原田マハのレビュー一覧
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ネタバレ雷神と風神…、ユピテルとアイオロス…。町屋の少年俵屋宗達(絵師名)が、名だたる偉いお方の前に絵を披露して唸らせて行くのが痛快でとても面白い。
織田信長公、スペインのフェリペ二世、ローマ教皇…。このお話はフィクションだけれど、どこまでも痛快で面白く、五人の少年達と一緒に壮大な冒険ができたのはとてもとても面白かった!
自分がお話の中で、天正遣欧少年使節と一緒にローマへ行くなんて、俵屋宗達さんご本人が知ったらすごく嬉しいのではないかな。しかもマルティノくんと親友になるなんて。
またお話の中の宗達くんのなんとも痛快で大胆なところも、ずっと楽しく応援しながら進みました。ああ、まだ終わりたくない旅をしてい -
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戦時下及び戦後間もない沖縄で根付く人々の生活と葛藤を、米軍駐留兵の精神科医として赴任した主人公の目線を通して巧みに描写する名作品。あくまで沖縄住民の目線ではなく、米軍医師という外の人間の目線を通して描かれている点が大きな特徴である。アートという媒体を通して、現地住民と米軍の間に存在する大きなわだかまりを融和していく過程を描く。しかし、その過程は不完全に終わるし、タイラやヒガへの悲劇を通じてそれがいかに困難なものであるかを伝えてくる作品。それでもヒューマニズムにはまだ希望があるというメッセージを、作者はおそらく最後のシーンを通して語りかけようとしているのではないか。
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ネタバレおもしろい!!
普段ならば下巻まで読んでから感想を書くのだけど、上巻だけで、なんなら第一章だけでも壮大なストーリーに引きこまれた!
でもフィクションと史実の区別がつかなくて困る。
狩野永徳が信長に贈った『洛中洛外図屏風』は上杉謙信にわたって、いまは米沢市上杉博物館にあると。
読み終わってないけど気になって調べてしまう。
戦国時代が目の前に広がるよう。いつか見に行きたい。
ちょうどいま、皇居三の丸尚蔵館の開館記念展で狩野永徳の『源氏物語図屏風』が見れるというのでこれから行ってきます!!
誤植コレクション
『イエズス会にとっても、イエズス会にとっても、まさしく快挙であった。』なんでこうな -
Posted by ブクログ
アートには、歴史とのすごく深い関係性があることを知った。
時代背景の理解なくして、アートのことは理解できないのだ(アートのことが本当に理解できるわけではないのはわかってはいる)。
歴史が苦手な私が、アートやアーティストと一緒に学ぶとすごく楽しく学べるとは思わなかった。
そして、この本を読んでいるうちに、クレパスで思いっきり画用紙に描きなぐりたい衝動に駆られた。全然絵心とかあるわけではないのだけど。早速、クレパスと画用紙買ってこようかな。
なぜクレパスかというと、私はカラフルな色使いが好みらしいということを、読んでいて何となく認識したのである。不思議。
いつかは、この本に出てくる色んな美術館