森沢明夫のレビュー一覧

  • 桜が散っても

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    いつもと違う感じだなと思いながら読み進めました。
    でも、森沢さんだった。
    それも、パワーアップした森沢さん。
    題名とおりの 心があたたかくなる後味のいいストーリー。
    私の一番好きな作家さん。

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    2025年05月13日
  • ヒカルの卵

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    養鶏場を営むムーさんが閑散とした過疎地域である故郷の村おこしに奮闘する物語。

    一番はムーさんを筆頭に幼なじみや集落の人たちの温かさ

    こんな田舎に卵かけご飯専門店?流行るわけないよねと
    長年限界集落で生きてきた人々は負け癖がついている
    高齢化も伴い、戦う気力も失われてている
    しかし、ムーさんの集落全体の活性化と集落の人たちを生き生きと笑顔にするという熱意が幼なじみの協力と人と人とのつながりを経て気持ちいいほどいい方向に進んでいく

    田舎の風景がまるでその土地を訪れているかのように真っ青な空、日向の匂い、風の心地よさ、森の中の葉っぱの擦れあう音、川のせせらぎ、鳥や動物たちの鳴き声が肌で感じられ

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    2025年05月11日
  • さやかの寿司

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    ネタバレ


    森沢明夫さんのこの小説好きだ!美味しいお寿司に温かい人たち。
    義父からの暴力、母親からの言葉の暴力に耐えてきたまひろ。しかも上司からのセクハラやパワハラを受けていた会社もあっさり倒産し、不幸続きであったが、過去の思い出の夕凪寿司での出会いが人生を変えていく。

    「人生捨てたもんじゃない」という言葉を実感とするまひろの新たな人生。頑張って生きる人が幸せになるのは嬉しい。

    ツンデレの美玖も実は親からの虐待で大変な思いをしていた過去があったからこそ、不器用ながらまひろの良き同志となりお互いを必要とする関係性になれて、良かった。

    三章、四章とも気持ちのいい涙が流せる。だから、森沢さんの小説はいい

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    2025年05月10日
  • 夏美のホタル

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    拓也とひとみの最初の登場シーンで、可愛いなと感じてしまった。
    最初は雲月のこと感じの悪い人と思ってたけど、可愛いとこもあり、カッコいいなと感じた。
    心温まる物語だった

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    2025年05月24日
  • 青森ドロップキッカーズ

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    性格も性別も環境も全然違う4人を結びつけたのはカーリング。いじめのシーンは本を閉じたくなるぐらい怖かった。仲間は成長と共に変化していったけど心は繋がっていた。優勝を逃してしまったけど最高のラストでした。
    ※ニコニコ一等賞とありがとう一等賞を取れる人が一番偉いんだよ

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    2025年05月09日
  • 夏美のホタル

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    ネタバレ

    本当に素敵な話だった…
    ボロボロ泣きました。

    地蔵さんの危篤の場面はつらすぎて、何度も本を閉じました。

    悲しい場面もありますが
    地蔵さん、ヤスばあちゃんをはじめ登場人物の優しさや、心の温かさ、そして田舎のきれいな風景が胸に残りました。

    あたたかい気持ちになれる一冊です✩

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    2025年05月01日
  • 桜が散っても

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    なんともまぁ泣かせ上手な作家だろうか。
    山川忠彦という不器用にしか生きられなかった男の深い愛情を、最後の最後にこれでもか!と読者に突きつけ涙腺を緩ませるこの物語に打ちのめされた。
    読んで満足の一冊だった。

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    2025年04月25日
  • エミリの小さな包丁

    匿名

    購入済み

    とても優しい気持ちになれました。
    人の目ばかり気にして、自分の本当の心を忘れてしまう日々ですが、心を強くしてくれる言葉が沢山あって、自分の心を大切にしたいと思いました。

    #タメになる #ほのぼの #感動する

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    2025年04月21日
  • 桜が散っても

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    こんなに辛い話だったのか。。
    忠彦と麻美の決断は仕方ないのかな。他の人には計り知れない葛藤をして下した決断だし、その時はそうしか生きられないって事もある。
    「許せないけど、嫌いじゃない…」そう思って終わって良かった。

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    2025年04月19日
  • エミリの小さな包丁

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    むちゃくたゃよかった泣
    おじいちゃん優しすぎる

    自分の神様は自分自身。
    自分だけが思い通りに自分を動かせる。
    っていう言葉沁みた。

    田舎の風情もすごく良かったし
    ご飯がとても美味しそうで。

    おじいちゃんの魚料理食べたい

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    2025年04月18日
  • 桜が散っても

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    自分の置かれてる状況や時期によって評価が変わる
    ミステリーのような始まりから、家族それぞれの心情や人生観が語られていく、一緒の人生があり、それぞれの人生もある、どれも否定できないし肯定もできない、するものでもない

    ちょっとずつ想像を越えて引き込まれる話で
    最後の方は電車で読んではダメだった

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    2025年04月17日
  • さやかの寿司

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    久しぶりの森沢ワールド
    彼の世界はいつも優しく包み込んでくれて本を読んでいる時は本当に幸せに感じる
    また懐かしい登場人物も出てきてとても胸が熱くなった
    改めて私は森沢明夫さんの書く本が大好きだと認識できた

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    2025年04月15日
  • エミリの小さな包丁

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    亡くなった父を思い出す作品
    海運業だったため
    魚を捌くのが上手く
    料理も母よりもうまかった
    寡黙で余計なことは言わない
    なんとなく
    おじいちゃんに似ている

    『大人も、親も、所詮は人間だ。
    完璧ではないし、未熟者のまま死ぬんだ』

    本当にそうだなと思う
    この年になってやっと気づくこともある
    自分の経験したことしか分からないし
    それが全てで正しいと思いがちだ
    だから
    本を読んで色々な世界をもっと知りたい

    父が作るカツオのお茶漬けが
    無性に食べたくなった泣

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    2025年04月08日
  • エミリの小さな包丁

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    ネタバレ

    あっ、祖父×孫ものだ…と分かった瞬間、たじろいだ。
    老人が出てくる系の話に私はめちゃくちゃ弱い。
    大体は人間的にすごく尊敬できるキャラクターが多く、素敵だなぁと思うのだけど物語の中で病気になったり死すことが多いからだ。悲しいのだ。
    でもこの物語に出てくる大三おじいちゃんは最後まで元気でよかった。

    悲しい物語では決してないと思うのだが、感情移入しすぎたのか後半はボロボロ泣いてしまった。
    サヤが来た辺りからエミリに感情移入し、大三さんに救われ、心平に恋しそうだった。
    エミリのように、どんな人でも人生って結構間違えることがある。でも信頼できる人の支えと、大きな自然があればまた立ち上がれると元気をも

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    2025年03月31日
  • 夏美のホタル

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    「プロだけが知っている小説の書き方」著者の小説。
    小説を書いてみたいなぁと思いながら書籍を調べていたら
    森沢明夫さんに出会い、まずは彼の小説を読んでみようと
    思い立ったのがきっかけでした。
    そしたら冒頭から引き込まれました。
    読み終わった後に、また冒頭を読み返したくなる。
    ストーリーを楽しんでいる間は涙腺管理が大変でした。
    電車内で泣くわけにいかないと必死でした。
    悲痛な思いをする場面もありますが、全体的に暖かい温度で楽しめました。
    人の温かさというより、ぬくもりが伝わるといった方が
    適切だと思う作品でした。
    他の森沢明夫さんの作品も読みたいと思いました。

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    2025年03月30日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    ネタバレ

    ブックデザイナーの青山哲也さんはこの業界では
    大御所 と呼ばれる存在です。
    仕事は万事順調でしたが65歳を迎えて余生は
    大好きな景色の見える別荘で妻と二人で穏やかに
    過ごしたいなぁと考えていました。
    ある時身体の不調を感じて病院にいき精密検査を
    うけます。結果、肺癌と全身への転移があり
    余命半年から一年との医師の見解。
    てっちゃん、しーちゃんと呼び合う仲良し夫婦の
    お互いを思い遣る気持ちが凄く切なくて切なくて
    涙がとまりませんでした。

    小説家 涼元マサミさんは離婚して
    元妻と暮らしている
    娘の真衣さんとの月に一度の時間は何よりも大切です。
    家族の為にと思い書き続けたミステリー小説は全て
    ヒッ

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    2025年03月31日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    一冊の本「さよならドグマ」が登場する5人の登場人物を繋げていくお話です。
    編集者の津山奈緒が著者の涼元マサミを担当する事になり鈴元の作品に過去に救われたという事があってその熱意から涼元先生が作品を書こうというきっかけがいいなと思いました。
    そして出来上がった作品が「さよならドグマ」
    その一冊がブックデザイナー、書店員、読者へと影響を与えていって綺麗に輪っかができた様な繋がり方で話が終わるのがとてもスッキリしました!

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    2025年03月23日
  • 夏美のホタル

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    バイクのエンジン音

    竹林から吹く優しい風
    軒下の錆びた風鈴の音

    ホタルブクロに入れた蛍の幻想的な光

    ぬるま湯みたいな夏の雨
    夏の雨後の強い木漏れ日

    早起きの蝉たちの合唱
    パイナップル色に染まる夕陽の空

    たんぽぽと恵三。

    登場する人物達の暖かくて優しい物語が「光」「蛍」「夏」「涙」「心」「願」「命」「凛」こうした言葉達に込められていて、見た事も行ったこともないその景色達が胸の奥にしみわたる。

    途中何度も物語の中へ吸い込まれ、優しい言葉たちに何度も何度も涙が浮かんでいた。

    心温まるストーリーと胸に響く読後感でした。

    たくさんの人に読んで欲しいと思います。
    おすすめです。

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    2025年03月23日
  • プロだけが知っている 小説の書き方

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    小説を書きたい人が知りたいことをすべて網羅している最強の本。

    特に、独自に編み出した展開の理論は、とても参考になるし、うなずくしかない。そして、具体例もあるのでとても良かった。

    分かりにくさが一切なく、マウントをとるような厳しい表現もなく、とてもやさしくて役に立つ本。

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    2025年03月19日
  • 青森ドロップキッカーズ

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    青森3部作の2作目、舞台は1作目の弘前から青森に移る。題名の付け方に私は興味がある。そして、このドロップキッカーズって、プロレス?・・・。表紙絵を見ればわかるのだが・・・。読み終えるとこの題名がピッタリだと納得できた。

    主な登場人物は、いじめられっ子の中3受験生宏海、中途半端な不良で宏海の同級生雄大、再起をはかるアスリート姉妹の姉柚香、明るいアスリート姉妹の妹陽香。スポーツでもなんでも、学びを定着させるのは自信をつけることが大事だと思う。自己成長の変化が見えるとやる気が出るものだ。そして、基本が大事だと思うのである。岡島さんの「天才」という口癖が印象深い。そこには必ず理由が付け加えられている

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    2025年03月19日