森沢明夫のレビュー一覧

  • きらきら眼鏡
    あたりまえという幸せに気づかせてくれる作品。

    身近なものの死をきっかけにスタートするために、作品の中には死について意識する場面がかなりあったように思うが、登場人物たちのあたたかく儚い強さがそれを支えていた。

    表題の「きらきら眼鏡」は、その名の通りの代物で、それぞれが抱える傷や思いと相まって、気持...続きを読む
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~
    モノの目線で書かれた小説を初めて読んだ。すごい。面白かった。これ読んでから、モノに魂があるのかもしれないって感じるようになったし、もっとモノを大切にしようと改めて思えた。ビー玉貰いに行きたいなあ。
  • ヒカルの卵
    いつも通り、森沢明夫さんの本温まったーー
    いろんな登場人物の目線で書かれていて全然飽きない。みんな人が良くてずっと心がポカポカしてた。
    明日は卵かけご飯にしよう。
  • 青森ドロップキッカーズ
    ’青森三部作’の二作目。
    舞台は青森市で、私は以前に住んでいたことがあるので、よく散歩に行った、合浦公園や、ご飯を食べに行ったアスパムなど、懐かしい名前がたくさん出てきました。

    第1作の『津軽百年食堂』は弘前市で、本作は青森市、次に読む予定の『ライアの祈り』は八戸市で、三部作で青森の観光名所案内や...続きを読む
  • 森沢カフェ
    この世の常識は「森沢明夫の小説は最高である♪」だけ!

    、、、めっちゃかわいいじゃん大先生。。インスタもツイッターも即フォローしちゃった♡


    わたしは自他ともに認める真面目ニンゲンで、その上責任感がとにかく強くて、行動力もある みたいな風に思われているんだけど、それがいいことなのはわかってるけど、...続きを読む
  • 虹の岬の喫茶店

    虹の岬の喫茶店

    森沢明夫さんの作品は大好きで、中でもこの作品はお気に入りです。
    登場人物が皆温かくて癒やされました。
    作品の中に出てくる歌を聴きながら情景を思い浮かべました。映画化もされているようなので見てみたいと思います。
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便
    後半入るくらいまでずーっと主人公のたまちゃんに全然共感出来なかったな。ちょっとイライラしてしまった。考え方が甘かったり、他人に追求されると拗ねたり、他人を認められなかったり。でもこの物語ってこのたまちゃんの精神的成長が素敵なお話なんだとラストに差し掛かってわかった!
    登場人物はみんな素敵で優しい。
    ...続きを読む
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~
    めちゃくちゃよかったです。
    実話に基づいているっていうのが更にときめく。
    ★5つとは言わず10つぐらいつけたいです。
    もうバスに心が宿っているっていう時点で私のツボにはまりまくりで、
    もう可愛くてあああってなりました。
    森沢さんの本、初めて読んだけど、
    この人はすごく心が綺麗で優しい人なのではないか...続きを読む
  • 津軽百年食堂
    青森の弘前市に三代続き、百周年を迎える、津軽蕎麦のお店の四代目を巡るお話です。
    百年前の初代の賢治が蕎麦屋を開こうとして、お嫁さんのトヨを迎える感動的場面もありますが、主人公は三代目店主の息子の陽一です。

    陽一は本当は店を継ごうと思っていたのに、父の反対があり、東京の制作会社を辞めてフリーターにな...続きを読む
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~
    この物語は魂を持ったボンネットバスのBX341が主人公です。
    このバスBX341は実在するバスで、この物語には実在する人物も登場する、半分はノンフィクションで半分はフィクションだそうです。

    この作品のテーマは、モノには<魂>があるということと、2004年10月23日に起きた、新潟県中越地震です。
    ...続きを読む
  • ミーコの宝箱
    ミーコという一人の女性の半生を7人の人物が語る連作短編集。
    ミーコにはモデルとなった女性がいるそうですが、ストーリーは完全な創作だそうです。

    みんな、その年のクリスマスイブのミーコの話をします。
    ミーコは両親がいなくて、祖父母に育てられ、シングルマザーになり風俗と介護の仕事をしている女性ですが、ミ...続きを読む
  • 津軽百年食堂
    『津軽百年食堂』 森沢明夫さん著

    弘前で百年、津軽蕎麦を提供しつづけてきた「大森食堂」の初代店主・賢治と、三代目の息子・陽一の視点を中心に、それぞれの青春の思い出や、地元弘前に対する思いが述べられたお話。

    ・陽一くんと七海ちゃんが「東京の人」について愚痴り合うシーン
    ・弘前への帰路て...続きを読む
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便
    作者の森沢さんが数年前から気になっていらっしゃったという『買い物弱者』ために奮闘する20歳の女性の物語です。

    森沢さんは、実際に三重県の紀北町で「移動販売」を起業し、集落の買い物弱者たちを救っているという東真央さんの「まおちゃんのおつかい便」を取材してこれは小説になると確信したそうです。
    そして「...続きを読む
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便
    とっても素敵な優しい物語でした!
    静子おばあちゃんの素敵な言葉があちらこちらに散りばめられていて、言葉を通していつも優しさに包まれ、見守られているような温かい気持ちになります。

    幸せの極意、心に響きます。
    『人生、何があっても、いい気分』
    『日常の些細な出来事や事象を、丁寧に探し、すくい上げ、見詰...続きを読む
  • きらきら眼鏡
    立花明海、25歳は西船橋駅前の古書店で古本『死を輝かせる生き方』を100円で買ったことから、その本の前の持ち主の大滝あかね、30歳に出会います。

    明海とあかねは出会った日から話が弾み、再び会って休日を一緒に過ごします。明海とあかねは、いろいろな話をしていくうちに急接近して、明海はあかねに好意を持ち...続きを読む
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~
    『海を抱いたビー玉』 森沢明夫さん

    「思う、言う、成るーーそれだけ」
    そう思います。読めば何の話かわかります。笑
    便利な物、新商品が次から次へと開発される時代だからこそ、読みたい一冊です。

    私は、20年以上前、当時住んでいたマンションのエレベーター内で、たまたまその時一緒に...続きを読む
  • 森沢カフェ
    『森沢カフェ』 森沢明夫さん著

    帯の言葉の通りです。「人生が明るくなるハッピーの花束みたいなエッセイ集」です。私はコーヒー(と森沢さん)が大好きなので、このカフェがあったらほぼ毎日通うでしょう。笑

    全74エピソード。くすっと笑えて、心がほっこりあたたかくなって、おお〜なる...続きを読む
  • エミリの小さな包丁

    さわやか

    すごく爽やかな作品でした。
    私もなるべくいい気分で過ごしたい。
  • 森沢カフェ
    森沢さんの「幸せ探し」のエッセイ集。
    幸せになりたいなら、自分は幸せを探し、見つけた幸せはみんなと分かち合う。その繰り返し。
    そんな感じかな。
     
    こういうたぐいの森沢さんの本は、笑いの自己啓発本です(笑)
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

    主人公のたまちゃんの家族関係がリアルで、わたしと同じ年齢の大学生だったこともあり共感せることが多かったです。
    自立したいけどしきれない葛藤
    やりたいことへの思い
    おばあちゃんたちを思いやる優しさ

    隠れているいろんな感情が見えました

    あとがきに書かれているのですが、実際に存在する若く美しいお使い...続きを読む