献鹿狸太朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
序盤、地の文が神視点なのか登場人物視点なのか分からず少し混乱したが、神がめちゃめちゃ解説してくれる形式なんだと分かってきてからは読みやすくなったように思う。
登場人物の心情や行動の理由について、読者に読み取らせるというよりは、解説のように細かく鮮明に、異常で複雑な心の中を分からせるように書かれている印象だった。
それ故に登場人物は異常だと思える人ばかりだけど、どこか自分自身とも共感できるところも発見してしまって、気まずさ、面白さ、怖さなど複雑な気持ちになる。
暴力的な描写も気持ち悪さの描写も巧くて、読んでて辛かったけど、もう一度あのページ見直してみようかなと思ってしまう中毒性もあった。
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ネタバレ 購入済み
文章が難解
文が難解すぎて途中で読むの諦めそうになる。赤泥棒はナプキン泥棒っていう衝撃的な設定から始まったのに何故か清々しい終わり方であまり好きじゃない。普通も同じく何故か清々しい終わり方。青辛く笑えよが1番好き。