森沢明夫のレビュー一覧

  • 癒し屋キリコの約束

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    ビール好きで金にがめつい女店主キリコさんの破天荒なキャラクター性が良い。無神経な様で実は誰よりも過去と向き合っているところが味わい深い。癒し屋のメンバーもちと類型的な気もするがスッと頭に入りやすい。
    結婚詐欺師が成敗されない辺りもリアリティがある。

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    2025年02月25日
  • あなたへ

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    自分の命の残りを知ってしまったとき、最愛の人にこんな素敵な手紙を贈ることができるだろうか。人は、悲しさよりも、虚しさよりも、喪失感よりも、ありがとうと言う思いを抱いたときの方が、はるかに涙腺が緩むらしい。
    主人公の妻、洋子の座右の銘は、「他人と過去は変えられないけれど、自分と未来は変えられる。人生には賞味期限がない」
    命とは、時間のこと。時間を大切にするとは、命を大切にすること、賞味期限が切れるまで。

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    2025年02月21日
  • 雨上がりの川

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    ネタバレ

    森沢明夫さんの本、初めましてです。

    娘がいじめにあい不登校になる。

    そのせいで不安定になる妻が次第に怪しい者に洗脳されていく。

    誰しも自分には当てはまらないと思ってしまうけれど、そこに救いがあると思い込むのは実は自然なことなのではないか。

    春香とのセッションで紫音の洗脳の仕方が描かれているが、とても自然なやり方で、それぞれが取り込まれていく過程も頷ける。

    最後に春香が全てのネタバラシをするのは非常に痛快で、且つ納得できる流れだったのが見事だと思った。

    千太郎が心理学の講師であるのもまたみんなにとっては良い出会いであったし、登場人物全てが優しく思いやりのある人たちばかりなのも、読んで

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    2025年02月17日
  • 森沢カフェ

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    森沢明夫さんに惹かれる理由がわかった。それはきっと若い頃に、バイクの野宿放浪旅を経験しているからだ。
    お子さんが生まれてから、趣味よりも大切なものを見つけ、徹底的に子どもと遊ぶ。遊んであげるのではない。子どもと遊ぶ。自分もおんなじだからその感覚がわかる。孫ができたとき、孫といっしょに遊べる「強靭なじいさん」でいようとも書いている。
    「強靭」でなくたって大丈夫。孫には子ども以上にメロメロになって、もう会いたくて遊びたくてたまらなくなるから。
    『坂道の喫茶店』は、切なかったな。もう一度会えたらいいなと思った。偶然という奇跡はないのかな。
    『人はなぜ本を読むのか?』には勇気をいただいた。
    「人生の経

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    2025年02月16日
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~

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    私は最近愛犬を失いました。

    元々涙腺が人より緩い自覚はありましたが
    愛犬との別れによって更にガバガバになった涙腺と薄皮さえも剥ぎ取った剥き出しの感情に沁みた物語

    "とても古いモノや人の気持ちを一心に浴び続けたモノには魂が宿る"

    そんなファンタジーに現実を生きる日々の見方を
    ほんの少し優しくしてくれるた作品

    声を聴けなくても必ずそこには想いがある

    私達は想像してそこに在る想いを受け取らなくてはいけないのだと感じました。

    頭では分かっていても今の現状に優劣つけてしまう
    屁理屈を並べてお腹を満たす方へ逃げてしまう

    改めて幸せは遠くに探しに行くものではなく
    足元にギュ

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    2025年02月16日
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~

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    瀬戸内海が舞台、子供の頃、大三島でひとり相撲を観た。神様と相撲をとるのだ。どこか可笑しくてでも神聖な印象を持った。広島の竹原も小京都があり、地方の良さを感じる。福山は広島県で人口が2番目に多い。そして、広島弁で描かれているのも面白い。

    「ぼく」はふたりいる。1人のぼく清のお父さんはバスの運転手、綺麗なビー玉が息子のぼくに引き継がれる。もう1人のぼくは、バスだ。父親とバスの引退は切なさを感じるが、ビー玉の美しさが目の中で輝いている。
    それは、人の優しさが輝かせていると思う。森沢明夫さんらしい物語だ。人には舞台に上がる時があれば、舞台から降りる時がある。一度降りても蘇ることもある。周りの人たちに

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    2025年02月12日
  • キッチン風見鶏

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    優しさにあふれる物語、
    ぜひ疲れている人に読んで欲しい、もちろんそうでない人にも。
    登場人物は誰も温かい。そして他人を想う気持ちがいっぱい。
    美味しそうな物も出てくるし、ちょっとの不思議も出てくる。

    大きな章立ての中でいくつかの節に分かれるのだけれど、それがそれぞれ登場人物の視線になっていて面白い。なるほどなるほどと読み進められる。

    結末もスッキリ感じられてよかった。
    オススメです。

    自分の心に噓をつきながら生きることほど不幸なことはない

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    2025年02月11日
  • 森沢カフェ

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    ずっと他人の幸せを喜べる人でいたいな〜

    はい、ねこさんの本棚から
    ワタクシの大好きな森沢明夫さんのエッセイでごわす

    まぁ、ほぼ読んでますからね
    森沢明夫さんの小説ほぼ読んでますから、いや小説は全部かな?
    読んでないのはノンフィクションとエッセイ
    で今回エッセイ初読みです

    いやぁなんて言うのかな?
    素?大林素子?
    森沢明夫さんの小説の素みたいな、出汁の素?うん、これだ
    出汁の素を感じることのできるエッセイでした

    なんていうか普段から気持ちいいくらいポジティブでほんわかしとるのよね〜
    そりゃあ、あんな小説が出来るはずだわって素直に思えました

    ほんわか大林素子でした(違う絶対)

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    2025年02月09日
  • 水曜日の手紙

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    自分の書いた手紙が誰かの励みになって、自分も誰かの手紙を読んで励まされるの凄くいい!✨

    3章に出てくる「今日も楽しくね」ってセリフがなんだかほっこりできてすごく好き!♡

    「水曜日郵便局」今はもうやってないみたいだけど、やってたら私も手紙書いてた

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    2025年02月03日
  • きらきら眼鏡

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     「誰かと出会えば、必ずいつかは別れがくる。ならば・・・・・どうせなら、その別れの瞬間、涙が止まらなくなるくらいに、出会った人とは深く心を通わせておきたい。」
    これは「夏美のホタル」でも心に刺さった言葉。

     あかねと弥生の間で揺れ動く明海くんの正直な気持ちがなんとももどかしく、じれったくもあった。

     ただの恋愛小説では終わらないのが森沢ワールド。
    「きらきら眼鏡をかけたなら、
    坦々とした日常は
    「とくに不満の無い日々」から「穏やかな日々」に変わる。」

     私もきらきら眼鏡をかけて、平凡な日常を少しきらきらにしてみよう。
     他作品とのつながりも良かった。

    「ざわざわ」
    「凛」
    森沢ワードで

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    2025年02月02日
  • 水曜日の手紙

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    手紙をきっかけに行き方が変わっていくところが感動的です。手紙に背中を押されて一歩踏み出せる素敵なおはなしです。

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    2025年01月31日
  • プロだけが知っている 小説の書き方

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    プロの小説家が小説家のたまごの質問に答えていくQ&A方式で読みやすい。文章を書いていて頭を抱えた時に手の届くところへ置いておくだけで悩む時間を減らしてくれます。その時間がより良い創作につながるのかもしれませんが…読み手の自分は「言われてみればそうだけどそんな工夫があったのか!」と感心するばかり。Twitterなどでどうでもよい事を呟くことはあるけど、エッセイやオリジナルの小説みたいに長めの文章に挑戦してみるのも楽しいかもと思いました。

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    2025年01月30日
  • 雨上がりの川

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    騙されてる!早く気付け!と思いながら夢中で読む。宗教や詐欺って、やっぱり心が弱っている時に引っ掛かるんだよね。。最後は丸く収まり、本当に良かった。

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    2025年01月27日
  • キッチン風見鶏

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    不幸と幸せってほんの一重の差でひっくりかえるものだと思う。人生が好転するためには自分を信じる力が一番大切なのかも。

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    2025年01月26日
  • ぷくぷく

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    金魚の目線で話が進み、こういう切り口があるのかと新鮮だった
    金魚が思考している内容で、金魚鉢の外の世界で自由に動ける幸せも、なるほどと思ったし
    金魚が思考していることは、いろいろと深くて面白かった
    金魚目線で、話の流れを勘違いさせる展開も良かった
    最後は、ホッコリした気分になれて、読後感は幸せだった

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    2025年01月25日
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~

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     森沢明夫ワールドにどっぷり浸ってしまった。

     心を持ったボンネットバスが、温かい人たちに引き継がれていく。
     バスに関わる人々のつながりや、新潟中越地方の大地震で被害を受けた山古志村の少年たちの友情が良かった。
    バスのレストア職人、博物館館長は実在する方で、
    トトロのネコバスのモデルとなったボンネットバスも実在している。青いビー玉も。

    「思う、言う、(やる)、成る」
    『夏美のホタル』でもでてきた「凛」
    「ミシッ」
     森沢さんの作品には心を打つワードがある。

     バス目線の場面は、絵本を読んでいるような世界観で、これも森沢さんのセンスだろうな。

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    2025年01月19日
  • 青い孤島

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    大変なことをつらいと思うか、ゲームと考えるか。脳に楽しみを与えれば気持ちが前向きになり、行動が生まれて結果もついてくる。何もない退屈な島が、自然が豊かで住人や店も個性的な唯一無二の島に変わるのが気持ち良い

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    2025年01月07日
  • 青い孤島

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    取り柄のない広告宣伝マンと金髪美女がとある孤島の人々と出会い物語が始まる。島を活性化させるために来たんでしょう。と、島民に勘違いされ悪戦苦闘しながら最後は気持ちがハッピーになる小説。風景描写や心情が手に取る様に描かれていてハラハラも有りながらも穏やかに読めました。

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    2025年01月05日
  • 水曜日の手紙

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    羨ましいと思ったり、幸せそうに見えたりする他人も実は何か悩みを抱えていたり、逆に不幸に思える自分の状況も、見方や他人の状況によってはそれがすごく恵まれたことに捉えられるものだったりする、ということがわかった。
    私も、表面だけとか短期的な目で見て一喜一憂するのではなくて、なるべく穏やかな心で何事も捉えられればいいと思った。

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    2025年01月02日
  • 癒し屋キリコの約束

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    以前から気になっていた
    大好きな森沢さんの作品の
    「癒やし屋キリコの約束」
    とても楽しみでした。
    いざ読み始めると
    最初の方は、「あれ?」
    なんとなく思っていたのと違う感じのキリコさん?という印象に
    戸惑いながらも
    だんだん読み進めるうちに
    キリコさんの人柄や懐の深さ
    に何度もほろり。
    周りの温かさや、団結力に
    癒されてあっという間にに
    読んでしまいました。

    人の悩みや人生にアドバイスや癒やしを与えられるというのは、
    その責任を考えるとなかなか
    難しいなぁ。と思いますが、
    それでも親身になって耳を傾けて話を聞いて、思い切った助け船を出すのはすごい事だなぁと思いました。なかなか難しい…

    キリ

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    2024年12月11日