森沢明夫のレビュー一覧
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海辺の町の鄙びた商店街にある「江戸前夕凪寿司」は、元大将・江戸川伊助の跡を継ぎ孫娘のさやかが今は大将となり、お客さんの心を穏やかにさせ、最高に美味しいお寿司を握っている。
常連客も訳アリ客にも丁寧な「仕事」をするさやかに皆んなが癒され、また来ようと思える。
癒されて、涙も…(特に三章)
第一章 ハンバーグの石
母の納骨を済ませた作田まひろが、幼い頃に訪れた寿司店にやってきたものの…優しい雰囲気の大将とは正反対のクールで目力の強い店員の未來にビビって…。
第二章 自転車デート
常連さんたちとまひろの歓迎会の最中、入ってきた成金風の男にギャフンと言わせたのは、常連客みんなの思い。
第三章 親馬鹿とジジ馬鹿
金光社長の離婚後、寂しく暮らしていた独りの生活に20年ぶりに再会した娘が孫を連れて会いに…。
第四章 ツンデレの涙
未來が住み込みで働き出した理由とは…。
第一章のまひろは、弱々でもっとしっかりしろ!と言いたくなるほどだったのが、常連客の金光社長の会社で働くことになったのと正反対の性格の未來と友だちになれたことで、最後の四章では未來のためにできることをする強さを持つことに、誰と出会ったかでこうも成長するんだなと感慨深いものがあった。
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Posted by ブクログ
装画のお寿司はもちろん、文中に出てくるお寿司がどれもおいしそうでした。まわらないお寿司屋さんは、なかなか敷居が高いので、こんな感じのお寿司屋さんがあればいいなと思いつつ読み進めました。
海辺の町のお寿司屋さんは、やっぱり優しい人達が集う場所でした。幼いときから心に傷を抱えていたまひろを受け入れてくれたのは、江戸前夕凪寿司の人達、そして常連さん。大将のさやかさんのほわっとした感じ、祖父の伊助さんの自然体の姿に、本当に実力のある人は、いい感じに力が抜けた人だと思いました。
成金ウメちゃんの出来事は、最後に胸がスーッとしました。知ったかぶりと偏見で自分を大きく見せたがる人って、いますから。こういう人には真正面からぶつからないのが、一番ですね。
女性であるからこそ努力を欠かさないさやかさん。大人になってやっとわかり会えた金光社長と娘。自分の居場所を見つけて、生き生きと過ごせるようになったまひろ。そして未來。これからも、優しい人達は何があっても助け合って生きて行くような気がしました。
この町のなかには、まだまだ色々な物語がありそうで、これからの森沢さんの作品が楽しみです。
第一章 ハンバーグの石
第二章 自転車デート
第三章 親馬鹿とジジ馬鹿
第四章 ツンデレの涙 -
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読みはじめ、いきなりガクッと来ます。
頑張って書いたのであろう文章がなんとも空々しい。なにせ直前に読んだのが名文家-松家仁之の『沈むフランシス』ですからね、比較しちゃうと歯が立たない。
もっとも森沢さんの持ち味は、そんなところじゃ無いですからね。相変わらずやり過ぎレベルの「いい話」にページをめくる手がどんどん止まらなくなります。
キャラの濃い5人の大学生の物語。ちょっと意外だったのは、誰にでも愛されるまっすぐで可愛い女の子ではなく、少し口の悪くて派手めの女の子がヒロインだったこと。
とはいえ、いつも通りの、読んでいてかなり照れるほどの森沢節でした。 -
Posted by ブクログ
「幽寂とした闇」
森沢明夫さんのこんな表現を待っていた。
この小説のベースに鳴り響いているのは
種田山頭火の言葉
「風鈴の鳴るさへ死のしのびよる」
森沢さんの凛とも洋子の死とも重なる。
「うれしいこともかなしいことも草しげる」
森沢さんの言う通り、一人旅も、人生も、二つの側面を持つ。淋しいと言えば淋しくなるし、自由だと言えば自由になれる。どちらの側面も真実であり、どちらに寄り添うかで気持ちが変わる。いずれにしても痛みは伴う。
倉島英二は、妻からの二通目の手紙を受け取って、本当の一歩めを踏み出せると思う。
残りの時間を、妻への感謝を胸に大切にしていくだろう。
でも、やっぱり淋しいよな。
夕方読もうと手にしてから
没入し、気がついたら最終章だった。
やっぱりこれが森沢作品だよな。
納得の一冊だった。
ごめんなさい。
最後の第九章はなくても十分感動できましたよ。
読者に親切すぎるのかな?
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森沢さんの作品好きだなぁと友人に紹介したらその友人もすっかり森沢さんにハマり(笑)いつのまにか友人の方が森沢さんの作品をたくさん読んでる!
嬉しい☺️
そして森沢さん作品はどの本を読んでも何かがどこかで繋がっているのがまた嬉しく、「あっ、出てきた!」とトキメク!
現実を丸ごと受け入れてその先に見つけられる大切な価値に「気づき」ながら生きていく。
日常にある小さな幸せにひとつでも多く「気づき」ながら日々の幸福を噛み締める。
幸せに生きる術なのだ。
普段分かっているつもりでもついどこかに置き去りにされる大切な価値!
そう日常の小さな小さな幸せに感謝し欲張らず生きていこう! -
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ざっくり言うといじめられっ子と不良がカーリングの魅力にハマり人生変わっていくお話と姉妹カーラーの苦悩のお話。カーリング小説って珍しい!
冬季オリンピックの際に話題になってテレビ観戦するけどその時以外はほとんど興味なかったから、競技ルールや選手の生活など知れて面白かった
何かにハマって、四六時中その事しか考えられんなって、生活がそれ一色になるのって分かるなぁ~
それを見つけられる見つけられないでホントに人生が違って、出会えれるのも才能におもう
なんでも良いから時間を忘れることができること見つけよ!ってこと
姉妹カーラーが吉田姉妹の印象で読んでました
1度でいいからやってみたいスポーツです -
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紙の本で検索しても出てこなかったのですが、とても親切なフォロワーさんから教えていただき、こちらに登録しなおします。感想の内容はコピペです。
青森3部作と言われる1冊目。文庫本の登録ができません。電子書籍も読むことはあるのですが、ほとんどは文庫本なので登録できるようにしていただけるとありがたいのですが・・・。積読していなかった3冊目は電子書籍で買いました。なぜなら、文庫本は2,000円もするのです。
青森県が観光促進で3代続き100年以上の大衆食堂を百年食堂としたことが青森三部作に繋がったようだ。
同郷との出会い、それは心の置き所と郷里から離れた所が仄かな想いを募らせる。主人公の大森陽一とプロカメラマンの卵の筒井七海。陽一は父哲夫が経営する蕎麦屋を継がずバルーンアーティストでピエロをやっている。蕎麦屋の名は大森食堂、百年続く食堂だ。父の哲夫が3代目、創業者は哲夫の祖父賢治。彼にも出会いがあり、その背景もある。そして陽一は・・・。
百年続く大森食堂を中心にさまざまな出会いと別れの物語だ。甘くも切なく心温まる物語。百年続くには訳がある。優しさで笑顔にする想いと感謝する気持ちが1年1年を紡いでいくのだろう。様々な壁を乗り越えながら過去から未来を繋いでいく。その原動力は感謝の心と優しさなのかもしれない。