森沢明夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『祖母との思い出を懐古するホッコリ心温まる感動作』
舞台は過疎化問題を抱える地方の港町。食料や生活用品の調達に困っている「買い物弱者」の存在を知るが、大好きな祖母も例外ではない。そのため大学を中退して地元で移動販売を起業する20歳の女の子・たまちゃんの奮闘を描く。
田舎の懐かしさを感じるとともに、家族の絆、地域住民の温かみ、仕事のやりがい、友情、青春といったホッコリ要素が満載。悪意のある人がほとんど登場せず、幸せの本質に迫る一冊です。文庫化に際して「たまちゃんのおつかい便」から「かたつむりがやってくる」に改題したとのこと。
誰とでもすぐに打ち解けられる性格のたまちゃんなのに、父の再婚相手