森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
約10年ぶりに森博嗣作品を読んだ。
昔好きで、いろいろなシリーズを読んでいたのが懐かしい。
本書はシリーズものではなく単独作品で、独特のクセが少なめな印象。
事件は進んでいくものの、なかなかスッキリしない展開が続き、最後に一気に駆け上がる。
ただ、細部は明かされない部分もある。
また、たまたま遠藤周作を読んだ直後だったので、神に対する考え方の違いが印象的だった。
この作品では、神は愛する存在であると同時に、畏れ多いものとして描かれている。
私も遠藤周作を読む前まではそういうイメージを持っていたけれど、神は共に悲しむ、誰にとっても近い存在だという遠藤作品の考え方が好きになった。
一方で本書の神