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Posted by ブクログ 2023年09月16日
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風俗と福祉の仕事を両立しながら娘のチーコを育てるシングルマザーのミーコ
幼い頃に両親に見捨てられ、躾の厳しい祖母との関係に苦しんだ過去を持つ。苦労の絶えない彼女の特技は、毎日一つ、小さく光る宝物を見つけて優しかった祖父の作ってくれた宝箱に入れておく事。
彼女の一番大切な宝物とは…
人と...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月17日
あらすじにあったのは今まで読んできた森沢さんの作品からはイメージしづらい“風俗”の文字。
リアルな描写もあったけれど、この物語には欠かせないピースだと思う。
読んでいくうちに、風俗の仕事に対してだけじゃなく自分の選択や人生へのミーコの覚悟と
目の前のことをありのままに受け止める姿に
圧倒さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月12日
宝箱にいれるものを毎日考えながら生きる、ということが何を意味するか。
「今日はなにかいいことあった?」
毎日聞いてくれるひとがいる。
応えるミーコがいる。
周りに惑わされることなく、日々感謝して生きてきたミーコ。
その積み重ねが、ミーコのほんとうに大切な宝物、チーコに受け継がれる。
はたからみる...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月21日
ミーコという一人の女性の半生を7人の人物が語る連作短編集。
ミーコにはモデルとなった女性がいるそうですが、ストーリーは完全な創作だそうです。
みんな、その年のクリスマスイブのミーコの話をします。
ミーコは両親がいなくて、祖父母に育てられ、シングルマザーになり風俗と介護の仕事をしている女性ですが、ミ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月06日
いきなりハードシーンで、この物語はどこへ進むのか心配になったけど、そこはやはり森沢作品。感動の波で溺れそうになりました(笑)。祖父母との決別は描かれていませんが、随所に見られるミーコのトラウマ、老い先短かい祖父母が下した苦しい決断を考えると想像に難くない。でも最後の最後で厚い氷が解けていく様にほっと...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月19日
それはもう予感していたものだった。涙腺の元栓は確かに閉めたはず、でも無理だった。心の底から突き上げる涙の水圧にとても耐えられるものではなかった。僕は文部科学省に提言したい。これこそが真の教育本であると。重松作品の様な暖かい台詞回し、間合い、息づかい、情景描写が読者の心を優しく包み込んでくれる。所々散...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月16日
お勧め第2弾
かなり過激なストーリーなのに、やっぱりどこかあたたかい気持ちになるのは森沢さんの作風なんだと思います
そしてそれが全く嫌じゃない。
宝物探し、良いこと探しってなかなか最近してないかもなぁ
自分と他人を比べない
これが私にはなかなか難しい。なんで自分は…って昔からの癖でなかなか抜...続きを読む
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