森沢明夫のレビュー一覧

  • エミリの小さな包丁

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    とてもよかったです。
    おじいちゃんの作る魚料理はどれも美味しそうで、食べてみたくなりました。
    そして、口数の少ないおじいちゃんの言葉は、どれも名言でした。
    残しておきたいフレーズがたくさん。
    傷ついた人、疲れた人、悩んでいる人は、読んで癒される小説です。

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    2025年04月05日
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~

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    森沢さんの作品好きだなぁと友人に紹介したらその友人もすっかり森沢さんにハマり(笑)いつのまにか友人の方が森沢さんの作品をたくさん読んでる!
    嬉しい☺️
    そして森沢さん作品はどの本を読んでも何かがどこかで繋がっているのがまた嬉しく、「あっ、出てきた!」とトキメク!

    現実を丸ごと受け入れてその先に見つけられる大切な価値に「気づき」ながら生きていく。
    日常にある小さな幸せにひとつでも多く「気づき」ながら日々の幸福を噛み締める。
    幸せに生きる術なのだ。

    普段分かっているつもりでもついどこかに置き去りにされる大切な価値!
    そう日常の小さな小さな幸せに感謝し欲張らず生きていこう!

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    2025年04月05日
  • 夏美のホタル

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    ネタバレ

    自分にはいわゆる「田舎」というものがないけど、こんな「田舎」があったら帰りたくなるだろうなぁとおもいました。
    ヤスばあちゃんと地蔵さんの温かさに触れ、美しい自然描写に癒されました。
    別れはもちろん悲しいものではあるけれど、それをきっかけに新しい出会いがあったり、途切れていたものが繋がったりすることもありますよね。

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    2025年04月05日
  • 桜が散っても

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    ネタバレ

    切ないなあ。
    離れて20年恨まれて、
    亡くなってからわかりあえる…みたいな。

    失声症になるほどのことが起こり、家族と別れて。
    質素な暮らしをして。

    切ないなあ。

    でも、花の森、見てみたいわ。

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    2025年03月30日
  • さやかの寿司

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    初読作家の方。もっと古風な文体やストーリーなのかな、と勝手に思っていたので、想像より読みやすかったのが予想外だった。
    駆け足で読んでしまったが、もう少し時間をかけて、ゆっくり世界観を楽しんでもよかったかなぁと思っている。

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    2025年03月29日
  • 青森ドロップキッカーズ

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    ざっくり言うといじめられっ子と不良がカーリングの魅力にハマり人生変わっていくお話と姉妹カーラーの苦悩のお話。カーリング小説って珍しい!
    冬季オリンピックの際に話題になってテレビ観戦するけどその時以外はほとんど興味なかったから、競技ルールや選手の生活など知れて面白かった
    何かにハマって、四六時中その事しか考えられんなって、生活がそれ一色になるのって分かるなぁ~
    それを見つけられる見つけられないでホントに人生が違って、出会えれるのも才能におもう
    なんでも良いから時間を忘れることができること見つけよ!ってこと
    姉妹カーラーが吉田姉妹の印象で読んでました
    1度でいいからやってみたいスポーツです

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    2025年03月28日
  • キッチン風見鶏

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    森沢さんの作品を初めて読みました。
    穏やかで優しい話でした。
    登場人物はいろいろな不安を抱える中でも、周りの人を思いやる優しい人たちでした。
    自分の心にうそをつかず、人生を創っていくなんてすごく難しい。自分と他の人を比較して、見栄をはってしまったり。
    自分らしく幸せな日常を創るにはもう少し正直に生きていくことも必要だと感じました。
    翔平の結末は意外でしたが、優しい気持ちで読み終えることができました。

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    2025年03月16日
  • 津軽百年食堂

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    紙の本で検索しても出てこなかったのですが、とても親切なフォロワーさんから教えていただき、こちらに登録しなおします。感想の内容はコピペです。

    青森3部作と言われる1冊目。文庫本の登録ができません。電子書籍も読むことはあるのですが、ほとんどは文庫本なので登録できるようにしていただけるとありがたいのですが・・・。積読していなかった3冊目は電子書籍で買いました。なぜなら、文庫本は2,000円もするのです。
    青森県が観光促進で3代続き100年以上の大衆食堂を百年食堂としたことが青森三部作に繋がったようだ。

    同郷との出会い、それは心の置き所と郷里から離れた所が仄かな想いを募らせる。主人公の大森陽一とプ

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    2025年03月15日
  • エミリの小さな包丁

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    『人の噂という毒は強靭で、しかもそれを打ち消す血清がない』の一文にぐさりときましたが、随所に出てくる『凛。凛。』の音に癒されました。
    おじいさんの無骨な愛が沁み入る…。
    そして、おなかがすきます。

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    2025年03月13日
  • 虹の岬の喫茶店

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    大好きな森沢明夫さんの中から、表紙デザインとタイトルで選んでみました♬.*゚

    こんな喫茶店あったらいいなぁ♬.*゚と思って読んでいくと、優しいお話でした♡

    たまたまたどり着いたこの喫茶店で、音楽と美味しいコーヒーに癒されてなんとなーく生きる力がわいてくる感じがほっこり♬.*゚

    みんな歳は違っても色々悩みあるよね。

    何人かの視点で話が分かれているので、読みやすかった☆ほっこりしたお話が好きな方におすすめです♡

    #喫茶店

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    2025年03月09日
  • 癒し屋キリコの約束

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    ミステリーかと思わせる序章とは裏腹に、本章からはなんとも愉快爽快なオーナーと真面目でおとなしめの店長がいる喫茶店かつ相談所での人情ドラマが始まる。相変わらず読みやすく悪くはないのだけれども、割と話の先が読めてしまうところが物足りないかな。

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    2025年03月08日
  • 夏美のホタル

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    この作者ハマりそうです。なんといってもどの作品もキャラクターが抜群に良い。田舎の夏ならではの自然の描写もとても素敵。大学生の時こんな体験できたら楽しそうだな〜と思いながら読めた。
    読書ではあまり泣かない方ですが途中は泣いてしまった。親子の繋がりと、また近所の人など血の繋がりが無くても人と人との繋がりの大切さをよく描けている作品。

    「人と比べると錯覚を起こす」「他人と比べちゃうとき、自分に足りないものばかりに目がいっちゃって、満ち足りているもののことを忘れちゃう」
    これは今の私にすごく響く言葉で、これからも大切にしたい。

    ここから先が星を一つ減らした理由ですが、、
    「三つの恩恵」は、まだ子ど

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    2025年03月09日
  • 本が紡いだ五つの奇跡

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    期待した割に私はもう一つ入り込めなかったかなー
    「さよならドグマ」がどんな内容の小説か気になるが、なんかどの章のどの主人公の物語もご都合主義っぽく捻くれた私は思ってしまった。

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    2025年03月03日
  • 海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~

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    作者にハマり、別の著作を何冊も読んだ。
    この本はデビュー作。実は既読の本の伏線になっているようなシーンや登場人物が散りばめられており、その意味でも楽しめた。ひすいこたろうさんのあとがきも、ひすいさんらしさ全開で良きかな。

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    2025年02月27日
  • 雨上がりの川

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    やられた。
    最後の最後まで読まないと、しかも起承転大転のタイプの本。
    このくらいならネタバレにならないよね。
    「森沢文学」。
    また味わってみたい。

    一読をお勧めします。

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    2025年02月27日
  • 癒し屋キリコの約束

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    ビール好きで金にがめつい女店主キリコさんの破天荒なキャラクター性が良い。無神経な様で実は誰よりも過去と向き合っているところが味わい深い。癒し屋のメンバーもちと類型的な気もするがスッと頭に入りやすい。
    結婚詐欺師が成敗されない辺りもリアリティがある。

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    2025年02月25日
  • あなたへ

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    自分の命の残りを知ってしまったとき、最愛の人にこんな素敵な手紙を贈ることができるだろうか。人は、悲しさよりも、虚しさよりも、喪失感よりも、ありがとうと言う思いを抱いたときの方が、はるかに涙腺が緩むらしい。
    主人公の妻、洋子の座右の銘は、「他人と過去は変えられないけれど、自分と未来は変えられる。人生には賞味期限がない」
    命とは、時間のこと。時間を大切にするとは、命を大切にすること、賞味期限が切れるまで。

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    2025年02月21日
  • さやかの寿司

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    海辺の町の小さなお寿司屋さんに集まってくる人達は皆、心優しい。
    辛い過去があってもこんな心優しい人達と過ごすことが出来たのなら一歩前に進めるはず。
    新たな一歩を踏み出すためには美味しいご飯と温かく見守ってくれる人達の力は偉大なんだなと思わせてくれる作品です。

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    2025年02月18日
  • 雨上がりの川

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    ネタバレ

    森沢明夫さんの本、初めましてです。

    娘がいじめにあい不登校になる。

    そのせいで不安定になる妻が次第に怪しい者に洗脳されていく。

    誰しも自分には当てはまらないと思ってしまうけれど、そこに救いがあると思い込むのは実は自然なことなのではないか。

    春香とのセッションで紫音の洗脳の仕方が描かれているが、とても自然なやり方で、それぞれが取り込まれていく過程も頷ける。

    最後に春香が全てのネタバラシをするのは非常に痛快で、且つ納得できる流れだったのが見事だと思った。

    千太郎が心理学の講師であるのもまたみんなにとっては良い出会いであったし、登場人物全てが優しく思いやりのある人たちばかりなのも、読んで

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    2025年02月17日
  • 森沢カフェ

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    森沢明夫さんに惹かれる理由がわかった。それはきっと若い頃に、バイクの野宿放浪旅を経験しているからだ。
    お子さんが生まれてから、趣味よりも大切なものを見つけ、徹底的に子どもと遊ぶ。遊んであげるのではない。子どもと遊ぶ。自分もおんなじだからその感覚がわかる。孫ができたとき、孫といっしょに遊べる「強靭なじいさん」でいようとも書いている。
    「強靭」でなくたって大丈夫。孫には子ども以上にメロメロになって、もう会いたくて遊びたくてたまらなくなるから。
    『坂道の喫茶店』は、切なかったな。もう一度会えたらいいなと思った。偶然という奇跡はないのかな。
    『人はなぜ本を読むのか?』には勇気をいただいた。
    「人生の経

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    2025年02月16日