森沢明夫のレビュー一覧

  • エミリの小さな包丁

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    ネタバレ

    何かが起こったとき、感情に流されず、事実を客観的に見て、どうすればいいかというヒントをさりげなく教えてくれる。
    一見ぶっきらぼうで冷たそうに見えるけれど、本当は誰よりも優しくて誠実で、そんな大三さんがとても魅力的でした。

    途中、エミリが遠くから大三さんの影を見て頼りなげに感じるシーンは、胸がキュッとなった。

    職場のパートさんが噂話をするシーン、エミリが東京に戻ったあとに寂しさを感じるところ、大三さんが仕事をしていた本当の理由など、ウルっとくるところがたくさんありました。

    エミリは家庭環境も複雑で、島に来る前も来た後も辛い思いをするけど、大三さんの温かい言葉や美味しい料理、そして龍浦で出会った人達との交流で少しずつ前に向かって進む姿に胸を打たれました。
    周りに頼れる人がいなかったエミリに、こんなに素敵なおじいちゃんがいて良かったと心から感じました。

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    2026年05月20日
  • おいしくて泣くとき

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    こどもの貧困や親からの暴力などの社会問題を考えさせられつつ、それを支える大人がいること。中学生の爽やかな付き合い。
    まあ良い作品だなと読み進めるとこんな形で2つの話が繋がるとはね。
    こども食堂的なものって最近できたものという感覚でいたせいか、ぜんぜん先が読めず、最後に全て回収した。
    おすすめ。

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    2026年05月20日
  • エミリの小さな包丁

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    ネタバレ


    思わずホロリとくる瞬間がありました。
    おじいちゃんの職場のとこでの噂話に
    対するおじいちゃんの対応で泣きました。
    あとは最後のお別れのところ。
    実家に帰ってバイバイする時の気持ちと
    すごく重なりました泣

    幸せになることよりも満足するほうが大事
    ていう言葉好きだなぁーと思いました。

    あと私がエミリだったら
    すぐ同僚の子みたいな子は
    縁切ると思います笑

    ごはんも美味しそうでした!
    ただ最近ごはんに関連した本多いなー。
    気のせいかな??

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    2026年05月19日
  • ゆうぞらビール 〈新装版〉

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    あ〜面白かった!
    青空ビールに続き、今回もめちゃ笑った^_^
    鮎30匹食べる件なんて声出して笑ってしまった!
    傑作痛快青春乾杯エッセイ!!
    友達にまたまたお勧めしようと思う(≧∀≦)

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    2026年05月17日
  • ハレーション

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    離島での平和な生活が、幼なじみの父の死から一変する。
    幼なじみは引っ越し、音信不通に。
    島にいることも辛くなった拓海は、高校入学とともに島を離れる。
    そんなある日、幼なじみに偶然再会し、みんなで向き合い、再生していく。

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    2026年05月12日
  • 夏美のホタル

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    2023.8.13
    ☆4.6

    写真家を目指す女性・夏美が、地方の山村で暮らす人々と出会い、心を癒やしていく物語。
    恋人との将来や自分の生き方に迷いを抱えていた夏美は、ある夏に訪れた田舎で、温かな人々との交流を通して少しずつ前を向いていく。自然の美しさや人の優しさが丁寧に描かれた、心温まる作品。


    いいなこういうところ!蛍とか蛍とか釣りもいいね
    ヤスばあちゃんも地蔵さんも本当にいい人で、温かくて優しくて、だからこそすごくすごく悲しくてもう泣かずにはいられませんでした。
    それでも、ちゃんと誤解が解けて息子に会えたのは本当に良かったと思う。
    雲月さんのストーリーも読んでみたいなあ

    #さとの本棚

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    2026年05月08日
  • 恋する失恋バスツアー

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    職業柄、最初から小雪ちゃんの状態はわかったし、精神不安定な人も思考回路もわかってるし、ほぼほぼわかっていたけど、楽しく読めました。

    天草龍太郎は旅行会社で働いていて、「失恋バスツアー」を主催しているちなみに昨日彼女の小雪に振られたばかりだが、彼女はカウンセラーとして仕事でツアーに同道している。5泊の落ち込むところまで落ち込もうがコンセプトの地味なツアー。型破りな人達が参加していて、リスカ何本もあるモモちゃんは要注意。ほかも全体にすごい。

    ある場所で、イノシシに襲われたが、サブローさんが傘で驚かせて追い払ってくれた。テレビで見た方法というが、命知らずだと思っていたら、癌で余命8ヶ月あたりらしい。

    ミュージシャンを目指すジャックは失恋なんかしておらず、落ち込んでみたいとのこと。哲学者の教授も同じ理由で参加。るいるいさんは途中で彼から仲直り電話があり、迎えにきてくれて途中で帰っていった。

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    2026年05月06日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    ネタバレ

    友達のオススメ。
    スポーツジムに集まる愉快な面々を中心としたコンポジット小説。主に「スナックひばり」のママ、通称ゴンママを通じて登場人物達が救われていく様子が描かれている。
    自分の心に残った短編は、最終編「権田鉄雄の阿吽」だった。最初に述べたように、人々の背中をそっと自らの言葉で押してきたゴンママだったが、最後の短編では一転してゴンママ自身も人生に苦悩していることが露わになる。そこが自分としては印象的であり、より言動に深みを持たせる要因になっていると思った。後、個人的に過去自分が救った人物に、後々自分が救われる展開が好き。
    読み終わった後、読んでいる自分自身もどこか救われた気分になる小説。オススメです。

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    2026年05月05日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    早く本を開いてゴンママに会いたくなった。2日で読み終えてしまったのが寂しいけど、読めばすぐにまた会えるとも思える温かいキャラクターたちにぞっこん!
    小説を読んで声を出して笑うことなんてあるんだと読むほどに引き込まれて行った。
    シュンくんにサイコーでサイテーな大人と言われるような大人になりたい。

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    2026年05月05日
  • 虹の岬の喫茶店

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    人との関わりはこうありたいと思った一冊だった。
    この小説で涙が出てしまうのは、嘘や建前がなく、きちんと眼の前の人と向き合い暖かい店で温かい曲、言葉を送ってくれるのだ。
    幸せは身近に転がっているのではないか、私が見落としてるだけなのでは?と考えた。

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    2026年05月03日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    とても良かった!!
    ゴンママ、会ってみたい。スナックひばり、行きたい。

    他人にかける言葉はあっても
    自分にかける言葉が見当たらない。
    他人を救おうとするけど
    自分を救う方法がわからない。
    そんなゴンママもよく分かる!!!

    心にゴンママを住ませて過ごしてみよう!

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    2026年05月02日
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

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    たまちゃんがあまりにシャーリーンにキツイので、イライラしながら読んでいたけど、終盤でシャーリーンの方も空回りしていたのかと気づいてほんわかした。

    たまちゃんのお父さんは背中の骨の骨腫瘍で手術を受けた。義母のシャーリーンと手術成功を祝う。たまちゃんは移動販売をしたくて、大学を辞めて街に帰ってきた。

    「おつかい便」を始めるにあたって、隣町で移動販売をしている正三さんに弟子入りする。4月から開始だ。父の居酒屋「たなぼた」も今日営業再開。漁港を周り、青羽温泉駐車場に。海山屋さんにも回る。マッキーがいる。

    やがて静子おばあちゃんが亡くなり、たまちゃんは移動販売の車ごと河原に転落、車は使えなくなる。いっぺんにいろんなものを失ったたまちゃん。シャーリーンとたまちゃんは喧嘩をし、シャーリーンは出て行ってしまう。

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    2026年04月29日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    前から読んでみたい本の一つで、やっと手に取ることができました。ジムのトレーナーであり、スナックのママであるゴンママのところに悩める人たちが集まり、成長していく姿に惹き込まれました。
    キャラクターごとの短編になっていて一気に読みました。中でも、歯科医の話しが一番印象に残りました。オススメの一冊です!!

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    2026年04月26日
  • おいしくて泣くとき

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    ブグログで見つけて読んでみた。
    初めて読む作者で
    読み始めは、貧困や虐待やイジメ辛い事ばかりだった‥
    途中、あれ!?と思う所があったが気付かなかった
    温かい話で良かった!としか言い様がない作品だった。
    他の作品も読もうと思った。

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    2026年04月25日
  • 虹の岬の喫茶店

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    とても心温まる作品。
    一度モデルになった喫茶店に行ったことがあるが、とても良い景色だった。
    またそのうち行こう。

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    2026年04月24日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    森沢さんのお話は本当に登場人物が全員ちゃんと人間くさくて、泥臭いし綺麗事だけみせるわけじゃないのにみんなやさしくて人情みがあってすばらしい
    解説でも書いてたけどやさしい人たちをこれだけ出して、単純なお話にならないのがすごい

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    2026年04月23日
  • おいしくて泣くとき

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    タカナシ工務店が親切すぎておかしいなぁと思ってたら、そういうことだったか!!と膝を打ちました。まんまと泣かされました。

    中学3年の心也と夕花は「学級新聞コンクール」の編集部長を任される。心也はサッカー部を怪我で、夕花はテニス部をやめていた。

    心也は母を小学校3年生の時に亡くしている。父と食堂をやっていた。そこには旦那さんを亡くした景子さんが働いている。3年前から子ども食堂をやっている。母の墓参りには車で片道4-5時間かかる。
    父が子ども食堂をやっているせいで心也は偽善者呼ばわりされている。

    「カフェレストラン・ミナミ」はお店部分にダンプカーが突っ込んできて、死者は出なかったものの運転手は無免許。明日には台風が来る。タカナシ工務店の高梨萌香さんが来て、応急処置をしてくれた。2階の停電も直してくれた。店の前のダンプに横倒しになっていたサクラの木も撤去してくれた。

    夕花が義父に暴力を振るわれているところに遭遇したが、一緒にいた石村が走っていって蹴った。心也は夕花と一緒に逃げる。海辺の町に1日だけ行って帰ると、警官が来ていた。

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    2026年04月20日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    身長2メートル超のマッチョなオカマ、ゴンママとそのジム仲間のお話。
    スナックを営むゴンママはジム仲間の悩みに合うカクテルを提供する。
    ゴンママの毒っぽい言葉も下ネタも励ましの言葉も全部がいい。
    笑って泣ける人情小説。

    冴えないサラリーマン、売れっ子漫画家、大人をサイテーだと思っている男子高校生、おしゃべりな歯科医、パワフルなシャチョー、そして実は孤独なマッチョなオカマ。

    全ての主人公のお話が笑えるし、グッとくるしあったかい。
    みんなそれぞれ誰かを思い一生懸命生きているし、どこか自分と重なるような部分もあっていつのまにかほろっとくるところがいい。
    出てくるみんなが魅力的なのであっという間に読めてしまった。
    ぜひゴンママに会ってウィンクしてもらいたい。

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    2026年04月18日
  • さやかの寿司

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    読んで良かった。
    最初の方の描写は少し苦しくなったが、全員救われてるような形で本当に良かった。
    特に3話が良かった(*^_^*)

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    2026年04月17日
  • 桜が散っても

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    さすが、森沢明夫さん。素敵な物語でした。職場なのに泣いちゃったよ。

    第1話 建設会社のサラリーマン山川忠彦は真澄川で釣りをしていた。ヤマメとイワナを3匹づつ釣り上げる。小さいのは川に返した。檜山浩之は2匹づつ。
    浩之の趣味は写真。300年の樹齢の桜を囲んで桑畑村の面々が花見をする様子を撮る。

    第2話 山川の息子の建斗は4歳になった。妻の麻美はつわりでダウン中。山川が妻と出会ったのは腰痛で訪れた整体院。食事を一緒にして距離を縮めた。浩之から電話があり、桑畑村にレジャー施設ができると教えられる。真澄川も部分的に堰き止めて大きな池を作ったり公園を作ったりする大規模計画らしい。住民説明会も終わっているが、安全性に疑問があるらしい。

    第3話 松下麻美は夫と別れて整体院を営んでいる。ママ友多佳子の姪で女優の伊原モナの往診を頼まれる。
    忠彦は失声症と鬱病になり会社を辞めた。樹木医になりたいと言っていたが、まず受験資格のハードルが高くて無理だった。そのうち桑畑村に桜の植樹を始めた。ただでさえ回っていない家計に響いた。
    女優のモナは言う。離婚の原因は大抵、浮気、子供の教育、お金の問題だと。

    第4話 忠彦の娘の里奈は20歳も年上の鍋田と不倫している。そのキスシーンを兄の建斗に見られた。以前も不倫をしていて奥さんに乗り込まれたことがある。ついでにいうと、その後も別の男としていた。建斗はファザコンなのではないかという。そろそろ里奈もなんとかしないといけないとは思っていた。

    第5話 松下建斗は公益社団法人日本整地緑化推進協会という天下りに便利に使われる組織にいる。高桑村の檜山から電話がある。父の訃報だ。葬儀に出るかどうか尋ねられたが、家に持ち帰ることにする。死因は心筋梗塞。母は行かない、里奈は行くとの答え。建斗も出ないと言い、全員が出ないことになった。
    父は同い年の時に声を失っていた。里奈がお墓参りに行きたいと言う。バイクで行くことになった。檜山さんが出てきた。忠彦と釣りの約束をしていたから、家族はダメでも自分は助かったのだと。開発でダメにされる前にと桜の巨木は移植されていて、まばらに花をつけていた。父の植樹した桜並木をみにいく。

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    2026年04月15日