谷崎潤一郎のレビュー一覧
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巨万の富を手にして地上の美味と美色とに飽き、支那の国でひたすらの退屈を持て余した、孟世燾という名の貴公子。
噂を聞きつけた阿蘭陀人が、そんな彼のもとに連れてきたのは遠い熱帯の海で生き捕らえてきたという、世にも艶やかに照り輝く眩しさの人魚。
「私は此れ迄、心私かに自分の博い学識と見聞とを誇っていた。昔から嘗て地上に在ったものなら、いかに貴い生き物でも、いかに珍らしい宝物でも、私が知らないということはなかった。しかし私はまだこれ程美しい物が、水の底に生きていようとは、夢にも想像したことがない。私が阿片に酔っている時、いつも眼の前へ織り出される幻覚の世界にさえも、この幽婉な人魚に優る怪物は住んでい -
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乙女の本棚シリーズから、谷崎潤一郎さんとねこ助さんのコラボ作品『人魚の嘆き』です。ねこ助さんのイラストは、息を飲むほど素敵…繊細で緻密、そしてどこか怪しげな印象です。
ストーリーは、家柄もよく巨万の富を手に入れた上に、容姿にも恵まれ博識でもある中国南京の貴公子が主人公です(天は二物を与えずとは言いますが、二物どころではないですよねぇ…)。世の贅沢を味わいつくした貴公子、やがてそれが魅力的なこととは感じられなくなってしまいます。そんな時、人魚を伴ったオランダ人の商人が貴公子の元を訪れます。法外とも言える対価で人魚を手にいれた貴公子は…。
なんとも、読みにくい!!読めない漢字ばかり…多分 -
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読んでいて、実は文字通りとっていいのか、迷う。
伝統的な日本家屋の美的ありかたと新しい利便性を生かすそれぞれのものが、調和しがたく全体の調和にそぐわない、ことになりがちなことは理解する。
誰も、閑とした青い畳の床の間にパソコンのケーブルが大量にのたうっていて、それを差してこれが私たちの慣習で理想的な和室のありかただと胸を張る気持ちにはなれないだろう。
しかし、それが日本人の肌の浅黒さや、闇と光の室内における受け入れかたの西洋との違いによるとなるとどうも感覚的にそぐわない。
そして、書き手は、どうもそんなことはわかって書いている感触がある。
白人たちが一層肌を白く見せるために、黄粉をぬり、例えば -
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はい30オネエです
コンプリート間近です
潤一郎です
ほんと潤一郎にしか書けない文章だな〜って思いました
まず漢字がムズい(いや絶対そこじゃないだろ)
読めない漢字多すぎないか潤一郎よ
なんとなく音は想像つくけど意味がさっぱりわからん熟語とか多すぎないか潤一郎よ
あれか?ちょっとした意地悪か?
それとも当時の読者はみな難なく読めたんか?
難なく意味も分かったのか?
いや、絶対そんなわけないね
絶対読めない人が多数いたはずだね
絶対なんて読むの?って聞かれて早口でゴニョゴニョって言って誤魔化した人が多数いたはずだね
くそう潤一郎め!インテリぶりやがって
でもなんかね
何だかその読めない -
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2024/06/10
卍、まんじ
※書き方間違えると、ハーケンクロイツになってしまう....
全編、異様な迫力に満ち満ちた小説。
柿内園子というひとりの女性が、ある事件のことの顛末を証言していくお話。
話し言葉で書かれていて、改行がない。
文字のてんこ盛り。
本を開いただけで、異様なイメージなのに、
読んでいくと、さらに異様なワールドに巻き込まれてしまう感じ....
しかも、大阪言葉。これが、この小説の魅力をさらに倍化させている。
いくら、関東大震災を契機として、
関西に移住したからって、
東京・日本橋生まれの生粋の江戸っ子谷崎が、
勝手が違うことばの大阪弁で小説を書き上げるのは並大抵 -
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未読のまま放っておいた。
谷崎のマゾヒズム小説6篇を集めた文庫本
マゾヒズムとは....
相手から精神的、肉体的苦痛を与えられることによって性的満足を得る異常性欲。
オーストリアの小説家ザッヘル=マゾッホのからの語。
被虐性愛。マゾ。
マゾか。
ないな、自分には…..
だから登場人物たちの気持ちに、どれも感情移入はできない。
それよりも、これらヘンテコリンなお話を、流麗な文章で綴っていく谷崎の筆力、というより魔力に恐れいった。
"鹿麟"の南子(なんし)夫人の残虐や、
"魔術師"における魔術師に魅入られた主人公の悲劇とか...
6篇のなかでは、