【感想・ネタバレ】【語注付】地獄変のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年10月14日

これは…何度も読んでるんだけど(なんてったって、小学生の時に買ったものだし)、授業で紹介するために、「藪の中」の正確な内容を復習しようと思って。

なんで文学じゃなく、社会学の授業でそれを紹介するかっていうと、質的調査の分野では、「藪の中」は「Rashomon」という名前で世界的に有名な手法となって...続きを読むいるからです
(黒澤明が映画「羅生門」で、芥川の「羅生門」と「藪の中」を混ぜちゃったから、海外では、「藪の中」は「羅生門」の一部だと思われているらしい)。

で、「Rashomon」あるいは「羅生門的手法」とは、あるひとつの出来事に対して、複数の語り手からインタビューを得る、という方法、、、なんで、「藪の中」そのものなんですが。

授業の話はまぁいいとして…。

毎回、この話を読むときに思うのは、芥川はこれを書くとき、何を思っていたんだろう、ってこと。

ある出来事が、それぞれの当事者によってまったく別様に語られること、それ自体のおもしろさ、っていうのは確かにある。

けど、ホントにそれだけなのか。。。
…いや、わかないけど。

何があればあんな奇想天外な話を思いつくのか…
何が芥川にああした話を書かせたのか…
それが一番気になるんです。

むしろ芥川にインタビュー調査をしたいと思うくらいにはw

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Posted by ブクログ 2013年01月24日

私が買ったのは、小畑健の表紙だったのですが。同じ「地獄変」でも随分と雰囲気の違うイラストでした。
久々の文学ものでしたが、やっぱり流石、の一言に尽きると思います。12編の小品が納められていますが、中でも特に心に残ったものたちの感想をば。
「芋粥」読んでいて、悲しくなりました。涙が出るほど、という意味...続きを読むではなくて、ただただ「哀れ」とはこういうことなのか、と。
「地獄変」お殿様の口の端からこぼれていた涎が、ぱっと見えるほどに、業火と呼ぶにふさわしい火の熱さを感じるほどに、生々しいお話でした。終わり方も素晴らしい。
「蜜柑」ここまでの短編で、これほどまでに鮮やかに日常の一瞬を切り取って、なおかつ普遍的なものと絡めながらも不安定な色を残してのけるのは、やっぱり芥川龍之介が文豪だからなのでしょう。ははーと頭を垂れたくなるくらいに、立派な作品だと思います。
「秋」信子の感じた「残酷な喜び」がすべてを物語っていると思います。多くは語らず、でも目を背けたくなるようなことから目を背けず、善と悪のどちらかに傾きたくても傾けない人間の業のようなものを感じました。
「舞踏会」「われわれの生(ヴィ)のような花火のことを」こんなにも悲しくも美しい、儚くもしぶとい言葉に、長い間触れていなかった気がします。
純文学は、たまに触れると精神をゆさぶられて、とても気持ちが良いです。現代作家の中では、数十年後、数世紀後、誰が「純文学」のカテゴリーに名を連ねるのだろうと思ったりもしました。

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Posted by ブクログ 2012年03月13日

『近代知識人の苦悩』を主題としてとりあげ、多くの短編小説を残した芥川龍之介の短編集です。
深く没頭して読みたいときにおススメ。いろいろと考えさせられるお話が多く、私自身も「羅生門」は自分のエゴイズムについて深く考えさせられました。自分が人のためにやっていることや我慢していることは実は自分を正当化させ...続きを読むたいがためにやっているのではないか……けれど人間、多少のエゴも必要なのかもしれません。
集英社から出ている短編集の表紙はリメイクされて現在は「BLECH」でおなじみ久保帯人先生が表紙を手掛けています。表紙もかっこいい!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年12月23日

短編集。含まれているのは次の通り。
大川の水
羅生門

芋粥
地獄変
蜘蛛の糸
奉教人の死
蜜柑
舞踏会

藪の中
トロッコ
芥川龍之介の作品では、暗いものが多いかもしれない。
一度は読んでみるとよい近代の古典だと思う。

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Posted by ブクログ 2012年08月07日

芥川久々に読み返したのですがとっても面白かった!読みやすいのにビリッと繊細で…蜜柑やトロッコがすごく好きです。

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Posted by ブクログ 2010年11月18日

掃除したら出てきたお父さんの本.

芥川龍之介の作品は初めてではなかったけれど,読んだことのない短編が沢山読めた.
しかし中には,どう解釈すればよいのか分からない難しい作品もちらほら

全体を通して,人間の心理を丁寧に描く人だなあという印象を受けた

なかでも鼻や芋粥.

鼻を読んで思ったこと.
...続きを読むは永遠に悩みの尽きることのない生き物なのだ

だけど,悩みやコンプレックスは誰にでもきっと平等にあるはずであり,そういったものも自分を形成している一部なのではないだろうか

人の目や評価を気にすることなく生きていくことって,私を含め,きっと大抵の人にとっては難しいことに違いない.
だけどコンプレックスやらなんやら全てをひっくるめてはじめて自分がある,という認識を,
人の目を気にしてばかりいた内供は持つべきだったのではないか...って思った!


でもググってみたらいろんな人がいろんな解釈をしていた.

ひとつの作品なのに,読む人によって全然違う感じかたや印象を与える.
こうやって別の人の解釈を読むことでさらに世界や,考え方の幅が広がってゆく


およそ100年にもわたって,様々な人に様々な影響をこうやって与えてきたのであろう芥川さんすごすぎる
すごいという形容詞しか浮かばなくて本当に申し訳ない..笑

しかも360円でこれだけ多くのことが学べるとは...読書ってやっぱりお得だー!!

昔の文豪と呼ばれた方々の作品をもっと読んでみたい,ってこれを機に思った

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Posted by ブクログ 2010年07月24日

地獄変。
これまた芥川の代表的作品。
芥川の書く「文章」に惚れ込んだ作品。
人ではなく、「文章」という対象に惚れたのは初めて。

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Posted by ブクログ 2009年12月19日

読み終わりました。
芥川龍之介の作品は「蜘蛛の糸」「羅生門」くらいしか読んだことがなかったのですが、色々な作品があり、短編集の面白さを感じられました。

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Posted by ブクログ 2016年08月20日

「蜘蛛の糸」が読みたくて購入。
その他にも気になっていた話が多数収録されていたので満足でした。
(2013/06/12)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年10月01日

装丁 小畑健氏による芥川氏の表紙だったんだが。。
解説 高橋敏夫氏。深く解説してくれる。
   北方謙三氏。好きなんだな~と思う解説。

羅生門・鼻・地獄変・蜘蛛の糸・蜜柑は教科書で知っていたが、その他も結構面白い。
文体が作品によって違う(古典風だったり)ので
ものによっては読み解くのが大変だが。...続きを読む
多彩、というイメージ。

奉教人の死がベルサイユのバラみたいに漫画化できそうだな、と思った。ろおれんぞ は しめおん を兄として、ひょっとしたらそれ以上に慕ってそうだったので。

大川の水
羅生門

芋粥
地獄変
蜘蛛の糸
奉教人の死
蜜柑
舞踏会

藪の中
トロッコ

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Posted by ブクログ 2014年10月19日

自分が読んだのはこんな間抜けな装丁のやつではなかったんだけど。芥川龍之介は蜘蛛の糸とか羅生門とか鼻みたいな時代小説よりもこの本の後半に収録されている蜜柑や舞踏会、秋みたいな現代を舞台にしたものが面白いと感じた。

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Posted by ブクログ 2014年07月07日

羅生門、地獄変、鼻、トロッコは作品そのものが筆舌し難い力を持っているなあ。芥川龍之介の生の力なのか、それとも死へ向かう力なのか。仏教に通ずる世界観(というか芥川は仏教徒なのか?)が華やかにもおどろおどろしく描かれている。蜘蛛の糸ではその天国の華やかさが、カンダタのいる地獄とはっきりとした差異をもって...続きを読む描かれており、また地獄変ではより凄惨な地獄の様子がグロテスクにもどこか美しく描かれている。一つ一つの作品が芥川龍之介の悍ましいほどのエネルギーの投影であり、一色他に評論できるものではないと、これを書きながら痛感している。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月15日

表紙の絵が怖い。いつ以来でしょう、芥川龍之介作品を読んだのは。
短編ばかりですが、印象に残るよね。羅生門とかもっと長かったようにおもっていた。短いが物足りなさを感じることもなく。タイトルにもなっている地獄変も話は恐ろしいが文体が綺麗で。

「秋」がいいな。空虚な感じがして。

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Posted by ブクログ 2011年11月11日

地獄変はおもしろかった!!つくり方も落としどころも見事に納得のいく?作品で、無駄なく、さすが名作と思えました。

しかし他の収録作品は、まだまだ自分がきちんと読み込めていないのか、正直あまりひっかからなかった。「大川の水」だけは読んでて、なにを感じればいいのかが全然わからない。
「羅生門」「蜘蛛の糸...続きを読む」「トロッコ」あたりはちょっと好きです。
自分がまだまだ甘いのかもしれないけど、パラパラ読み進めてしまうだけでした。いずれまた読んでみたほうがいいのかな。

「大川の水」「羅生門」「鼻」「芋粥」「地獄変」「蜘蛛の糸」「奉教人の死」「蜜柑」「舞踏会」「秋」「藪の中」「トロッコ」

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Posted by ブクログ 2011年04月30日

凄く美しい文体(きらびやか!)で悲しいほど残酷な話が展開されていきます。これが現実なのかもしれませんね。

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Posted by ブクログ 2011年07月17日

古本屋で買ったのは、この表紙絵ではなかったけれど。「地獄変」ほか「羅生門」や「蜘蛛の糸」など、有名作品が所収されていました。様々な題材、文体があるけれど、共通しているのは自己の利己心のために生きる人々、といったところでしょうか。

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Posted by ブクログ 2011年02月13日

改めて原文で読んでみると、文章の美しさにはっとさせられる。もちろん内容はおどろおどろしく、想像力を掻き立てられて恐ろしさは増すのだが、思わず声に出して読みたくなるリズムがある。
他の作品も原文で読み返す価値がありそうだ。

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Posted by ブクログ 2010年11月29日

どうも至る所で芥川さんの作品に出会う。著者もタイトルも見ずにその辺にあった本をなんとなく読むことがあったりするんですが、読み終わってひょいと表紙を見ると「あ、また芥川さんでしたか」なんて事がよくある。作品ごとに文体が違うから読んでる時にはあまり気付かなかったり。今回この本の目次見てみたらこれに掲載さ...続きを読むれているのには全部遭遇していたようなのでこれで書く。

「大川の水」東京が故郷の人。しかしこの時代の人の田舎者馬鹿にしっぷりは半端じゃない。
「羅生門」言わずと知れた。出典はなんだっけ、拾遺かな。
「鼻」芥川さんには無い悩みだったろうに。端正な顔してるんだから。
「芋粥」彼にとっての芋粥は聖地であり信仰だったのです、てとこか。人の夢を叶えようなんて迷惑極まりないですね。
「地獄変」これも出典からそんなになぁ。
「蜘蛛の糸」お釈迦様のある日の暇つぶし。
「奉教人の死」最後の事実は必要だったの?小馬鹿にしてるのか褒めてるのか。
「蜜柑」やっぱり凄まじい田舎者馬鹿にしっぷり。「まぁ、田舎者にしては粋なことしたんじゃない?田舎者にしてはね!」っていうお話。
「舞踏会」鹿鳴館。こんな話も書くんですね。ロティってとこが皮肉なのかなんなのか。
「秋」嫉妬は面倒ですねー。「藪の中」といい、芥川さんの身近にこんな悲劇のヒロイン好きがいたんだろうか。
「藪の中」誰もが自分を主役に物事を捉えているのです。
「トロッコ」結局何が…。

全体的に皮肉効いてるのが好き。しかしこの人本当に何でも書くんですね。この短編達もそれぞれ全然違うスタイルやジャンルだし。

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Posted by ブクログ 2010年02月21日

一人でこんなに作風が違う作品を書ききってるのがすごい。そしてどれも面白かったです。「舞踏会」の雰囲気が好きです。「藪の中」は不思議な感じ。真相が正に藪の中。「蜘蛛の糸」は短いけど内容が深いと思います。

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Posted by ブクログ 2009年12月04日

一瞬でやられた。
はじめて芥川さんの作品を読んだが、すごすぎる。
人間の醜さとか、なんかこう、心が渦巻く。

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