あらすじ
私は佐倉すみれ、32歳、独身。大手レコード会社を辞めて自分でレコード会社を立ち上げた。独立してから予想以上に毎日忙いけど充実した日々を送っていていた。大好きな彼・亮より仕事を優先していたら、ある日「バイバイ」とメールがきてしまい……。もう、私は仕事に生きる! と思った矢先。社運がかかったライブ当日追い打ちをかける事件が起きた! 2011年春に映画化も決定した『津軽百年食堂』の著者による爽快ジェットコースター物語!
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Posted by ブクログ
何だろうな…森沢さんの本はいつも優しく温かい気持ちになる。
私は主人公すみれの様にキャリア組でもないし、
大きな仕事もしてない、間口の広い事務職、
私の代わりは幾らでもいる。
それでも好きな事務職していられる有り難さ。
すみれの父の様にいつでもそこに居てくれる父。
色んな事を思い出させてくれる本
「誰かのために」というキャッチフレーズで頑張る
主人公ゃ仲間に沢山の笑顔をもらえる
好きな仕事をするからには辛い事も嬉しい事も
最後は笑顔で乗り越える…そうありたいと
思わせてくれました
Posted by ブクログ
森沢明夫らしい、駆け抜けて、涙があって、最後にハッピーエンドな小説。
笑顔って自分のためだけじゃないよね。
みんなに笑顔を与えられる人間になりたいね!
Posted by ブクログ
タイトルの意味がよくわからなかったが、良い人しか出てこないハッピーなお仕事小説。笑顔を武器に、自身が惚れ込んだアーティストのメジャーデビューに東奔西走する主人公に時折同情を覚えながらも、周囲の人間に恵まれていることに羨ましさも感じる。
他人を笑顔にするために自分が笑顔でいるなど、所々心に染みる言葉が散りばめられている。森沢さんは本書で4作目だが、ほんわかした読後感が売りなのかな。
着うたやメールの行き違いなど、懐かしいワードもたくさん出てきた。
Posted by ブクログ
なんだかハートフルな?、話。
場面が頭に浮かぶので楽しく読めた。
言葉に力があって好き。
「笑顔ってね、そもそも自分のためにあるんじゃないんだって」
個人的に会ってみたいのは、お父さんとお母さん。
次いでトシちゃん。
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4つ星評価!
ストーリーもキャラも山・谷も、なんら驚くこともなく至極普通。前半は「ええとこ、3つ星レベルか」と。もう、ホンマにベタなストーリー。でも後半からラスト前では通勤電車で目から、鼻から‥。恥ずかしながら涙が止まらんかった。ベタな話しなんやけどなー。ちょうど僕の心も渇いてたからか、よく泣けた。で、読みあとスッキリ。
Posted by ブクログ
『笑う招き猫』『凸凹デイズ』と山本幸久作品を2作続けて読んだあとの一冊。これもテーストの良く似たお仕事小説です。
主人公が一生懸命打ち込む姿が心地良く。ただ山本作品に比べ、良し悪しは別にしてもっとテレビドラマっぽい印象があるのは何故でしょう。とにかく森沢作品はドラマや映画化に向いてる気がします。
それにしても結構泣かせの場面が多く。どうも電車の中がメインの読書時間である私はちょっと困ってしまいました。
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主人公のすみれが、銀座の路上で倒れている場面からスタートします。
レコード会社を立ち上げ、入れ込んだバンドをメジャーにするために奔走する日々。忙しい毎日の中、恋人の亮との関係が変化し、育てたバンドとの関係も変わり、新たなミュージシャンとの出会いがあり。
故郷の父親や母親との関係、友人との関係。すみれの一生懸命な生き方とその行方に感動できました。
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信じた物に夢中になれるっていいなぁ、って思った。ラクしたり諦めたりしてたら夢は叶わないからな〜、勇気がいるけど、そういう人達がちょっとうらやましい?
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ライブハウスで出会ったバンド「DEEP SEA」に特別な才能を見いだした佐倉すみれ(32歳、独身)は、彼らを一流のプロに育てるべく、一人でインディーズのレコード会社を設立。
以後、全てを賭けて彼らのために奔走するが、大切なライブ当日にメンバーが現われない!?
「誰かを笑顔にするために」ひたむきに人生を駆け抜けるアラサー女子の爽快小説。
森沢明夫×村上てつや(ゴスペラーズ)対談収録。
大手に勤めていた、すみれは「DEEP SEA」と出会いビビッときます。
自ら育てたいっという思いから独立...
独立といっても事務所と自宅併用で通勤時間たった1秒ヽ(*'0'*)ツ
その1秒で気持ちのonとoffを使い分けながら、いろんな方に支えられ仕事に没頭します。
そんな中、すみれにとって大きな事件が...
なかなかその大きな事件から脱出できないすみれは、親友の占い師から薦められ実家に里帰りしたり、人の温かさを貰い元気になっていきます。
しかしまたもや問題が...
一生懸命とにかくやってみる!
そこから人はいろいろな関わりができ、生きる意味を少しだけみつけることができるんだ。
そんな気持ちにさせてくれる小説になっています。
仕事に恋愛に友情に、ひたむきに突っ走るアラサー女子の爽快物語。
Posted by ブクログ
テンポよくコミカルな感じで、夢に向かって突き進む若者たちの物語が描かれていました。
すみれの父が、不器用なメールで何気にすみれの心を癒し背中を押していたのが、面白かったし素敵でした。
ライブでのトシちゃんとミッチーのサプライズや、恋人の亮とのことは、なんとなく予想がついた話運びだったのですが、琴線に触れる文章で読んでて泣けたし面白かったです。
夢を追いかけている人にお勧めの一冊。
Posted by ブクログ
サクッと読み終えられて
明るい気持ちになれる
難しい本も 勿論いいのだけれど
日々を頑張っていきるのに
励みになる言葉だったり
行動だったり
気持ちのもちようだったりが
大事なんだなー と
そんな単純じゃない とか
人間はもっと 醜いとか
ドロドロだとか
そうかもしれないけど
きっと
心が折れないかぎりは
なんとかなる
のかもね
元気だしてこーぜ
Posted by ブクログ
大手レコード会社を辞めて、ひとりでレコード会社を立ち上げたパワフルな女性起業家、すみれが主人公。会社といっても従業員は自分だけ。
寝る間もなく仕事に駆け回り、知らないうちに道路に倒れて寝てしまうくらいの多忙っぷり。
そんな仕事に夢中なすみれなので、恋人の亮ともすれ違うことが多く、読んでいる側からしたらヒヤヒヤしてしまう。
所属していたバンドが、辞めた大手レコード会社に引き抜かれてしまったり、亮から別れのメールが来たりと、悪いことは重なり、すみれは失意のどん底に落ちる。
けれど、ここからどうやってすみれが挽回していくのか、立ち上がっていくのかが、このお話の見どころ。
周りの人を頼って巻き込んで、得意のスマイルとローキック(笑)で壁を打破していくパワフルさは、冒頭で感じたすみれの魅力を存分に表している。
どこか抜けてて、でもいつも一生懸命で、周りの人を笑顔にするために行動するすみれを、ずっと応援しながら読み切った。
最後は大団円!最高でした!
Posted by ブクログ
なんだろうね。森沢明夫のストーリー、奇を衒ってもいない王道ぶりだし、特別なラストでもないから、もはや予定調和。
なのに…じんわりと目頭が熱くなる。
こんなふうに生きてみたいって思う。
笑顔は自分には見えないよね。本当だ。人のために笑顔はあるんだね。
仕事で煮詰まった頭には、とてもやさしい薬でした。いい本、ありがとう。
Posted by ブクログ
かる~く読めた。それもそのはず、もとはWEB小説だって。
ミッチーの「ニカッ!」っていう笑顔、私もみたい!
すみれ、って可愛い名前だなぁ~