献鹿狸太朗のレビュー一覧

  • みんなを嫌いマン

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    人の醜さってここだよな、、と分かっておきながらも自分も当てはまる怖さがありました。少し難しい言葉がありますが読みずらい、ということは無かったです。

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    2025年04月11日
  • みんなを嫌いマン

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    鬱ワンパンマンです。

    麻布競馬場さんがTwitterで紹介しているのがきっかけで読みました。
    彼の作品と同じく、人間のイヤ〜なところをこれでもかとドカ盛りしてあります。

    自分にもそのイヤ〜なところがしっかり宿っているどころか、それしかない人間だわ…という辛い気づきがたくさんありました、、、、

    以下、刺さりすぎて1番しんどかった1文です。
    「できもしないことを誇らしく夢想しながら(Twitterの)タイムラインを追って身にならない九十分を消費していた。じつは、この九十分が山路舞由の人生の全てを表していることを、舞由自身はいつまでも気づかないのだ。」

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    2025年03月07日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    一生本を読んで暮らせるなら、
    人生と引き換えでもよいか?

    そこで得た報酬を娘たちに残し
    サラッと宇宙へ旅立てる?

    ふとそんなことを考えた。

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    2025年02月14日
  • 地ごく

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    「地ごく」の主人公、久野。他人を見下しては底辺と位置付けし、バカにして暮らしている。それだけでなく、ターゲットを地獄に落とそうと画策するクズさ。読者としては、誰が一番最低かは一目瞭然だが、久野自身は自覚がない様子。なぜ自分の人生はうまくいかないのか。それは自身の責任なのではないか。それに気づけないことが一番の地獄かもしれない。この話を読んで、自覚のない者こそ本当の愚か者だと感じた。だがしかし、自分自身は違うと言えるだろうか?他人を見下してはいないだろうか?本書はそれを読者自身にも問いかけてくる。恐ろしい。

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    2025年02月11日
  • みんなを嫌いマン

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    メディアと、一般大衆と、その標的と。
    お立ち台に登らされた人間が、この現実でいかに苦しみ足掻くか、その様子をつぶさに描いている。

    庇護対象の一般民衆に手を焼き、辟易としているヒーローからの視点は新しくて、導入から一気に物語に引き込まれた。
    読み進めていくうちにただ面白がって覗いていた彼の苦しみがこちらへ肉迫してきて、近頃の報道の有り様とも重なり、苦い気持ちが込み上げてくる。
    それは彼が大衆へ抱く嫌悪感への共感と、同時にその大衆の一部である己の罪悪感からくるものだ。
    そんなふうにシリアスに読んでも面白いし、単にシュールなコメディとして読んでも面白い。
    戦闘での負傷の描写は鮮烈で、好みは分かれる

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    2025年01月27日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    見たことのある名前の作家さんがたくさんの、ぜいたくな1冊。
    私は呉勝浩さんのお話が1番印象的だった。他の本にもあたりたいと思う。
    多崎礼さん、岸田奈美さん、米澤穂信さんは何作か読んだことがあり、短編でも“っぽさ”が出るなと感じる。様々な「これが最後の仕事になる」が読めて良かった。

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    2025年01月21日
  • みんなを嫌いマン

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    ヒーローの持つ不条理や哀しみを享受し消費するだけの人々に対比させて、英雄譚ではなくヒーローの存在意義を描いている。最後の弟の存在も意味深だった。
    漫画は読んだことがないけど、この変わった名前の作者の小説は非常に面白かったので漫画も読んでみたくなった。
    表紙もさすがインパクトのある絵だ。

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    2024年12月30日
  • みんなを嫌いマン

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    ネタバレ

    ヒーローになった者にしか分からない苦悩。
    漫画や映画で出てくるヒーローが人類を救ってくれることに対して何も疑問を抱かない一般人への警告…とまではいかないけれど、もうちょっとヒーローの気持ちを考えたらどうなのかと言われているような感じがした。でもヒーローの気持ちなんて一般人には一生分からない。分からないことを知っているからこそ、ヒーロー(この物語では上原至という大学生)は、せめてそっとしておいてくれと願うのだ。そんな至の気持ちは悉く無視され、一般人は傍若無人にヒーローへ助けを求める。

    何と苦い話なんだろう。読者で傍観者な私は、至の正体をしつこく追及する人々に苛立ちを覚え、満身創痍になりながら人

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    2024年12月29日
  • みんなを嫌いマン

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    天才・献鹿狸太朗が描く、『大日本人』の先の先の先の先の先の先の先。これが読みたかったし、案の定読みたくもない奈落のような描写も読まされたし、たまらない。「救えない」を救うってこれほどまでにしんどいのか。でも頼って頼られて続けていくしかないので。

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    2024年12月26日
  • みんなを嫌いマン

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    文章が凝っていて、慣れていないと読みにくさは感じるかもしれないけど、ストーリーには非常に引き込まれた。主人公のようなスーパーヒーローは現実世界に実際にいないのに、同じようなことが現実で起これば同じようなバカで浅い集団はきっと湧くんだろうな、と簡単に想像できてしまうのは何故だろう。スーパーヒーローの苦悩の描写だけで終わると思ってたら、最後にまさか。意味わからなくて怖い。

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    2024年12月12日
  • 赤泥棒

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    『地ごく』のインパクトが凄すぎて、最初はイマイチかなと思ったけど『奇食のタボハゼ』は凄い。共感性羞恥でああーってなる私は、少なくとも天才ではないことがわかりました。

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    2024年11月27日
  • これが最後の仕事になる

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    最初の1行は全員同じ、人気作家さん達の短編集。様々なテイストの短編があり楽しい。また色々な作家さんを知ることも出来るので、今後の作品選びの参考にさせてもらっている。

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    2024年11月09日
  • これが最後の仕事になる

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    全員同じ言葉で始まる短編て面白い企画!
    と思ったらシリーズなんだそうで考えた人粋!

    わたしが特に面白いと思ったのは、いっぱいあったーー!
    どれも素晴らしくて心から楽しめました!!

    呉さんの話はびっくりした!よくあんなの書けるなーと。作家さんてすごい。

    あと岸田奈美さんは、わたしは作家さんとは知らなくて(エッセイの人かと思っていた)びっくりしたんだけど、奈美さんらしいユーモアもある素敵な物語でとっても良かったです。

    他のシリーズもどこかで読めたら読んでみたいなと思いました。

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    2024年11月06日
  • これが最後の仕事になる

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    シリーズ第3弾。これまでの中でも1番バラエティに富んでて、面白かった。お気に入りは「声」と「悪魔との契約」。この企画で不思議なのは、元々好きだった作家さんではなく、別の人の作品が気にいること。そして、次はその方の違う作品を読みたくなります。読書が止まらない〜

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    2024年11月04日
  • みんなを嫌いマン

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    "魔法少女とチョコレート"というボカロ曲を思い出しました。あとワンパンマン。

    突拍子もない設定については何ら説明のない、所謂セカイ系派生ぽいんだけど、素晴らしい語彙力とサブカルミックス、抜群の解像度、痛々しいまでの人間(現代日本人)への諦観、研ぎ澄まされた感受性で書かれた文章が作品を"単なるセカイ系"で片付けさせない。
    著者の登場で文学は新しい時代に入ったと感じる。次世代を牽引する才能だと思う。

    「トランスヒューマンガンマ線バースト童話集」みたいな感じで、文学そのものというよりは既存文学の二次創作というか、二次元を更に二次元化したみたいな作品は最近割

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    2024年10月21日
  • 地ごく

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    あたしなんてダメ人間だから
    そう思う人は読んでみなよ

    並べられたパワーワードに
    やられればいい

    ダメだ勝てねーって思ったら
    とりあえず病名の一つでも出して
    あたし◯◯だからわかんない
    って言うんでしょ

    そんな薄っぺらな不幸の盾じゃ
    この本読めないよ

    あんた、まだ幸せだよ

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    2024年09月09日
  • 赤泥棒

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    地ごく が良すぎて読んでみた。
    ・赤泥棒
    経血に執着する男子高校生という気色悪い設定が女を殴る男らしさに終着する。犯罪者が歪んだ経緯を丁寧に書いて理解を誘ってるけど実際こういう趣味の奴はただ病気なだけなんだよなーと冷めた。
    ・青辛く笑えよ
    理想を押しつけて星であってほしいと願うのは愛じゃなくてエゴで、近くに愛があるっていうのはよかった。暴力描写と脳天気な場面の緩急がつきすぎてて薦めづらい。
    ・奇食のダボハゼ
    自分を過信して努力を見下して生きていくしかない高校生より、圧倒的才能のほうが怖いなあ……。この展開で読後感(比較的)爽やかなのが不思議。妹がルッキズムから解放されますように。

    三作通して

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    2024年08月28日
  • 地ごく

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    人間の醜さを煮詰めた鍋を喰らう覚悟が必要な作品。
    怠惰故に堕落していく、何かに縋り救いを求める様は、自身と重なる部分もあり道を踏み外した未来の姿にも感じた。
    そんな未来を生きないよう、この本を頭の片隅に入れ日々を邁進していきたい。

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    2024年05月16日
  • 地ごく

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    世の中が「比較=悪」な思考になっているから、
    読むだけで気持ち悪さを覚える人もいるかもしれない。
    ぜひ、登場人物を批判している自分に気づいて気持ち悪くなってください。
    そして、比べることで幸福になれる人間がいることを忘れないでください。

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    2024年02月05日
  • 赤泥棒

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    0204
    気持ち悪いんだけどどんどん読んじゃう。読み終わってからなぜか共感しちゃったり感情移入しちゃったりして苦しくなった。すごく好き。素敵な作家さんに出会えて良かった

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    2024年02月04日