芥川龍之介のレビュー一覧

  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    耽美幻想文学のアンソロジー。いくつか読んだことのあるものもあり、名前はよく聞くものの実際読んだことのなかったものもある。
    やはり、桜の森の満開の下は断トツで好きなのでこれが冒頭に来てしまうと後がちょっと弱い気がする。いや、あくまで個人的にはだが。江戸川乱歩は「蟲」の方が好きだしな~。みたいな個人的にこのテーマで耽美幻想文学を編むなら何を入れるかみたいなのを考えるのも楽しいかもしれない。あと太宰治の「駈込み訴え」がガチ恋同担拒否反転アンチの詰んでるヲタク描写すぎて解像度高ぇ~ってなった。

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    2024年11月03日
  • 羅生門・鼻

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    どうやらこれが名作らしい。「確かに!」とまでは行ってないが…の本。

    名作なので改めて読んでみた。普段読んでいる本より、スピード感は出ない。と、言うのも、普段はノッてくると、カタマリ単位でスッと理解して読み進めることが多いのだが、この物語は一文字たりとも流してしまうと理解が追いつかなくなってしまう感じがしたので、一歩一歩読み進めるようにしなくてはいけない。一文字もこぼしちゃいけない感じが、一瞬ストレスに感じた。動画世代だから?(笑)

    鼻は初めてマトモに読んだが、終始「これ、コントやん」って思いながら読んでいた。芥川龍之介もニヤニヤしながら作ってたことだろう。オチは少しドキッとさせられた。元通

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    2024年10月27日
  • 春の心臓(乙女の本棚)

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    はい、ゆーさんにだけ大好評の『読まずにレビュー』第4弾です!(ドキューン!)

    *『読まずにレビュー』とは?
    表紙と題名、作者のみを手がかりに本の内容を推理し、感想まで書いちゃう!というちょっと頭のおかいや誰がやねん!( ゚д゚ )クワッ!!
    (先に表紙拡大して確認してみてね)


    はい、というわけでねイェイツ作『春の心臓』です

    もう主人公いきなりヤリイカ頭に被っとるやん!んでなんか釣り竿持っとるやん!
    主人公ヤリイカ漁師なのはまず確定ね
    ここまでは割とイージーですな

    しかし、場所はどう見ても山の中、はて?なぜにヤリイカ漁師が山の中に?

    つかヤリイカの旬て冬よね
    春ってことはもうヤリイカ

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    2024年10月16日
  • 羅生門・鼻

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    全8編の短編集。去年、新潮文庫の豆本のガチャガチャを引いたときに出てきた本。ずっと積んでたのをようやく読んだ。

    テーマは分かりやすいが、オチがふわ〜っとした感じの話が多い印象だった。
    本書の中で一番長い話は「邪宗門」。面白かったけれど急に異能力バトルが始まったと思ったら未完……! 解説によれば「新聞連載で風呂敷を広げすぎて畳めなくなったのだろう(要約)」とのこと。芥川龍之介でもそういうことがあるなら、私もそういうことがあってもいいか……と、謎の勇気をもらったりもした。
    個人的には最後の「俊寛」が明るくていい話だなと思った(元ネタを知らないでそう感じることに若干引け目はあるが)。同じ題材を取っ

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    2024年10月16日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    河童の国に迷い込んだ主人公が、
    河童の世界を語りながら、
    人間社会を風刺しているのかと
    思って読んでいたが、読むにつれ、
    芥川が、晩年、精神が病んでいく中で、
    世に発表する小説として
    河童の世界に託し、
    寓意的に描かねば、自分の考えを
    吐き出せなかったのだろうと思った。

    河童の世界では、
    産まれてくる子供が、自分の意思で
    産まれたくないと言えば中絶される。
    胎児の意思が尊重されるお産に、
    芥川の発狂した母親の存在の影響を思う。
    他にも芥川の心象が書かれているのだが、
    芸術、政治、経済、資本、無神論など。
    大正末期、若しくは昭和初めの作品だが、
    現在、私達が抱えている
    社会問題に通じる内容で考

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    2024年09月15日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    『地獄変』
    娘が焼かれているのにも関わらずそれを絵に描き続ける良秀の狂気的様子は現代から見ても異端。血の繋がった身内より芸術を選択した良秀にとって芸術とはなんだろうか、と思わされた。ある意味、芥川なりの芸術至上主義への問題提起?

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    2024年08月15日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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    芥川龍之介の作品の中では苦手な部類でしたが、イラストのおかげかこのシリーズは意外なほど読みやすいです!

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    2024年08月14日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    青空文庫で読みました。
    難しそうかなと思いましたが、意外と読みやすかったです。
    なんとなくですが旧約聖書を思い出しました。

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    2024年08月03日
  • 魚河岸

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    どうも芥川とかいう作家は
    生きる事がつまらない、生活する事がつまらないといった事ばかりほざいている手合いらしく
    食品が題名になっていても食べる事に対して何の感慨もないようなのだ
    魚河岸というタイトル、読んでみると
    良さそうな魚介類をつまんでいるのだが
    結局は美味いだの気に入っただのは主題ではない

    #ダーク #シュール

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    2024年08月01日
  • 蜘蛛の糸

    購入済み

    思ったより短い話なのだなとまず感じた

    これ、作中人物に対してよりも
    「人間の浅ましさ」をさも見てきたように描いている作者
    つまりは芥川に対して
    あまり良い気持ちがしなくなった

    #シュール

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    2024年08月01日
  • 或阿呆の一生

    購入済み

    芥川の遺構であるといい、
    それを以って評価とするべきであろうが、
    初読時には果たして価値を見い出せなかった

    #ダーク #ドキドキハラハラ #じれったい

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    2024年08月01日
  • カルメン

    購入済み

    カルメン、と言いながら
    露助が彼女を演じる演じないという話である

    スペインともフランスとも関りが薄くて座りが悪い

    #ダーク #ドロドロ

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    2024年08月01日
  • 恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ

    購入済み

    掌編のごとく短いのに
    わざわざ段落ごとに副題まで付けていて何を必死になっているのか
    恋愛でよほど嫌な事を思い出すらしい

    #笑える

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    2024年08月01日
  • 滝田哲太郎氏

    購入済み

    中央公論の編集長である滝田樗陰こと滝田哲太郎、
    編集者としては彼が最も懇意であったとする芥川が
    滝田が没するにあたり、改めて捧げたであろう掌編
    この文章では君で呼んでおり、敬意がうかがわれる

    #切ない

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    2024年08月01日
  • 滝田哲太郎君

    中央公論の編集長・滝田樗陰として知られる
    滝田哲太郎と芥川の、出会いから最後の見舞いまでを語っている
    この中では君と呼ばれている
    谷崎潤一郎も君だ

    #共感する #切ない #タメになる

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    2024年08月01日
  • 羅生門の後に

    購入済み

    羅生門の後に、とあるが
    羅生門そのものについての注釈ではない
    「羅生門」「貉むじな」「忠義」は、東京帝国文科大学の学生であった頃に書いたものだとある

    #タメになる

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    2024年08月01日
  • 大導寺信輔の半生 ―或精神的風景画―

    購入済み

    中断した切りの、断章にすら感じる短編
    大導寺信輔について、果たして芥川はいかように続けていくべきだったのか

    #じれったい

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    2024年08月01日
  • 河童

    購入済み

    芥川龍之介による河童と、それ以上に河童に取りつかれた人間の話

    精神病院に収容されている人間がまるで狂人であるかのように描写されている事は誤りだが
    狂人の描写が迫真であり、その事が胸につまされる

    #ドロドロ #怖い #切ない

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    2024年08月01日
  • 春の心臓(乙女の本棚)

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    芥川龍之介文学忌、龍之介忌

    芥川龍之介が 若い頃、生徒の為に翻訳した一編
    魔術師の厳しい過酷な修行
    それを支える若い少年
    少年は献身的に仕えるが 魔術に伴われる現象を恐れている
    魔術師は少年に金貨を残しており
    生命の秘密を見出した際には
    彼の人生を歩むことを希望する
    魔術師は永遠の命を求めて古の神々のごとくになろうとしていた
    魔術師がその命の終わりの朝、春の心臓が動き出していた

    絵はホノジロトヲジ
    作品の幻想的な雰囲気をよく描いている
    ラストの慈しみ憐れむような真摯な少年の言葉は今の社会にも当てはまるのかなと思う
    御心次第で、御行状や御一生の中にも見当たったものを
    ケルト神話が大元のようで

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    2024年07月24日
  • 【語注付】地獄変

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    春休み〜今月のはじめにかけて、授業で扱ってきた。全体的に、文体を通して芥川は「知識人と庶民」とか「男性と女性」みたいに、二項対立を第二の主題?のように暗示している気がした。もちろん物語の文脈から内容に即した形での主題はあるけれど、使われている語彙の端々から、「それちょっと軽蔑してない?」とか「この書き方はカッコつけてるなぁ」と感じる部分が多々あったから、裏の主題も絶対あるはず、、まあ主観的で客観性に欠けるけど何度も読んでて気づいたこと。
    想像だけど、当時高等教育を受けていた芥川自身が、自分の知識量の豊富さを鼻にかけていた節があったのだと思うと、彼も誰かに認められたかったのかなぁと思う。その点で

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    2024年06月23日