森沢明夫のレビュー一覧

  • エミリの小さな包丁

    Posted by ブクログ

    あったまる〜。
    海辺の田舎暮らし。安らかで穏やかで、悪い人がほとんど出てこない。やさしい気持ちになった。

    おじいちゃんのお料理がどれも美味しそうだったな〜、包丁はあんまり研がないので、明日久々に研ごうかな。大切に長く付き合っていきたい。

    悪い人がほとんど出てこないのと、先の展開の予想がついてしまうのがちょっぴり物足りなかった。

    0
    2025年04月16日
  • 桜が散っても

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    公園の桜のはなびらがひらり舞い始めた。
    花びらキャッチの季節がやってきた!
    でもそれ以上に楽しませてくれるのは、目に飛び込んでくる新緑。ああ、階段を上ってきてよかった。
    『桜が散っても』にほろりときた。
    私は森沢作品のファンだ。でもこの作品は何かもやっとしたものが残る。
    声を失うほどのショックを味わったことは理解できる。だからといって事故の責任を負う必要ないし、誠実な忠彦が3人と別れて出ていくのは不自然すぎる。不器用にもほどがある。妻の頑なさもあまり理解できない。
    亡くなってからでは遅い。
    「許せないけど、嫌いじゃない」複雑な気持ちをこう表現することで物語が軽くなる感じがしてしまう。
    私の中で

    0
    2025年04月15日
  • さやかの寿司

    Posted by ブクログ

    食べることは生きることをモットーにしているわたしにとって、美味しいごはんが出てくる小説はすでに知ってる童話みたいな安心感がある。

    本作もそんな感じで楽しませてもらいました。
    私はさやかさんのお寿司もだけど、カレーの方も気になっちゃったけどな。自由人のカレーのお話も読んでみたいな。

    0
    2025年04月05日
  • プロだけが知っている 小説の書き方

    Posted by ブクログ

    小説を書く上でのベースとなる考えがわかった。
    だが結局は、自分で考え抜くしかない、そんな気づきを得た

    0
    2025年04月04日
  • 青森ドロップキッカーズ

    Posted by ブクログ


    珍しいカーリングを題材にしたお話。いじめを乗り越えて友情を育くんでいくことや、チームスポーツとして仲間を信じるのが良いなと感じた。

    0
    2025年03月08日
  • 癒し屋キリコの約束

    Posted by ブクログ

    プロローグがいきなり殺人シーンで驚いた!
    森沢明夫氏の作品を読んでいるはず。
    心温まる話で癒されたい時に間違いない選書をしたのだ。

    純喫茶『昭和堂』は昭和の曲が流れるレトロな店。
    レジ横には神棚とお賽銭箱。
    雇われ店長のカッキーが美味しいコーヒーを淹れてくれる…「虹の岬の喫茶店」直伝だ。
    妖艶美人の霧子さんは酔っ払いの自由人で「大事なことほど小声でささやく」ゴンママの常連さんらしい。

    構成は「大事なことほど…」と類似、お悩み相談室の役目を担っている店なのだ。

    冒頭の殺人のナゾは最終章へ。過去の自分と向き合う良い話、全7章。

    0
    2025年03月08日
  • キッチン風見鶏

    Posted by ブクログ

    いい人しかでてこない小説を読むと自分の心も少しきれいになる気がする。こんな素敵な人になりたいな〜と思い、いつもより少しだけ優しくなれるような…笑
    この本もまさにそんな一冊でした。
    とくに私的には絵里さんと祐子さんの定休日の夜の母娘のシーンにホロリ(〃ω〃)

    0
    2025年03月07日
  • ごきげんな散歩道

    Posted by ブクログ

    私も散歩はよくするほうだけど、とにかく歩数を稼ぐ感じで森沢さんみたいな感性では散歩してなかったなあ〜足元に咲く花、一期一会の空、夜空にかかる月、散歩で出会う親子…面白いですね。

    0
    2025年03月04日
  • ごきげんな散歩道

    Posted by ブクログ

    夏の暑い日の雲、公園のベンチでの読書、真夜中の自動販売機やコンビニ。足下の花や影、行きつけの喫茶店。どこか懐かしくて、散歩に行った気分にもなって、もっと散歩に行きたくなる本。
    写真も味があって素敵な装丁。

    0
    2025年03月02日
  • 水曜日の手紙

    Posted by ブクログ

    昨年読んだ本…のはず。物語の舞台設定は覚えているけれど、物語の展開をあまり覚えていないので、楽しく読んだけど、強い印象が残っていないという感じなのかな

    0
    2025年03月01日
  • ぷくぷく

    Posted by ブクログ

    感想
    擬人化して物語を楽しむのは分かるけど、頭の片隅で金魚にしては頭良すぎじゃない!?とか思って設定に入っていけないところもあり。。

    なんであえて金魚なのか?金魚鉢から見えるわずかな世界の中でも様々なことが起こっている?とか?

    最後は太陽が小説家志望で、なんで金魚の問いは回収されかかったが、その後に仲間の琉金を入れて、ユキが寂しかった、であれっ?ってなった。

    狭い所に金魚2匹も入れたら絶対縄張り争いになるやん。どこまでも現実から抜け出せない私なのだった。


    あらすじ
    24歳の一人暮らしのイズミと、イズミが縁日で取った琉金のユキを擬人化した物語。

    イズミに構って欲しいユキ、閉鎖的な空間

    0
    2025年02月24日
  • さやかの寿司

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん。
    直前に金原ひとみと村山由佳の傑作を読んだからか、どうも作品に乗れなかった。そして、また登場人物が生きづらい人たち。またこのパターンか、と食傷気味だったのだが、最後の締めで、読んでよかったと思い直す。
    そして、お寿司が無性に食べたい。というより夕凪寿司に通いたい。
    細かいことだが、表紙の絵がとても美味しそうなお寿司の絵だが、立っている女性は22歳のまひろ?私の目には40代くらいに見えてしまった。他の人たちは納得なのだが。
    それと、他の方も指摘されていたように、ホームページには仮名で出した方がいいのでは?

    0
    2025年02月23日
  • さやかの寿司

    Posted by ブクログ

    親からのDV、モラハラ満載の客が登場するので、森沢さん作品では珍しいイヤ〜な感情になった。
    でも、森沢さんの作品だから、きっと救いはある、という信頼感で読み進めた。
    読み切った後は、やっぱり森沢さんを信じてよかった!という気持ち。
    おっとりしているけど、芯は強くてかっこいいさやかさんに憧れる。
    未來ちゃんや伊助さん、まひろちゃん、常連客のみんなも、とってもあったかくて優しくて、気持ちの良い読後感だった。

    0
    2025年02月20日
  • ヒカルの卵

    Posted by ブクログ

     日本人なら誰もが食べたことのある卵かけご飯。

     実在する店を題材に、
    こだわりの鶏、こだわりの卵、こだわりの米、こだわりの水、こだわりの醤油とこだわりの器。

     うまくいかなくても
    「俺はいつもツイてっから」が口癖のムーさんと共に、限界集落の村おこしに奮闘する人々。

     「心は傷つかない、磨かれるんだ」は森沢さんの「ぷくぷく」にも出てきたワード。
     風景や自然のカラフルな描写も他作品と共通していてまさに森沢ワールド。

     テーマや題材は違っても、一貫したセンスの中で描かれている森沢さんの作品が大好き。

     いつもより5度顔を上げて歩いてみよう。

    0
    2025年02月16日
  • ヒカルの卵

    Posted by ブクログ

    限界集落に住む人たちの温かい話で楽しく読めました。主人公の考え方も行動力も、周りのみんなが助け合う環境も、とても良かったです!

    0
    2025年02月11日
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便

    Posted by ブクログ

    全体的には素敵なお話なんだけど…ちょっと珠美ちゃんワガママすぎないか?
    静子おばあちゃんがなくなるシーンの描写が素晴らしかった。

    0
    2025年02月09日
  • キッチン風見鶏

    Posted by ブクログ

    霊感があったりするけどもそこに重きは置いていなく、そこで生きる人たちの様子をそれぞれの視点から描かれていた。

    私的には翔平くんの漫画がああいった形で着地するのかとちょっと残念に思ってしまった。それもまた人生ですが。

    0
    2025年02月08日
  • 津軽百年食堂

    Posted by ブクログ

    何冊も読んでいる森沢作品。今回もほろりとさせられました。
    田舎と言っては失礼ですが、都市部では希薄な、縦にも横にも繋がりの深い人間関係がなにかを癒してくれます。お墓参りをした後のような気分。
    元気な女性が多いのも楽しかったです。

    ストーリーはやや単調な感じも否めませんでしたが、不器用な父子が心を通わせる様子は、私自身がそれを得られなかったせいか、心を揺さぶられるものがありました。

    0
    2025年01月31日
  • 虹の岬の喫茶店

    Posted by ブクログ

    未亡人の悦子さん、老犬のコタローが居る岬の小さな喫茶店。悦子さんの淹れるとびきり美味しいコーヒーと音楽が常連さんやぶらり訪れた客を癒し導いてくれる。主人公が変わる連作短編。最後には悦子さん自身のエピソードが。
    ゆるゆると喫茶店にいるような感覚で読める優しいお話だった。

    0
    2025年01月30日
  • 癒し屋キリコの約束

    Posted by ブクログ

    タイトルからほっこり癒されるエピソードが多いのかなと思いきや、そうでない力技のものもあり、一気に読めました。
    他の方も書かれていたけれど、「長所で尊敬され、短所で愛される」という言葉が深いなぁと思いました。
    あと「ありがとう」のもつ意味にも、そういう考え方もあるのか、と。主人公と同じ境遇にあったときに「ありがとう」って言えるかなぁと考えてしまいました。

    0
    2025年01月05日