谷崎潤一郎のレビュー一覧

  • 春琴抄

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    愛には違いないのだろうけど、純愛や性愛や、世間一般我々がいう愛とはまるで違う。信仰のようでもあるが、この二人にしかありえないような、唯一無二の関係性。それが歪んで見えてしまうのは、我々が俗な愛しか持ち合わせていないからか。

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    2024年02月21日
  • 痴人の愛 アニメカバー版

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    アラサーサラリーマンが中学生を見受けする愛憎劇。
    男は社会的立場や人間関係全てを投げ売って、女が外で遊び歩くお金を喜んで貢ぐようになる。

    狂気的、倒錯的とも言える二人の関係になるまでが丁寧に描かれていて、最後まで展開が読めず面白かった。

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    2024年01月28日
  • 痴人の愛 アニメカバー版

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    ネタバレ

    ちょくちょく飛ばしながら読んでしまった…
    いずれまたちゃんと読みます。

    なんかナオミにめちゃ溺れている感。愛しすぎると怖い。
    いつの間にかナオミが立場上になってた。
    最後の方に馬乗りで色々約束してるところとか、
    もういい様に使われてるじゃん!?!?!ってなった。
    文ストのキャラで先入観があるからか純情LOVEストーリーかと思ってた。全然違った。

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    2024年01月23日
  • しりあがり寿版 瘋癲老人日記

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    77歳の老人文筆家・卯木督助による旧かなづかい(カタカナ)形式の日記。督助は相当な資産を持ち、地位もあるが、体のあちこちに痛みがあり、寝たり起きたりの日々を送っている。彼は、同居する息子の嫁でダンサー上がりの颯子に特別な思いを寄せていた。颯子の足に性的魅力を感じ、その足で踏まれたいという倒錯的な感情を抱いている。
    颯子はそんな督助につけこみ、300万円のキャッツアイを買わせたり、督助の気持ちを弄んだりする。
    老人のフェティシズムやマゾヒズムが主題となっているが、コミカルタッチで描かれており、陰鬱さや深刻さは全くない。
    ただ、カタカナの文面は読みづらく、最後の10頁余りで、お抱えの看護婦や娘・五

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    2024年01月16日
  • 新装版 細雪 上

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    当時の関西上流階級の暮らしぶりなど
    当然知らないんだけど
    文章からはんなりとした美しさが
    伝わってきてその世界を
    知ってるような気がしてくる
    バーチャル感ある作品
    谷崎潤一郎すごい...

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    2024年01月11日
  • 秘密(乙女の本棚)

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    明くる日の晩は素晴らしい大雨であった。

    はい、18おネエでございますよ
    潤一郎さんです

    幼なじみに潤一郎って名前のやつがいるんですね
    もちろん谷崎潤一郎からとったんですがね
    幼心に(・д・)チッて思ってました
    我が子にに潤一郎って名付ける親…なんかいけ好かない
    もういいとこの子じゃん!
    実際いいとこの子だったし!
    あ、でも結果本人も親もいい感じの人たちでした
    遊びに行くと普通にクッキーと紅茶が出てきました
    間違えました紅茶じゃなくてお紅茶です

    まぁそれはそれとして谷崎潤一郎です
    ワタクシもあれですよ
    さすがに18おネエともなるとだいぶ慣れてきました
    このまだるっこしい感じ

    いや、わかっ

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    2024年01月09日
  • 悪魔 乙女の本棚作品集

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    乙女の本棚シリーズでお馴染み、イラストレーターのしきみさんがこれまで手掛けてきた作品の中から、ご本人が厳選したカットを一冊にまとめたイラスト集。
    ずいぶん前に読んでいたものをこうして見返すと、イラストの素敵さにまた溜め息がでるよう。
    萩原朔太郎「猫町」の、可愛いながらも妖しく奇妙な世界観。
    坂口安吾「桜の森の満開の下」の綺麗な女性と、般若の老婆の恐ろしさギャップ。
    この二作は特にお気に入りです。
    また、描き下ろしで芥川龍之介「悪魔」も収録されている。赤い瞳に赤い髪をもつ悪魔の悲しさが、普段よりも大きなページにとても美しく表れている。

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    2023年12月05日
  • 秘密(乙女の本棚)

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    谷崎潤一郎。初めて読みました。
    乙女の本棚シリーズは古典のハードルを下げてくれて、とても読み易いし、絵もとても美しくてスーッと入ってきました。
    物語の世界に迷い込めます。
    全部読んでみようかな?

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    2023年11月19日
  • 刺青・秘密

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     この本のうち、『刺青』が特に有名だが、今回収録されている作品のなかでも、内容としては短めである。しかし、本作を一読すると、谷崎の、女性に対する見方の一端に触れられる。

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    2023年11月05日
  • 人魚の嘆き・魔術師

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    かなり良かった。丁装と挿絵が美しいだけでなく、日本語の美しさも際立っていた。「人魚の嘆き」「魔術師」どちらのお話も主人公が美しさに魅せられるお話なので、どこをとっても美しい本、という感じだった。
    谷崎潤一郎は「痴人の愛」を読んだことがあったのだが、文体が古い(固い)割にスルスルと読めるのが特徴だなと思う。
    実際には本の1/3程が註解と解説なのだが大満足だった。

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    2023年11月03日
  • 卍(まんじ)

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    良家の若奥様だった園子の告白というかたちで、大阪のことばで語られる。標準語にはない物腰の柔らかい口調に、自然と引き込まれる。登場人物である園子、園子と禁断の関係に落ちる光子、光子の愛人・綿貫、そして園子の夫。みんながそれぞれ愛に盲目的になり、その愛を失わないようにと画策する様は醜いようであり、反面自分の心に正直で純真なのかもしれないと感じた。

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    2023年10月23日
  • 鍵・瘋癲老人日記

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    2篇ともカタカナが多く読みにくかった。
    が、「鍵」は日記の中の文章という設定なため、かえって独特の雰囲気を形成させるためその方がいいかも、と思えた。

    自分の妻を家族、不倫相手を巻き込んで堕落させていく。
    プロットは強引で突飛だが、文章が穏やかで品があるため、え?もうそんな展開になったの!?と読み手が置いてけぼりになってしまう。

    妻に内緒で書いた日記を、実は読ませるように仕向ける主人公と、
    その意図を知りながら自分も日記を書いており同じように読んでもらうおうと画策している妻との応酬が面白かった。
    谷崎は女性の描写が卓越してるなぁ。
    エロティックで淫らだ!

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    2023年10月19日
  • 刺青・秘密

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    ネタバレ

    •『異端者の悲しみ』
    谷崎の稀有な自伝作品。
    偉大なる芸術の才を持つ有為な人間であると自らを認めつつも、困窮を極める家庭環境に底知れぬ劣等感を抱いていた谷崎の苦しみが伺える。あるべき自分に達することのできない恐怖とそれによる底なしの体たらくに捕らわれる時期が自らにもあったので、谷崎の徹底的な自己暴露には幾許か同情の余地を残しつつも、「堕落の元凶を全面的に他者に委ねるのは如何なものか」と馬鹿真面目に考えてしまう面白みのない自分もいる。(自分の卑さを一番理解し、最も深く絶望しているのは本人だとわかっているのに、谷崎に寄り添いきれない事がなんとも悔しい)

    「自殺=精神的脆弱性であり悪である」という

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    2023年09月27日
  • 痴人の愛 アニメカバー版

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    序盤の読みにくさはあるが、読んでいくにつれて読みにくさはなくなる。ただ後半のドロドロ感があまりすきではなかった

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    2023年09月20日
  • 痴人の愛 アニメカバー版

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    谷崎潤一郎さんの描く女性は
    美しく 奔放で 可愛らしく…

    時にわがままで 傲慢で 他人を惹きつけ…
    離れたくても 決して離れられないような
    そんな魅力を放っている!!



    日本人離れした美しいナオミに惚れこみ
    立派な女性に仕立てたいと
    譲治は同居や結婚を申し込む_

    いつのまにか恋に奔放になってしまったナオミ…
    そんな彼女に失望しながらも
    彼女の放つ魔性に抗うことができず…

    ナオミに耽溺していく譲治の
    狂おしい愛の軌跡が描かれている_



    本物は時代が変わっても 色褪せない!!
    谷崎潤一郎さんの耽美な世界も
    気に入ってしまいました

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    2023年09月18日
  • 春琴抄

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    ネタバレ

    大阪道修町の薬種商鵙屋の娘にして、盲目でありながら三味線などの芸事に天才的な才能を見せる春琴。
    彼女の身の回りの世話一切を任され、お嬢様育ちで高慢な態度をとりがちな春琴の罵倒に耐えて仕える丁稚の佐助。
    春琴の美しさよりも、佐助のマゾヒスティックなまでの献身を描いていると言える。
    春琴が他人の不興を買い、顔に熱湯をかけられ、その火傷痕を見せたくないと言う春琴に対して、変わり果てた春琴を見たくないが、変わらずに仕えたいという思い故に自ら選んで盲目になる佐助の、その自分の目を針で突くシーンは、読んでいてゾワゾワする。

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    2023年09月10日
  • 谷崎潤一郎フェティシズム小説集

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    フェチって何かよくわからなくなった。
    一つだけわかるのはあるけどさすがにここまでではない。まだまだです。

    こんないろいろな嗜好のことをここまで書ける筆者って…

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    2023年08月28日
  • 刺青(乙女の本棚)

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    もっともっともっーーーと妖しさを出して欲しかったなー
    谷崎潤一郎の文章に夜汽車さんの絵がだいぶ負けてる印象がしちゃったんよね

    いや、すんばらしかったのよ
    スンバらしく素敵な絵だったんよ
    あれ?なんかわいの要求が厳しくなってる?

    でもほんと『乙女の本棚』シリーズ
    良いわよ!文豪たちの入口にこれほどよい本棚はないわよ
    なんでもっとみんな読まないのかしら(乙女というよりおネエ)

    これちょっと谷崎作品読んでみたくなるもんな〜
    他にどんな世界観あるのよってなるもの

    ああああ!(どした急に)
    わかった!夜汽車さんの絵によって谷崎潤一郎の毒がだいぶ中和されてるんだわ!
    うん、やっぱここ入口に谷崎潤一

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    2023年08月23日
  • 痴人の愛 アニメカバー版

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    結構ボリュームがあり、読み終わるのが大変だった。
    なかなか気持ちが悪い描写もあったか、面白かったと思う。
    美少女に惚れた男も大変なのだなと思わされた。

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    2023年08月14日
  • 秘密(乙女の本棚)

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    秘密の持つ魔力が好きなら秘密を暴こうとしては野暮だなぁ。けど暴きたくなる知りたくなるのも「秘密」の持つ力か。

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    2023年08月08日