人を、
    うらやましくも思い、妬ましくも思う。
    でも、自分の心に素直に挑戦できる人生って、きっと生きている実感が強いのじゃないかな。
    誰しもが、日常の中にそんな機会がある。いきなり大それた変化を起こさなくてもいいから、小さなことでも挑戦できると、自分らしい人生を歩めるのかもしれないな

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    2025年11月03日
  • エミリの小さな包丁

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    ネタバレ

    多くは語らないしちょっと不器用なおじいちゃんやけど
    やさしくてあったかくて愛に溢れる言動に
    読みながら自分まで癒されて気持ちが整う気がした
    島のロケーションも自然の中での生活も、
    おじいちゃんに料理を教えてもらえる世界線も
    羨ましくて夢のような時間すぎて
    とにかくだいすきなおじいちゃんに会いたくなった
    素敵でほっこり癒されるやさしくて涙が止まらないお話

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    2025年11月02日
  • 虹の岬の喫茶店

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    気づいたら一冊読み終えていた。
    こんな喫茶店が身近にあったら…と思わず考えるくらい暖かな空間が想像出来て、読んでいる時間はとても癒やされた。

    悦子さんの言葉が、今の私の心に刺さりすぎた。
    これからの人生何度も読み返して自分の心を勇気づけたい。

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    2025年11月02日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    第4章でありえないくらい号泣した。本読んで泣くの結構久しぶり。前半の章は気楽に読めて、ジムのメンバーキャラ濃いなーって楽しく読んでたけど4章からの後半で一気に物語に引き込まれた。

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    2025年11月02日
  • 青い孤島

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    青い
      孤島


    森沢さんの色彩を全身に浴びたい!
    ワクワクしながら本をひらきました。

    小島佑=こじま・たすく  さんは社長の鶴の
    一声で過疎化が進む子鬼ヶ島の活性化の仕事に
    抜擢されました?理由は最低なんですが、佑さんは
    それでも島にむかいました。
    フェリーの中でひどい船酔いになりましたが
    絶世の美女るいるいさんと出会います。

    島に着くと 「あんた、小島さんだよな?」
    西森大樹さんが待っていました。その隣で、
    凛とした笑みを浮かべていた美青年が
    枝野翔さん!翔さんは大樹さんのガソリンスタンド
    の従業員です。そして翔さんが佑さんに
    島の案内や状況を教える事になりました。

    島民の方々は皆

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    2025年11月02日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    虹の岬の喫茶店以来の森沢先生の小説。

    今回もとっても温かい。
    登場人物が魅力的。
    大切に生きていきたいと思える本。

    離れていても、心は寄り添っている。
    だから安心して、思いきって、あなたらしく生きてね。

    どうせ生きるなら、別れがいっそう悲しくなるように、今目の前にいる人との時間を慈しむべきだ。

    特にブックデザイナーの章がよかった。

    パイナップル色の空を探したい。

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    2025年11月01日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    一冊の本を通じて繋がっていく連作短編

    タイトルの通り、本が紡いでくれる奇跡
    そこには誰かを想う気持ちがあり、その気持ちで心の重しが少しづつ溶かされていく優しさに溢れた作品
    感動というよりも、心を温めてくれる一冊

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    2025年10月30日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    audible 。名前は知っていたヒューマンな作風の森沢明夫。お初です。評判通り温かな人間味あふれる内容で、1冊の本を巡っての人と人のつながりが見事です。
    期待通りに上手くいく安心感もいいものですね。

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    2025年10月30日
  • ハレーション

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    森沢さんの色の使い方がとても好きです。
    また、森沢さんらしい言葉の選び方も好きです。
    最後に泣けてしまうところも。
    大好きな作家さんです。

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    2025年10月26日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    小さな岬の喫茶店の絵描きのみどりさん、龍浦の理容室、過去の作品の一部にふれられて鳥肌が立った。そして最後に第一章につながり、紡がれました。
    5作目にして完全にファンになりました。

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    2025年10月25日
  • 水曜日の手紙

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    ネットで検索したら水曜日郵便局はかつて実在していた事に驚き、もし現在も営業していたら実際に利用してみたいと思いました。
    この本を読んで第一に感じたのは自分がやりたいと思っている事は決して諦めず夢に向かって頑張る事の大切さです。

    印象に残っている言葉は小沼の
    「人生をいちいち深刻に考えている奴は深刻な人生を送ることになるわけだし、人生なんて遊びだと思って楽しく考えていたら、人生そのものが遊びになるわけじゃん?」
    この言葉を読んだら時間は止まらないのだからマイナス思考で考えるよりももっと気楽に生きて楽しもうって思いました。

    水曜日郵便局に手紙を出した2人の手紙がお互いに届いて人生がいい方向に変

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    2025年10月25日
  • プロだけが知っている 小説の書き方

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    「えっ、ここまで書いちゃっていいんですか?」
    というのが読み始めてすぐの感想。そして、それは最後まで変わらず。

    こちら、実際に執筆している人から寄せられた質問をもとに構成されているので実践的。それに小難しくないのもいい。小説を書いていない初心者の私にも、とても分かりやすかったです。

    魅力的な登場人物についての部分などは、特に腑に落ちました。
    確かに面白いなと感じる作品は、感情移入や共感の度合いが大きかったり新たな視点を得られたりするし、何と言っても登場人物が魅力的!
    他にも五感を使って情景描写をすることなど、例文の比較があることで、よりわかりやすかった。
    印象がこんなに変わるのかと驚きまし

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    2025年10月25日
  • ハレーション

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    親友の父親の死の秘密。子どもが抱えるには大き過ぎる。でも拓海も風太も涼子もみんないい奴。ふるさとっていいなって改めて思った。
    エミリの特別出演(笑)も嬉しかった。

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    2025年10月21日
  • ロールキャベツ

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    5人の大学生がそれぞれ悩みや苦悩を抱えながらも、夢に向かって行動していくという内容でした。

    いまの自分こそが、過去から見たらいちばん人生経験豊富で、未来から見たらいちばん若々しい。考えてみれば、その理屈は、人生のいかなる瞬間にも当てはまる。つまり人は、いつだって自分史上最強なのだ。だから、何にだって挑戦していいし、楽しんでいい。
    という言葉が印象に残りました。

    悔いのないようにいろんなことに挑戦していきたいと思いました。

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    2025年10月19日
  • きらきら眼鏡

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    大切な人(猫)の死(命)と向き合っている2人が、一冊の本をきっかけに出合い、お互いの心に寄り添いながら関わっていきます。まるで必然の出会いだったように。

    明海のトラウマは、明海の優しさを育んできた。
    そういったことに気がつくあけみは「きらきら眼鏡」で世の中を見るようにしている。
    どちらも、森沢明夫氏のメッセージを感じます。

    後半の、裕二と明海のコーラのくだりは、グッときて涙腺崩壊です。
    電車など外で読むのは危険ですー。

    トラウマが自分の人生の足かせになっていると感じている人にお勧めの一冊。

    ところで・・・
    めちゃくちゃ感動したので、この余韻にもっと浸りたいと思い、すぐに映画版を観ました

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    2025年10月19日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    ちょっとぶり?久しぶりの森沢作品。
    やっぱり森沢さん好きだなぁと実感させられた!
    編集者、作家、装丁家、書店員、読者…本に纏わる5人のお話。
    本に関わるお仕事の字面がこうして並ぶだけでゾクゾクする。
    皆、それぞれが置かれた環境の中でもがいたり悩んだり、苦しんだり…そんな5人を一冊の本が救う。
    1人に伝えたい…と願った想いを綴った本がたくさんの人々を救う。
    まさに奇跡の、心がジーンとする5話。
    森沢ワールドに浸りました。
    と共に、やはり森沢さんあるあるで、他の作品がチラチラ顔を出す。
    風鈴「凛」、岬の喫茶店…そんなのに触れてしまったらそりゃ読みたくなりますよ!
    うまいなぁ〜と思いつつもその術中に

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    2025年10月17日
  • おいしくて泣くとき

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    2つのストーリーが繋がる時、最後の最後に驚かされた!
    お母さんやマスターの名前が出てこないところなど、なるほどな伏線回収。

    中学生の夏の逃避行には終始ドキドキしました。

    やはりハッピーエンドな話がいい!

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    2025年10月13日
  • ハレーション

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    もしかすると、誰もが誰にも言えない嘘を抱えているのかもしれない。
    それは、誰かを騙すためじゃなく、自分を守るための嘘。
    そして、その嘘を抱えて、心がざわついたり、苦しくなることもあるのだと思う。

    本作品の主人公、拓海は親友の父の死にまつわる嘘を抱え、いつか終わってくれると、苦しみに耐えて生きてきた。でも、幼なじみによって、心に抱えていた秘密の告白が、今の幸せと未来への想いへと意識を向けられるようになっていく。

    主人公だけじゃなく、登場人物それぞれが、自分の心にある想いに向き合っていくことができ、これからの自分らしく生きていくであろうと予感する。

    自分にも、人生に影を落とす過去の記憶がある

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    2025年10月13日
  • エミリの小さな包丁

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    ため息が出るほど、風景の描写が綺麗。潮風の匂いを感じるぐらい、リアルに龍浦を感じた。料理も涎が垂れそうなほど美味しそう。悩んだとき、ふと立ち止まって読み返したい1冊ができた。

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    2025年10月06日
  • 虹の岬の喫茶店

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     岬の端にある喫茶店で、美味しいコーヒーを淹れてくださる柏木悦子さん。
     BGMは、お客さんに合わせた音楽を選んで、心も和む空間を演出してくれて…
     私も、この素敵な喫茶店を探して、悦子さんを訪ねていきたいと思ってしまいました。
     悦子さんの優しさ溢れる言葉の数々に、癒されて元気を頂きました。
     ノートに書き留めて大切にしたいです。
    「過去を懐かしむことって、自分の生きてきた道のりを受け入れられている証拠でしょ。辛かったことも含めて、これまでの人生の積み重ねをまるごと肯定できているから、あなたたちは『懐かしい』っていう気持ちで当時を追懐できるのよ。もっといえば、その積み重ねそのものが、いまのあ

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    2025年10月05日