森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
よくわからなかった作家の金回りを明かしつつ、作家の成功の心得を語る。
著者の小説は読んだことはないが、スカイクロラの映画のみ見た。
印税は10%で、追加コストのかからない電子書籍では10−15%くらいのレンジで上昇。今後はより柔軟な価格契約も生まれるだろうとする。その他の収入では、映画やゲームなどの原作としての使用料、これが本も売れることになり非常に美味しい。講演も一回40万円著者は取るらしいが、悪くない。一方支出は一人でやっているぶん少なくて済む、というかほとんど元手はかからない。ただセルフプロデュースは必須であり、とくに多作でない限りすぐ忘れ去られてしまう。著者は年20冊以上は出していた( -
Posted by ブクログ
最近、森博嗣の著作は新書の方が読みやすい。
昔は小説も何冊か(「すべてがFになる」とか)読んだけれど、この間、久しぶりに新作「彼女は一人で歩くのか?」を読んだら、ちょっとついていけなかった。(ジャンルのせい?)
個人的に小説家という職業に興味があって、この本も手にとった。こういう「小説家になろう」みたいな本は、以前にも別の著者のものを読んだことがあるが、それとはまったく別物な気がする。
だいたい、こういう本は二つのパターンに分かれると思う。
一つはまったく具体性のない、抽象的な話と精神論みたいな話が続くもの。もう一つは具体的に一から細かく説明がなされているもの。
本作はそのどちらにも属さな -
Posted by ブクログ
何に対してもやる気を持てない主人公が、大学センターから「ここに就職するのは本当に何処にも行くあてがない人」と言われている不動産会社に就職し、風変わりな客を相手にし、人生が色彩豊かになるという物語。森博嗣らしからぬ(?)、とても素朴で温もりのある作品でした。最後に、気に行ったフレーズを。”幸運を摑むのは、その人が持って生まれた能力によるものです。言い換えるならば、幸運といったものは、この世にはない。あるとすれば、幸せを築く能力、それを持っていた、幸せを築こうという努力、それをしたというだけのことです。その能力と努力によって、順当に作られていくのが幸運なのですよ”