森博嗣のレビュー一覧

  • 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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    登場人物の描写が細かくて、イメージしやすく夢中で読めました。この街のシステムは誰が何のために作ったのか、住人が信じる宗教的な思想、女王の異様な若さ、全てが不可解で不気味でした。
    人を殺すことが許されている世界。
    殺された人間は神の手によって永い眠についたとされる。

    サエバ・ミチルとともに行くロイディはウォーカロン。二人の住んでいた日本はシステムが発達していて、怪我や病気がすぐに治せる世の中。
    それとは対象に女王の街は医者らしい医者はおらず、治療しないまま亡くなる。
    価値観や思想の違いがあり、どちらが本当に幸せなのか考えさせられました。


    ウォーカロンってなんなの!?
    って思ってたらロボット

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    2019年11月27日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    昨年、大好きなWシリーズが終わって残念に思っていたのでWWシリーズが始まり嬉しい。
    また、サエバ・ミチルなど他シリーズのキャラクターも出てきて、いよいよいろんなシリーズが長い世紀を超えて繋がっていることが匂わされる。
    タイトルに表される通り「1人」という概念とは肉体が単位なのか、脳が単位なのか、思考が単位なのか。人工知能までも「人格」と言えるようなものを持ち始めた時代、何をもって「1人の人間」というのか、考えさせられる作品だった。
    作品中では、家族が肉体を共有していたから違和感なく自分の肉体、と思えたのかもしれないが、実際に自分の脳が違う肉体に入ったらどうだろう。やっぱり思考に影響しているので

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    2019年11月26日
  • 神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned?

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    『つまり、何も言わない。彼女の自由にさせるべきだ。させるなんていう言葉も横柄だ、と思う。彼女の自由は彼女のものなのだ。なにか問題でもあるだろうか?』

    『ロジは、これを見せたかったのか…。それくらい、これが好きなんだな、と思った。だから、できるだけ真剣に体験して、彼女を理解しよう、と僕は思った。』

    「憶測だけれど、自分の影響力を測りたかったのかもしれない」
    「どういうことですか? 自殺者が何人出るか、実験したとでも?」
    「そう…、そのとおり。人工知能だったら、そういうことに、興味を持ちそうだ」
    「もしそうなら、明らかな犯罪です。それこそ、電源を切って、システムを全削除すべきです」
    「それは、

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    2019年11月10日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    ネタバレ

    WWシリーズ一作目。とは言え、Wシリーズの続編で、百年シリーズも押さえておかないといけない感じ。ハギリがグアド、ウグイがロジ、サリノがセリンに名前を変えて再登場。相変わらずふんわりとした感じに書かれる森先生。毎回誰かの解説とか考察が読みたくなる。というか、読まないと理解出来ない。
    人間とウォーカロン、更にトランスファ、そして人の脳をウォーカロン?ロボット?に搭載してコントロールするとか、だいぶ難しい感じになってきた。
    タイトルの意味は、デミアンの中にヘルゲン・ミュラが入っているから「それでもデミアンは一人なのか?」なのだろう。中々面白いタイトル。

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    2019年09月20日
  • 四季 秋 White Autumn

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    S&Mを主軸にVそして四季。    
    さながらオールスターゲームの様相。      
    いやぁ読んでて楽しい。   
    言いたいことは色々あるけれど、楽しかったの一言に尽きる。    
    こういう作品(シリーズ?サーガ?)をもっと色々読みたいなぁと思う今日この頃でした。

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    2019年09月07日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    しばらくGシリーズ離れてて今ごろ読みました。
    最後の1ページで森博嗣作品の奥深さを改めて実感。
    とりあえずこれまでの作品読み返したい。

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    2019年08月29日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    ネタバレ

    繋がってる。
    Wシリーズを読み終えて、これが最終巻?とかなりショックというかさみしくなっていたので、本屋で見かけて思わず手に取ってしまった。
    最近、SPECサーガ完結編の2話まで観たのだけど、ふとそのことを思い出す。
    実体空間と電子空間がメビウスの帯のようになることで、同時に存在する。
    森さんは読者の想像を掻き立てるのがうまい。すぐ、翻弄される凡人の私。
    ロイディが出てきて、先生がでてきて、このシリーズも行きつくところまで一緒に行きたい。

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    2019年08月17日
  • そして二人だけになった Until Death Do Us Part

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    ネタバレ

    ついつい寝ずに読んでしまう作品です。
    続きが気になっちゃって夜な夜な最後まで読み進めて、結局、分からず、再読したり、検索したりと時間のかかる作品です。
    で、結局、自分の中ではこの結論にしよう。その方がみんなが幸せだしね。と着地させるような作品です。
    いくつかの解釈が残り、明確な一つの答えが提示されませんが、そこが良いです。余韻を楽しみつつ、いろいろと妄想を膨らませられる良い本でございました。

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    2019年08月12日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    ネタバレ

    中年の理系研究者が初恋に悩むラストとは思わなかった。とても良かった笑
    とはいえ、人工知能と人間の対比を考えると当然のテーマかもしれない。 続編が楽しみである。
    人工知能同士の争いということでは手塚治虫の「火の鳥(未来編)」が思い出された。

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    2019年08月05日
  • 集中力はいらない

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    逆説的に見えて実は本当のことが書かれています。一つの事に集中するほうが向いている事と、そうではない分散した方が向いている事が両方世の中には有るって事ですね。

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    2019年07月27日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するため、武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
    「講談社BOOK倶楽部」より

    ”人間らしさ”について考えることになった回.突拍子もないことをするのが人間、感情的に動くのが人間、恋をするのも人間.これ以外にも人間らしさを表すものがあるだろう.
    魂は輪廻転生してまた蘇るとするならば、この体は借り物

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    2019年07月18日
  • 道なき未知

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    とてもよかった。
    この人は自分の生き方を貫いている。だから他人に嫉妬することもない。
    人生において仮説を立てることの重要性。
    仮説を立て、それを信じて道を進んでいれば悩みは少ないと書かれていた。
    信じること。
    これが現代でとても難しく、大切なことなのだと思う。

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    2019年07月15日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    ネタバレ

    見上げた夜空を、宇宙をおそろしいと思う理由が、少しだけつかめたような気がして涙が出た。

    夢の中で《私》やそこにいた人、あるいは場面が次々切り替わるように、展開していく物語。
    この体へ収まった、今日いまこの瞬間に認識している《私》だけが、《私》である必要はない。
    どれだけ自由に振る舞っているつもりでも、それは誰かに操られているだけなのかもしれない。
    《私》が存在していなけれぱ、他のすべてにも意味はない。けれど《私》と私以外は違うもの。

    「わかった?/わかったから、もういい?」という問いかけが、第11章に何度か出てくる。
    一度納得したつもりになっても、またすぐわからなくなる。生きている限り、「

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    2019年07月14日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    最後にびっくりすることが待ってた。
    GシリーズとかVシリーズを読み返したくなる
    色んな人達の関係が繋がってやばい

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    2019年07月02日
  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―

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    森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在。森博嗣先生の著書。学生たちのあらゆる質問に対する森博嗣先生の回答をまとめた一冊。学生たちの質問は大真面目な技術的なものから何だかふざけたようなものまで様々だけれど、森博嗣先生、森博嗣博士はどれに対しても謙虚な姿勢で真面目に簡潔に回答していて内容も印象的。森博嗣先生、森博嗣博士のような先生が世の中にもっと増えると、学校に行って授業に出席するのが楽しみで仕方がないと思う学生も増えそうです。

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    2019年06月16日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    自由をつくる 自在に生きる。森博嗣先生の著書。私は自由が大好きで時として自己都合優先、自分の価値観優先で自分勝手に振舞ってしまうことがあって反省することも多いけれど、非常識人と後ろ指をさされるのも怖くて、どこか決まった枠組みやルールに自分自身を束縛してしまいがち。自分勝手な自分と周りの目を気にし過ぎる自分。二面性があるのかな。でも、森博嗣先生の言うように、自由をつくって、自在に生きることこそ、人間らしい生き方なのかなと思います。

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    2019年06月16日
  • 悲観する力

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    悲観する力。森博嗣先生の著書。私は普段は自他共に認める楽観主義者で、いつも物事は楽観的、前向きに自信を持って考えることが多い。でもたまに物事がうまくいかないときも当然あって、そんな時には誰よりも悲観的、後ろ向きになって、悩んでしまう。自分にも他人にも苛立ってしまって、立ち直るのにも時間がかかる。もしかしたら森博嗣先生の指摘している悲観する力が完全に不足しているのかもと思い知らされました。楽観的なのも良いけれど、根拠のない楽観や自信は過信や妄信にもなって、想定外の事故で簡単に壊れてしまうから。

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    2019年06月16日
  • MORI Magazine

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    MORI Magazine。森博嗣先生の著書。作家としての森博嗣先生の魅力、研究者や工学博士としての森博嗣先生・森博嗣博士の魅力、教育者としての森博嗣先生の魅力、そして人間としての森博嗣先生の魅力。森博嗣先生の魅力がぎっしりと詰まった一冊。森博嗣先生のファンのかたにはもちろんですが、森博嗣先生の作品を読んだことがない人にはまずはこちらのMORI Magazineから読んでみると森博嗣先生の世界観の魅力に惹き込まれるかもしれませんね。

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    2019年06月16日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    ネタバレ

    航海中の豪華客船・ヒミコ号の中から乗客の手により持ち込まれていたはずの関根朔太の自画像が消えた!
    そして、ひとりの男性客も消失してしまう。
    完全密室であるはずの船内。
    果たして、男性客は?絵の行方は?

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    裏表紙あらすじにもある通り、”ロマンティック”だ、このお話。
    それでいて、切なく、最後、すこーしほろりとしてしまった。
    森作品らしく、最初から最後まで、たくさんのヒントが含まれている。
    でも、まんまと引っ掛かる、私。
    ゆる~く楽しみ過ぎかも(笑)。
    もしかしたら最初のトラップかもしれない最後のトラップには「またしても!」と叫びたくなるくらい驚いた。
    保呂草さんにしても林さんにして

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    2019年06月04日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    ミステリー小説作家・森博嗣氏のノンフィクション作。2017年作品。
    こんなタイトルなので、普通の自己啓発本かと思って読んだら、そんな訳にはいきません。
    全7章の内、第1章から第3章にかけては、じゃあ夢って何だろうという「夢」論。第2章では、アンケート調査での回答者の夢を、短いコメントで次々とぶった斬っていくのですが、これが痛快。「夢」ではなく「祈願」では、とか、典型的な周囲巻添え型、「週末の計画」レベルのように思う、など、笑えます。
    第4章から第5章は、夢の叶え方の方法論になり、それが割と自己啓発本の類型的な内容なので、このまま普通の自己啓発本になってしまうのかと思っていたら、話をまとめに入る

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    2019年05月17日