谷崎潤一郎のレビュー一覧

  • 春琴抄

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    読者諸賢は首肯せらるるや否や

    って最後にあるけれど

    …首肯しないっすねー笑


    佐助さんホラーだよ純愛って一歩先は執念だなあ
    見えないからこそ幸せになっていくってどんなだよ…

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    2020年09月11日
  • 細雪(中)

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    姉妹の中で末の妙子は、他の旧式な考えと違い進歩的である。そこが家庭に様々な気苦労や事件を巻き起こすことになる。結婚に対する家の考え方、気遣いを特に家族に対して行動するのが常識とされた昭和初期。医師のステータスも随分異なる。2020.9.5

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    2020年09月05日
  • 鍵・瘋癲老人日記

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    夫と妻が書く、それぞれの日記を通して話は進んでいくのだけど……お互いに日記の存在は気付いているわけで「相手の日記を読むわけがない」と言いながら、「自分の日記は読まれている」とも思う。

    こうなると、日記の何が虚構で、何が真実なのか。
    書き手として、読み手として、騙し合いと探り合いをしている夫婦っていうのが面白い。

    電子上であっても、この「鍵」の概念は変わらず、秘められているという、そのことに「秘めなければならない」ものが書かれているんだと詮索してしまうのが、人の常。

    そして「秘めなければならない」ものなら書かなければいいのに、書いてしまうのも、人の常。

    さて、この小説のさらに面白いところ

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    2020年08月31日
  • 春琴抄

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    2020/08/29

    文体は当時のままで読みにくかったけど、短かったから読めた!二人の世界だなぁ、しかし佐助も虐げられるの満更ではない感じが谷崎潤一郎。目潰しシーン怖

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    2020年08月29日
  • 谷崎潤一郎マゾヒズム小説集

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    非常に抽象的なのだが、あぁ……谷崎潤一郎さま……と言う感じ。
    谷崎潤一郎自身が、美しくて悪い女にめちゃくちゃにされたいんだろうなと、ひしひしと感じた。
    ねっとりとした、様々なマゾヒズムの世界…ただ単に願望を垂れ流すとか、そういう感じではなく、それを文学へと昇華させているのだから、やっぱり文豪って凄いなぁと感じた。

    1発目から、かなりマニアックで背徳的なのだが…私のお気に入りは魔術師と一と房の髪。これよかった。

    他にも谷崎潤一郎フェティシズム小説集とやらがあるが…そちらもとてもマニアックでよかった。

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    2020年08月15日
  • 春琴抄

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    ネタバレ

    美しく、激しい気性を持った盲目の女と、彼女にひたすら尽くす男。
    二人の間には恋とか愛とか、そう言うものじゃなくて、また別のものがある様な気がした。
    私には、それは何かは分かりかねるけれど。

    春琴が顔に熱湯をかけられ、佐助に「顔を見ないでくれ」と言って、医者以外には見せず。
    いざ包帯が取れる、と言う時に佐助がとった行動。

    佐助はそれまで春琴と一緒に歩んできたことによって、彼女の内面を"読んで"、或いは"察して"生きてきた。
    だから、彼は彼女のことを読んで、それを実行したまでで…無償の愛?佐助は、春琴に何かを望んで尽くしてきた訳ではないんだよね?それなら

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    2020年05月03日
  • 猫と庄造と二人のおんな

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    最後、猫と庄造の立場が逆転してるのが怖かった。わたしたちが猫に飼われてるのはわかるな〜、猫ちゃんには勝てないよな〜、、

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    2020年04月17日
  • 春琴抄

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    高慢な春琴と、その丁稚奉公の佐助の物語。
    佐助は春琴に身を尽くすが、春琴の方は冷たい態度を取るばかり。それでも2人は深い関係を築き上げていく。
    しばらくして、春琴の顔に熱湯がかけられ、彼女は火傷を負ってしまう。それでも佐助は春琴に尽くし続け、あろうことか自ら盲目の世界に足を踏み入れる。

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    2020年03月06日
  • 谷崎潤一郎犯罪小説集

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    乱歩が影響を受けたというだけある、倒錯した世界。
    だけども、筋立てとしてはどれも無理がありすぎる。。。
    一番面白かったのは「私」。
    あの展開、あの瞬間は小説ならではのスピード感。

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    2020年02月24日
  • 新装版 細雪 中

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    中巻は災害と四女妙子の恋愛が中心。過去の情景を詳細に語るとき、句読点を少なく次々に繋いでいくところとか現代の作家にも多大な影響を与えていると感じた。表現の豊かさ、ボキャブラリーのセンスが素晴らしくて、読んでいて本当に心地良い。

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    2020年02月24日
  • 新装版 細雪 上

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    上方の上流階級4姉妹の話し。上品な関西弁が心地良く、特に幸子の娘悦子は我儘ながらも可愛らしい。上巻のメイン、雪子の縁談は野村と破談になって良かったが、上手くいくのだろうか。上流階級なだけに浮世離れ感があるが当時の生活や上流階級ならではの価値観が垣間見れる。

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    2020年02月24日
  • 鍵・瘋癲老人日記

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    両編とも日記体で書かれている。
    鍵:中年夫婦の日記が交互に表れ、肉体的に衰える一方、ますます旺盛な情念を持つ夫、夫の肉体に満足できない妻、双方の思惑、策略、計略がすごい。。
    瘋癲老人日記:病んだ老人の倒錯した性的欲求が実に生き生きと描かれる。「鍵」よりもリラックスして読める。ときにユーモラスですらある。老人の性的欲求というものは、不能になっていくのと反比例して情念的としてはますます盛んになるものか。

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    2019年12月20日
  • 鍵・瘋癲老人日記

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    老夫婦の閨房日記を交互に示す手法で性の深奥を描く「鍵」。老残の身でなおも息子の妻の媚態に惑う「瘋癲老人日記」。晩年の二傑作。

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    2019年06月27日
  • 細雪(中)

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    雪子と対照的に末娘の妙子は自由奔放な性格で、男との恋愛事件が絶えず、それを処理するためにも幸子夫婦は飛びまわらざるをえない。そんな中で一家は大水害にみまわれ、姉の鶴子一家は東京に転任になる。時代はシナでの戦争が日ましに拡大していき、生活はしだいに窮屈になっていくが、そうした世間の喧噪をよそに、姉妹たちは花見、螢狩り、月見などの伝統的行事を楽しんでいる。

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    2019年06月27日
  • 谷崎潤一郎マゾヒズム小説集

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    色っぽい小説が読みたかったのだけど…ちょっと思ってたのとは違ったな。「魔術師」の描写はめいっぱい煌びやかで浮かれた光景を想像させてくれてわくわくした。「日本に於けるクリップン事件」おもしろかった。

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    2018年11月16日
  • 金色の死

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    これを読み、僕の中では谷崎潤一郎と江戸川乱歩がつながった。怪奇趣味、倒錯趣味、陶酔主義。どちらもいいね!
    「金色の死」:破滅的美意識。
    「人面疽」:幻惑的不条理。
    「小さな王国」:服従の陶酔。
    「母を恋うる記」:孤独な追憶。
    「富美子の足」:フェチズムの虜。
    「途上」:不可解なまでの心理的追及。
    「青い花」:少女に搾り取られる精気。

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    2018年08月19日
  • 金色の死

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    ネタバレ

    収録されている「途上」が読みたかったので。
    推理小説の部類だろうけど、谷崎らしさがそこかしこに表れているのは何とも言えない。
    湯河が「夫の言うことを疑わない病弱で従順な前妻」よりも「派手な装いが似合う、ねだり上手な20歳そこそこの後妻」が好きなあたりが、特にタニザキ作品の登場人物っぽさを感じた。

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    2017年12月31日
  • 夢の浮橋

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    タイトルから察せられるように、近代版源氏物語といった感じ。
    やや、気色悪めだが、ストーリーは普通に面白い。

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    2017年10月28日
  • 吉野葛・盲目物語

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     同じ時期に書かれているので文庫本ではドッキングされているが、片方は紀行随筆でもう片方は盲人による説話とまるでタッチが違います。井上靖の巻末解説のほうが出来が良かったように感じたというのがなんともはや。
     さいわい盲人物語は登場人物を官職名も含めてほとんど知っていたので不思議と私はつっかえなかった。吉野葛はあのあたりに住んでいる人にはピンとくるのかも。 ある程度谷崎潤一郎に慣れた中級者向け

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    2017年08月21日
  • 谷崎潤一郎犯罪小説集

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    推理小説4編。推理小説を読む楽しみの一つは思い込みを打ち砕かれることにある。大概それは物事への認識に対するものだけれど、本書が面白いのは読み手の感情に対してなされることにある。特に「白昼鬼語」の読後感は今までに無いものだった。

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    2016年12月30日