角田光代のレビュー一覧

  • 私のなかの彼女

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    主人公の母と恋人が不穏すぎて、ビクビクしながら読み進めました。
    他者の評価とか自分自身の充足とか、人の成功とか失敗のボーダーってなんだろうって考えちゃいました。

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    2025年09月03日
  • さがしもの

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    本をテーマに、こんなにバリエーション豊かな物語を生み出せるなんてすごい!

    本好きなら思わずうなずいたり、ニヤッとしたりする場面がたくさんあって、特に「恋人に別の好きな人ができたときに、本を読む人かどうかを気にする」というエピソードはツボでした

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    2025年09月02日
  • 方舟を燃やす

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    公務員となった飛馬が、主婦の不三子と知り合ったのは子ども食堂のボランティアでだった。
    不三子は自然食に傾倒し、子供にも給食ではなく手作りのお弁当をもたせた。
    コロナワクチンの接種もしなかった。
    娘が成長して、そんな母親から離れていったのは当然だったかもしれない。
    息子は娘ほどの反抗心は示さなかったけれど、結婚して子供が出来て母親との接触を避けるようになった。

    飛馬は震災ボランティアにのめりこんで離婚。その後、区役所の職員という立場で子ども食堂に携わっていた。

    交互に語られる二人の話しに、大きな出来事は無い。
    不三子の食に対するこだわり、ワクチンを体内に入れることへの不安感などが書かれた部分

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    2025年08月31日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    角田光代のエッセイはどんな題材でももれなく読むことは決まっているけれど、角田光代と韓国ドラマ、という取り合わせがめずらしくて読む前からワクワクした。
    角田さんはコロナ禍、おうちで過ごさねばならない毎日のなかで韓国ドラマにハマったのだそう。
    ネタバレ満載で、各エッセイの冒頭に「これからご覧になるかたはその後にお読みください」といった注意書きが、しょっちゅう出てくるのが可笑しかった。
    すでに見ている人が読んだら共感できたりして面白いのだろうけど、私のように「まだ見ていない」かつ「これから見るかもわからない」といったタイプでも、逆に別の視点から楽しんで読めた気がする。

    韓国ドラマ(映画も)をみた角

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    2026年01月31日
  • 源氏物語 5

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    「若菜」からは瀬戸内寂聴から角田光代に切り替え。どちらが好きかと言われれば、やはり寂聴さんかな。下の者が宮中の出来事を物語るという体を取っているので、これという名刺には全て「お」をつけ、「おうたをお詠みになります」とか「拝舞をなさるお姿は風情があります」とか、おもばゆいけど心地よい。そして帖ごとの解説も、状況確認できて嬉しい。もちろん、角田さんの翻訳も、とってもわかりやすいし読みやすいんですよ、でも寂聴さんの勝ち。

    ・若菜(上)‥朱雀院は身体も弱くなり、出家しようと決心する。そうなってくると心配なのは、まだ片付いてない三女の女三の宮。嫁ぎ先には困らないが、院としては光君(角田氏は光源氏といわ

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    2025年09月01日
  • 源氏物語 6

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    角田源氏6巻です。「夕霧」、「御法」、「幻」、(「雲隠」があるが数えない)、「匂宮」、「紅梅」、「竹河」、「橋姫」、「椎本」の8帖を収録。

    大将(夕霧)は、亡き親友の妻だった一条宮(落葉の宮)をお見舞いに訪問しているうちに思いが募る。宮は、物の怪に患っている母一条御息所とともに小野の山荘に移るが、一条御息所は死去。大病を患った紫の上は、その後も衰弱し死去。悲しみに沈む光君、出家する前にと形見分けをし、紫の上からの手紙を処分する。今上帝と明石の中宮の子三の宮(匂宮)と、女三の宮の産んだ若君(薫)の二人は、何かにつけお互いに張り合っている。三の宮は元服し兵部卿となり、若君も14歳で元服し侍従に、

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    2025年08月27日
  • タラント

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    鮮やかなブルーの表紙に魅せられジャケ買いの一冊 角田光代は好きで読み続けている作家さんの一人である ぼんやりした話の中に主張強めのメッセージがある 表題のタラントは聖書から引用された個人に与えられた賜物という意味で主人公みのりはこの人生で増やすことができるのか 青春真っただ中の多感な20年間を描く ちょっとお話が内容のわりに長かったかな 

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    2025年08月26日
  • 森に眠る魚

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    子育てが遠い昔ばなしになっている私ですが、
    お受験は思い出すのも不愉快な
    嫌な時代の話で、読んでいて息苦しくなった。
    自分の子育てに不安だったころ、ママ友の存在は
    本当に有り難かった。でも、習い事や受験の話題は、それぞれの家庭や子供の状況で目指す所に
    違いがあって本音は話していなかったんじゃないかな。女性特有の群れる心理の善悪、ウチはウチだと思っていながら、隣の庭が気になって落ち着かないソワソワした感情を思い出しました。

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    2025年08月25日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    Audibleで。
    歩きながら聴くのには短編過ぎた(笑)
    でも、ふーん、そうだね~なんて思える短編もいくつか。
    耳からす~っと過ぎていった中で、やっぱり残ったのは離婚を決めた2人がものを分けるところと離婚記念指輪を買いにいくところ。2人の手が空にかざされて。素敵な関係は続くのだろうなと思う。
    と、妄想する(笑)
    少しだけの距離感はいいだろうな。

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    2025年08月24日
  • 方舟を燃やす

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    何を信じて生きていくのかを問うている作品だ読書思う
    ノストラダムス、コックリさん、オウム、当時本気でみんな信じていた
    コロナ禍ではワクチンの危険性、必要性についてはいろんな憶測がSNSで乱れ飛んだ
    主人公の1人である女性は、食事への思い入れが強く無添加にこだわる
    一見不器用で付き合いにくい人だが、信念を持っているからぶれずに自分のやりたい道を突き進むことができる
    改めて自分の信念って何か考えてみたい

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    2025年08月22日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    「韓国ドラマは感情を表出させるほうが自然なのに対し、日本のドラマでは感情の流出は、激しくなればなるほど嘘くさい、、、」と筆者がいうとおりで、それこそが韓国ドラマに沼る理由の一つではないかな。

    色々と良さそうな作品を紹介してくれているものの、Netflixのものが多く、契約してない私はほとんど見れないのが悲しい、、

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    2025年08月22日
  • 方舟を燃やす

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    全く関係のない二人の男女。それぞれの人生の中で与えられた境遇と感じ方、考え方が描かれている。そして、やがて場面が被さっていく。女性作家らしいきめ細かな息遣いが感じられる。

    ただ、我々が経験した事柄がこの本の中で二人の主人公に立ち塞がるが、我々と同じ考え方をしてると少しがっかりする。それでも、最後は流石に上手くまとめている。

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    2025年08月21日
  • 空中庭園

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    ネタバレ

    前に読んだけど…と読み返したらどうも途中でギブアップしてたようで、後半全く覚えてませんでした。
    隠し事のない4人家族の京橋家。でもそれぞれ秘密があって…そこにおばあちゃんと父親の不倫相手も加わりワチャワチャします。
    登場人物のキャラクターにもクセがあるし、内容もうっすらとグロテスクな感じがして…少ししんどかったなぁ。

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    2025年08月21日
  • 方舟を燃やす

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    例えば、この前の7月大災害説とか、本当のことだと信じているわけではないけど、完全にデマだと無視するわけでもない。そういう曖昧な状態に、周りがむしろ進んで身を置いているように見える時がある。
    それは、どうしてだろうと思う。
    たぶん、いまがより一層不安な時代であるとともに、人間は一人では弱いから。
    この物語で描かれているのは、そういう人間の普遍性なんじゃないかと思う。いまがよりそういう時代ではあるけど、たぶんそれはどの時代にも言える。
    それが何かのきっかけで集団同調となるとき、一滴が水に波紋するように、ある根拠不明の情報や権力の言説が正義であるかのように語られ、暴力が生まれる。
    だからといって、誰

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    2025年08月23日
  • タラント

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    主人公がタラントとは、なんだろうと思い巡らすくだりがある。
     パラリンピックの陸上選手も描かれている。
     神様から挑戦という課題や使命を与えられた人という意味のチャレンジドにも通じるように思う。

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    2025年08月17日
  • タラント

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    タラント
    角田光代
    終戦記念日の今日、読み終えて良かった。

    8章からなる長篇小説。シーンごとに考えさせられるものがある。貧困/戦争/障害/夢/実行力/震災/コロナ…さまざまなテーマを時系列通りでない構成で扱い、それが逆に起伏や読みやすさを持っている。
    内容が深く厚いので、いくつか心に残ったことを。
    ・ネパールの学校の子どもたちの夢はみな「先生」だったが、おそらく他の職業を知らないからだという。
    ・後押しするムーミン
    ・うじうじすることも、そんな自分を嫌悪することにも慣れてしまっている
    ・国に命を捧げた若者が、戦地から帰ってきてしまった葛藤と「失ったものを数えず、残されたものを最大限に生かせ」

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    2025年08月15日
  • 私のなかの彼女

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    小説って面白いなあ、、小説の中の女性が、あまりにも私すぎた。タイトル通りじゃないか・・あるいは、どんな女性にもある心理なんだろうか。

    小説って読まないとだめだな、と思わされた。得られるものが多すぎる。

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    2025年08月14日
  • いつか、アジアの街角で

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    豪華作家たちのアジアにまつわるアンソロジー
    『アジア』とタイトルにある割には台湾と香港しか出てこないけど 笑

    人は香りや味や音や言葉や、そして一瞬の風景でふっと過去の記憶の中に連れていかれることがある
    どのストーリーもそんな郷愁に誘われる

    若い頃、香港にハマっていた奈美子
    当時のパーティで妊婦さんのお腹を生まれて初めて撫でた
    その時のお腹の中の子、ケリーが日本で勤め始めたと聞く
    『友達になってあげて』と古い友人に頼まれたけれど…
    奈美子が知っている香港の熱い情熱と勢いと自由
    それは25歳も年の離れたケリーが育ってきた香港の環境とはかけ離れていた
    ぎこちない2人
    でも2人の中にはそれぞれ、愛

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    2025年08月11日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    ひとつ5ページ程度のとても短い短編集。帝国ホテルマガジンでの連載の書籍化であり、すべての短編の舞台が帝国ホテルである。性質上、帝国ホテルへの思いのある人が読むことをお勧めしたい。バリエーションに富んでいるが性質はどこか偏っているこの短編集そのものが、帝国ホテルという場所をよく表現しているなと思った。それにしてもこの短さに表現が詰まっていて驚くばかり。

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    2025年08月11日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    昭和、平成、令和…そういえば、こんなことがあったんだ、と思い返しながら読んだ。
    文通、無線、ポケベル、ピッチ、携帯電話からスマートフォンへと、伝達?方法だけ取っても、めまぐるしい進歩と変化を遂げて来た、今。
    世間を騒がせた事件も沢山あって、震災もコロナ禍も、確かに経験したはずなのに遠い昔のことみたいに実感がわかないのは何故なのだろう。
    そんなことを思いながら、一気読み。

    家族のことを思い、一生懸命に生きて来た不三子なのに、独り立ちした子どもたちは心まで遠く離れてしまう。
    ふとしたきっかけで子ども食堂に携わり、共に活動することになっただけの間柄でも、災害時に老齢で独り暮らしの不三子のことを心配

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    2025年08月10日