感情タグBEST3
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やっぱり大好きです作者さんと改めて思いました。
愛された事で心を持った物達の優しいお話です。
主役は心を持ったボンネットバスです。
大切にする事で命が吹き込まれると考え方はとても素敵です。
事実をもとにした作品であとがきにもそれが書かれています。
誰かが愛した物がまた誰かに愛されるお話に読み終えると気持ちが落ち着きます。
大切にしたい1冊になりました。
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☆5
大切にしてもらった事で《魂》が宿ったボンネットバスと、手にした者に勇気を与える不思議な青いビー玉が、運命に導かれながら旅をしていく物語。
半分はノンフィクションで、半分はフィクションという所も魅力的でした❁⃘*.゚
読み終わった後、心が綺麗になれるような…そんな素敵な作品でした(*´˘`*)
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電車の中で読むと危険な本です。感動がいっぱい詰まってて、自然と涙が…。とても優しい気持ちになれます。半分フィクションで半分ノンフィクションってことで、実際行ってみたくなりました。
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BX341への愛がある。
皆の生き生きとした感情が凄く伝わってくる。
また、小説の中でハッとさせられることも
かなり多かった。
モノとは、自分の生き方を自分で決めることができない物体のことだ。
自分の思うとおりに生きられる人間をうらやましく思った。やりたいことを自分で見つける自由と、それをやる自由の両方が与えられているなんて。
古いものには、魂がある。
魂があるから直して使ってやるし、使われてこそ道具は幸せ。大量生産、大量消費という営みでは、人の気持ちがこもった《文化》が生まれない。
思う、言う、成る
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ボンネットバスに魂があり心の中で思うシーンがあり感動的でした。廃車になって再生するまでの悪戦苦闘は手に汗握る良い場面でした。山古志での大地震は読んでいてかなしくもあり応援したい気持ちになりました。青いビー玉もいいところで出てきます。半分は実話との事でした。あとがきの写真満載のところはなにか清々しくおもいました。
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モノの目線で書かれた小説を初めて読んだ。すごい。面白かった。これ読んでから、モノに魂があるのかもしれないって感じるようになったし、もっとモノを大切にしようと改めて思えた。ビー玉貰いに行きたいなあ。
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めちゃくちゃよかったです。
実話に基づいているっていうのが更にときめく。
★5つとは言わず10つぐらいつけたいです。
もうバスに心が宿っているっていう時点で私のツボにはまりまくりで、
もう可愛くてあああってなりました。
森沢さんの本、初めて読んだけど、
この人はすごく心が綺麗で優しい人なのではないかな、と思いました。
あとがきにも書いてあったけど、今の時代には珍しく、とてもピュアです。
終わり方もすごく素敵でした。わー戻ってくるんだってなりました。
心が穏やかで晴れやかな気持ちになります。
森沢さんの本は制覇したい。
たくさん泣いたなあ。
越後湯沢にまだバスはいるのかなあ。
会いたいしビー玉も欲しい。
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この物語は魂を持ったボンネットバスのBX341が主人公です。
このバスBX341は実在するバスで、この物語には実在する人物も登場する、半分はノンフィクションで半分はフィクションだそうです。
この作品のテーマは、モノには<魂>があるということと、2004年10月23日に起きた、新潟県中越地震です。
この二つにどういう繫がりがあるのか書いてしまうとネタバレになりますので、それには触れないでおきます。
ボンネットバスの心の内がいつも大事にしてくれる運転手のことを慕う気持ちでいっぱいでとてもキュートでキュンとしてしまいました。
他のバスにもみんな魂があるんじゃないかというように思えてきてしまいました。
いつも凛と輝いているビー玉は「幸福を呼ぶビー玉」として存在しているそうです。
森沢語録
〇モノには<魂>がある。
〇人が、なにかを心で思う。そしたら思ったことを言葉にして言う。それを言い続けていれば、いつかは現実に成ってしまう。それが思う、言う、成る。
〇キミが生きているということは、それだけですでに奇跡だろう?ならばこれから先、キミにふたつめの奇跡が起こらないと決めつける理由は、いったいどこにあるんだい。
私も、思ったことは言葉にして言い続けようと思いました。
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『海を抱いたビー玉』 森沢明夫さん
「思う、言う、成るーーそれだけ」
そう思います。読めば何の話かわかります。笑
便利な物、新商品が次から次へと開発される時代だからこそ、読みたい一冊です。
私は、20年以上前、当時住んでいたマンションのエレベーター内で、たまたまその時一緒に乗り合わせていたお姉さんからぱっちん留めをもらいました。多分、あのぱっちんどめかわいいな〜って、じーっと見ていたんでしょうね。視線に気づいたお姉さんが「はい、あげる」って、くれたそうです。もう色褪せてしまったけれど、(外国物にしては)綺麗な紫色でした。カナダから日本に引っ越してきてからも、実は毎日持ち歩いています。
人と人との繋がりって、気が付かないところでつくられているものなんでしょうね。お気に入りの物は、大切に使いましょう。^^ 本作も、目の前に景色が浮かんでくるような、美しい文章でした。
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清と会えなかったかぁ…(T_T)
ちょっとクサいセリフもあるけど、かっこいい。福山自動車博物館に行った後だったから、ものすごい感情移入した。
自分の車も、大切にしてあげなくちゃ。
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モノにも心が宿っていると思って生きてみると楽しそうだしその方が素敵だなと思った。私もそうしてみよう。
「日常の中にある小さな幸せにひとつでも多く気づきながら、日々の幸福をかみしめていればいいのだ」この考え方好き。もっともっと気づきながら生きていこう〜!
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最近小説をちゃんと読み始めて
初めて泣いた作品。
もう、最初の7,80ページで号泣した
そして、自分の中でも想ってる
『人の愛や思いが込められたモノには
いつか心が宿る。』という文章が出た時には
あぁこの本を選んでよかったと心から思った
この本を読んでより一層その想いが強くなった。
ハートフル小説素晴らしい
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主人公ともいえるボンネットバスが実在のものだったこと、実在の人物が登場していたことを読み終わってから知りました。
「実話を元にしたフィクション」というのとも違って、半分フィクションで半分ノンフィクションという本は初めて読みました。
登場人物がみんな素敵で、素敵な人同士の関わり方もまた魅力的でした。
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BX341、こどもだったとき、路線バスが彼だったような気がします。
珍しい形のバスだったので、憧れがありました。
そのバスに乗れないと不機嫌になっていたし、乗れたらご機嫌でした。
表紙絵も綺麗ですね。童話のようなお話です。
青い、海を象徴するビー玉がでてきます。
解説まで読み進めて唖然としました。
信じられません。
「持ち帰ってもいいそうです」・・・なんともふとももな。こういう遊び心、すきだなー
「おもしろいからやってみる」そんなストーリー展開が最初から最後まで散りばめられていました。
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心が洗われるような読後感の一冊。
とにかく、主人公(?)のボンネットバスが、ピュアで可愛くて、思わずバスに萌えてしまいました。(そう、このバス君には「心(魂)」があるのです。)
海の色を連想させる不思議なビー玉と共に、時を超え場所を変えて物語は展開するのですが、これが実話をもとに描かれたというのが何とも素敵ですよね。
ちなみに、このボンネットバス【BX341(“ネコバス”のモデルになったバスだそうです。)】は実在するとの事で、現在もあるなら、是非とも会いに行ってみたいものです。
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森沢作品で泣かない本はない。
この作品もだけど、気付かなかった大切なモノ、忘れていた大切な思いを森沢さんは気づかせてくれる、思い出させてくれる。
この作品も、そんな言葉に溢れていました。
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父の運転するボンネットバスが大好きな清は、毎日バスに話し掛ける。
ところがある日、突然の別れが───
事実を織り交ぜた心温まるファンタジー。
とても古い物や、人の愛情を一身に浴び続けたものには魂が宿るという。
ミシッ…
清と父さんに、渾身の力を込めて 自分の気持ちを伝えようとするバス。
澄んだ心で耳を傾ければ、その声が聞こえるのかな?
「凛」…
海の青を思わせる美しいビー玉が印象的。
山古志村の災害は辛かったけれど、
生きる気力をなくしていた車椅子のおばあちゃんが、ボンネットバスに乗って笑顔を見せる場面や、
「物には魂がある」と信じる、温かな心を持った人々が起こした奇跡に胸がいっぱいになる。
「思う、言う、成る」
森沢明夫さんの本はいつも、胸にしみる言葉が溢れていてとても好きです。
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モノには「魂」が宿っている。
また森沢さんから大切な言葉を貰った気がする。
時代を繋ぎ、人と人を繋ぐ魂を持ったボンネットバスは、見る人みんなを笑顔にし、気持ちを穏やかに温かくしてくれる。
このバスに関わった人達のように、私も日常にある小さな幸せに「気づき」ながらこの先を生きていきたい。
「思う、言う、成る」魔法の言葉を胸に。
色々な人達を不思議な縁で結んだ実在するボンネットバスをいつか見に行って、幸福を呼ぶビー玉を持ち帰ろう。
凛、ミシッ……清らかな魂の存在を予感させる素敵な音がいつまでも心に残る物語だった。
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運転手の親子に愛されたことで「心」を持った瀬戸内海の小さな島のボンネットバスと、手にした者に勇気を与える不思議な青いビー玉が、時代を超え、運命に導かれながら旅をしていくファンタジー。旅は、懐かしい昭和40年代の瀬戸内海の島から、大震災に見舞われた山古志村へ…。少年と、バスと、少年の心を持った魅力的な大人たちが、「生きることの美しさ」を優しく語りかけてくれる、事実をもとに描いた奇跡と感動の物語。驚きのラストに、あなたもまちがいなく「幸せのため息」をつくことでしょう。「幻の青春小説」と呼ばれた名作の、待望の文庫版です。
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半分フィクション、半分ノンフィクションというお話です。
少年のバスとの友情、友達との友情のシーンはなんだかジーンときました。
個人的に好きなのは、ノンフィクション部分の福山自動車時計博物館の榎さんか主人公のボンネットバスを蘇らせるシーンです。
最後に実際に榎さんが作業をしている場面の写真がありますが、カッコいいなぁと思います。
モノにも魂が宿るという考え方が好きで、そういう優しい眼差しに涙が出そうになりました。
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実話に基づいているがフィクションも含まれている。
古いボンネットバスとビー玉、そしてそれを取り巻く温かい人たちの話。あたりまえだけど、いい人っていいなーと思う。
一人そういう人がいると周りの空気も変わるものだ。
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今回も温かく、凛と澄んだ物語で、心が洗われるようでした。
古くなったボンネットバスが職人の手により甦り、いろんな土地でいろんな人から愛され、縁をつないでいくお話。
物には魂が宿り、大切にすれば長く使えること、お腹の中の我が子にもちゃんと伝えていきたいな。
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かつて瀬戸内の大三島を走っていた古いボンネットバスを廻る物語です。著者あとがきによれば、登場人物の多くは実在でしかも実名で登場しているのとのこと。
物語の前半は私の住む地域に比較的近く、大三島には大山祇神社や宝物館(国宝をはじめ重要文化財に指定されている武具や甲冑類の8割を収蔵)があり、以前訪れた事が有ります。また、ボンネットバスを見事にレストアする福山の自動車博物館は行って見たいと思っていたところで親近感が湧きます。
最初はバスが魂を持ったりしてファンタジー風、どうなるんだろうと思いました。しかし途中から、ファンタジー感はグッと薄れ、むしろ人間物語になります。前後半の違いに違和感はありますが、むしろ後半の方が森沢さんらしく暖かな物語でした。
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日本では、八百万の神がいるって良く聞く
全てのものに、心とか、魂があるから大切にしなさいって
私は長く物を使う方です
もらったものとか、気に入ったものはなかなか捨てられなくて困ります。お気に入りの靴は、直しながら履いてます
気に入ったものを長く使えるって、とても大切なことだと思うんですよね
奇跡って、人の想いが起こすもの
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〝とても古いモノや、人の気持ちを一身に浴び続けたモノには《魂》が宿っていくんだよ。だからキミも、そうやって《生きて》いるんだよ〟
そうであって欲しいと思う。オイラは自分のカラダに馴染んだモノをできるだけ長く使っていたい。少々不具合が出てきても愛嬌だと思う。自分のクルマがいよいよ直せなくなって(経済的なことも含めて)手離す時がきたら、オイラはきっと泣くだろう。長い間乗ってきてできた凹みも傷も汚れも含めて愛着がある。コイツと一緒だと楽しい。
あとがきに〝愛されたから、僕らはいま生きているんですよね〟とあった。ヒトもモノも同じだ。〝生きているということは、それだけですでに奇跡〟なんだよね。愛してくれる人たちがいたからいまのオイラがある。オイラはどれだけの人を愛してきだただろう。貰ってばかりな気がする。そろそろきちんと返していかないとな。
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初読みの作家さん
実話ベース(一部フィクション)のお話
瀬戸内海から新潟山古志村へ
ボンネットバスとビー玉が時を、場所を越えて届けた心の温度
出てくる人は皆暖かくて、数多く出てくるお別れの場面に、自分の胸も暖かくなり、ジーンとさせられる
読後、気のせいか心
はいつもより暖かい
Posted by ブクログ
ボロボロだったところを直して貰ったボンネットバスの事実を元にした物語。心を持ったバスのボクのパートは白々しく思えて入り込めなかった。方言の可愛い運転手父子や、バスの嫁入りを企画する専務と部長、何より人間パートに集中出来た震災で被災した六年生のたっちゃんとぶんちゃんの話が温かくて良かった。