谷崎潤一郎のレビュー一覧

  • 夢の浮橋

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    「夢の浮橋」は非常にエロティックなお話である。「文壇昔ばなし」で、谷崎潤一郎と泉鏡花が一緒に鍋を食べた時、食べるのが早い谷崎氏に食べられないように、食べるのが遅い泉氏が仕切りを作っておくのに、結局食べられてしまうというエピソードに笑った。

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    2021年05月22日
  • 卍(まんじ)

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    関西の文語のような表現で、いささか理解力が無いと苦労しました。主人公が欺かれる所は何とも言えない虚無感があり、読者にとっての読み応えのあるものにとって代わった様です。嫌らしい綿貫の誓約書により破滅まで追いやられる様子や、最後に夫までもが光子に靡いてしまうという設定は見るに堪えませんが、それこそ人間のいやらしさを描いていて良かったです。最期の盛り上がりに欠けたような気もしましたが、園子が実は冷静な女だった事が分かったので安心しました。

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    2021年05月16日
  • 新装版 細雪 中

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    体面ばかり気にする旧家の人々の行動や言動が理解出来ずにイライラするのだが、続きが気になって読み進めてしまうのは何故だろう。

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    2021年05月15日
  • 新装版 細雪 上

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    共感できる主人公とか出てくるわけでも、面白い出来事が起こるわけでもないが、なんとなく読み進めてしまう物語。文章は美しい。

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    2021年05月12日
  • 谷崎潤一郎フェティシズム小説集

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    もし谷崎潤一郎氏が生きていたら、現代の女性の美はどのように礼賛されるのでしょうか。綺麗なことな綺麗なのだが、安っぽいと言われてしまうのか。
    そしてやはり、どのように現代女性に屈服してみたいか、どんな作品を書いてみたいかをお伺いしてみたいです。

    しょっちゅう理解不能かもしれませんが。

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    2021年05月01日
  • 痴人の愛【電子限定かきおろし漫画付】<デジタル版>

    購入済み

    深いんだろうな

    原作を読んでみたくなりました。
    あの時代にこの内容だと、そら世間は騒いだんだろうな、とか思っちゃいました。
    ちゃんと読むと深い内容なんだろうけど、BL慣れしてないせいか、いまいち入り込めなかったです。

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    2021年04月29日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    年中お祭りのように騒がしい公園、夢の中のやうな重苦しい感じ。
    大きな赤鬼の頭のような入り口の魔術師の劇場。
    その中では、王のような魔術師がいて(イケメンだという)魔術師の暗示で観客全体に錯覚がおき、時間短縮の妖術をかけられる。
    魔術師は人の姿を変える術が使える。
    観客の女性がクジャクに変えられてしまう。
    主人公の彼も彼女と一緒に半羊神にされてしまう。
    怖いが美しい文章と美しいイラストに引き込まれた。
    日本の名作に今時のイラストがついた「乙女の本棚シリーズ」他の作品も読んでみたい。

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    2021年03月23日
  • 谷崎潤一郎犯罪小説集

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    いわゆる犯罪小説とはちょっと異なる。内容的には淫靡で倒錯的でちと残酷なのだが、なぜかカラッとしている。

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    2021年03月04日
  • 谷崎潤一郎犯罪小説集

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    四編収録されている中編集。谷崎潤一郎は「細雪」ぐらいしかちゃんと読んだ事はなかったのでこういう犯罪小説を書いていたのを知って読んでみた。全体的にミステリというよりも犯罪小説といった方がいいのは確か。だいぶ昔の犯罪小説というだけあって犯罪小説としては容易にオチがわかるものばかりだったが、それでもその筆力によって現代の読者でもぐいぐいと先を読ませてくれる話はやはり大作家といえると思う。気に入ったのは一番現在のミステリに近い「途上」かな。

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    2021年02月28日
  • 少将滋幹の母

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    芥川龍之介に、「好色」という有名な短編がある
    今昔物語を原作にしたもので
    とある平安貴族が、惚れた女につきまとったあげく
    精神を疲弊して死んでしまうという
    考えてみれば、なんだか変な話であるが
    対話ではわかりあえない男女関係の絶望を
    女性上位でユーモラスに描いたものと言えるだろう

    「好色」の主人公は平中(へいちゅう)という男で
    どうも実在の人物だったらしい
    漁色にばかり熱心な、ぐうたら役人であったが
    それゆえ、女好きな一部の上司とは非常にウマが合った
    谷崎潤一郎は、この平中を軸にして
    平安における色男たちの小さな年代記を作り上げた
    それがこの「少将滋幹の母」である
    平中を軸にとは言ったものの

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    2021年02月02日
  • 卍(まんじ)

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    「卍」は、女性の同性愛について書かれた本。著者の谷崎潤一郎は生涯にわたり性を追求した人物。半自伝的小説と言われる「仮面の告白」と比較して内面を深掘りしたような描写が少なくストーリー色がより強い。大阪弁で「先生」に伝えるという形式で書かれているが、強い大阪弁が少し読みづらい。しかし、大阪弁の表現であるからこそ、力強く伝わってくる部分がある。難解な文章で理解できなかった部分も多いが再び挑戦したい。

    名作には違いないが、自身がこの本を理解しきれていない部分も多いため、今回はこの評価

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    2021年01月10日
  • 卍(まんじ)

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    昭和の街並みが目に浮かぶような情景の数々。光子という一人の女性の奔放で、教祖的な口のうまさと人を支配する毒気。それにあてられたのは平凡な人妻の園子で、その夫で、種なしドンファン綿貫。これはもう関わってしまったが運の尽き。園子が主な語り口。はじめはただの友達が、気がつけば愛してるの愛されてる話に変わっていく様が女性特有の勝手に盛り上がって、盛り上がったことでその世界に入り込んでいく感じが恐ろしく生々しかった。園子も光子も男を軽んじて、侮ってているのが空恐ろしい。

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    2020年10月25日
  • 猫と庄造と二人のおんな

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    いつの時代も猫は正義笑
    本人達はいたって真面目だけど、側から見ると滑稽な様子が面白い。谷崎潤一郎の文章はやっぱり読みやすくて好きだ。

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    2020年09月12日
  • 春琴抄

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    読者諸賢は首肯せらるるや否や

    って最後にあるけれど

    …首肯しないっすねー笑


    佐助さんホラーだよ純愛って一歩先は執念だなあ
    見えないからこそ幸せになっていくってどんなだよ…

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    2020年09月11日
  • 細雪(中)

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    姉妹の中で末の妙子は、他の旧式な考えと違い進歩的である。そこが家庭に様々な気苦労や事件を巻き起こすことになる。結婚に対する家の考え方、気遣いを特に家族に対して行動するのが常識とされた昭和初期。医師のステータスも随分異なる。2020.9.5

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    2020年09月05日
  • 春琴抄

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    2020/08/29

    文体は当時のままで読みにくかったけど、短かったから読めた!二人の世界だなぁ、しかし佐助も虐げられるの満更ではない感じが谷崎潤一郎。目潰しシーン怖

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    2020年08月29日
  • 谷崎潤一郎マゾヒズム小説集

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    非常に抽象的なのだが、あぁ……谷崎潤一郎さま……と言う感じ。
    谷崎潤一郎自身が、美しくて悪い女にめちゃくちゃにされたいんだろうなと、ひしひしと感じた。
    ねっとりとした、様々なマゾヒズムの世界…ただ単に願望を垂れ流すとか、そういう感じではなく、それを文学へと昇華させているのだから、やっぱり文豪って凄いなぁと感じた。

    1発目から、かなりマニアックで背徳的なのだが…私のお気に入りは魔術師と一と房の髪。これよかった。

    他にも谷崎潤一郎フェティシズム小説集とやらがあるが…そちらもとてもマニアックでよかった。

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    2020年08月15日
  • 春琴抄

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    ネタバレ

    美しく、激しい気性を持った盲目の女と、彼女にひたすら尽くす男。
    二人の間には恋とか愛とか、そう言うものじゃなくて、また別のものがある様な気がした。
    私には、それは何かは分かりかねるけれど。

    春琴が顔に熱湯をかけられ、佐助に「顔を見ないでくれ」と言って、医者以外には見せず。
    いざ包帯が取れる、と言う時に佐助がとった行動。

    佐助はそれまで春琴と一緒に歩んできたことによって、彼女の内面を"読んで"、或いは"察して"生きてきた。
    だから、彼は彼女のことを読んで、それを実行したまでで…無償の愛?佐助は、春琴に何かを望んで尽くしてきた訳ではないんだよね?それなら

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    2020年05月03日
  • 猫と庄造と二人のおんな

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    最後、猫と庄造の立場が逆転してるのが怖かった。わたしたちが猫に飼われてるのはわかるな〜、猫ちゃんには勝てないよな〜、、

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    2020年04月17日
  • 春琴抄

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    高慢な春琴と、その丁稚奉公の佐助の物語。
    佐助は春琴に身を尽くすが、春琴の方は冷たい態度を取るばかり。それでも2人は深い関係を築き上げていく。
    しばらくして、春琴の顔に熱湯がかけられ、彼女は火傷を負ってしまう。それでも佐助は春琴に尽くし続け、あろうことか自ら盲目の世界に足を踏み入れる。

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    2020年03月06日