【感想・ネタバレ】恋する失恋バスツアーのレビュー

あらすじ

「失恋バスツアー」はちょっと変わった旅行ツアーで、失恋した参加者にどん底まで落ち込んでもらい、あとは上がるだけ、グイグイ元気になってもらおうというもの。添乗員の龍太郎は、添乗しているカウンセラーの小雪に自らがフラれたばかりで、なんとか巻き返したい。今回の参加者は超濃いメンツで、金髪のハーフ美女、自称パンクロッカー、謎の中国人など、彩り豊かな9名。ハプニングに翻弄される龍太郎だったが、意外な事実が次々と明かされていく。果たし龍太郎の恋の行方は――笑いあり、涙ありの感動ツアー、いざ出発進行!

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Posted by ブクログ

恋する失恋バスツアー  本のタイトルを見て
深く考えないで失恋した人のバスツアーのお話かな?
と思い読み進めましたが、まてよ恋する?
との疑問が、、。

この失恋バスツアーはこの会社でも人気のツアーです!
企画発案者で添乗員の天草龍太郎さんの案内で、
ツアーは進行していきます。
しかし龍太郎さんは3日前に失恋したばかり、しかも
失恋のお相手が、バスツアーに同行される
カウンセラーの小泉小雪さんです。
それでも龍太郎さんは頑張っていつも通りの仕事をしようとしています。沢山のハプニングや個性豊かなツアー参加者達にふりまわされながらも涙あり笑いあり
そして心温まる事盛りだくさんの物語です!

物語の冒頭からの展開で龍太郎さんと小雪さんの気持ちがとても良く伝わってきて、私自身もツアー参加者になって応援する時間でした。
参加者の皆さんの事を大好きになっていく私もいて
参加者ひとりひとりに温かい気持ちと頑張れる勇気を
もらえて、とても良い読後感でした!

大切にしたい言葉も沢山ありました!!
すぐに使える希望を連れてくる単語

それでも

また一つ穏やかに過ごせるおまじないを貰えました!



龍太郎さんと小雪さん!
それとツアー参加者の皆さん!
みんな幸せを感じながら生きていけますように!!(^^)

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2025年03月01日

Posted by ブクログ

350ページを一気にスタバで終えました。やっぱり面白いし9人の特徴を覚えて、尚更増しました。妊娠中は最初から気付いたけど、まさかの龍以外全員知っているとは。どんどん人となりが出るのかと思いきや龍と小雪の掛け合いですね、これも新鮮でした。4泊5日が一冊の本になるとか、収まるとか、凄いですよね!ちゃんと終わりもしっかりしているし謎の陳さんも重要である。まさか一気読みするとは思わなかったので、これも一興

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

キャラが濃い男女が集まる、失礼バスツアー。失恋した人々の落ち込んだ気持ちを、ドン底まで落ちる所まで落とすという一見変わったバスツアー。
色んなキャラクターそれぞれの味が出てて面白かった。読み初めは、それぞれの登場人物が変わり者でしかなかったが、読み終える頃には、変わり者の登場人物1人1人の個性が愛しく心が温もるハッピーエンドだった! 恋って良いね!

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2022年11月30日

Posted by ブクログ

重い話なのに、軽やかな感じになる不思議。
なんとなく都合が良すぎる気もするけど、まあフィクシィンだし、和やかな作風なのは作者の強みなんだろうなと思う。

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2024年11月03日

Posted by ブクログ

落ちは最初から分かっていたけどもただの失恋者たちが集うバスツアーじゃなくてこれからの人生に強く一歩踏み出せる感動シーンもあっておもしろかった。
ただ、ただ小雪のセッションがちょぉ〜っと宗教ぽかったな。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

数年前に「失恋バスツアー」というタイトルが本屋さんで目にとまって、なんとなく気になっていた本。
ふと思い出して読んでみた。

個性的で濃いキャラクターたちは、見た目は奇抜でも中身は人を思いやる心を持つ優しい人たち。
どんなに辛い思いをしても、きっと必ず味方となり支えてくれる人はいるんだなって思えた。

失恋がテーマのはずなのになぜか心が温かくなる。そんな小説でした!

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2024年03月26日

Posted by ブクログ

やっぱり好き。森沢明夫さんの本。
こうなるんやろなぁって、もう読み始めてすぐに分かったけど、でも良い。優しい気持ちになれるし。

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2023年09月28日

Posted by ブクログ

読んでいる途中で結末が見えてくるような王道的ストーリーだが、登場人物がそれぞれ良い味を出して(基本的に良い人で)、ほのぼのと良い本。

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

☆4.5

「失恋バスツアー」に参加することになった9名の乗客たちがとっても固定的で楽しく読ませて頂きました!「森沢ワールド」好きな読書には堪らない仕掛けも良かったです‪(*´꒳​`*)

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2022年09月12日

Posted by ブクログ

設定が面白かった。登場人物はみんなクセ強だけど、みんなそれぞれ悩みを抱える。
読み終わった後ほっこりしました。

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2022年01月07日

Posted by ブクログ

恋する失恋バスツアー=失恋バスは謎だらけ
先が読めまくってしまうのだが、個性あふれる登場人物と作者の作風から悪いことにはならないだろうと予想できる安心感で読み進められた物語

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2024年10月15日

Posted by ブクログ

ミステリーちょろい読者選手権で断トツ1位になれる自信しかない私でも最初から分かったぞ?(え?この本ミステリーじゃないだろって?)
ここ最近ちょっと気持ちが重たくなるような内容の本ばかりだったから、こんな風に気負わずに読める本が読みたかったの。
そんなのありー!?な設定で登場人物も濃ゆくって、時たま笑えて最近の私にはちょうど良い本だった。
最初に言った通り思った通りに進んでいくからそれが逆に面白かったな。

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2023年11月22日

Posted by ブクログ

 あおぞらツアーズ。小さな旅行会社だ。最近は収益が上がらず経営悪化か続いている。そんな現状を打破するため、天草龍太郎がちょっと変わった旅行ツアーを企画した。その名も「失恋バスツアー」。
 最近失恋したことで思いついた企画で、失恋した参加者に、ツアーを通じて心ゆくまで落ち込んでもらい、そのあと徐々に気持ちが上がっていけるような行程だと、龍太郎は自負している。

 集まった参加者はいかにも曰くありげな9名。金髪のハーフ美女から謎の中国人まで、多士済々だ。さあ龍太郎の起死回生ツアーは吉と出るのかそれとも凶と出るのか ⁉

 物語は基本的に龍太郎の視点で進むが、時折りカウンセラーの小泉小雪とツアー客の北原桃香の視点が挿まれる。

      * * * * *

 「失恋バスツアー」という発想がなかなかおもしろい。
 失恋の痛手から立ち直ろうとしている人たちしか参加しないと思われるので、湿っぽく鬱陶しいツアーにはならないだろう。きっと実際にある婚活ツアーの雰囲気よりも健全に違いない。
 そう思ってこの作品を手に取りました。

 設定もよく考えられています。
 龍太郎が勤める会社が資金繰りに窮していたり、今回のツアー客全員ひと癖ありそうだったり、龍太郎自身が失恋したばかりだったり、その失恋相手が同乗するカウンセラーの小雪だったりと、作者の仕掛けが盛り沢山。
 どうやって収拾をつけるのか、楽しみにしながら読むことができました。

 また、ツアーの参加者も多士済々で、なかなか興味深い。あの「るいるい」さんまで登場していたのもうれしかった。 ( もう少し活躍の場を与えてほしかった気がします。)

 ラストは期待通りのハッピーエンド。すべて丸く収まりすぎともいえるけれど、エンタメの定石なのでよしとしたい。

 ただ、前半の伏線部分が冗長で退屈してしまうのが残念だったので、☆3つです。

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2023年03月28日

Posted by ブクログ

個性的なメンバーとともに進むバスツアー。アクの強い人が多すぎる。この人たちを選んだ課長の判断基準は、いったいなんだったんだろう?龍さんを陥れるためじゃなくて、本当は別の目的があったのでは、なんて勘ぐったりして。ないかな?

他の森沢さん作品の登場人物が出てきて、嬉しかった。前に読んだのとどっちが先の設定かなと考えてしまう。るいるいちゃんは無事結婚したのかな?こういうリンクがあると、他の作品を読む楽しみになるな。

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2022年10月02日

Posted by ブクログ

ほっこりする1冊です。
でも、話の先が何となく読めてしまったのが残念…。でも、所々でぐっとくる言葉があって満足です。

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2022年05月20日

Posted by ブクログ

龍太郎、鈍感にも程がある…。小雪って、公私混同してヤな女…と、モヤモヤしながら読み進めたが、個性的な面々のお客さんや運転手のまどかさんの男前っぷりに、モヤモヤを上回るほど惹かれるものがあり、所々涙しながら読んだ。
最終章も、さすが森沢氏。
伏線張ってたんだな。してやられた。
最後の最後は思った通りの展開。
桜子さんの存在が薄すぎたのが、ちょっと残念。

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2021年11月21日

Posted by ブクログ

参加条件は失恋者の「失恋バスツアー」
ハーフ美女や自称パンクロッカー、謎の中国人、巨漢の霊能者など実に濃いメンバー。
まずはとことん落ち込むのが目的なので、仲良くなってみんなで楽しく過ごすのはNG。
何とも言えぬ企画。

見えてくるそれぞれのキャラと参加背景。愛すべき人達。ハプニング続きでクスッとしたり、それぞれの人生の物語にしんみりしたり。
添乗員の龍太郎と心理カウンセラーの小雪の意地の張り合いやすれ違いがもどかしく、恋の行方が気になりながら読みました。
龍太郎の妹さんの言葉、サブローさんの言葉がコロナ禍の今、一段と深く心に響きます。
すべては「生きていてこそ」

森沢さんはやっぱり温かくて良い読後感。
面白かった。

『失敗しても、ちゃんと神様からのプレゼントが、失敗の裏側にはありますから』

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2021年01月25日

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