森沢明夫のレビュー一覧

  • おいしくて泣くとき

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    辛かった時期に食べた食堂の味や、甘酸っぱい青春がとても綺麗な言葉で表現されていて、とても好きな物語でした

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    2025年10月15日
  • 桜が散っても

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    失語症になったあとの忠彦さんの心境が
    知りたかったなと思いました。
    事件が起きるまではのほほんとして
    良かったけれどそれからは辛いなぁと、、

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    2025年10月12日
  • ロールキャベツ

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    大学生5人による森沢ワールド全開のTHE青春ストーリー
    森沢作品の代名詞といえば喫茶店
    その喫茶店もしっかり登場

    素晴らしい仲間たちとその人間模様

    久しぶりの森沢作品でしたが心が温まります

    このストーリーの「その後」も気になりますね

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    2025年10月10日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    オネエのゴンママを中心としたジム仲間たちのエピソード。読みやすく一気読み。
    各章の主人公が変わっていく形式のストーリーでゴンママが背中を押したり励ましたりする。
    四章のエピソードには、目頭が熱くなった。
    また六章では孤独を感じている人への励ましの言葉がたくさん散りばめられていて、心に響くものが多かった。中でも「一瞬のいまを、大切に生きるー」というメッセージは、過去に囚われて自己嫌悪の渦に入った時や病んで落ち込んでしまっている時に思い出すようにしたい。

    小説の味かも知れないが、下ネタが所々出てくるのが嫌だった…。

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    2025年10月10日
  • 癒し屋キリコの約束

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    冒頭からゆるーく始まるかと思いきや、
    いきなり殺し屋?タイトル癒し屋じゃなかった??

    ロングチェアをきぃこ、きぃこと鳴らしながら、お賽銭狙い?ガメツイなぁと思いつつ、悩める人達の心に荒療治な部分はあるけど、気持ちをスッキリさせている。

    『ありがとう』普段何気なく使う言葉だけど、
    過去の自分を受け入れるためにって。

    昭和歌謡の1フレーズが、物語と結びついて素敵!
    探すのをやめた時 見つかることもよくある話で

    癒し屋だから、最初はコーヒー片手に読んでいたけど、途中、霧子さんにつられて缶ビールあけていた笑

    近所に昭和堂のような喫茶店があったらいいな…

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    2025年10月10日
  • エミリの小さな包丁

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    田舎の港町でのひと夏の生活。とても憧れるしなりよりおじいちゃんのご飯がどれも美味しそう。都会と田舎での生活は流れている時間が違ってみえて都会のキラキラとは違う田舎の自然いっぱいのキレイな情景が思い浮かぶ。辛い時は逃げてもいいんだよと思わせてくれる優しい物語でした。

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    2025年10月07日
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~

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    可愛くて、切なくて、優しいストーリー!
    こちら、ボンネットバスに心が宿ってしゃべるというファンタジーな設定。
    バスの運転手やレストア職人などバスの周りにいる人たちの気持ち、ボンネットバスの気持ちが描かれていました。

    “出会い”と“別れ”を人と同じように体験しているのに、感じていることも、思いも伝えられないバスのもどかしさや哀しみが伝わってきて、何だか切なくなりました。
    それでも「モノには魂が宿る」と信じる人がいて、バスを大事に思う人は沢山いる。
    登場する人がみんな魅力的で、読んでいて優しい気分になりました。

    日常にある小さな幸せを味わう心
    人生をおもしろがる心
    それらに触れ、デビュー当時か

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    2025年10月02日
  • 水曜日の手紙

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     実在した「鮫ヶ裏水曜日郵便局」をモチーフに描かれた連作短編集。

     自分が水曜日の出来事を手紙にして出すと、他の誰かの水曜日が届くというロマンチックな設定に惹かれた。

     「やさしさやしあわせは、誰かに分ければ分けるほど増えていき、しかも、自分の分は減らない。いや、むしろ増えさえする」
     森沢さんらしい温かい言葉が魅力的だった。

     「昭和堂」のカッキーが幸せな姿で登場していたり、「虹の岬の喫茶店」も出てきていたり、森沢さんの作品は、登場人物全てがつながって、きらきらな世界を創り出しているようでいつも惹き込まれてしまう。

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    2025年10月01日
  • 大事なことほど小声でささやく

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    とあるジムで知り合った人々のそれぞれの悩みや葛藤について焦点を当てていく物語。
    日々の疲れ、寂しさや不安を感じる心をほんのり温めてくれるような小説だった。
    ゴンママは自分の性質に向き合う中で沢山辛い思いをしたのかな。だからこそ周りの人のことによく気づいて皆を元気にできるのだろうか。
    ゴンママのスナックみたいな居場所が自分にもあったら、と羨ましくなる。
    少しステレオタイプな設定が気になったけど、重過ぎず、優しくて良い小説だった。



    ー その瞬間、まるでオセロの黒い列が、端っこから一気にパタパタと白に変わるみたいに、辛かった過去がキラキラした大切な思い出に変わるのよー
    という言葉が良かった。

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    2025年09月29日
  • おいしくて泣くとき

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    つらいことがあっても、腐らずにがんばって生きていけば、人生の何処かでステキな奇跡が起こるかもしれないと思わせてくれるお話でした

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    2025年09月28日
  • 虹の岬の喫茶店

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    小さな岬の先端にある喫茶店。
    そこでは美味しいコーヒーとともに、お客さんによりそう音楽を選曲してくれる。
    悦子さんの人柄で、心に傷を抱えた人が癒やされていく優しい一冊。「月の土地をプレゼントする」がでてきて、びっくりした。

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    2025年09月27日
  • 水曜日の手紙

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    やっぱり森沢さんの作品好きです。
    あっという間に読み終えてしまう。

    心が穏やかになるし、以前の作品もまた読み返したくなるそんな作品ばかりです。

    3章の父娘のお話がよかったな。
    実在した水曜日郵便局をモチーフにしたお話。
    もう閉局しちゃったみたいだけど、手紙書いてみたかったなと思わせてくれた。




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    2025年09月23日
  • キッチン風見鶏

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    森沢明夫さんの作品に嵌り端から読みすすめています。読んでいると別の作品の登場人物や喫茶店などが出てきてそれを発見するのも楽しみのひとつ。今回も【きらきら眼鏡】が出てきてほっこりしました。

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    2025年09月23日
  • ヒカルの卵

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    森沢作品、いつもながらほっこり。素朴で飾り気のない登場人物たち。ムーさんは、水面下の鴨の足のごとく、たくさんの人たちが頑張って支えているから「ツイている」のだけど、それにしてもスムーズすぎかな。この内容をこの量で描き切るのは無理があったかもしれない。途中で「こんなにうまくいくはずない」「なんか事件が起こる」と緊張を楽しみながら怖々読んだのですが、起きませんでしたね(笑)。柳生のジジイ、トミ子婆、好きだなぁ。森沢さんの作品には、いつも簡単で美味しそうな料理が出てくるから、思わず作りたくなる。

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    2025年09月22日
  • キッチン風見鶏

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    ネタバレ

    人にはいろんな出会いがあって、互いにその縁を大切に育むことこそが幸せの正体なのかなーと思わせてくれるストーリー。

    ちょっとシックスセンス的なオチもあって、思わず読み返したり・・面白かった。

    エピローグのエピソードは、半分面白くて半分凝すぎー・・という感じで????でした。
    生まれてきた子供は、何故二人とも霊が見える設定に?
    子供だから?(純粋な子供の間は見えるとか・・)
    母親の絵里さんも、もしかして・・・?

    人との出会いを大切にできてないかも・・と感じている人にお勧めの一冊。

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    2025年09月21日
  • おいしくて泣くとき

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    ネタバレ

    映画化した作品ということで、興味があり、読んでみました!

    こども食堂を必要にしている人は少なからずいるのにも関わらず、こども食堂を「偽善」だと感じる人もいる現状に悲しく思った。

    伏線に全く気がつかなかった。
    最後に伏線回収されて、感動で涙が出た。

    この結末を知った上で、改めて再読したいそう思える作品でした♪

    読んで心が温かくなるお話でした!
    是非、オススメです!

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    2025年09月20日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    一つの作品を完成させるために、多くの人が関わり、それぞれの人生にも影響を与える。
    五つの章の主人公の苦しさが、本によって救われる。熱中することにより可能性の大きさを感じてくる。
    特に、絶望を感じている人が光を見い出してゆく過程が丁寧に描かれていて良かったです。
    日常にこそ幸せは溢れていると、打ち込めるものと共に、苦しさも含めて。本当にそう思えるようになったら良いですが。
    胸の中の石ころが溶けてゆくそんな瞬間が、自分の気持ちにも訪れたら良いなとそんな気分になりました。
    (人生は)土砂降りの中に飛び込んでずぶ濡れを楽しむ場所
    そういう考えがあるのかと。心から思えたら、失敗を恐れるとか、何かを後悔す

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    2025年09月20日
  • ゆうぞらビール 〈新装版〉

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    最近シリアスな本を読んでいたので、森沢明夫さんの野宿放蕩?ナンセンスエッセイ『あおぞらビール』の続編に思わず飛びついた。
    最初のシェアハウスからもうにんまり。話の先が見えても、これがノンフィクションだというのが、何より尊い。ガキ大将だった森沢少年のUFO逸話も、幽霊野宿エピソードは、特にお気に入り。
    私も、鎌倉海岸で友達と二人シュラフで寝ていたら、「死体だ死体だ」と騒がれて、慌ててその場から逃げだしたっけ。若いからこそできる旅ってあるよな。
    超堅物A君に説教される場面も面白い。目的を達成する旅、写真に収めるだけの旅、実績作りの旅をする人が森沢さんに合うはずがない。A君がこの本を読んでいると面白

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    2025年09月18日
  • あなたへ

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    読み終わるとほっこり前向きな気持ちになれました。
    ありがとう、という気持ちで他人の好意は受けるべきというのはわかっていても、遠慮してしまう気持ちはよくわかります。。登場人物それぞれがお互いにありがとうの気持ちを持っているのが、素敵だなと思います。
    自分と未来は変えられる。命とは時間のこと、今この瞬間を大切に丁寧に。前向きな気持ちになれた気がします。この本を読めてよかったです。

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    2025年09月16日
  • エミリの小さな包丁

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    胃袋をガッツリつかまれた!と思っていたら、登場人物たちも、同じように胃袋つかまれたエピソードがでてきて…やっぱそうだよな。

    大三おじいちゃんの料理の腕前が凄くて、食欲をそそられる。っていうか、おじいちゃん80歳なのに男前すぎる。見た目とかじゃなくて、中身から滲みでてくる渋さだったり、人間力だったり。あぁ、こんなおじいちゃんになりたいな、と思わせるカッコいい人。
    そして金言の数々。心を打つ台詞は全部メモった。胸に刻みます。

    都会で傷ついた主人公エミリが、田舎で再生していく物語。構成もとてもいい。プロローグと本編の対比、エピローグの伏線回収。清々しさと切なさを感じさせる読後感。

    めっちゃ癒し

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    2025年09月12日