献鹿狸太朗のレビュー一覧

  • 地ごく

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    ネタバレ

    表題の地ごくと、天獄の2つの話。
    ちょっと文章が読みづらかったが、なんだか人間のドロドロした部分とか汚い部分とかが感じられる作品!

    ・地ごく ★★★
    文章読んでて、臭い匂いを思い出した。
    ザ底辺と呼ばれるような人たちが住むアパートでの物語。とにかく読めば良いほど臭そうな雰囲気がずっと漂っている。
    久野が地獄に気づいた後の展開が良かった。


    ・天獄 ★★★
    こんなママ友会とかありそうだなぁと思いながら読んでた。絶対に入りたくない。
    満たされない菜々子が不幸だと思った。

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    2024年06月21日
  • 地ごく

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    めちゃくちゃ嫌な気持ちになるんだけど、共感してしまう部分もある。
    自分より下と位置づけた人と比較して、自分はまだ大丈夫と安心したくなる気持ち。
    それをちょっとわかってしまう自分がいる。
    自分は違うと思ってる人にぜひ読んでもらいたい。

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    2024年03月01日
  • 赤泥棒

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    2024/2/3

    最初の5ページくらいが生理的に無理で、乗り越えたら見方が変わった。
    ジェンダー。
    癖のある文体だから好みが分かれそう。

    若い人が書いてるんだろうな、と思ったら賢くて若い人だった。

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    2024年02月26日
  • 赤泥棒

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    女性の使用済みナプキンを集める性癖のある高校生や夢を掲げながら現実よりネットの世界にのめり込むうんちく高校生とか色々な価値観の主人公が出てくる短編。読んでいてむず痒い思いがしたかったり、現代っぽい雰囲気を味わいたい人にすすめたい。最近、周りに変な人ばかりいる環境にいたりはするけど改めて人の数だけ価値観や癖があるなと思わされた。

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    2024年01月12日
  • 赤泥棒

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    序盤、地の文が神視点なのか登場人物視点なのか分からず少し混乱したが、神がめちゃめちゃ解説してくれる形式なんだと分かってきてからは読みやすくなったように思う。

    登場人物の心情や行動の理由について、読者に読み取らせるというよりは、解説のように細かく鮮明に、異常で複雑な心の中を分からせるように書かれている印象だった。

    それ故に登場人物は異常だと思える人ばかりだけど、どこか自分自身とも共感できるところも発見してしまって、気まずさ、面白さ、怖さなど複雑な気持ちになる。

    暴力的な描写も気持ち悪さの描写も巧くて、読んでて辛かったけど、もう一度あのページ見直してみようかなと思ってしまう中毒性もあった。

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    2023年07月19日
  • 赤泥棒

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    共感されない世界でもがいている存在たちが多く
    描かれている本作は、天才と呼ばれながら苦しんでいる人と、人には言えない自分のマイノリティを隠しながら生きる人と、1人の存在のために、自らの身体を捧げて1千万円を貯めた人など、何かをもがいている人物たちが、多く登場します。
    「マイノリティの中のマイノリティ」この一文が
    特に心に響きました。 

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    2023年05月03日
  • 赤泥棒

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    感想
    共感されない。苦しみを覚えるか、優越感を覚えるか。どれだけ理解が進んでもマイノリティに課せられた重しは残る。軽々と跳べる日は来るのか。

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    2023年04月25日
  • 赤泥棒

    ネタバレ 購入済み

    文章が難解

    文が難解すぎて途中で読むの諦めそうになる。赤泥棒はナプキン泥棒っていう衝撃的な設定から始まったのに何故か清々しい終わり方であまり好きじゃない。普通も同じく何故か清々しい終わり方。青辛く笑えよが1番好き。

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    2025年05月03日