森博嗣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
四季シリーズ完結編。これまでの 3冊とは、ガラッと作風の異なる作品。いつの話なのかはっきりわからないが、どうやら『F』から100年くらい経った未来らしい。
ウォーカロンというヒト型ロボットがいたり、四季さんがコールドスリープしてた?のか、まだ健在だったり。そして、四季さんにスカウトand拉致されたG・Aなる人物はどうなったのか。この間の物語は後続のシリーズを読めばわかるのだろうか…
事件らしいことも起きるが、作品を通して、四季の生と死や人間とは何かといった哲学的な思考の記述が多く、最後に謎が多く残ったままシリーズが終わってしまったなという感覚。 -
Posted by ブクログ
自由をつくる自在に生きる
自由を手に入れるということは、できる自分を作り上げることであり、自分の変化を積極的に推し進めること
自由というものに向き合うことの難しさ
自由は楽なものではない
自分で考え
自分の力で進まなければならない
目指すものは自分で決めなければ今がない
自由の虜になる
自由の価値は、過去の自分よりも今の自分、将来の自分がより自由になっていく変化を感じること。
常に自由に向かって進む、その姿勢こそが、自由の本質。目指す姿勢も自由。この不思議な連鎖が自由の特性。
大切なのは、まず気づくこと。
支配されていることを自覚すること。
そこからの自由な発想。自在な行動
自由のた -
Posted by ブクログ
ネタバレVシリーズ3作目、フヅクエで一気読み
床が地下に降下する仕掛けで頭から落ちて死んだのも、死体が死後血だらけで引き摺り回されていたのも、トリックとしては一応納得したものの、狼に引き摺り回されたのなら足跡で分かりそうなものだけどなと思ったのが心残り。(狼かも厳密には言及していない?)
大筋のトリックは示した上で、本当の殺害経緯や保呂草さんの怪盗活動の最後のところなど、結局のところはぼかしている感じ。余地を残してる、とも言えるけど、個人的にはそこまで読み込めてないのもありスッキリ説明してくれてもいいのに派。
SMシリーズのほうが魅力的に感じるのは、トリック云々以上に犀川先生の思考(キャラクター)によ -
Posted by ブクログ
【2026年3冊目】
有名な作家が住むマンションの近くで見つかった死体は真っ赤なペンキで塗られていた。「犯人を知っている。証拠を見つけて欲しい」と被害者の恋人から依頼を受けた保呂草は調査を開始するものの、被害者と容疑者の決定的な繋がりは見つけられないまま、第二の死体が発見され、それは緑色に染まっていて――Vシリーズ第10弾。
いよいよシリーズ最終作まで来ました。続いてのシリーズと、これまでのシリーズを匂わせる伏線がそこかしこに散りばめられていて、勘のいい読者なら気づいてニヤニヤしてしまったかもしれません。なお、私は繋がりを覚えてはいましたが、「あっ、こういう感じの伏線が!」と新鮮な気持ちで楽 -
Posted by ブクログ
【2026年2冊目】
超音波科学者たちの研究所で起きた殺人事件から一週間。ついに地下に入れる状態になり、警察に乗じて足を踏み入れることになったいつものメンバーだったが、密室状態の地下室で明らかな他殺体を発見してしまう。同時に宇宙で起きたという密室殺人も絡んできていて――Vシリーズ第9弾。
いよいよシリーズも大詰めということで、事件だけでなく登場人物のことも少しずつ明らかになってくる今作。そして王道の密室殺人に奇想天外なトリックと、最後まで楽しめました。保呂草さんが珍しくあんまり目立ってなかったのは日頃の行いがたたったのでしょうか…?
一作目よりも随分と読みやすくもなっているのは、私が慣れた -
Posted by ブクログ
【2026年1冊目】
熊野御堂家の屋敷に美術品鑑定士の秋野秀和と名乗って訪れた保呂草は、西之園萌絵という一人の女性に出会う。どこか瀬在丸紅子を思わせる彼女の一挙一動に不思議な思いを抱く保呂草だったが、彼には泥棒としての狙いがあった。だが通称捩れ屋敷と呼ばれるメビウスの輪を模った構造物の中で死体が見つかって――Vシリーズ第8弾。
いつもとは違い、香具山紫子と小鳥遊練無は出てこず、打って変わってS&Mシリーズではお馴染みの西之園萌絵と国枝桃子が出てくるという本作。クロスオーバーかと思いきや、二つのシリーズが実は繋がっていることを匂わせてくるため、密室の謎と同時に人間関係も気にさせる作品に