ロールキャベツ

森沢明夫

大学3年生の夏川誠は就職に悩んでいた。自分にはやりたいことも、得意なことも、何もない。そんなときは、お気に入りの龍宮岬公園へ気晴らしにへ行こう！ 公園へ向かう途中、パンクで困っていた大学生（風香と玲奈）を助けた誠は、二人から「チェアリングしよう！」と誘われる。チェアリングって何？ 持ち運びできる椅子を、自分の気に入った場所に置く。座った瞬間、目に見るすべてが自分のものになる！誰かと一緒に景色を眺めながら会話し、同じ方を向いて同じ景色を見てると、普段言えないようなことも言えたりするという。同じ大学の同級生と知った三人はチェアリング部をつくることに！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 徳間書店
• ページ数: 416ページ
• 電子版発売日: 2023年05月17日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

すっと読み続けることができた。
5人のキャラが立っていて、非常に面白い。
自分の人生の脚本は、自分で書き換えることができる！

[ブクログ · ★★★★★]

ほんと5人のキャラクターが素敵！！
みんな違う良さがあり◎
自分の人生の脚本は自分で書き換える！！
失敗することも大事！！！

チェアリングやってみたいな。
そしてロールキャベツ食べたいな。

[ブクログ · ★★★★★]

いまの自分は、過去から見たらいちばん人生経験豊富で、未来から見たらいちばん若々しい。人生の道標が見つからなくても、もがいていれば人は成長できてきっと進んでいける。
自分も仲間も経験も時間と共に熟成され、お互いを引き立て助け合っていく。愛すべき仲間たちの素敵な物語です。

[ブクログ · ★★★★★]

ザ・青春！
大学生5人の成長物語
夢を描き、または夢に迷い
それぞれが悩みを抱えながらも、自分と向き合っていく

1人では逃げ出してしまうかもしれない
一歩が踏み出せないかもしれない
でもそこには仲間がいる
友の声に耳を傾け、そっと背中を押してくれる仲間が！


全編通して涙腺が緩みっぱなし。
そして名言もたくさんあり、メモに残すのが大変(笑)

一番泣けたのは、おにぎり広場での「農家レストラン」の場面。
……お父さんのおにぎりから
　  お義父さんのおにぎりへ……

みんなの優しさに胸がいっぱい。
なんで、みんなこんなに優しいんだろ。


「この5人の『愛すべき未熟さ』を描きたい！と思った。」
と〈あとがき〉に森沢さんが書いている。
ちょっと不器用だけど一生懸命前に進もうとする5人が本当に愛おしい。
人間はいくつになっても未熟だと思う。
ずっと成長し続けているんじゃないかな。

最後に心に残った言葉をひとつ。
（ホントは沢山あって書ききれない）

『今の自分こそが、過去から見たらいちばん人生経験豊富で、未来から見たらいちばん若々しい』

つまり、今の自分が最強ってこと！
まだまだ人生楽しむぞ！

[ブクログ · ★★★★★]

パン子のキャラが愛おしく、魅力的な作品だ。もっと多作になってほしい森本明夫。岬にこだわらず、いい作品書いてください。岬がなくともいい味出せる画力があるんだから。

[ブクログ · ★★★★★]

森沢作品最高です。読みやすく、前向きになれる。自分が大学生の時に出会いたかったですね。もっと本を読む習慣があれば、人生を変えることができたのかもなあ、

[ブクログ · ★★★★★]

それぞれ5人のキャラクターに個性があり
優しさもありであっという間に読めました。
あぁ、こんな青春いいなー！と思い、
羨ましくなりました。
続編楽しみにしています！

[ブクログ · ★★★★★]

将来に悩む大学生の起業や恋愛を描いた作品。青臭く感じるかと思ったけれど、とても面白く、心に響くフレーズも多かった。どの世代にもおすすめできる良作。

[ブクログ · ★★★★☆]

大学3年生の誠はある日同じ大学に通うパン子と風花に出会う。
彼女たちと誠のシェアハウスの同居人2人と共にチェアリングをするサークルを作ることに……

青春ビームを浴びた。
心がけ洗われるような読後感。

[ブクログ · ★★★★☆]

自分の人生の脚本は、自分で書き換える
逆境の時が生まれかわれる時
所々にハッとする言葉が出てくる。チェアリングで知り合った５人の大学生の成長物語。出来過ぎ感は多少あるけど、前向きな気持ちになれるストーリーでした。
面白かったです。