森沢明夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本を読みはじめる時の自分の気持ちが
いろいろな事が重なってしまいフラットに
できそうにないかも?
森沢さんの物語が読みたい!
大好きな作家さんの物語に縋るように
読み進めていきまさした。
ロール
キャベツ
プロローグ
海の町へと向かう快速列車は、淋しいくらいに
空いていた。
春めいた空は、明るめのパステルブルー。
目的の駅が近づいて、寒がりのわたしは、
コートとマフラーを巻いて、転ばないよう注意深く
席を立つと、父の形見のアコースティックギターを
背負い、ライムグリーンのスーツケースを転がして
車両のはじっこにあるドアの前に立った。ドアが開く。
ひんやりとした清澄な空気がな -
Posted by ブクログ
不穏さ漂うプロローグ。
趣味の釣りきっかけで週末を桑畑村で過ごすようになり、現地で同じ歳の浩之と親しくなった忠彦。
数年後に忠彦が勤める建設会社が桑畑村でリゾート開発を進めていることを聞き、浩之に会うため桑畑村へ行った日に彼が見たものは衝撃的な場面で、その日から失声症になる。
それから離婚をし家族とも離れて20年の月日が経つ。
息子の建斗のもとへ父が亡くなったとの連絡が入り、妹の里奈と共に桑畑村へ向かう。
父が遺していたものは、壁のアルバムと桜を植えたことだけではなかった。
どうしても母も連れて行きたいと2人が思った理由は…。
写真のキャプションだけではなく、家の裏庭の紫花菜だけではなく、 -
Posted by ブクログ
養鶏場を営むムーさんが閑散とした過疎地域である故郷の村おこしに奮闘する物語。
一番はムーさんを筆頭に幼なじみや集落の人たちの温かさ
こんな田舎に卵かけご飯専門店?流行るわけないよねと
長年限界集落で生きてきた人々は負け癖がついている
高齢化も伴い、戦う気力も失われてている
しかし、ムーさんの集落全体の活性化と集落の人たちを生き生きと笑顔にするという熱意が幼なじみの協力と人と人とのつながりを経て気持ちいいほどいい方向に進んでいく
田舎の風景がまるでその土地を訪れているかのように真っ青な空、日向の匂い、風の心地よさ、森の中の葉っぱの擦れあう音、川のせせらぎ、鳥や動物たちの鳴き声が肌で感じられ -
Posted by ブクログ
ネタバレ
森沢明夫さんのこの小説好きだ!美味しいお寿司に温かい人たち。
義父からの暴力、母親からの言葉の暴力に耐えてきたまひろ。しかも上司からのセクハラやパワハラを受けていた会社もあっさり倒産し、不幸続きであったが、過去の思い出の夕凪寿司での出会いが人生を変えていく。
「人生捨てたもんじゃない」という言葉を実感とするまひろの新たな人生。頑張って生きる人が幸せになるのは嬉しい。
ツンデレの美玖も実は親からの虐待で大変な思いをしていた過去があったからこそ、不器用ながらまひろの良き同志となりお互いを必要とする関係性になれて、良かった。
三章、四章とも気持ちのいい涙が流せる。だから、森沢さんの小説はいい