谷崎潤一郎のレビュー一覧

  • 魔術師(乙女の本棚)

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    谷崎潤一郎文学忌、潤一郎忌

    1917年の作品

    お耽美
    美こそ至宝
    夢か幻想か
    魔術師の小屋ある公園
    そこはエキゾチックな多国籍
    集まる観客の人種さえもわからない
    魔術師はあらゆる種族の美を併せ持ち
    中性的な小悪魔的魅了
    美しい者による洗脳
    彼の美への生贄
    自ら生贄となる者達

    コラボはしきみさん
    いーね!
    谷崎潤一郎は、とにかく綺麗がお好きなのだ

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    2024年07月30日
  • 刺青・秘密

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    7つの短編集
    特に前半は、アブノーマルな性癖がテーマで、覗いてはいけない世界観を覗いた感覚。私には、表現の美しさよりも描写の気持ち悪さが印象に残ってしまった。


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    2024年07月20日
  • 卍(まんじ)

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    エスがもつ特有の愛のカタチ。周りからは理解されないかもしれないけれど、男尊女卑が激しかった当時では、女性同士の絆というものは特別に固かったかなと考える。進んでいくにつれて新情報がたくさん出てきて振り回され、読み終えるまでが早く感じた。普通に面白かった。

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    2024年07月12日
  • 二人の稚児(乙女の本棚)

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    難解な仏教用語がたくさん出てきます。
    観行を積まれたとか五濁の世界とか兜率天とか菩提心とか当たり前に出てくるし。
    でもそういった難しいところは読み飛ばしても、物語自体はシンプルでわかりやすいので面白く読めました!

    なにより乙女の本棚の最大の魅力であるイラストの美しいこと!
    谷崎潤一郎の知られざる短編にスポットライトが当たり、その素晴らしさを再確認できるのは何より嬉しいです!
    本棚に置いておきたい素敵な一冊!

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    2024年07月11日
  • 谷崎潤一郎犯罪小説集

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    「柳湯の事件」 「途上」 「私」 「白昼鬼語」

    「私」ラストの部分の犯人の独白が案外考えさせられるというか、共感できるというか、ここで突かれると思ってなかった「私」を突かれたようで感動のような、真逆の不快のようなそんな気持ちになった。

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    2024年07月09日
  • 谷崎潤一郎犯罪小説集

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    かなり昔の小説なのに、現代の小説に劣らずむしろ他よりも価値が高く個性溢れたミステリーでした。
    江戸川乱歩などの小説家に影響を与えたというのがよくわかる作品でした。
    短編が4つなので、読みやすいですし、どれも個性的なのがいいです

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    2024年07月06日
  • 二人の稚児(乙女の本棚)

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    文学作品をイラスト仕立てでYA世代にとっつきやすいようにしているシリーズ。きれいなイラストだけど、話は結構わかりにくかったかも。谷崎好きだけど、これ読んだことあるか覚えていない……。

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    2024年07月03日
  • 刺青・秘密

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    まだ、途中だけど、「少年」えぐいいい。どこが最推しかというと、主人公が表門から入って色んな人に、タダで食べられるから、食べな!と勧められるところ。まじで、描写が綺麗すぎて、主人公のプライドというか、が、少しずつ、でも、着実に削られていく様子が美しすぎる!!

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    2024年06月11日
  • 卍(まんじ)

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    2024/06/10
    卍、まんじ
    ※書き方間違えると、ハーケンクロイツになってしまう....

    全編、異様な迫力に満ち満ちた小説。

    柿内園子というひとりの女性が、ある事件のことの顛末を証言していくお話。
    話し言葉で書かれていて、改行がない。
    文字のてんこ盛り。
    本を開いただけで、異様なイメージなのに、
    読んでいくと、さらに異様なワールドに巻き込まれてしまう感じ....

    しかも、大阪言葉。これが、この小説の魅力をさらに倍化させている。

    いくら、関東大震災を契機として、
    関西に移住したからって、
    東京・日本橋生まれの生粋の江戸っ子谷崎が、
    勝手が違うことばの大阪弁で小説を書き上げるのは並大抵

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    2024年06月10日
  • 谷崎潤一郎マゾヒズム小説集

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    未読のまま放っておいた。

    谷崎のマゾヒズム小説6篇を集めた文庫本

    マゾヒズムとは....
    相手から精神的、肉体的苦痛を与えられることによって性的満足を得る異常性欲。
    オーストリアの小説家ザッヘル=マゾッホのからの語。
    被虐性愛。マゾ。

    マゾか。
    ないな、自分には…..

    だから登場人物たちの気持ちに、どれも感情移入はできない。
    それよりも、これらヘンテコリンなお話を、流麗な文章で綴っていく谷崎の筆力、というより魔力に恐れいった。

    "鹿麟"の南子(なんし)夫人の残虐や、
    "魔術師"における魔術師に魅入られた主人公の悲劇とか...

    6篇のなかでは、

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    2024年06月08日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    浅草の繁華街と、本当にはないテーマパークのような存在のある世界観が、同じ乙女の本棚のシリーズにある江戸川乱歩の「押絵と旅する男」と似ている気がした。

    この彼女の存在がすごく嘘っぽい。本当に彼のことを好きなの? 何で魔術師のところにそんなに行きたがるの? とよくわからない。そして、二人で魔術師のもとにたどり着き、すぐに魔術師に魅了されて半獣人にしてほしいと言い出す彼も彼だ。そんなに、今に不満足だったのだろうか。

    この作品は正直、何を言いたいのかちっともわからなかった。ファンタジーは、世界観を楽しむものなのだと思うが、何か教訓めいたものがないと、私は物足りなさを覚えてしまうようだ。そのことに気

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    2024年06月07日
  • 二人の稚児(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、谷崎潤一郎さんと夜汽車さんのコラボ作品『二人の稚児』です。夜汽車さんのイラスト、とってもきれいで好きなんです。

     幼いころから稚児として比叡山で過ごしてきた千手丸と瑠璃光丸…寝食をともにし、精進してきた二人だったが、世の“煩悩”の中でも、その最たるもの“女人”に対しての興味を持ちはじめた…。その後二人の運命は…。

     大筋では理解できたつもりですが、ちゃんと理解するのは難しい感じでした。今回も夜汽車さんのイラストに助けられました。ラストがなんとも切なくて…キレイな余韻を感じることができました。

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    2024年05月19日
  • 猫は神さまの贈り物〈エッセイ編〉

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    猫にまつわるエッセイを色々なところから集めたもの。谷崎潤一郎や夏目漱石など、大分昔のものが多く、文体が読み辛く苦労したものもあった。

    解説で角田光代さんが書いてらっしゃることと通じるけれど、現代の猫の扱いとはかなり違っていて、なんだか可哀そうだなぁ残酷だなぁと感じること多々……より家畜的扱いという感じ。

    猫は感情や言いたいことを目に見えて主張するし甘えん坊だし、現代に生きている私は家族の一員として以外考えられないけれど、昔はこんな感じの距離感だったんだなと。

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    2024年04月15日
  • 猫と庄造と二人のおんな

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    ネタバレ

    昔の作家だし、難しいイメージを持っていたが、意外と文章自体は読みやすい。
    解説によると、人間は何かに隷属したがるということだった。確かに登場人物たちは何かしらに執着していることが書かれている。
    第三者視点での心理描写が読みやすいしわかりやすい。割と好き。井上靖も第三者視点だ。客観的に書かれる文章が好きなのかもしれない。
    谷崎潤一郎の本はこれが初なのでまだ理解しきれてない部分が多い気がする。また機会があれば別の本も読んでみようと思った。

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    2024年04月13日
  • 春琴抄

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    愛というものに翻弄された男と五体満足に生まれ、蝶よ花よと大切に育てられてきたにもかかわらず、運命に翻弄されて身体的自由を奪われていく女のお話。
    人を愛することの重さをずっしりと感じる、厚みの薄い本なのに読み終えた時にはぐったりするような重い愛のお話でした。
    愛した人の為にどこまでも自分を犠牲にし、どんなにキツく当たられても気持ちを変えることなく尽くしぬく不変の愛情を注いだ一生と身分の差があろうが身体を張って死ぬまで守ってくれた男がずっとそばに居てくれた一生。ある意味それは究極な幸せだったのかもしれないですね。

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    2024年04月12日
  • しりあがり寿版 瘋癲老人日記

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    何を読まされているんでしょう。息子の嫁に執心する77歳の老人の話。
    これが谷崎潤一郎でなければ、認知症で抑制が効かなくなった老人の性的異常行動の話しでしかないのだが、谷崎先生の作品なのだから一筋縄ではいかない。エンタメに仕上げられたエロくて哀れな話。

    まず主人公一家の豪勢な生活に驚かされる。
    自家用車を乗りまわし、ボクシングの世界戦(東洋チャンピオン?)を観戦し、プリンスホテルのナイトプールに行く。歴代の飼い犬はボルゾイ、グレーハウンド、コリー。舞台は昭和35年頃であるから第2次世界大戦から15年しか経過していない。かなりの富裕層の生活だ。
    ちょっと調べてみたが、当時の自動車所有率は3%に満

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    2024年04月11日
  • 春琴抄

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    なかなか読みにくかったものの、なんとか読み切った。
    すごい関係すぎて、美しいのか恐ろしいのか分からなくなってくる。勝手に「純愛物」というキラキラしたイメージを持っていたのが、全然違っていて驚き、しかし確かに純愛には違いないと納得もした。

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    2024年03月28日
  • 春琴抄

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    作品紹介とか他の人の感想でマゾヒズムについて触れられていたけど、マゾヒズムは加虐されること自体に喜びを感じることを指すと思っていたので、佐助がそうかと言われると違和感がある気がした。佐助は春琴に加虐されることも厭わないくらい春琴を愛していたけれど、加虐されること自体に喜びを見出していたわけではないような、、?相手のために自傷行為をすることはマゾヒズムに含まれるのか?そもそも佐助のそれは性的指向だったのか?そっちの方面には詳しくないのでわからないが、2人のそれは形はどうあれ確かに強烈な愛だったんだと思った。あと句読点があるべきところになく、読むのにかなり苦戦した。

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    2024年03月23日
  • 二人の稚児(乙女の本棚)

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    何だかとても美しい世界をみせられた感じ。
    大事に育てられるのは良いことだが、ある程度世の中は知っておいたほうか楽しいと思わされた。
    瑠璃光は最後は結局どうなったのだろう…

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    2024年03月12日
  • 台所太平記

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    純文学の谷崎などと気構えず、気軽に読める、個性豊かで楽しい女中さん列伝。
    山口晃さんによる挿し絵が楽しい。
    特にウサギ耳の被り物をしている磊吉がクセになる可愛らしさ 笑
    文豪千倉磊吉の屋敷で働く女中さんたちが主役。

    姉御肌で、困っている同郷の娘を放っておけずに、次々と女中部屋に泊めてしまう初(はつ)。
    「女中部屋と云いましても、せいぜい畳数四畳半くらいで、そこに多い時は七八人もの娘たちが鮪のように折り重なって寝るのですから、その騒ぎと云ったらありません。」
    凄い様子だ 笑
    彼女たちは鹿児島弁で話すから、方言も紹介されている。
    鹿児島弁が分からないのをいいことに、初が磊吉に向かって
    「いっけつ

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    2024年02月29日